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【製作国 : イタリア 抽出】 >> 製作国別レビュー統計
41. オルランド 不老不死、永遠の命、終わりなき青春。ヴァンパイア族のみの特許ではなかりけり。中世天使の貌、硝子の瞳をもつT・スウィントン演じる青年貴族はヴァージン・クイーンの命により自らの意思の力で時を止め、縷々と流れる400年。ベクトルはもたずスカラーだけがふえてゆく人生。恋もジェンダーも時代も超え、時の帳をくぐり抜けてゆく果ては?蒼穹に浮かぶJ・ソマーヴィルが知るや否や。(ストーリーの都合上必要だったヘア解禁。ティルダさんの三角州目当てで見に行った人なんているのかな・・・)[映画館(字幕)] 7点(2006-02-02 19:48:51) 42. WATARIDORI S・ラーゲルレーブのニルスやアッカ達と一緒に空を旅する夢が半分叶った気がする。[CS・衛星(字幕)] 7点(2006-01-12 18:58:35) 43. スカイキャプテン ワールド・オブ・トゥモロー 雰囲気映画・見世物映画には特別弱い自分もこれは手放しではホメられない。素晴らしいデザイン、繊細なカラーリングも無用の長物と化すほど話に乗っかれず。冒頭のポリーと巨大ロボ軍団のシーンは良いけど、全体として一般のスクリーンに掛けるにはあまりに素人っぽい気がする。精魂こめたのは十二分に感じるけれど、K・コンラン、監督と脚本は誰かに頼んで原案とエンジニアリングに専念すべきだったネ。[映画館(字幕)] 6点(2005-12-27 20:39:02) 44. ライフ・イズ・ビューティフル 《ネタバレ》 映画でなく舞台劇であったなら、これほどの批判を受けたかどうか。題材によっては執拗にリアリティを求められる映画ならではの宿命。ベニーニのあまりにあっけない退場とラストの一人の男性のモノローグで、このにぎやかな物語は新たな寓話へと変貌を遂げる。良い意味でイタリア映画らしくなく、あの独特の自己憐憫や哀れっぽさが希薄なのがすがすがしく思える。[CS・衛星(字幕)] 8点(2005-12-15 18:47:08) 45. アラン・ドロンのゾロ オペラ座の怪人やマスク、そしてこのゾロと仮面物にはめっぽう弱い。 ZORROは狐の意味だそうで、この「黒いきつね」が大のお気に入り。 深刻で暗いイメージの強いドロンだけど、息子のために作ったこの映画では精悍なヒーローそのもの。 陰謀に倒れた亡き友人の身代わりとなるニセ総督の周りを煙に巻くオカマぶりも、意外なほどハマッていて楽しい。 悪役(ベイカー)やヒロイン(ピッコロ)も魅力的。 シンプルで小気味良くまとめられたこの快作には、バンデラス&ホプキンスのダブルゾロが束になってかかっても敵わないと思われるのだ。 先頃めでたくDVD化され、♪ZORRO IS BACK♪ 弾むテーマ曲も心を奪う。[地上波(吹替)] 8点(2005-12-09 19:10:03)(良:1票) 46. サスペリアPART2 アルジェント作品の中でも上位に位置すると思われる‘DEEP RED’。「欲望(66)」の売れっ子カメラマンD・ヘミングスが同じく巻き込まれ型の英国人ピアニストに扮し、アルジェント夫人ダリアといいコンビネーションを見せる(完全版は2人のラブコメ追加)。不名誉な邦題(近年サブタイトル追加)とは裏腹に、ホラーよりも素人探偵物としての面白さ。不気味な旋律や小道具も深く印象に刻まれる。執拗な残酷描写が玉に瑕。[地上波(吹替)] 7点(2005-11-28 20:53:11) 47. 思春の森 原題通りの、「病める思春期」。ほとんど映画としての体裁も保てていない崩壊した世界であるが、唯一の見所は女流写真家の娘兼モデルでフランス版B・シールズの異名を賜ったブロンドの妖蝶エヴァ・イヨネスコ。「ポケットの愛」では普通のリセエンヌを演じた彼女が、ここでは本領発揮で毒をふくんだ金粉を振りまく。[映画館(字幕)] 3点(2005-11-26 15:30:09)
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