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1. サイレントヒル:リベレーション3D
《ネタバレ》 前作鑑賞済み。ゲーム未プレイ。
続編製作するといわれながら迷走し続け6年。
前作は予算5000万ドル2時間だったのに、本作は予算2000万ドル1.5時間と縮小(しかも金がかかる3D)。
だから、前作よりも期待しちゃダメ。
特に「裏世界」の描写が超絶安っぽい。
なに? あのマネキン工場。工夫が足りなさすぎて呆れた。
前作を観てれば、ヘザー=シャロンであり、アレッサの分身ってのはわかる。
だから、三角頭の筋肉モリモリが味方なのもわかるんだけど、ひねりが足りない。
ヘザーはクライマックス直前まで三角頭に怖い目に遭わされるけど、
クライマックスでヘザーとアレックス合体して完全体になってから、
三角頭や他のクリーチャーが味方するとか、もう少し、シナリオを工夫して欲しい。[DVD(字幕)] 4点(2015-11-14 03:21:09)《改行有》
2. サバイバル・オブ・ザ・デッド(2009)
《ネタバレ》 ゾンビ映画というジャンルで観てしまうと、最近流行の刺激的なゾンビを見慣れた方には物足りないでしょう。しかし、ロメロ監督のLiving Deadモノという括りで観ると、なかなか興味深い作品だな、と。
▼ロメロ監督は、ゾンビと共に人間のエゴを描き続けていますが、前々作「Land…」ではかなり大きな舞台にて描いたにもかかわらず、前作(Diary)と本作で随分と舞台を小さくしちゃいましたね。これがガッカリ感を醸し出しているんでしょうねえ。
▼本作の舞台である島というのは、ゾンビが蔓延する世界ではかなり理想的な環境なんですが… エゴVSエゴによって、都会と変わらぬ生き地獄というのが悲しいですねえ。「イナカモンの偏狭さ」がイヤーな感じでよく描かれています。
▼本来であれば5点が精一杯なんですが、ラストカットで+1点します。ロメロさん、70歳を過ぎてるんですよねえ。まだまだ撮れますよ、頑張ってください。
[DVD(字幕)] 6点(2011-04-23 02:59:54)《改行有》
3. サイレントヒル
《ネタバレ》 まず、私は原作となるゲームを全くやったこともないし、事前に設定などを一切知らないままで観ました。 テーマは『仄暗い水の底から』の母の愛、終盤は『キャリー』のプロムナイト虐殺シーン、そこに『漂流教室』の異空間がエッセンスとして加わり、『ジキルとハイド』な謎の少女が現れ、『アメリカン・ゴシック』的な敵と、前衛絵画をヒントとしたクリーチャーたちが襲ってくる、と。 かなりツギハギ感が漂っているんですが、そんなに悪い作品じゃなかったですね。 ただし、終盤の解説シーンで大幅減点… あれは映画では一番やっちゃいけないこと…[映画館(字幕)] 5点(2010-08-06 05:26:56)
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