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Web www.jtnews.jp

プロフィール
コメント数 2101
性別 男性
自己紹介 善人が苦労が報われて幸せになるハッピーエンドの映画、
悪人が出てこないゆる~い世界観の映画、
笑いあり、涙ありの人情喜劇が好きです。

2008年11月19日の初投稿から、早いもので10周年を迎えました。
この間、みんシネのおかげで出会ったいい映画もいっぱいありました。
管理人様、レビュワーの皆様、いつもお世話になっております。
これからもよろしくお願いいたします。
2018.11.19

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181.  ドクター・モローの島 《ネタバレ》 皆さんと同じく子供の頃TVで何度も見ました。昔はこれ、よくテレビでやってましたよね。子供の頃テレビで見た映画の中ではその不気味さからかなり印象に残っている作品です。特にラスト近く、炎上する屋敷、暴れ回る獣人、宙吊りにされたモロー博士の姿がかなり強烈に心に残りました。今見直して思うのは作品のテーマは以外に重いですよね。何か大きな秘密が隠されているような不気味な雰囲気に包まれた島、屋敷、島の雰囲気を象徴するかのような不気味さを醸し出すバート・ランカスター演じるモロー博士、ミステリアスなバーバラ・カレラ、人間なのか何なのか分からない謎の使用人・・・今観るとさすがに古臭さは感じるものの、この怪しげな雰囲気に冒頭から引き込まれてしまいました。[地上波(吹替)] 6点(2009-01-19 22:13:01)(良:1票)

182.  ムッシュとマドモアゼル 昨日、フランスが世界に誇る、そして僕も大好きだったアクションスター、ベルモンドがこの世を去った。 本作は底抜けに明るくて陽気なベルモンドを思う存分堪能できる作品です。 このタイミングで見た本作。可笑しくていっぱい笑わせてもらいました。 ですが、やっぱりこのタイミングで見ると、何とも言えない感傷的な気持ちにもなりましたね。 自らスタントもこなしたベルモンドがスタントマン役と、 アクションがからっきしダメな大スターの2役を実に楽しそうに演じている。 軽やかに塀を飛び越えたり、道路を行きかう車とのちょっとしたアクション。 本作の中ではなんて事の無いシーンですが、軽やかにこなしていくそれらの1つ1つがいいんです。 2人のベルモンドが顔を揃える階段アクションの撮影シーンも最高でした。 60年代から70年代のハリウッドのセックスシンボル、ラクエル・ウェルチとのラブコメでもありますが、 パワフルなコメディエンヌぶりで、見事にベルモンドと渡り合っています。 華があって、何をやってもカッコいい人だったなあ・・・。ベルモンド。 安らかにお眠りください。[DVD(字幕)] 8点(2021-09-07 16:16:38)(良:1票) 《改行有》

183.  インフォーマント! 序盤の流れは大企業の不正を暴く内部告発者を主人公とした実話モノ。となるとマイケル・マン監督作「インサイダー」のようなシリアスで硬派な人間ドラマが思い浮かびます。 しかしながら、本作も主人公の男も一味違う、ブラックユーモアにあふれた作品です。己の人生から嘘で塗り固めた男。そんな男に振り回されるFBIや会社も滑稽に描かれています。実話モノでなければ完全に喜劇です。そんな一風変わった作品の世界観を演出する、名作「スティング」を思い出すようなマーヴィン・ハムリッシュの軽快でコミカルな音楽が効いている。 そんな主人公の男を演じるのはマット・デイモン。マット・デイモンだと言われても彼に見えない変身ぶりで見事に胡散臭さを醸し出しています。そしてラストに語られる主人公の男の「今」も信じられない。ウソのようなホントの話をソダーバーグが皮肉を込めて笑い飛ばしたような愛すべき怪作です。[CS・衛星(字幕)] 7点(2013-10-04 20:51:04)(良:1票) 《改行有》

184.  今のままでいて 《ネタバレ》 妻子ある冴えない中年男が自分の娘と同じ年頃の美しい女と仕事先で出会う。しかしその女は自分の娘かもしれない・・・。確証があるわけではないがその疑いは消えない。けれどその女に惹かれていってしまう。気持ちが揺れ動く冴えない中年男を演じるマストロヤンニの渋い味わいのある演技が素晴らしい。そしてその女を演じるのはナスターシャ・キンスキー。この頃の彼女の美しさは強烈に観る者の印象に残ります。そんな彼女が時にはマストロヤンニを誘う。時には無邪気にはしゃいでみせる。ナスターシャの魅力が全開。何故にこの冴えない男にこれほどにまで惹かれたのか分からないし男の方の行動も疑問を感じるところが多い。結末も映画館に入った時点で全て分かってしまう。物語自体には惹かれるものはあまり感じられませんが主演の二人と、多くの場面に流れているエンニオ・モリコーネの控えめな音楽が素晴らしい。また、温かみのある色調の映像も綺麗な映画でした。[DVD(字幕)] 6点(2010-10-02 22:39:34)(良:1票)

185.  恋するベーカリー メリル・ストリープとスティーブ・マーティン。僕が大好きな2人の組み合せ。この二人が主演と思っていたのですが、本作は何と言ってもアレック・ボールドウィンですよ!彼のメリルを見つめるギラギラした目とワイルドにも程がある強烈なヌード姿が目に焼き付いて離れなくて困っています・・・。彼がメリルの前に現れる度に可笑しくて仕方が無かったし、いつの間にトホホなメタボリックおじさんがすっかり似合うようになってしまいましたね。近年のメリルは自分の役を実に楽しそうに演じています。とてもいい年齢の重ね方をされていますね。スティーブ・マーティンはかなり抑え気味でお笑い担当もアレックに全部オイシイ所を持っていかれましたが、可笑しさと温かみを感じさせてくれる人物像を上手く演じていたし、特にハッパでラリっているシーンではスティーブ・マーティン芸をしっかり味わえます。3人の子供達と長女の婚約者も魅力的で、特に一人訳アリの事情を察知してしまった婚約者のコミカルな存在も重要な役割を果たしていました。笑わせて欲しいと思って観た映画。話の内容や描き方はタイトルや想像と反し、好きになれない部分もありましたが、しっかり笑わせてもらえた映画でした。[映画館(字幕)] 7点(2010-02-23 21:06:37)(良:1票)

186.  リミッツ・オブ・コントロール 極端に台詞が少ない主人公の男が歩くスペインのどこかの街の路地の風景。 意識的に多用されたと思われる落書きのある壁。 空やプールの水の青、遠くに見える山の緑、美術館の白い壁、エレベーターの壁の赤。 特急列車の車中での流れゆく車窓の風景・・・。 それら寡黙な主人公の背景にある風景の1つ1つが、まるでアートのような味わいがあります。 「スペイン語は話せるか?」「いや」 そして現れた人物はごく短時間、問わず語りをしては去っていく。 「オーソン・ウェルズの「上海から来た女」は見た?ー訳の分からない映画・・・。」 これは現れたある女が残した言葉。では、本作は? 本作も僕にとっては訳の分からない映画ではあったけど、それでも全然構わなかった。 ジム・ジャームッシュとクリストファー・ドイルの世界にゆったりと浸ることが出来た、いい時間だった。[DVD(字幕)] 7点(2020-05-08 18:47:10)(良:1票) 《改行有》

187.  猿の惑星:新世紀(ライジング) 《ネタバレ》 前作を凌駕するパワーに圧倒される作品です。 作品そのもののパワーもさることながら、シーザーの醸し出す迫力や凄味は見事の一言。 そして前作以上に考えさせられることが多い作品でした。 発電所の復旧のくだりでは猿と人間の共存が実現するのかと思いきや、終盤は思わぬ展開に。 敵対する猿と人間、猿同士、人間同士。様々な対立軸が存在する一方で芽生える猿と人間の友情。 前作でシーザーが幼少期を過ごした、今では朽ち果ててしまった家が登場します。 シーザーにとってはかつてのこの家の主人に続き、人間との間に芽生えた2度目の友情に胸が熱くなった。 様々な局面で展開を左右するアイテムとして登場する銃。 銃で殺し合う猿と人間。そして猿が猿を銃で殺害しようとするシーンは衝撃的。 その一方で銃に頼ろうとしないシーザーの姿からは、彼の真の強さを感じました。 この先猿と人間は共存の道を進むのか、それとも対立はさらにエスカレートしていくのかは分かりません。 出来れば対立の果てに共存の道を模索する両者の姿が見られるような、本作の更なる続きが見たいと思います。[映画館(字幕)] 9点(2014-09-24 22:07:03)(良:1票) 《改行有》

188.  プリンセス・シシー 歴史モノ、伝記モノとしては陽気でコメディタッチ、悪意のある人物も出てこず、シシーと家族のドラマの色合いが濃く、温かみのあるとても見やすい作品です。しかし何といっても本作はロミー・シュナイダーの元気一杯で天真爛漫な可愛らしさ、美しさが印象に残る作品です。[CS・衛星(字幕)] 7点(2011-12-27 23:22:37)(良:1票)

189.  JSA 《ネタバレ》 実際には敵対する南北が対峙する最前線であるあの場所で南北の兵士が交流するなんて無理なんだろうけど、映画としては楽しめました。ただ、残念ながらイ・ヨンエがちょっと浮いてましたね。この作品は男ばかりの映画になっても良かったんじゃないでしょうか。[DVD(字幕)] 5点(2009-01-16 22:07:23)(良:1票)

190.  キット・キトリッジ/アメリカン・ガール・ミステリー 《ネタバレ》 時は30年代、大恐慌の時代。厳しい時代にも元気一杯で新聞記者になりたいという夢に向かって明るく前向きな女の子キットを演じるアビゲイルの魅力溢れる作品です。そんなアビゲイルをはじめ、いつの時代にも元気一杯の子ども達の強さや可愛らしさが微笑ましい。 冒頭から家を差し押さえられた隣人、職を失ってシカゴに出稼ぎに出ざるを得ないパパ、家も仕事も失った”ホーボー”の人々といった厳しい時代背景を見せる。しかし本作で描かれるのは、そんな時代だからこそ、そして昔も今も変わること無く大切な家族愛や友情や助け合いの精神。 厳しい時代にもめげることなく頑張るキットと助け合う周りの人々を描く前半、名探偵キットの大活躍を見せる後半の切り替え、テンポの良さも素晴らしく、ラストは家族もそうでない人達もみんなが集まって感謝祭を祝う。そこにパパが戻ってきて、キットの夢も叶う。素晴らしき予定調和の世界。こうなるとは分かっているのですが、本作のような映画はそれがいいですね。分かっていても最後はいい感動がありました。[DVD(字幕)] 7点(2011-03-10 21:41:20)(良:1票) 《改行有》

191.  渚にて 《ネタバレ》 音楽も、放射能により既に滅亡した街の描写も、刻々と迫りくる放射能を前になす術もなく最後の時を待つ人々の描写も悲壮感があまり感じられず綺麗すぎるきらいはありますが、どうにもならない、なす術がない以上結局は現実を受け入れる他ない。そんな人々の人間模様、諦観を演じる豪華キャストの静かな演技は見応えありでした。時は東西冷戦真っ只中、本作も社会的なメッセージ色の強い作品を撮り続けたスタンリー・クレイマー監督らしい作品です。ラストシーンの生命感が消え去った街に残された「兄弟たち、まだ時間はある」というメッセージ。本作から50年の時を経た今の世界は環境問題で世界が一つにならなければならない時代であり、このメッセージはそのまま今の世界へのメッセージのようでもあります。[DVD(字幕)] 6点(2010-09-18 16:41:34)(良:1票)

192.  ヒッチコック 《ネタバレ》 本作に興味を持つ人の多くがヒッチ映画を見ている人だと思いますが、本作は代表作「サイコ」にまつわるお話なので、「サイコ」をご覧になっているとより楽しめる映画です。 伝記モノですが、その範囲が「サイコ」製作前後にかなり限定されているだけに「サイコ」の撮影現場のシーンをもっと見せて欲しかったとか、ヒッチとジャネット・リーをはじめキャストとのもっと突っ込んだ絡みを見たかったりとかという思いもあるのですが、知らなかった妻との関係やパラマウントとの微妙な関係など興味深いエピソードもあり、面白く見させてもらいました。 さすがの貫録を見せるホプキンスのヒッチぶりをはじめとして、ジャネット・リー、アンソニー・パーキンス、ヴェラ・マイルズといった「サイコ」の主要キャストを演じる本作のキャストは皆がよく似ていましたね。特にジェームズ・ダーシーはホントにノーマン・ベイツに見えましたよ。それだけに彼のシーンをもう少し見たかったな・・・。 「サイコ」公開初日。映画館の外の通路で観客の反応が気になって仕方ないヒッチ。そこに聞こえてくるシャワーの音、それに続くバーナード・ハーマンのあの音楽・・・。勿論説明不要のあのシーンです。館内から聞こえてくる期待通りの観客の反応。その時のホプキンス=ヒッチのリアクションが最高でしたね。 「次回作の構想はまだ何もないんですよ。でも、すぐに出てくるでしょう。」と語るヒッチのそばに舞い降りる一羽のカラス・・・。このユーモアのあるラストも良かったですね。[映画館(字幕)] 6点(2013-04-05 18:18:08)(良:1票) 《改行有》

193.  めぐり逢えたら 《ネタバレ》 ロマンスの主人公である2人が途中一瞬だけ接点が訪れるが、ラストまでは深く関わる事が無い。途中は退屈に感じられもしましたが、ラストまでに見る全ての人にラストシーンが想像できる話でありながら、それでも見事なまでにラストシーンで見る者をうっとりとさせてくれるトム&メグの2人が素敵なロマンスであり大人のファンタジーです。特にラストは営業時間が終了していて駄目か、と思わせながら「”めぐり逢い”かね」と屋上に上がらせてくれた粋な係員のおじさん、エレベーターのすれ違い、坊やの忘れ物、そして・・・。というこの2人の最後の”めぐり逢い”に至るまでの見せ方がお見事でした。 [CS・衛星(字幕)] 6点(2011-06-08 22:18:56)(良:1票) 《改行有》

194.  すべて彼女のために 《ネタバレ》 ラブストーリーのような邦題の作品ですが、地味ながらなかなか見応えのあるサスペンスであり、家族を愛する男のドラマでもありました。 特に病院から脱出以降、相乗りの男と検問、空港へ手配写真がファックスで届くタイミングなどなど、派手さは無いですが緊張感を持続させる終盤の脱出劇の展開もいい。 しかし、冤罪で投獄された妻を救うのはいいのですが、夫に本当の罪を犯させてしまったのは良くなかった。 そのせいもあってラストも鑑賞後もスッキリとした気分にはなれないものが残る作品でした。[CS・衛星(字幕)] 6点(2012-12-10 21:43:34)(良:1票) 《改行有》

195.  ニューイヤーズ・イブ 去年暮れから何度か本作の予告編を見ていました。かなり軽いタッチのラブコメ群像劇かな?という感じでそれ程期待していた訳ではなかったですが、いい映画でした。 ちょっとイイ話にバカ話にゲイリー・マーシャルの十八番、ロマンティックコメディにちょっと悲しい話も・・・。中盤まではそれぞれが順序良く登場し素晴らしいテンポで展開していく。そして終盤に少しずつそれぞれのストーリーが重なり合う。それにしても豪華なキャストですが、やはりミシェル・ファイファーが一番印象に残りました。終盤にはちょっと扱いが軽くなってしまう話もありますが、それはこのジャンルでは仕方が無いところかもしれません。 1年の終わりに見ても、また新たな1年の始まりに見ても、実に気持ちのいい映画です。(でも、やっぱり”ニューイヤーズ・イブ”に見たかったな・・・)最後に「バレンタインデー」のDVDパッケージがチラッと登場しましたが、ゲイリー・マーシャルの茶目っ気でしょうか。また、一番最後の日本に向けたメッセージをとても嬉しく思いました。[映画館(字幕)] 8点(2012-01-27 19:52:52)(良:1票) 《改行有》

196.  やさしい嘘と贈り物 《ネタバレ》 事情は終盤に明らかになりますが重いテーマを取り上げながらも、おじいちゃんとおばあちゃんの素敵なラブストーリーのようでもあり、おとぎ話のようでもある心温まる愛の物語でした。序盤から中盤のマーティン・ランドーとエレン・バースティンの幸せそうな笑顔に見ているこちらも幸せな気分になる。アダム・スコット演じる根っからの善人マイクの存在もいい。いい映画なだけに残念なのが邦題。前半から中盤のまるで初恋の2人のような心温まる素敵なラブストーリー。しかしこの邦題のお蔭で大体の事情を話の展開より早い段階で読めてしまったのが悔しい。この結末になりそうな予感はありましたが、最後にロバートは全てを理解したのだから、少しの間でもいいから本当の意味での幸せな日々を2人で、そしてみんなで過ごして欲しかったなあ・・・。[映画館(字幕)] 7点(2011-02-11 01:07:07)(良:1票)

197.  チャーリー 《ネタバレ》 偉人を題材にした映画は観る側がその本人の風貌や顔と俳優を見比べてしまうのは仕方がないし、それがチャップリンのように世界中の誰でも顔を知っている人物なら尚更の事。これ程波瀾万丈の生涯を送った人物の話を2時間程度の映画という枠の中で描き切るのは大変な事だと思うし、彼の生涯の全てをしっかり描き切るのは不可能だとも思える。あまりにも駆け足でその生涯を振り返り、その中で次々登場する豪華キャストがあまり印象に残らないのが残念ですが仕方ないのでしょう。それでも本作のロバート・ダウニーJrは見事だった。称賛されるべき素晴らしい仕事をしたと思います。[DVD(字幕)] 6点(2009-09-27 19:44:34)(良:1票)

198.  ピアノ・レッスン 多少説明不足でも独特な雰囲気がある映画は嫌いではない。作品の雰囲気に流されやすいタチでもあります。でも、本作に関してはエイダとピアノにまつわる過去など彼女の心の闇をもう少し感じたかった。ハーヴェイ・カイテルの「君のことがよく分からない」という台詞がありますが、それに関しては僕も全く同意見で・・・。 主人公の心の闇、雨、曇天、泥濘、鬱蒼とした森・・・暗い雰囲気が支配する作品の中で、本作のMVPは映画初出演のパキンちゃんでしょう。ハーヴェイ・カイテルもいいキャスティング。何をやっても味がある人ですが、よく分からない人物像やヘンな奴とがよく似合う俳優さんです。オールヌードになった時は「またか・・・」と思いましたけどね。 [映画館(字幕)] 6点(2012-07-04 21:05:28)(良:1票) 《改行有》

199.  クレイジー・ハート 《ネタバレ》 ノミネート歴は数あれどアカデミー賞に縁が無かった大物の一人、ジェフ・ブリッジスがついに受賞の栄誉に輝いた。好きな俳優の一人なので彼の受賞はとても嬉しかったのですが、これは決して永年勤続表彰なんかじゃありません。彼の魅力は色々あると思いますが、男臭さの中に見せる男の色気、そんな彼の醸し出す魅力に年輪を重ねた貫禄が加わった演技は実に見応えがありました。 昔は売れた時期もあったが弟子にあっさり抜き去られてしまい(しかし自らは売れてスターになり、かつての師がどんなに落ちぶれようともリスペクトする姿勢を崩さない弟子の描き方が良かったしコリン・ファレルも好演でした)自らクルマを運転して小さな町から町へ、場末のステージで歌うしかない男。 酒と煙草が手放せず体もボロボロ。そんな彼が幼い一人息子を抱えた女と出会った事で己の人生を見つめ直すというありがちな話ではあるし演出は控え目で感動の味付けもかなり抑えられています。しかし弟子との再会や出会った女とその一人息子との日々を通して、落ちぶれ荒んだ毎日を過ごしてきた初老のカントリー歌手が己の人生を見つめ直す心の軌跡がジェフ・ブリッジスの好演もあって淡々とした描写の中にも伝わってくる映画でした。[映画館(字幕)] 7点(2010-07-27 20:36:25)(良:1票) 《改行有》

200.  海難1890 作品の出来とかそういうことよりも、日本とトルコが合作でこの映画を完成させてくれたことが嬉しい。 1890年、エルトゥールル号遭難時。 献身的にトルコ兵の看病をし、遭難時に痛み、汚れた彼らの所持品の手入れをする串本の人々。 トルコ兵が奏でるトランペットに乗せて串本の人々が合唱する”故郷の空” 1985年、イラン・イラク戦争時。 日本人のために即決で対応してくれたトルコの官邸、トルコの航空会社。 危険を冒しても日本人のためにもう1機飛行機をテヘランに向かわせ、 テヘランの空港で見捨てられようとしていた多くの日本人に飛行機の席を譲ってくれたトルコの人々。 多少の脚色はあるのかもしれませんが、100年の時を経てつながる様々な真心に感動しました。 トルコの人々への感謝と共に日本とトルコ両国のますますの友好を願わずにいられない作品でした。[映画館(邦画)] 8点(2015-12-22 17:35:13)(良:1票) 《改行有》


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