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【製作国 : イタリア 抽出】 >> 製作国別レビュー統計
1. ココ・シャネル(2008) 《ネタバレ》 シャネラーの私が通りますよ。さて、なんやかやとココ・シャネル元年なう。ひっそりと上映されていたシャーリー分を鑑賞。ぶったまげ(死語)シャネル好きにしてみれば、cocoが婬だろうが貧だろうが、どうでもエエねん。サクセスストーリーは知りたいわけ。特に衣服や帽子リボンや香水へのこだわりや、その美意識への追究やなんとか戦争も乗り越えてん!的な(笑)そう言った点では本作はテレビ用の長編ドラマとしてはかなり良くできています。外(仏蘭西以外)から見たココ・シャネル像が上手く表現されていて皮肉もタップリ。フランスのデザイナーでありながらアメリカで評価され成功したことや、コルセットに抵抗有るヘンチクリンなデザイナーcocoらしい人生を短くまとめてました。細かい点でいうと、衣装デザインの奥深さは画像に出てましたね。最後あたりのコレクションショウ(展示会形式)は往年のシャネルが自慢げに発表したデザインばかりでうっとりでござりました。(今見ると古くさいデザインですけど)また、地味な幼年期の僧院内でのぼんやりした映像はフランス南部というよりは、オーストリア風なイメージで私は好きです。なによりも英語で語られるから良かった。洋裁好きには必見かと。[映画館(字幕)] 8点(2009-11-19 01:05:14) 2. ライフ・イズ・ビューティフル 《ネタバレ》 どう考えても、劇場で観たら大泣きしちゃって立ち上がれない。そう予見して、レンタル待ちし鑑賞。やはり悔し涙も含み感涙。戦争って厭ですね。父子愛、夫婦愛、仲間意識、そして知恵。オスカー授与式で大きな網を持って惚けるロバルト・ベニーニが、もぉ本当に可愛くて。忘れられない映画の1本。点数は正直つけれないです。[DVD(字幕)] 10点(2007-07-26 18:17:50) 3. クィーン 《ネタバレ》 昨今アカデミー賞を取ろうと思えば"物真似合戦"でないと…。事実は小説よりも奇なり。この作品も、そうなのか?と思いましたが、意外とシンプルな脚本で、ヘレン・ミレンの演技もさることながら、先の方も書かれているように「早くここからお逃げなさい」と言うつぶやきを牡鹿に聞かせるが、王室の仕来り通りに狩られてしまう15ポイントの角と血は、グロテスクなイメージが強かった。厭な姑役を買って出たエリザベスの演技のかいもなく、パパラッチの格好の餌食となったダイアナ妃。と言う比喩なのか。英国では失笑者扱いされた!とヘレン・ミレンがオスカーを手にして謙遜していたが、結局は、美しい者はいかなる時代も妬みや嫉みに追われ、短い人生を終えてしまう運命論なのかも知れない。[映画館(字幕)] 7点(2007-07-22 21:25:00) 4. ラストエンペラー 《ネタバレ》 劇場公開から早くも20年。良い意味でも悪い意味でも日中間の微妙な、この時期に改めて深く観察。壮大な紫禁城での撮影をはじめ手の込んだ衣装、装飾品は本物ではないのか?と思わせるほど。若い頃はついついジョン・ローンの美麗な姿に目を奪われ、経た年月が私を成長させたのか?ずいぶんと印象が違って映りました。英国の満州に対するあり方や、その卑劣な行為を日本人側に押しつけているようにも思え、また英国への逃亡を何度も幼少時から試みる溥儀だが、結局満州という名の紫禁城で幽閉され、それを中国共産党思想は(他国では嫌われて久しい主義だ)が、彼の心だけは解き放ったのではないか?とも考えられる。溥儀が母を追いかけ閉ざされていく“門”へ掛けよりバックに流れるMR.SAKAMOTOの名曲だけが、敬慕したくなるほど色褪せていない。[CS・衛星(字幕)] 8点(2007-07-14 23:25:35)
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