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プロフィール |
コメント数 |
1252 |
性別 |
男性 |
自己紹介 |
【名前】「くるきまき」(Kurkimäki)を10年近く使いましたが変な名前だったので捨てました。 【文章】感想文を書いています。できる限り作り手の意図をくみ取ろうとしています。また、わざわざ見るからにはなるべく面白がろうとしています。 【点数】基本的に個人的な好き嫌いで付けています。 5点が標準点で、悪くないが特にいいとも思わない、または可も不可もあって相殺しているもの、素人目にも出来がよくないがいいところのある映画の最高点、嫌悪する映画の最高点と、感情問題としては0だが外見的に角が立たないよう標準点にしたものです。6点以上は好意的、4点以下は否定的です。 また0点は、特に事情があって採点放棄したもの、あるいは憎しみや怒りなどで効用が0以下になっているものです。 |
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1. スターシップ9
《ネタバレ》 製作国はスペインとコロンビアということになっている。役者はスペイン人だが撮影はコロンビアが中心らしい。
ジャンルとしては一応SFといえなくはなく、冒頭をALIEN(1979)風の映像にしてそれらしくみせている。背景設定としては近未来、地球の環境悪化で人類の存続が危うくなり、別の惑星に移民しようとしている状況が語られている。移住先は字幕によれば「GJ909」とのことだが、これが現実にあるGJ909とすれば惑星ではなく恒星ということになる(三重星系)。距離は35光年くらいらしく、一応は近傍の恒星という扱いではあるようだが、もっと近いところにないのかとは思った。
その恒星系に人類を移住させるため、10人の男女が実験体にされて人生を犠牲にするはずだったが、その1人だった主人公がたまたま出会ったエンジニアに助けられ、最後はかろうじて未来に希望をつなぐことができたということらしい。あるいは、たまたまでもなく初めから狙っていたところもあり、途中の波乱はあったが最終的には当初想定を上回る結果が得られたようでもある。感動するかどうかは別として、一応のハッピーエンドらしい結末にはなっていた。
しかし落胆要因として、どうせVFX満載の超大作などではないだろうと最初から思ってはいたものの、意外にも予想をさらに下回る小スケールのSF映画になっている。その点の不足を人間ドラマの充実でカバーしてもらえばよかったが、序盤で真相が明らかになってからも大した盛り上がりもないまま終わってしまう。変にアクションで見せようとする場面もあったが、場所柄のせいで麻薬組織の武装要員に追いかけられるだけのようでスリリングでもない。
個人的にはあまり褒める気にならない映画だったが、悪名高いコロンビアのメデジンという場所が見られたのは有益といえなくはない(首都ボゴタでの撮影もあったようだが)。また黒い眉が印象的な細身の主人公と、それなりの年齢だろうが艶めかしさを失わないカウンセラーの女性が目を引いたというところに少し点を入れておく。[インターネット(字幕)] 5点(2020-12-12 08:26:46)《改行有》
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