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【製作国 : カナダ 抽出】 >> 製作国別レビュー統計
評価順12
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21.  色彩幻想 画面に縦線が出てきて、それがそよいだり、きらきら輝いて砕けたり、遠退いたりする抽象画アニメ。言ってること分かってもらえるかなあ。「ファンタジア」にちょっとアイデア似てるのあるけど、ずっとデリケート。最も純粋な映画とは、って考えるとき、必ずこのノーマン・マクラレンのアニメが思い浮かぶ。この人には、動かないアニメ「灰色の若い牝鶏」という傑作もあって、空がいつのまにか野原になり、月が卵になり、それらが星になり、と画面が静かに変容し続ける世界。動きの美としては「パ・ド・ドゥー」というこれまた傑作がある。洒落た感覚の「ドッツ」。「隣人たち」は人間のコマ撮りアニメ。「いたずら椅子」での物体への感情移入。「天体」では、奥へ奥へと向かう前後の動きを平面のスクリーンで表現する。映画を一番音楽に近づけた映像作家だろう。/「天体」(フィルムセンターで上映されたときの邦題)は本サイトに登録されている「球の配列」とたぶん同じだと思うが、こちらにまとめて書かせてもらった。[映画館(字幕なし「原語」)] 9点(2008-02-04 12:25:56)(良:1票)

22.  回転扉 日記によるとこの映画見ているのだが、その記述をいくら読んでも思い出せない。これだけきれいに記憶から抜け落ちる映画というのも大したものだと思うので、無責任ながら記述の要点を写して記念とする。『舞台はカナダ。サイレント映画伴奏ピアニストの青春と、その孫との2つ(過去と現在)の話が並行する。彼女のスクリーンへの憧れ、ハリウッドスター的衣裳を着て、スポットライトで銀幕の前を通っていく昂然としたところ。でもトーキーになってしまう(「雨に歌えば」のようなトーキー出現での失業話が、過去のほうのメインストーリーだったようだ)。金持ちの家との確執は新鮮味なし。孫のほうの話は離婚家庭で、母と子の愛がダブってくる。祖母から孫へ一つおいた遺伝(たぶん孫も音楽をやるのであろう)がしみじみ。』当時の自分なりの評価でCになってたので…[映画館(字幕)] 5点(2008-01-24 12:21:48)

23.  華麗なる恋の舞台で 《ネタバレ》 アネット・ベニングにはイタズラが似合う。イジワルですらイタズラに見えてしまう。派手な衣裳をピラピラさせながら登場するときの、してやったりとほくそ笑んでいるようないたずらっ子ぶり、いじわるの陰湿さはなく、晴れ晴れとさえしている。「三十女の役の次は母親役、そして祖母役」とボヤいていた鬱屈を跳ね飛ばしているから。中年女が若者と恋に落ちる芝居と聞けば、ああファルスか、と返される常識を吹き飛ばしているから。こういう役こそ役者冥利に尽きるというものだろう。とても楽しそうに演じているのが、こちらも見てて気持ちいい。この舞台女優には演出家の亡霊(マイケル・ガンボン)がつきまとっていて、日常生活でのふるまいになにかと注文をつけているのがおかしい。女優とは日常の中に演技が入ってきてしまう存在ということ。舞台を下りた自分の人生の中にも、芝居のせりふが無意識のうちに入り込んできてしまう。気に入ったせりふは同じ状況になると、より練られて繰り返される。ラストの舞台で、それら日常の身辺でざわめいていた言葉たちが一気に逆流し、ステージにかけ上がってきて輝き出す。圧巻である。[DVD(字幕)] 7点(2007-12-24 12:16:15)

24.  ダーウィンの悪夢 《ネタバレ》 最初のうちはノンキに、ナイルパーチという魚の加工産業があるのなら、アフリカでもいいほうなんじゃないか、などと思っていた。なのに映像がどんどん記録していく地元の疲弊、とりわけ子どもたちの悲惨な状況、炊けたわずかの飯を奪いあい、梱包材を焼いた煙をドラッグ代わりにしているのは、それなら何故なのか。映画は急がずに、そのからくりを解いていく。「甘い生活」の怪魚を思い出させるナイルパーチの肉は、外国(ヨーロッパと日本)へ輸出され、地元が食べる安い魚はナイルパーチに食べ尽くされてなくなってしまった。これが外国資本に食べ尽くされていくアフリカに重なってくる。弱肉強食のダーウィンの悪夢。人を生かす食べ物が人を殺す武器と交換されていく。やがて餌のなくなったビクトリア湖でナイルパーチが滅んだとき、外国資本もまた別の土地を求めて撤退していくだろう。この仕組みを理解するだけなら、本で読んでも出来る。でも「なるほど、こういうことか」という深い体感のような納得に至れるのが、蝿やウジのたかる魚の残骸を食用のために干しているシーンの映像の力、戦争を待ち望む警備員のひそめた話し声のトーンが伝わる記録の力だ。貨物機が飛ぶ同じ映像でも、冒頭とラストとでは、もう見るこちらが変わってしまっている。一番安い「のり弁」を買うと乗っていたなんだか分からない白身魚のフライ、あれがこれか?[DVD(字幕)] 7点(2007-12-10 12:20:46)

25.  ホテル・ルワンダ 西欧社会への皮肉が利いている。「アフリカの黒人はニガーですらないのだ」という、虐殺への無関心ぶりへの一言。「虐殺の映像が流れても、怖いねと言っただけでディナーを続けるのだろう」なんてセリフは、今まさに映画を見ているこちらへも向かってきている。草葺の小屋でなく、近代都市のホテルが舞台なのが怖い。考えてみれば関東大震災の虐殺のときだって、我が東京はもう充分近代都市だったわけだし、将来北朝鮮がパンクして大量の難民が日本海側の海岸に流れ込んできたとき、インターネットでの煽動でもあれば、こういうことが起こらないとは断言できまい。責任感を霧散させてしまう集団の狂気って、いつでもどこでも発生してやろうと待機しているらしいのだ。[DVD(字幕)] 7点(2007-12-06 12:23:02)

26.  カポーティ 常に脳の中で世界を創造し完結する作業を繰り返している小説家って、ときにしっかりとした現実の手応えが欲しくなってノンフィクションに挑むのではないか。恐ろしいものに直面するとホッとする、って。ただし現実世界は当然こちらの思い通りには運営できず、早く作品を仕上げたくても死刑執行は何度も延期される。せっかく外の世界に材を求めたのに、それが脳の中の予定表に従わないことにイライラさせられる。そこらへんの苦い皮肉が本作の味わい。被告ペリーに人間として親しみたいという感情よりも、作品の素材としての興味のほうが最後には優先されてしまうのだ。固く締まった小人のようなペリーとブヨブヨした子どものようなカポーティ、いいコンビになれそうなのに、二人の孤独はすれ違ってしまう。[DVD(字幕)] 6点(2007-09-15 12:20:19)

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