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プロフィール |
コメント数 |
2526 |
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http://coco.to/author/aniyan_otakoji |
自己紹介 |
レビューを相当サボってしまってるの、単に面倒になっちゃってるからなんですよね。トシのせいか、色々とメンド臭くなっちゃって。 映画自体、コロナ禍以降そんなに見に行かなくなったのだけど、それでも年に70~80本は見てるワケで(でも今年は50本行かないかな?)、レビュー書けよ自分、って思ってる、でもなんか書かない、みたいな。 これからは今までよりも短文でレビューを上げてゆきたいな、と思う次第であります・・・微妙だけど。. |
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1. ヘルプ 心がつなぐストーリー
《ネタバレ》 差別を描いている映画ですが、基本的にそのタッチは明るく楽しいものなので、映画の内容を特にヘヴィに感じる事なく面白く見られます。ですが、恐ろしいのはそこで。この映画の中では差別をするという行為も明るく楽しい生活の中にごくごく日常の普通のものとして存在している訳です。差別する側には罪悪感とか、そもそも差別をしている意識すら微塵も無く、その状態が普通であり、そこに波風を立てる者こそが異分子であると。明るくカラフルな生活の中になんの曇りもない差別意識が存在する、そういう全く無自覚である罪というのはとても恐ろしいと思うのですね。差別する側から見ればあくまで正義なのですから。象徴的なのは人種差別とは別に、生まれによる差別が描かれていて、コミュニティが作り出す単一的な思考の危うさを通して差別意識が誰にでも生まれる可能性を示唆しています。映画は魅力的な役者達の存在によって単なる社会派映画に留まらず、愛すべき作品世界を作り出しています。特に表情豊かなエマ・ストーン(ちょっと市川実日子似)に引っ張られ、ユーモアとシリアスとの間を自在に駆け巡るオクタヴィア・スペンサーの演技にすっかりやられました。何度も高揚する瞬間が訪れ、だけど決してカタルシスのみでは終わらせず、今に続く問題を見る側の心の中に留まらせる名作でした。[映画館(字幕)] 9点(2012-04-08 22:06:52)(良:3票)
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