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Web www.jtnews.jp

プロフィール
コメント数 2101
性別 男性
自己紹介 善人が苦労が報われて幸せになるハッピーエンドの映画、
悪人が出てこないゆる~い世界観の映画、
笑いあり、涙ありの人情喜劇が好きです。

2008年11月19日の初投稿から、早いもので10周年を迎えました。
この間、みんシネのおかげで出会ったいい映画もいっぱいありました。
管理人様、レビュワーの皆様、いつもお世話になっております。
これからもよろしくお願いいたします。
2018.11.19

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221.  男はつらいよ 幸福の青い鳥 う~む・・・。僕の中ではシリーズ全作の中で最も厳しい作品の一つですね。初期の作品に何度か登場した、寅さんが贔屓にしていた全国を旅する一座の花形大空小百合のその後を演じるのは志穂美悦子。これが「車センセ!」でお馴染みの小百合ちゃんとは全く似ていない・・・。同じく初期の作品で準レギュラーだった寅さんの舎弟の登も後の作品で家業を継ぎ、結婚してカタギになった姿で一度だけ登場しましたが、本人が演じて時の流れを感じることができたからこそ良かったんですよね。で、寅さんは大空小百合改め美保に恋していたんですかね?マドンナとしては極めて微妙だしこれはもう志穂美悦子と長渕剛の2人のドラマになってしまっている・・・。[ビデオ(邦画)] 5点(2010-06-20 00:45:36)(良:1票)

222.  ジュマンジ 家族揃って楽しめるファンタジー・アドベンチャーの佳作です。(もうちょっと可愛い動物がいても良かったと思いますが…) 作品の舞台の町も、作品自体も、どう収拾をつけるんだろう?というくらいの混乱具合でしたが、 警官や謎のハンターのおじさんとの絡ませ方も楽しく、26年前と、今の人間関係、登場人物のつなげ方も最後はうまくまとまりました。 26年前のパパとハンターは同じ俳優さんが演じていたので、 ラストは父と息子のもう1つのつながりが分かりやすく明らかになる、といったドラマの挿入があっても良かったかな? ハンターが最後はアラン達を助けるとかね。 序盤、怪しさ満点の風貌でハイテンションで現れたロビン・ウィリアムス。こういうのはロビンの十八番でしたね。 僕はロビンがずっと大好きだったので、先日の訃報はショックでした。 これからもまだまだ面白いおじいちゃん役などを見たかったですが、 これまでいっぱい笑わせてもらいました。感動させてもらいました。ご冥福を心よりお祈りいたします。[DVD(字幕)] 7点(2014-08-28 15:16:26)(良:1票) 《改行有》

223.  2番目のキス 《ネタバレ》 ドリュー・バリモア! カレのジョークに反応する表情、幸せを実感する表情などなど。 彼女の見せる表情の1つ1つが本当にいいんです。 本作はそんな彼女を見てるだけで、もう十分な作品です。 男の方は人生の何よりもレッドソックスを優先させて生きてきた。 これでもかというくらいにレッドソックスバカぶりを見せ続け、 中盤まではかなりコメディに軸足を置いた作品になっていますが、 そんな男が人生で初めてレッドソックスより優先させたものは・・・! そんな男だけに最後に見せた男の本気、その選択が効いています。 大団円のラストでは、見事なまでに王道ラブコメとなっていました。 バンビーノの呪いが遂にとけた時のレッドソックスの面々が懐かしい。 最古のボールパーク、クラシカルなフェンウェイの魅力を色んな角度からたっぷりと見せてくれる。 ラブコメとしては勿論、MLB好きにとってもたまらない作品です。[CS・衛星(字幕)] 8点(2022-03-28 18:36:44)(良:1票) 《改行有》

224.  ミッション:インポッシブル/ゴースト・プロトコル 若くしてハリウッドのスーパースターとなり、そのままずっと第一線で走り続けてきたトム・クルーズ。 それでも人間50歳にもなれば衰えが見え始めても不思議ではないし、 そろそろ勲章(アカデミー賞)が欲しいな、という作品選びにシフトしてもおかしくない。 でも、この人にはそんな気はさらさら無いのでしょう。 近年ではシリアスな実話もの「ワルキューレ」でドイツ現代史の英雄を演じたと思ったら、 その次には軽~いノリのアクション・コメディ「ナイト&デイ」。 そして、本作へと主演作は続く。このシリーズを見るのは随分久しぶりです。 シリーズ第4作目はこれまでよりちょっと肩の力が抜けたようなちょっとしたギャグ的要素も挿入されていますが、 手を変え品を変えで見る者を最大限楽しませようという、彼の思いは不変なんだと嬉しくなります。 世界が冷戦の時代にあった頃によく見られた核戦争の危機とそれを回避するというストーリーに新鮮味は無いですが それでも本作のハイライト、ドバイでのアクションをはじめ、モスクワ、インドを股にかけ 見る者に息つく間を与えないミッションの連続にあっという間の楽しい2時間を過ごさせてもらいました。 とてももう50歳になるとは思えない若々しさとキレッキレの彼の動きを見ていると、 色々と私生活が話題になることもありますが、その裏では相当な努力をしているであろうことも容易に想像できます。[DVD(字幕)] 7点(2015-12-30 23:50:11)(良:1票) 《改行有》

225.  都会のアリス 《ネタバレ》 ヴェンダース監督の作品では一番のお気に入りです。ちょっと心が疲れた時なんかにふと観たくなる映画です。ちょっと子どもっぽさを見せる大人の男とちょっと大人びた言動を見せる少女の2人旅。2人でスピード写真に収まるシーンが大好きです。今までに僕が観てきた映画の中でもかなりお気に入りのワンシーンです。1枚目から最後の1枚まで、2人の表情が少しずつ微妙に変化し、最後の1枚は2人とも実にいい笑顔になる。2人の旅の心の変化がこのスピード写真の2人の表情の中に表現されていたように思います。その写真を嬉しそうに眺め、大切に鞄にしまいこむシーンのアリスがとても可愛らしかったです。アリスがこの男に抱くほのかな恋心と旅の冒頭、全くの無表情だった男が旅の終着点に向かう最後の列車の車中、実に穏やかな表情に変わっていたのがとても印象的でした。どのシーンも観る者の心に優しく響くとても静かなロードムービーです。[DVD(字幕)] 9点(2009-02-13 23:56:21)(良:1票)

226.  刑事コロンボ/祝砲の挽歌<TVM> 犯人役のパトリック・マッグーハン。 本シリーズの「仮面の男」では得体の知れないヤリ手のCIAの男。本作では軍人を養成する学校の校長である厳格な大佐。「アルカトラズからの脱出」の所長役も印象に残る。 極悪人という風貌ではないですが、威厳とどこか冷たさを感じさせる悪役を演じると実にいい味を出す人です。本作でもそんな彼の持ち味がとてもよく出ています。 本作は警部が大佐を疑うに至る過程、大佐が罪を被せようとした問題児をシロだと思う理由もいちいち筋が通っており、ラムフォード大佐という人物をよく理解した上での解決も見事。 広い学校で度々警部が迷う笑いドコロもしっかりと挿入されているところも嬉しいご配慮。明け方の3時にたたき起こされたランニングシャツ姿の警部の寝起きの表情も笑わせてもらいました。[DVD(吹替)] 7点(2012-05-19 17:50:44)(良:1票) 《改行有》

227.  続・菩提樹 「サウンド・オブ・ミュージック」では描かれなかったアメリカ入国以降の、もう1つのトラップファミリーのお話。文化の違い、言葉の壁、一家に訪れる数々の試練を乗り越え彼らの歌がアメリカで受け入れられていくまでの物語です。 セックスアピールの意味が分からないマリア、「サウンド~」よりちょっと頼りなさを感じるトラップ大佐、絵に描いたような善人ですがちょっと感覚のずれている一家と行動を共にする神父さんの描写などの中にコミカルな部分もありますが、大半がアメリカでの一家の苦労話となっています。 しかしNYの近所の人々やラストの移民局など、彼らが歌いだすとどこからともなくその美しい歌声に導かれるように人々が集まってくる。そんな前作同様の歌の持つ力や家族の絆が人々の心を動かし、苦労を重ねながらもアメリカで受け入れられていく姿が感動的でした。 終盤に購入した空家を家族みんなで修理するシーンでなぜか突然ミュージカル調になりますが、この部分もとても楽しかったです。「サウンド・オブ・ミュージック」のジュリー・アンドリュース同様にこの2作でマリアを演じた女優さんがとても素晴らしかったです。前作と合わせて約3時間。「サウンド・オブ・ミュージック」を愛する者として観て良かったと思える映画でした。 [DVD(字幕)] 8点(2010-10-23 17:18:02)(良:1票) 《改行有》

228.  チェンジリング(2008) 実話である事を疑いたくなるほど非常に酷く、重く辛い話。しかも淡々と抑揚の少ない演出ながら軽く2時間を越える上演時間をしっかり見る者を惹きつける。監督イーストウッドの凄さを改めて実感しました。 決して楽しい映画ではないし、2度と見ることは出来ないかもしれません。しかし、1度見て暫くたてば中身を忘れてしまう映画もあれば、1度の鑑賞でも忘れられず心に残っていく映画もある。本作もそんな素晴らしい映画でした。 ラストにささやかな希望を見せてくれたことも嬉しかった。このラストの「希望」が有るか無いかで鑑賞後の感想が大きく変わっていたかもしれません。[DVD(字幕)] 9点(2012-04-29 17:17:06)(良:1票) 《改行有》

229.  パターソン 《ネタバレ》 パターソン市で生まれ、今もこの街で生きるバスの運転手で余暇に詩作をする若者パターソン君が本作の主人公。 朝、恋人と一緒のベッドで目覚め、出勤し、バスの発車前のわずかな時を利用しノートに詩を書きとめる。 同僚との会話の後バスを発車させる。運転中はパターソン市民である乗客の会話が作品をうまくつないでいく。 仕事が終わり、恋人と食事をしその日あったことを話し、犬の散歩、そして行きつけのバーで人のいいマスターと常連客達とのやりとり。 毎日ほぼ同じ行動の繰り返し。時にトラブルはあるが基本的に大事件は何も起こらない。淡々としたパターソン市とパターソン君の日常。 でも、多くの人にとって、日常ってそういうもの。 パターソン君の行動範囲に定点カメラが据えられているか如く、規則正しく彼の毎日を映し出していくので、 淡々と抑揚のない作品でありながら、作品のテンポがとてもいい。 今日は同僚とどんな会話をするのか、どんな乗客が乗り込んで来るのか、 さて、日も暮れてそろそろバーに出かける時間だな。意外性の無い彼の日常が次第に楽しみになってくる不思議な心地よさ。 パターソン君とパターソン市の人々や恋人とのやりとりに挿入される、 クスッと微笑ませてくれるような普通の人々の日々の暮らしの中にあるささやかな笑いドコロ。 このあたりには実にジャームッシュらしい独特の空気、そして楽しさがあります。 特に今日は何を言い出すのか、明るく朗らかな恋人の存在が淡々とした日常を描く作品の中でいいアクセントとなっています。 架空の町ではなくアメリカに実在する町パターソンで生まれ、 仕事の傍ら詩を発表し続けた実在の詩人に捧げるという意味合いもあるであろう本作「パターソン」の主人公は パターソン君であると同時に、この詩人を輩出し、様々な愛すべき人物が登場したパターソン市そのものでもあったのでしょう。[DVD(字幕)] 8点(2018-08-12 20:12:34)(良:1票) 《改行有》

230.  男はつらいよ 寅次郎紙風船 《ネタバレ》 全体的に寂しさが漂う作品。冒頭の同窓会から始まって、寅さんの兄弟分が病気で死ぬ。その兄弟分との約束もあっていつになく寅さんが本気で結婚を考える。 おいちゃんに背広を借りて、柴又の誰の世話にもならず一人で求人を探してまともな会社に面接を受けに行く。寅さんの今回の本気は、誰の手も借りず就職しようとした事や、光枝がとらやを訪れたときの寅さんの態度でよく分かる。 しかし、その顛末は観ている僕達には分かっている訳で・・・。そんな作品の雰囲気にあって最高のアクセントになってくれていたのが旅先で出会う愛子。元気一杯に演じた岸本加世子が本当に良かった。愛子が兄ちゃんと再会するシーンも素晴らしかった。 寅さんが旅に出る前後はいつも寂しいのですが、本作は寅さんの本気が見え隠れしただけに余計に寂しさを感じました。それだけにラストシーンも元気一杯の愛子の存在に心が和まされたのでした。 [DVD(邦画)] 7点(2010-10-27 23:43:24)(良:1票) 《改行有》

231.  生きてこそ 生命の危機に立たされたことも無い、目前に迫りくる凍死や餓死の恐怖にさらされたこともない自分に彼らの生き延びる為の非常に重い決断について語ることなんて出来ません。ショッキングな内容の実話ですが人間の生命力、精神力の強さが力強く描かれた映画でした。その重い決断の場面も含め描き方としては軽めだったかもしれませんが、今も生還者と犠牲者の遺族のほとんどが故郷の小さな町で共に暮らしているという。テーマが重すぎるだけに描き方としてはこれが限界だったのでしょう。そしてDVDの特典には様々な生還者の体験談が収録されていましたが、生涯忘れられない辛い体験の記憶を語る生還者の重い一語一語は本編よりも心に残るものでした。[DVD(吹替)] 6点(2010-07-13 21:06:04)(良:1票)

232.  チェイサー(2017) 《ネタバレ》 息子を誘拐されたシングルマザー役のハル・ベリー。母は強しというところを見せつける。 ほとんど警察の世話にならず、ハル・ベリー1人で事件を解決してしまうアクションサスペンス。 尺も短く途中まではテンポも良く、ずっと出ずっぱりのハル・ベリーを立ち止まらせません。 中盤以降、カーチェイスがひと段落して以降はトーンダウン。 警察は何をしている?というのもこの手の映画のお約束か。 誘拐犯の目的がさっぱり分からなかったのですが、 ラストで聞こえてくるラジオが国際的な誘拐組織を摘発と伝えている。 国際的な組織にしては犯人のおっさんも、おばちゃんもショボすぎるし 最後に出てくる共犯者もマヌケにもほどがある。 ストーリー的にも、作品的にも孤軍奮闘のハル・ベリーの頑張りが無ければ、 もっときつい作品になっていたと思います。[CS・衛星(字幕)] 4点(2020-05-30 20:30:22)(良:1票) 《改行有》

233.  カラー・オブ・ハート 《ネタバレ》 現実の世界の住人がテレビや映画の世界に入り込んでしまって、毎日何の疑問も持たず決まった行動を繰り返すモノクロの世界に巻き起こす騒動。ウディ・アレンの「カイロの紫のバラ」などを思い出します。 異なる属性の視点をカラーとモノクロのパートに分ける手法も珍しくは無いですが、本作の素晴らしいところは、登場人物が己の感情を素直に表現したり、感受性が豊かになるにつれて、色の世界が広がっていくという、本来人の目に見えない心の内を色という形で極めて分かりやすく表現する事に成功しているところでしょう。 終盤の「有色人種お断り」の看板や裁判のシーンに現実世界の問題をシニカルすぎる感はあるけど上手くプレザントヴィルの世界に挿入しており、僕たちの住む現実世界にも色々な場所がありますが、自由の素晴らしさなども感じさせてくれる作品です。 トビー・マグワイアという人は喋り方も、表情も、フワフワとした独特の雰囲気があってファンタジーの世界がよく似合いますね。[DVD(字幕)] 8点(2011-12-18 11:47:37)(良:1票) 《改行有》

234.  マリアージュ(2004) 《ネタバレ》 新郎新婦ならびにご両家との間に様々な事情を抱えた登場人物が一堂に会する結婚式って、基本的に最後はハッピーなコメディに料理しやすい映画の舞台だと思います。 本作でもフクザツな事情を抱えた人々が結婚式に参列する。花嫁の母親の元夫とその恋人、参列者の複雑な浮気の構図などなど、面白くなりそうな序盤の展開。しかし徐々にコメディ色は薄くなり、複雑な事情が泥沼化して作品が重たくなっていきます。 作中に度々挿入される、「結婚は包囲された村のようなもの。外の者は中に入りたがり、中の者は外に出たがる」という諺。これをもうちょっとおもしろ可笑しくやってくれると良かったのですが・・・。[DVD(字幕)] 5点(2014-03-01 20:05:18)(良:1票) 《改行有》

235.  男はつらいよ 寅次郎の告白 満男&泉ちゃんシリーズ第3弾。寅さんの存在感が薄かった前作と比較すると、寅さんと若い2人との絡みもいいし、マドンナの吉田日出子さんが本当にいい味出していて、出番は少ないながらも作品の中で見事な存在感を出しています。 寅さんと一緒の時間は短かったですが、その中にも昔2人の間に何があったのか、その光景を十分に思いめぐらすことができるし、2人の心の触れ合いも感じることができました。それだけに、もう少し吉田日出子さんの登場シーンを見たかった気もします。 前作でも満男はますますおじさんに似てきたなあ・・・と思っていましたが、本作でも友達と出かけようとしていたところに泉ちゃんがやって来る。「あれ?お前出かけるんじゃないのか?」「何言ってんだよ父さん、今帰ってきたとこじゃないか」寅さんが若い頃、おいちゃんやおばちゃんと全く同じようなやりとり、何度もありましたね。本人自身がそれを自覚したような、最後の満男の心の声が良かったです。[DVD(邦画)] 6点(2014-03-10 21:15:39)(良:1票) 《改行有》

236.  童年往事/時の流れ 《ネタバレ》 濃い緑の夏草、土、風、太陽や雨の匂い。そんな五感や肌で感じるような感覚が画面を通していきいきと伝わってくる映画です。現代の日本で見てもどこか懐かしさを感じさせる町並みや風景に自然に溶け込む主人公一家。そこに多用はせず控え目ながらも実に効果的に挿入される耳に心地よく温かみのある音楽が絶妙に作用しています。不必要な台詞を極力排し、かと言って説明不足に陥ることは決して無く、台詞の無い風景に虫の声、雨の音も効果的で心地いい。さらに昼も夜も光と影が作り出す素朴な美しさが味わい深い。自分が撮る映画の描く時代や季節や空気を観る者に肌で感じるかの如くより身近に感じて欲しい、そんなホウ・シャオシェンの思いが感じられるようです。そんな中描かれるのはこの世のどの家族の元にも訪れる家族の死。大げさに悲しさをあおる演出も音楽も使わず、やがては訪れる人の死と止まることの無い時の流れを淡々と見せていく。しかし悲観的ではない。その間に子供達は成長しやがて大人になっていく。The Time To Live and The Time To Dieというタイトル通り、家族や人のつながりもまた時の流れのように止まることなく次の世代へと続いていくんですね。[DVD(字幕)] 8点(2009-09-29 23:02:16)(良:1票)

237.  恋愛小説家 《ネタバレ》 偏屈で人間嫌いの男が次第に優しさや素直さを取り戻していくまでを演じるジャック・ニコルソンの名演技を堪能しました。 冒頭からこの男の偏屈さをたっぷりと見せる。隣人に悪態をつき、人との触れ合いを避ける事の象徴のような外食でのマイフォーク・マイナイフに人混みの中「私に触るな!」・・・。しかし様々な事情を抱えた人と触れ合うことで、本来誰の心の中にもある素直な部分や優しさを取り戻していく。人間の優しさを感じさせてくれるいい映画でした。 人生の上手くいっていない一時期を生きる隣人の画家、ニコルソンが密かに思いを寄せるキャロル、更に冒頭から最後まで隣人の飼っている犬までも見事に登場人物?として機能しています。この3人が互いに影響しあい、男同士の友情や男と女の愛が芽生えるまでを見事に描いた、ブルックス監督らしい落ち着いた味わいのあるコメディです。 2時間越えの長い作品ですが、後半のロードムービーへの展開も作品に動きがついて良かった。本作でニコルソンとアカデミー賞をダブル受賞することになるヘレン・ハントもまた良かった。この人の20代の頃の作品も見ていますが、30代、そして今40代と女優としての魅力が次第に増しているように思います。[DVD(字幕)] 8点(2011-09-19 19:40:02)(良:1票) 《改行有》

238.  運び屋 家族との間に生じた溝を修復できないまま年老いた男の人生のケジメの付け方。 本作は実話に着想を得た作品ですが、前回のイーストウッド監督主演作「グラン・トリノ」を思い出した。 名監督イーストウッドの作品に、名優イーストウッドが帰ってきてくれたことがまずは嬉しかった。 相変わらず、イーストウッド演じる男は偏屈な一面もあるが、意外にも犯罪組織の連中と饒舌に接している時や、 鼻唄まじりにヤバいブツを運んでいる最中は妙にユーモラスでのんびりとしている。 ピンとしていた背中も少し丸くなってはきた。もうすぐ90歳。それも当然だろうし、だからこその味もあったと思う。 何度も繰り返される運び屋稼業。その中に挿入される家族との関係や、DEA捜査官との味のあるやりとり。 それらが最終盤になって効いてきます。犯罪組織の連中との関りは不完全燃焼な感もありますが、 それよりも最終盤は家族との関わりとケジメの付け方をじっくり見せる。これで良かったと思えました。 そしてラストに流れる主題歌の歌詞がジ~ンと胸に響きます。[映画館(字幕)] 8点(2019-03-14 16:16:16)(良:1票) 《改行有》

239.  恋とニュースのつくり方 《ネタバレ》 邦題にある恋の方は描く時間があまり取れないからとりあえずハッピーエンドという感じでしたが、ニュースの作り方の方は脇を固める助演陣がしっかりとしていてとても楽しかったです。 「プラダを着た悪魔」なんかを思い出す設定ですが、職場に一筋縄ではいかない上司や年長者がいて苦労もあるけれど、めげずに明るく頑張る女の子が恋に仕事に頑張る陽気な奮闘記。 その一筋縄ではいかない気難しい年長者がハリソン・フォードとダイアン・キートンの2人が演じる朝の情報番組のキャスター。この2人の人物設定がいいし演じる2人も巧い。気分屋で嫌味な部分もありますが、それだけに終わらないものをそれぞれに見せてくれます。とても楽しそうに演じていたダイアンと仏頂面のハリソン、2人の微妙にして絶妙の間の掛け合いがとても楽しかったです。[映画館(字幕)] 6点(2011-03-04 22:36:55)(良:1票) 《改行有》

240.  グッバイガール 《ネタバレ》 ヒゲ面のリチャード・ドレイファスと美人女優とはちょっと違うマーシャ・メイスンの2人がとても素敵に見えました。2人の会話からにじみ出る人間臭さが何ともいい味で、それでいてロマンティックで。二ール・サイモンの脚本がお見事です。初めて出会った二人が深夜に大声で喧嘩を繰り広げたアパートの前の同じ公衆電話からラストは・・・!ラストは多分ハッピーエンドなんだろうなあと思ってみていたら期待通り、いや、期待を上回る爽快感に心地よく浸らせていただきました。[CS・衛星(字幕)] 9点(2009-02-06 22:51:22)(良:1票)


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