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1. バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)
《ネタバレ》 あんまり面白くないというレヴューを良く見ますが、自分も最初見た時はそう思いました。でも結局リーガンは生きてるのか死んでるのか、そもそもこの話は何が言いたいのか、気になって2回目を見ると、まあ脚本が良くできてることに気が付きました。エピソードに無駄がないし、なにげに細かい伏線を張ってしっかり回収してます。マイクのピストルのダメ出しがラストに繋がったりとか。ではリーガンの生死はどっちなのか。分かりません。分からないように作ってあります。よく見ると自殺後スタンディングオベーションの中、タビサが立ち上がって劇場を出ていくのが見えます。見ないと言っていたタビサが来ていたということは、病室以降のシーンは概ね現実とも解釈できるし、そもそも引き金を引いた時点で、その後のシーンは全て生前に抱いた妄想とも考えられます。未来世紀ブラジルだとレヴューされてる方がいますが、自分もそっち寄りの解釈です。だからこそ考えられる精一杯の綺麗なラストになったんじゃないでしょうか。[ブルーレイ(字幕)] 8点(2018-03-25 20:51:54)
2. 裸のランチ
なんだか訳の分からない話だと評判を聞いていたけど、見てみたら以外と伏線が張られて後で消化されたり、思ったより話がつながってた。
なんだか妄想めいたことが沢山おこりだしたと思ったら、インターゾーンっていう謎めいた裏世界の存在をほのめかして、見る側を話に引き込むあたりはビデオドロームに共通するものがあったと思う。あと話が分かりそうで結局よく分からないあたりも一緒。
無理に理解しようとせず、妄想めいたクローネンバーグ節を楽しもうと思えば、まずまずの作品って印象かな。[DVD(字幕)] 6点(2012-11-04 02:20:17)《改行有》
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