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1. ライフ・ウィズ・ウォーター 水とともに生きる
自然として存在している水と、人間との関わりをテーマにした、ドキュメンタリー。
米国(オガララ帯水層、オールアメリカン運河、インペリアル・バレー、氷床コア研究所、ラスベガスの噴水、ロサンゼルス送水路、オーエンズ湖、ハンティントン・ビーチ、人工ウォーターフロント)
中国(小浪底ダム、溪洛渡ダム、アワビ養殖場、棚田)インド(階段井戸、ガンジス川)
メキシコ(コロラド川)バングラデシュ(皮なめし工場)カナダ(スティキーン川流域)グリーンランド(研究キャンプ)アイスランド(温泉)
といった、世界各地のロケーションを集めている。
地球温暖化といった問題にも触れているが、それがメインテーマという訳でもなく、メッセージ性という点ではあまり一貫したものがないが、
むしろ水をテーマにした壮大な景色の映像集といった趣になっており、どのロケーションもなかなか見られないもので、印象的なものばかりであった。[DVD(字幕)] 9点(2022-04-13 08:52:14)《改行有》
2. 沈黙の聖戦
せっかくのタイロケではあるが、全体的に薄暗いトーンなのが惜しい。
基本はシリアスなポリティカルサスペンスだが、そのストーリーの複雑さに対して、上映時間が短く、説明不足を感じる。
地味な捜査官ドラマでは受けが悪いからと、大げさな戦いやら呪いをねじ込み、一方でストーリーの理解に必要な描写も省いて短くしたため、
陰謀ミステリーの傑作にも、なんでもありアクションの傑作にもなりきれず、どっちつかずの完成度の低い内容になっているように思えてならない。
すっきりしているとは言えないラストは、シリアスなドラマとしてはOKでも、お気楽アクションとしては無用に後味を悪くするものだろう。[地上波(吹替)] 6点(2022-03-04 08:04:58)《改行有》
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