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1. ブレードランナー 2049
《ネタバレ》 黄砂が舞い飛ぶような独特の映像美はこの監督の持ち味でしょうか。
その反面で、思わせぶりなモノや人を出すものの、ほとんどが出オチで、
有機的に物語に絡んでこないのもこの監督の特徴のようです。
この映画に関してもそう、沢山の思わせぶりなモノや人が出てくるが、
出オチばかりで、役目はそれだけなの? 映画上でその役目を果たすためだけに
設定されたキャラクターなの? と何度肩すかしを食わせられたことか。
貧相な骨格に、無理矢理肉を貼り付けてでっち上げたような
映画全体を貫くチグハグ感がとても残念な映画でした。
最後の最後のセリフ
「(オレは)お前の何なんだ?」に習い、
この映画に「この映画は何なんだ?」
という言葉をおくります。[映画館(字幕)] 5点(2018-01-07 14:09:24)《改行有》
2. 複製された男
《ネタバレ》 難解な比喩や暗喩を込めても、本筋の物語が面白くなければ単なる思わせぶりな自己満足に終わってしまいます。この映画が良い見本でしょう。自分と同じ顔をした男を映画で見つけたので接触した。相手が自分の彼女を抱きたいと言いだし、自信満々で寝取ったその帰り道、事故死してしまう。本筋は本当にこれだけ。良いところ30分程度の内容を映画サイズに引き延ばしているので退屈で仕方がなかったです。[レーザーディスク(字幕)] 3点(2015-09-18 20:40:40)
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