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Web www.jtnews.jp

プロフィール
コメント数 176
性別 男性
ホームページ http://blog.livedoor.jp/tikusyou2001/
自己紹介 栄華なる映画の夢。

それを愛する俺という人間。
人生の節目で楔を打ってる…それが映画。
人が素通りするような映画でも、泣き笑い。
人生を振り返る刻「あの時はこうだったな」と。

喜怒哀楽を織り交ぜ、時に想い出し…
フットルースを観て、馬鹿な友達らとオールナイトで遊んだ。
何気なくTVで観てたマッドマックス2が一生の映画に。
深夜、遊び疲れて入った映画館…
寝るつもりだったのに、皆で観入ってしまった事も。
そこで観たブレードランナーは最高だったね。

何かの記念日になりそうな予感のする日に…
素晴らしい想いが出来た一日の終わりに映画を…
そして何気ない日にも映画を。

人生を素晴らしくする景色であり、想いなシネマの夢。
観る事で、体感する事で、感じる事で、自分を創ってゆく…
名作・良作・佳作・駄作、全部心から愛してみる。
アレが楽しい、コレも楽しい…それでイイ。

それは新しい映画だったり…
昔、感動した作品だったり…
映画と共に人生を歩んでいけたら幸せです…と思ったり。
皆さんにも良き映画人生を。

…ね?魔法のようでしょ?

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41.  ジェヴォーダンの獣 フランスであった史実的伝説。 それを大胆に脚色し”判りやすい”エンターティンメントにした意慾作。 一見、なんかフランス革命のお堅い映画なのかなーと思ったら、どうも違う。 功夫、モンスター、ミステリー…何でもアリの盛りだくさんな映画だった。 監督は「クリストフ・ガンズ」って無名のお方。 思ったんだけど、この監督ってこれからもイイ感じにエンターティンメントを創っていってくれそう。 何よりも、余り評価が芳しくないこの作品に俺が此処まで入れあげてる理由は… 「凄くコミック的だった」に他ならない。 映画全体の衣装のセンスが実在の衣装にケレン味を付加していて凄くイイ。 キャラの性格的な配置バランスもいいが、何よりも「容姿から戦い方や、性格が解る」ってのもゲーム的で判りやすい。 俺は壮大な大作映画も嫌いじゃないが「キン肉マン」「聖闘士星矢」「北斗の拳」「ドラゴンボール」といった、往年の少年ジャンプ作品が大好きな単純野郎でもあるのです。 この作品はそれらと同列の肩の力を程よく抜いて観れる作品なので嬉しい。 それとキャストも凄くイイねー! 主人公は、俺様ちゃんにとってノーマークだったが「サミュエル・ル・ビアン」って男。 ドイツ映画特有の堅い画面にハリウッド的な空気を唯一運んでくれている。(でもアメリカ人じゃないと思うけど) そして…言わずと知れた、あの「ドーベルマン」の「ヴァンサン・カッセル」も外せない。 映画の中でキレた演技を見せて、主人公との対立をさりげない退廃的演技で魅了しているのがポイント高いッス。 あと美貌の「モニカ・ベルッチ」はイイ役を演じてた、スンゲェ綺麗な人だなーと思うし…エロいな。(笑) ヒロインの存在なんかスッ飛んじまったよ、マジで。[DVD(字幕)] 8点(2005-10-28 21:01:50)(良:1票) 《改行有》

42.  エクソシスト ディレクターズカット版   いやー…エクソシストを観終わった…。 しかし、もう何度くらい観ただろう? 幼少の頃……震えながら観てた時期から数えても、もう相当な回数だ。 それなのに、未だ新鮮な恐怖を得てるってのは、やっぱりこの映画が「本物」だからなんだろうと思う。 映画の中でメリン神父が言う。 「(彼女の)中に居る悪魔は多数を装っても一人だ。  決して悪魔に騙されてはならない。  会話をするな、必要以上の言葉を交わすな。  奴らは嘘に真実を織り交ぜて、我々を混乱させる。」 多数を装いつつも、実は悪魔は単独……なるほど。 嘘に真実を入れる…まさに詐欺やペテン師の極意だなぁと納得。 そして、この映画は「神秘主義」でありながらも「科学的」な側面を見せる。 ある意味この映画自体が「エクソシストに出てくる悪魔的」とも言える。 混乱させる、惑わせる「本物」であるがゆえに、両極端の視点を決して捨てないのだろう。 作品に、デミアン・カラス神父が居る。 年老いた母親を想い「何とかしてあげたい」との葛藤がある。 そして、精神も疲弊してるせいか信仰にも疑問を持ちだした。 いつも疲れた表情を見せているカラス神父。 そのデミアン・カラスが、ただただ切なく、そして悲しいのは…きっと俺の年齢が彼に近くなったのもあるのかもしれない。 母親の件も…職に対する信仰の件も…うん。 この年齢になって考えてない奴は、きっと居ないだろうから…彼の疲弊が痛いほどに伝わってくる。 そして冒頭から出てくる「シルバーのメダル」がある。 これは、カラス神父も付けていたんだが、紋章はイエスを抱くヨセフの姿だった。 たぶん、これは「父性」を表現してるのかな、と思えた。 悪魔に憑依されたリーガンも、カラス神父も母子家庭というのは同じだから、そこに「作品の根底となるテーマ」が隠れている気がしてならない。 いやー、やっぱりすごい。 年齢を重ねると、作品から受け取れる精神情緒も、日々の生活で得てた情報から新発見がある。 50代で新発見できるってのは、本当に凄い作品だなぁーと思う。 なんにせよ、この作品が如何に凄い「本物」なのか?…その監督に焦点を絞ろう。 そう、本物の中の本物…「ウィリアム・フリードキン」監督。 この「本物」の意味は、本当に「何かに、このオッサン憑依されてたんじゃないか?」って意味。 あの制作時って、現在と国交もまったく違ってたし、倫理概念やコンプラもまったく違ってて「制作したい」と思っても出来る状況、許される状況じゃなかったのに、それを押し通した精神性、執念は、計り知れないほどのクレイジーさ。 例えば、ざっと… 常に少女の部屋の室温を息が白くなるように、と氷点下にするとか、当時はアメリカと国交が無かったイラクで撮影するとか。 俳優に内緒でピアノ線で引きずり倒し大怪我をさせるとか…休憩中の俳優(カラス神父)の傍で実弾を発砲して驚く表情を捉える(撮影後フリードキンは爆笑してたらしいw)とか、更にはラストで…スタッフに隠し撮りをさせた上で、本物の神父に「ちゃんと演技せぇや!」とビンタを食らわせ、動揺して落ち込む姿を捉え苦悶のシーンにするとか、まさに鬼畜のごとき所業。 アンタ、カーちゃんに怒られるで!と言いたいw けどけどけど、これだけ凄い監督でも、ずーっと着いて来てるスタッフは居ないらしい。 そりゃそーだw けど、俺は想うのだ。 確実に「映画を創る世界に狂人はいる」と。 そう、フリードキンにこそ悪魔が憑依していたのではないか?と。 ンなわきゃねーか……多分w[ブルーレイ(吹替)] 9点(2020-12-23 12:06:20)(良:1票) 《改行有》

43.  ハケンアニメ! 突然、ハケンアニメ!を観る事に。 正直、あまり期待もしてなかったし、吉岡里帆が可愛いからいいかな、くらいの邪な考えもあったんだが… けど、その邪は…確実に間違えてたね…マジで反省。 まず、「この映画での吉岡里帆は可愛くなかった」と記しておく。 過去に仕事で関わった「女子クリエイターの匂い」がしたってのもあるからかな……そんなイメージ。 まぁ、俺の場合「絶対に職場の女の子と恋愛はしない」って決めてるんで、余計に構えてしまってるのかも知れないけど…そういうのもあるのかな…どうやろ? あ!誤解をしないで欲しいんだが、グラビアとかメディアに出てる吉岡里帆ちゃんってば、メェ―――ッチャ可愛いよ、間違いなく! ただ、画像なんかじゃ、あれ程に可愛くてセクスィなのに、この映画では見事に「業界の女性」を演じ切ってるのに焦ったという意味。 困難の中で人と関わり、仕事を覚える度に、彼女の仕草が好印象になってくるとか、そういう描写が好印象だったと付け加えておく。 そして、これで「吉岡里帆の目指してる女優としての方向性」が確りと伝わったし、楽しみになってきた。 ともあれ、原作は読んでないけど、この映画に関しては「よく出来ていた」と評価させて欲しい。 作品的に、かなり作り手のパワーが感じれたし、細かい所でのツッコミは沢山あるけど……まぁ、そこは(敢えて)置いておこう。 設定的には、2つの制作会社が創るアニメは「長期やってたバラエティー」を終わらせて、局の新機軸として始めるアニメ。 一方は伝説のクリエイターの作るアニメ…それに対抗する形で、吉岡里帆演じる「斎藤瞳(ディレクター)」の制作アニメが、真っ向から視聴率を競い合いながら…言わば、アニメで覇権を競う。 それが、タイトル通りの「ハケンアニメ!」って訳なんだね。 制作クリエイターの(裏で人を小バカにする)陰口、上へのイヤミや文句、逃げ癖など……それで苦悩する斎藤瞳Dを見てて…何か凄ぇ嫌ぁーな、モノを思い出したが……やっぱり、「(制作時には何度か来る)やらなきゃいけない時」で作り手の爆発力…そんなレッドゾーンを超える姿勢を見ると、胸が熱い。 そこは、紛れもなく俺の好きなクリエイターの世界だったし、想起しながらも胸に強く突き刺さって…ただワクワクさせて貰った。 ちなみに、2つの会社が作ってるアニメが、それぞれ本当に観たい!と思えるくらいに出来が良かったと思う。 まぁ、「TVじゃ、そのクオリティーは無理やろ!」ってツッコミは置いておいて…いや、これ作るの…結構金が掛かったんだろうなー、なんて考えながら。 そういや、想い出すのは… 同じように原作は読んでないけど「映像研には手を出すな!」もかなりハートに響いたなぁー……アレの場合、活動のターンは「クリエイターになろうとする直前」だったけど。 人生には…「金などの財産」「コネクション」「派閥」みたいな柵や、素直に動けないままに縛られる箇所も多かったりするけど、やっぱり基本は「モノ創りに対してのリスペクト」なんだな、と(今更ながらに)思うんだ。 俺は過去、(名前は出せないけど)デジタルコンテンツの支援をする団体に出向してた時期もあり、そこでの行動は…予め立てたスケジュールや予算の厳密なノルマ(増えるのは勿論、削減も許されない)があったけど、自由に動けた時期だったのもあり(名前は出せないけど)アニメ(やCG)制作会社の、名の通った作り手とよく話をする機会に恵まれた。 中でも、一番為になったのは「経営者」や「各社のトップレベルのクリエイター」と「同時に」、または「別々に」…その1日で話し合えた事だと思ってる。 それが何年も、長期で関われたのもあって、最初は「最悪やな…こんな場所に来ちゃって。」と思ってたけど、後半は「これ、すっごい財産になるぞ、きっと!」って気持ちで頑張る事が出来た。 色々と想い出すなぁ… カオスだけど、皆が夢と生活を掛けて頑張ってるアニメ業界。 それぞれのゴールを探し、闇の中で手探りのまま頑張ってるんだろうなぁ… 辛く藻掻いてたとしても、目指す場所ってのは…「自分だけが知ってればいいよな」なんて思う。 自分は、ゲームを完成させるのも好きだけど…例え、破滅的な状況であろうと「モノ創りをしてる場所」ってのが、死ぬほど好きなんだなーと実感できる。 うーん…観終わった後、胸が…こうね? なんつーか…穴が開いたように切ない。 うん、クリエイターの世界は永遠だな。 だから素晴らしい。 いや、マジで。 .[映画館(邦画)] 8点(2022-06-08 18:53:30)(笑:1票) 《改行有》

44.  機動戦士ガンダム ククルス・ドアンの島 今日は仕事の打ち合わせがあったんだけど、アレだ。 一瞬で終わったんで一日が暇になった。 んで、場所は川崎だったんで、だったら映画にでも行こうと探したら…今日からやってたのが… ――「ククルス・ドアンの島」 折角なので観に行くことにする。 まぁ、結論から言うと観終わった後で、もう一本観た。 3度目の「シン・ウルトラマン」なんだけども。 何で観に行ったの?って聞かれたなら、まぁ…答えは察してくれ。 んで、「ククルス・ドアンの島」の感想。 正直、ネタバレ的な事は言えないけど…色々と書いてみる。 言っておくと……劇場版の「ガンダム」としては最低。 けど、「映画としては普通に纏まってた」と思う。 そういう訳で、ガンダムへの依存というか…カタルシスを求めてるならガッカリすると思う。 更に言うなら「オリジン」が好きじゃないなら……うん、辞めた方がいいかも知れんね。 実は、俺は「オリジン」自体(漫画は好きだけど)映像では好きじゃない。 なので、一言で語るなら「あのテイストでやっている映画」と思っても良いと思う。 更に言うなら、元々はTV版のククルス・ドアン自体「モビル・スーツの登場も少なかった」ので、オリジンでは好評だったモビルスーツの戦闘も「新しいモビルスーツも出ない」のもあって新規性はゼロだった。 それはそうと…アレだ。 俺は「トムソーヤの冒険」など、世界名作劇場が好き。 ってか、コレ系の作品なら「ガンバの冒険」や「じゃりン子チエ」も超好きだ。 なので、今回「ククルス・ドアンの島」に関しては(俺的カテゴリーだと)同じ雰囲気なので、好意的に観れたんじゃないかなーと思ってる。 でも、Blu-rayが出ても買わんな、きっと。 あ、劇場にあったんだっけ? うーん…買わんかったけど、まぁいいや。 ともあれ、これは映画の尺でやっていい話じゃなかった。 画のクォリティーも、美術的な感じも完成度が高かったけど…ストーリーとか(連邦側の)キャラ配置や構成もあまり好きじゃなかった。 好きなキャラなんで期待してたんだけども…あのスレッガーを出した意味あるんか? 連邦側のアムロ捜索部隊のキャラ達、アレらを滑り込ませて出す意味って、一体どこにあったのか? いやー…終わった後…結構マジで悩んだ。 ってか、文句ばっかりになりそうなんだけど…うん。 好い所と言えば、ククルス・ドアンという男は(俺的に)かなり好きだ。 んーと、それくらい…かな。 けど、安彦さん。 才能は有るんだから…もうファースト・ガンダムは辞めた方がいいと思う。 ファーストに関しては、もう富野さんの世界観の把握と演出じゃないと、色々と腑に落ちない箇所が出て来るから。 例えば、モビルスーツの性能構成とかだけど…安彦さんの頭に入ってない気がするなぁ…マジで。 やってもオリジナルのガンダムとか、全く違った作品が良いと思うよ……いや、やらせて貰えるならさ。 ともあれ、観終わった後… 特に「新しく欲しい(オモチャの)モビルスーツが無かった」という。 うん、コレってのは結構、俺的には破滅的な感想。 少し寂しいなぁ…マジで。 いや、悪い映画じゃないとは思うんだけどね。 ガンダムに魅入られてないなら。 かなり贔屓目だけど。[映画館(邦画)] 6点(2022-06-08 18:56:58)(笑:1票) 《改行有》

45.  カメラを止めるな! 《ネタバレ》 前もって聞いていた口コミ情報を一切遮断。 それでも無理矢理に聞こえてくる「良かったよ」の報。 いや、間違いなく良かったんだけどね。 採点は7だけど、これは2つの要素の平均値として。 その1つ目は「単純に映画として」…5点。 んで2つ目は「クリエイターとして」…限りなく10に近い9って感じ。 まず1つ目の「単純に映画として」の評についてだけど… なぁーるほど、シナリオはよく出来てると思うし、じっくりと練られてる。 それにカメラワークも秀逸なくらい計算されてて、そこは単純に驚嘆の域でリスペクト。 ドラマ…すなわち物語としては素晴らしい。 もはや(誰が考えたかはさて置き)発明に近いくらいのシナリオでしょうな。 ただ、ただ…映画のスケール感じゃない。 俺自身は「よく出来たドラマ=よい映画」とは個人的に思ってないからだ。 俺的にいい映画とはジャンルを問わず、その場に滞在してるような…そんなトラベリングをさせてくれる。 そういった意味で、この映画は絵や空気感、構図などがTVドラマのチープなスケール感が最後まで拭いきれなかった。 資本的な問題じゃなく、映画としての威風堂々さが圧倒的に足りないのが残念だった。 それでもシナリオを含め、物語としては異常によく出来てるとは思う。 そして2つ目の「クリエイターとして」…だけど、うん。 これ、業種の違いはあれど、こんな事ばっかりだよな……クリエイターの日常って。 この作品って、凄いハプニング映画で面白くドタバタしてるように描きつつも、 大なり小なり「モノづくりってそんなもんだよなー」と日常の仕事を思い出して客観視できなかった。 つか、仕事の時の精神状態に切り替わってしまったわ、マジで。 ともあれ「続けること」と「やり遂げること」…その先にしか達成感はないんだなーと再確認。 そして、そのやっと得た達成感も…豪華な背景が描かれただけのマラソンのゴールのテープのような薄いもの。 渇望する栄光の到達点に見えて、そこはただの通過点で滞在など出来ない。 …終われば退くしかない一過性の場所。 それでも、しばし仲間との達成感を共有できれば… あの時の喧嘩も、あの時のトラブルも、きっとお互い心の財産になる。 うん、そうと信じて歩き出すしかない。 ゾンビのように遅い足取りで。[映画館(邦画)] 7点(2018-10-18 03:38:20)(良:1票) 《改行有》

46.  オーシャン・オブ・ファイヤー 《ネタバレ》 最初30分でダンス・ウィズ・ウルブスふうの史実ドラマなのかなーと思った。  俺が見出したテーマは「解放」…コレ!  自由の象徴ムスタング(野生馬)原題にもなってる「ヒダルゴ」って馬。  白人の仮面で自らの素性をひた隠す孤高のカウボーイ「フランク」が主人公。  この2人(あえて人)の友情が軸になって物語は進む。  が、フランクは冒頭でスー族の虐殺を眼にし自暴自棄の毎日を過ごす事に。  この時点で俺のハートをガッチリと鷲掴み。  あしたのジョーに始まる精神的に落ちぶれた男の空気感が堪らない。  そしてヒダルゴと共に地獄の熱砂レース通称「オーシャン・オブ・ファイヤー」に。  アラビアに上陸してすぐ黒人奴隷の進行に彼らは出遭う。  手足を拘束され自由を奪われた彼らの姿がフランクにスー族を思わせるのか?  そして灼熱のレースの中、色んな物語が交差する。  物語最後に民族的な垣根を解放しフランクと分かり合う「王」  自由を求め自らを解放しようとする「王の娘」  欲望を解放し手段を選ばない「英国婦人」  さまざまな困難を乗り越えてゴール直前に2人は挫折する。  英国婦人の卑劣な罠で手負いとなったヒダルゴ…そして疲労困憊のフランク。  傷つき倒れ…動けないヒダルゴに銃を向けて最後を覚悟した。  その時…強敵である純血なアラビア馬に乗った王族がフランクに言う。  「お前が負けるのは神のさだめた運命だ」と。  失意のフランク。  …が、立ち上がるヒダルゴ。  物言わない馬ヒダルゴ…いや、解ってる!お前は確かにこう言っていた。  「あ?誰が動けないって?…寝てただけだぜ…オメーらが遅いからさ…?」  俺様ちゃん、このシーンで侠泣き!  対峙する2馬を尻眼に英国婦人の馬が追い抜いてゆく。  己のプライドを賭けたレースの第3幕(根拠なし)は切って落とされた!  3馬の疾走は手に汗握る!鼻血を噴出しながらも疾走するヒダルゴ!  マジで涙が止まら無ェ!止める気も無ェ!  レース結果は当然アレだが、順位よりも感動したシーンの応酬!感動の嵐!感動の洪水!感動の隕石!そうだ、フランクは魂を解放した!  ゴールの先にある自由の象徴、海。  そこへ走り抜けていく!アラブ人も黒人も白人も…  全てを開放しオーシャンに自由の凱歌を掲げる!  そして感動のラスト。本物の解放を得る、本物の友情の名の下に![DVD(字幕)] 8点(2005-10-30 11:57:11)(良:1票) 《改行有》

47.  ドーン・オブ・ザ・デッド 《ネタバレ》 ゾンビの思い出…沢山あります。初めて見たのは小学生の時… 高熱にうなされながらも、出来る事といえば映画を観ることだけでした… ローカルTVで流れるゾンビを観てるうちに、現実と映画の境界線が無くなって、 部屋に入ってきた母親がゾンビに見えて、いきなりバットで殴り殺しそうになったものです…うーん、若かった。(違)  そんな、普通に映画を見た人よりも「ある意味」入り込んだ俺なので、ゾンビに対する体験度合いは人一倍と自負します。(更違)  その体験を活かし、中学三年の夏休みに「ゾンビの悪戯」を考えました。 それは至って簡単です。 近所にある巨大な団地があります。 夏休み、暇を持て余し、そこの自動販売機でいつも朝方までダベってました。 気付いたのですが、結構夜中に一人で買いに来る人が多いのです。 そこでボロボロの服を着て、顔を青と赤の絵の具でゾンビメークをします。 そのゾンビルックで草むらに隠れます。 自動販売機に人が来た瞬間、時間差で一人ずつ現れます… 「俺様ちゃん:ゾンビ1号)あ゛あ゛あ゛あ゛ぁ……ぁ…ぁ…」 「友人Aくん:ゾンビ2号)ぉぉ……ほぉぉ…ひぃぃ…ぃ……」 「友人Bくん:ゾンビ3号)ほ゛ぉ゛ぉ゛ぉ…ぉ゛ぉ゛…………ひ゛ぃ゛ぃ゛ぃ゛…ぁ…」 『現れた人)………ッッ!!!!!!!……ほッ!ほあぁぁぁッ!!!(凄い驚いた顔)』 片脚を引き摺りながら、口角から涎を垂らし、目は虚ろ…そんなゾンビが3人も現れたら、恐らくは大学生と思いますアンちゃん… もう声にならない声を上げてダッシュで逃げて行きます。100メーターで3回はコケてました。 「いやー、本当に俺ってゾンビを誰よりも愛してるよなー…」と思った瞬間でした。 皆さんは映画を観ただけですが、俺は違います。 なんたって2回も体験したんですから。(絶対違)  そんな俺だからもし演出したら走らせたりしないッスよー♪(バカ)[映画館(字幕)] 8点(2007-01-25 20:50:47)(笑:1票) 《改行有》

48.  ハリーとヘンダスン一家   今、「ハリーとヘンダスン一家」を久しぶりに観終わった。 20年ぶりだけど、すっげぇ楽しかった! 久し振りに観たけどワクワクしたわ。 やー、ここ最近… 最新作を観たくて劇場なんかに行くけど、アレ。 Blu-rayで(吹き替え版を特に)過去好きだった作品を観直してる。 今回はー、うん…ストーリーじゃなく… ハリーを作ってる「スタッフの心情や製作事情」を考えてみた。 どう伝えよう? 何よりねぇ…「優しい」んですよ、この作品。 E.T.から、脈々と続いてた、この作風形式のAmblin Entertainment(以降はアンブリン) 思い起こすと「グレムリン」やら「グーニーズ」、 そして「バック・トゥ・ザ・フューチャー」、「インナースペース」… あ、「ニューヨーク東8番街の奇跡」もそう。 まぁ、盛大に端折ってるんで書ききれないけど…こんな感じの作品群。 何か、形式美的なものが、分かりやすく確立してる作品群ではある。 そんなアンブリンに俺は、何十年も感化されてきたんだなーって実感する。 そこには、上記で書いた「優しさ」が詰まってるんだよなー。 さて、ハリーとヘンダスン一家だけど… 作品的には(興業的・広報的に)報われてないってイメージがある。 そこについても考えちゃったが… 間違いなく良い作品で、過去から(俺の)胸に刺さってるのです。 キャストがまず、好きなぁ。 あの家族構成も大好きだが、ジョン・リスゴーって役者の雰囲気と佇まいがいいね。 あの「2010年(2001年宇宙の旅の続編)」でもいい味出してた。 あと「ガープの世界」のオカマ役も。 そして、あのハリー(ビッグフット)だけど、それも最高。 演じるのは、プレデターをも演じたケヴィン・ピーター・ホール ※格闘シーンはヴァンダムだけど背が低いため通常時のプレデターは彼で動きが可愛い。 そして、メイクアップはリック・ベイカー。 まず「特技スタッフ」のネーミングが何故、この時代に必要だったのか? そしてCG全盛のこの時代だから、分かり難いかも知れない。 …いや、この時代だからこそ必要ではないのか?と思えるんだ。 やっぱ「職」に命を与えるのは、人間の思いと技術なんだなぁーと実感する。 恐ろしいモンスターであるはずのビッグフットなのに、リックベイカーが計算して作り上げた、あのハリーの優しい表情に胸が熱くなる。 あと、うん。 ウイリアム・ディア監督… 色々と調べるけど、これ以降あまり活躍をしたイメージがない。 少し悲しいし、寂しい印象になる。 良いモノを作っても、歴史の波に流されちゃう人がいるのは辛いな。 けど、俺の胸にはしっかりと刺さってますからね。 まぁ、アレだ。 大人ぶったり、映画ツウを気取らず、ただただ童心に帰って見て欲しい作品です。 ほぼほぼリアルタイムで観れた俺は…幸せと思う次第。 ”アンブリン・エンターティンメント”って、素晴らしいね。 あんなふうに夢を量産できる団体って心の底から憧れる。 本当に素晴らしく、そして羨ましい。[ブルーレイ(字幕)] 8点(2021-01-30 04:37:31)(良:1票) 《改行有》

49.  ミッション:インポッシブル/デッドレコニング PART ONE   いやいやいや、これは凄い! ――ミッション:インポッシブル/デッドレコニングPART ONE(2023年) 今日は観て来たばっかなので、ネタバレはしない。 けど、この映画に関してはネタバレを聞いたところで、余り意味がないと思うんだ。 そう!何故なら映像による見せ場の応酬! なので、言いたい事が有るとすりゃ、マジでそこなんだよね。 もう「大型スクリーンで観る為に創った映画」だな、と思ったんだよ…まず、カメラアングルやそのムーブも含めてね。 あくまで俺の体感だから、違うと思う人もいるかもしれないけど… いや、例えば…3D映画の初期って「立体を感じやすいカメラの動き」をしてたでしょ?なんつーか、ワザとらしい程に3Dを感じさせるような? 上手く言えないけど、例えるならそう言う感じ。 ――あと、映画のボリューム感について。 前編と後編に分かれてるから「長尺」のは当たり前の話だけど、今までのシリーズを観てると気付くんだが…今回は「長い」ではなく、話のスケールが「大きい」ってイメージだった。 まぁ、最初から「前後に別れてる」ってのを心に含んでたからかも知れないけど…俺は相当に満足出来たのが(若干)自分でも意外。 まるで、最終回の直前のドラマを観てる感じで…それはカメラの動きやアングル、そして「長い」ではなく話のスケールの「大きさ」が好きだから余計に。 ああ、面白かったなぁ…マジで。 イメージを共有できる人が居たら、是非とも話をしたい。 想えば、映画も次々と新しい作品が出ている。 類似作品をざっと並べただけでも、以下の映画たちがある……あ、一応「時代が違うモノ」や「超能力モノ」などを抜いて置いたけど。 【スパイ銃撃モノ系】 ●「007」シリーズ ●「ミッション:インポッシブル」シリーズ ●「ボーン」シリーズ ●「ジョン・ウィック」シリーズ ●「キングスマン」シリーズ      *      * もっと……あったかな? あと、「単品で終わった作品」も(キリがないので)省いた。 何にせよ、今も生み出されてる映画の中で”確りと生きてる作品”ってのが良作の証拠だろう。 俺的にはスタッフの能力っつーか創作パワーが効いてるから、今も継続してると思うけど…。 ただ、反面「キャラの能力がもっと特化してればいいのになー。」なんて考える。 例えば「ジョン・ウィック」ならば…周囲に敵が何人も居ようが、敵の撃った銃弾数は、確りと「誰からなのかもカウントしてる」みたいな?…まぁ、「ソルト」くらいにパンチが効き過ぎるのもアレかも知れないが。 ただ、今は役者のセレクトだけで進んでるのが勿体ないね…特化が少なすぎる。 さて、纏めるか。 今回の作品的ポイントは……主に3つ。 1:カメラの動きとアングルが大型スクリーン向き。 2:映画のスケールが大きく「連作の意味」がある。 3:トム・クルーズ元気過ぎ! 以上、人に語り継ぐ部分が難しいが好きな作品になった。 早く続きを観たくて仕方ないね…マジで! って、時期はいつなんだろ? 予告で「DUNE/デューン 砂の惑星」の続編は来年だったけど。 色々と待ち遠しいわい。 .[映画館(字幕)] 8点(2023-07-23 14:49:48)(良:1票) 《改行有》

50.  ダンボール・ハウスガール 《ネタバレ》 閉鎖された澱んだような日常に生きる日本から彼女は「恋人」に、「お金」に…そして、希望やサクセスの象徴「アメリカ」に頼り…漠然とした期待のまま旅立とうとしていた。 転落するように全てを…そう、「住む場所」、「恋人」、「仕事」…そして「お金」を失い…恋人にも、(元)同僚にも…そして家族にすらにも縋りつけない辺り(劇中で)美貌を自覚してるであろう彼女の気高さが伺える。 …が、それは「サバイバル」にはハンデでしかない。 ゆえに彼女が痛々しい。 同僚に金を貸して欲しいと言えず、アメリカにいるという優位性を貫く辺り… その気高さと、己の置かれてる「ホームレス」という境遇が胸に突き刺さる。 初めて体験するであろう目線と、そのホームレスという人種たち。  それでも彼女は「女としてのキレイさ」を捨てないよう、いつか「元の場所」に戻ろうという決意が伝わってくる。 それは米倉涼子というキャスティング無しでは成立しないだろうな…と唸ってしまった。  最後、彼女は再びアメリカに向う(と、思う)。  しかし朝焼けに映る彼女の表情は冒頭とは違う。  サバイバルに生き抜きつつ、自信を得た…そして最後まで自分を失わなかった美しさがあった。  正直惚れた。 結婚してくれ米倉涼子。(バカ)[DVD(邦画)] 8点(2008-06-20 03:28:43)(笑:1票) 《改行有》

51.  ラブリーボーン 《ネタバレ》 一番期待してた映像美については俺様ちゃん的にはそこまで凄さを感じなかった。 映像の綺麗さはあるけど、どこか対象物やオブジェのスケール感が合ってない感じがして俺的にはピンと来なかったンだわ。 色彩や解像度が良くても「場」としての有り得る光景というか「臨場感」がないとやはり印象に残る風景になりえないなーと思った。 アレだったら「コンタクト」のほうがよほど風景としては印象深い。 …一方、期待してなかったストーリーというかテーマに関しては、逆に唸らせられるモノがあった。 いわゆるハリウッドらしさ(分かりやすい娯楽という意)がない。 起承転結をハッキリつけ、「目には目を、歯には歯を」って展開じゃないところが良いと個人的に思った。 例えば犯人のサイコ野郎がスージーの遺体の入った金庫を穴に捨てる時、普通のハリウッドな展開の場合は(警察や家族などに)寸前で阻止される、とか。 あと、スージー、もしくはその身内にサイコ野郎が(逮捕も含め)復讐される、とかが考えられる。 しかし、そうではなく「アホに構うと自分もアホになる」じゃないけど、復讐で後ろを向くよりも、愛した人と最後にやり残したことを大事にする。 アレほどの凶悪犯を放置し「家族の愛」や「この世界でやり残し事」など未来や人間同士が繋がりえる愛に繋げてゆく。 復讐という「罰」を与えることなく、サイコ野郎を放置する。 確かに一瞬モヤっとした気持ちになり、爽快感がないと考え勝ちだが、考え方によってはサイコ野郎は「罰」で裁かれずとも「罪」を負ってる訳だ。 そんな魂の腐った奴はこの先幸せになれる訳がないし、そいつの存在を頭から消してしまって、残った者は幸せの連鎖を繋いでゆく。 それこそが(言葉の語弊はあるが)一番の復讐だと思うし、その考えこそが永遠に繰り返す復讐の連鎖を断ち切れると気づかされた。 そこに、この映画の基本的なテーマを感じ、魂の崇高なる立ち振る舞いが現れていて、むしろ東洋的な宗教観を感じた。 以上ハリウッドの枠から離れれば離れるほど、娯楽としての爽快感を欠いてしまう。 けど、映画から生きる指針とかヒントを得ることも正しいとするならば、このようなテーマも十分に意味がある。 とりあえず、俺の心にはちゃんと残る作品として評価させてもらいたい。[ブルーレイ(字幕)] 7点(2013-01-29 07:40:15)(良:1票) 《改行有》

52.  ダンサー・イン・ザ・ダーク 《ネタバレ》   この映画、創った奴らが一番ダーク。 2000年だっけかなぁ……確か大阪に帰郷した時。 昔、仲が良かった女友達と行く予定だった、この映画。 色んな想い出が追従して、ずっと観てなかったんだわー。 でも、大学の生徒から感想を聞かれたんで観ない訳にいかんから急遽Amazonで購入して、閲覧したんだが… …うぅ――ん…(色んな意味で)すげぇ映画だった。 全てが「人を不快にする為に作っている」ってのが、さ。 悪いけど…この映画で俺は、一切っ!…感動なんざしなかった。 もっと言うと、不快感極まりない! 俺は、不快映画の頂点と(個人的に)想ってる「異端の鳥」や「炎628」、そして「エレファント・マン」ですら作品としての完成度は高いと思ってる。 けど、この作品は最高のスタッフ、キャスト、そして技法を使いながらも、人間の感情を不快にしようとしているのがミエミエなんだわ。 まず、カメラは「手持ち撮影」で、観てると酔ってくる始末。 俺は前に「ノロイ」を映画館で観てて、気分悪くなってトイレで吐いたのを想いだしたくらい。 あんときゃ「本当に呪いに掛かったんかな?」と思ったわ。 それはそーとして、カメラの動かし方も、まーた最悪で、その動作方向をよーく確認してたら第三者の視点になってやがんの! すなわち、強制的に「その場にいる人間」にさせられてしまう動き… そう、「主人公を助ける事など出来ない第三者として参加させらる」って意図を強く感じて最悪。 更にはミュージカル映画なのに状況が「工場内作業場」やら「電車の路線上」 そして「刑の執行場」とミュージカルダンスには不安定極まりなく、俺は最初から最後まで「大丈夫かなぁ?ケガするなよ…」って気持ちになり、ミュージカルなのに「リズムに乗って身体が動く事は一切なかった」んだけど、どーなん、コレ? ともあれ、だ。 創りが下手とか、構成がダメって訳じゃない。 最高のスタッフが集結して、全部計算した上で不快感にしとる! それと、上記の評価もあるが、うーん…。 これは仲のいい人間にしか報告してない事なんだけども… 2年くらい前……俺は持病で「眼の中で大量出血」しちゃって、視界は真っ白の擦りガラス状になり、失明しかけた。 いやー、視力を失うかも知れない!って精神状態が、どんどん心を疲弊させて、心も体もヤバくなってしまった。 気持ちも「人に迷惑を掛けたくない」、とか「見下されたら”次”がなくなる」って焦ったり…本当に側近の人間にしか報告してなかった…。 心が弱ってっから要らん妄想もする。 よーく考えたのは「両腕がない」のと「両目が失明」と、どっちが怖いか?…個人(それぞれ)に違いはあるだろうけど、俺にとっては両目が見えないってのは悪夢だなぁ~と思った。 そういや、昔に癌に掛った時、「ドラゴンボールの神豆」にもムカついたw っつーか、悲しいってより自暴自棄な気分になってたしな…。 その考えって「病人限定」じゃないだろうけど、心の状態で作品の捉え方って大きく変わるなぁーてのを勉強できた……病んでるけどw あ、でも「2.0」だった視力も、今は目にレンズを入れて(日々後退してるけど)「0.5」くらいになってる(はず)で、ここまで視力が戻った事にはアレです。 治療してくれた医者に、勇気づけてくれた仲間に、そしてあちこちに配慮してくれて人間としての正しい道を説いてくれたた姉ェちゃんにはマジで感謝してる。 健康ってのは、本当に幸せの基本だよなぁ~…と思う日々。 だから、この映画の主人公の視力がどんどん下がっていく描写が(妙に上手くて)辛かったわー……病んどるなぁ、本当にw だから、俺の気持ちも「可哀想」ってより、「もっとしっかりしなきゃダメだ!」とか「弱ってるなら人を頼る勇気も必要」とかね…余計なお世話だけど。 まぁ……作った人らはそれも知ってて、ワザと「救済できない不幸の道筋と結果」を用意してたんだろうけど…ヤな感じ。 うーん、色々と想起して、嫌な気持ちになった映画だったなぁ…。 ともあれ、映画ってのは…神経を集中して観る人がいる。 創った人間の意図や想いよりも、強い気持ちで観る人もいるんだよなー。 面白い作品を創作できるよう努力するのは、クリエイターとして当然の義務だけど…なんつーか、もっと強く意識して、心掛けなきゃなんない事ってのもあるんだな、と考えるきっかけになった………かな、多分。 それより創った奴ら…ダーク! ダークすぎる!暗黒面が酷いッ! 皇帝閣下に心をヤラレたんか!ライトサイドの心はどこに?! つか、シスの一員かよ! ミディ=クロリアンが足りなすぎ![ブルーレイ(字幕)] 5点(2021-01-23 23:14:02)(良:1票) 《改行有》

53.  イヤー・オブ・ザ・ドラゴン 《ネタバレ》 当時ミッキーローク大好きだった俺様ちゃん。 コレ、TVでやってるのを何気なく観てたんだけどグイグイ引っ張られた。 暴力の描き方がそれまで(俺様ちゃんが観た範囲)の映画と全然違っててビビッた記憶が… 物凄く、犯罪を結構リアルに描いてると思うよ。 設定って意味じゃなく人間の暴力性をね。 なんつーか人間に対しての陵辱ってのをよく判ってる監督だな、と思った。 それと、ミッキーロークって、あの当時やっぱり女が護ってあげたいと思う仕草が上手いなーとも思った。 妻を殺された後の葬式のシーン。 色んな後悔とか悔しさが混じって泣いてるあの場面… 男の俺でもキュンとしちゃったもんなー。(因みにホモじゃないです) あ、そういえばTVの時って、ジョン・ローンの声が池田”シャア”秀一だったんだ。 凄くカッコよくてマジでアレでファンになった記憶がある。 で、後日速攻でLDを購入しようと店にいったが無くて、どこでも売り切れだった。 それでも友人と一緒に大阪中を回って発見したときは感動したなー。 ま、後日調べたら単にメーカーがあまり作ってないらしく、人気があって売り切れじゃなかったんだけど。 …で、家でワクワクしながら観ようとしたら…さ。 ジョン・ローン、広東語なんだもんよ!!!! …………よくよく考えたら当たり前か。(汗) 更に〆が中国語の歌で気が抜けて放屁した(マジで) 洋画劇場じゃ、中国人のキャスターに介抱されて2人でスローモーションで終わるトコだったのに… ちょっと騙された気分になった。(誰に?) なんか、TV放映って微妙に本物より良くなってるのあるよね。 ブルース・リーの「死亡遊戯のOP」とかジャッキー・チェンの「酔拳の歌」とか。 あ、酔拳スゲェ観たくなってきた。(馬鹿)[地上波(吹替)] 7点(2007-04-16 11:36:15)(良:1票) 《改行有》

54.  ヴェノム 《ネタバレ》 アメコミの中でもスパイダーマンは好きな部類。 そういった訳でヴェノムは大好き。 そのヴェノムをどう料理するのか、と期待してたが… うん、なるほど…微妙なバランスで成り立ってる。 スパイダーマンはおろかアベンジャーズみたいに他のマーベルヒーローが出ないんだったら、冒頭の宇宙船も要らんだろうに。 もっと言えば、敵であるカーネイジ(スパイダーマンの最強の敵)もどきのシンビオートのエイリアンも要らない。 この作品はスパイダーマンを始め、他のキャラとのコラボをしなかったんだから、変に他のマーベルヒーローに合わせる必要なんて皆無だろう。 俺的には作品の位置づけとして「他のマーベルヒーローのバリエーション」ではなく、ヴェノム以外の怪物(やヒーロー)を出さすに「リーサルウェポンシリーズ」や「ダイハードシリーズ」、「ボーンシリーズ」のような【SFではないド派手なアクション】で押し通した方が良かったと思う。 ヴェノムの弱点となっている、あの「低周波の音波」や「炎攻撃」などを駆使すれば、アメリカの近代兵器でも十分に応戦可能だし、ヴェノムの一方的な戦いにならない展開に出来たはず。 まず、敵のエイリアンを見た時「えっ?まさか、無理矢理カーネイジを出した?」って勘違いした。 それと(これは俺的な好みだけど)あのハルクでも最後のバトルに訳の分からん、(ハルクと同族性の)敵を出した時よりも、戦車とか戦闘機、兵士など現用兵器を出した方が燃えたのと同じで、そうして欲しかった。 そう、言わば…通常のゴジラシリーズのような「怪獣VS」ではなく、異物はゴジラだけで自衛隊との戦いをクローズアップした「シン・ゴジラ」のように。 ともあれ、シンビオートと主人公の友情とやり取り、そこが一番に他のヒーローと比べて異質だったんだから、そこを突き抜けさせて欲しかった。 色々とツッコミどころや要望もあるが、ただ一言…好きゆえに凄く×2、惜しいなーと思う。 寄生獣(映画は未見)とかもそうだけど、異質なものとのバディものって、ちゃんと作れば面白くなるのになぁー。 それこそ、他のマーベルヒーローで出来なかった事なのに。[映画館(字幕)] 7点(2018-11-17 02:08:28)(良:1票) 《改行有》

55.  ランブルフィッシュ 《ネタバレ》 「これより先、バイクボーイの縄張り」(―公開当時の字幕より―) シビレるフレーズから始まる映画。 バイクボーイの生き急ぐ運命を表してか?風雲急を告げるモノクロームの空。 俺が青春映画の中でも屈指に選ぶのはこの「ランブルフィッシュ」だ。 圧倒的強さとカリスマで、地域ワル共の王となったバイクボーイ。 彼は2度ほどこの映画の中で喧嘩の強さを見せる……が、その実力は映画を観てる者にとって表現不足で未知数。 けども、全てを映し出さないことが逆に彼の強さを大きく想像させられた。 ワルと言うのは端々から「滲むモノ」や「見えるモノ」で強さを測定する。 ある時は大いなる過大評価なのだが。 まぁ、いちいち身体を張ってたら命が幾らあっても足りないし、負けた日にゃ全てを失う。 その恐怖を嫌って程、知ってるのもワルの資質だったり。(多分) 最小限の労力の中で最大限の観察をし、「やるべきときはやる」からワルなのかも知れない。 それはさて置き…若さ故の一直線さを見せる弟、ラスティ・ジェームスは「究極の一人称男」。 それに対を成すような…周りの人間の中で一番「第三者の視点」である兄、バイクボーイ。 父と兄弟…そしてアル中である父の、3人でのひととき…「いつか兄貴のようになれるかな?」とはしゃいだ弟に、 父は笑顔を止めて言う…「そうならんように祈れ…」と。 それに反論することもなく、むしろ受け入れているバイクボーイの表情が悲しい。 この時既に、バイクボーイは命の散らせ際を、自分の中で決めていたのかもしれない。 ある日、バイクボーイはペットショップの水槽を見つめていた。 見つめる熱帯魚は「ベタ」という名前の闘魚【ランブルフィッシュ】 激しい性格で、相手が死ぬまで戦い…鏡に映った己の姿にすら闘志を向る魚。 憑り付かれたように水槽を覗くバイクボーイは、弟にこう言った… 「闘魚は…水槽だから闘うんだ…広い海なら闘わずに済むのかもな…」 意味も解らないままのラスティ・ジェームス。 そして、運命の夜は…一気に2人をクライマックスに疾走させる。 最も尊敬する兄を失ったが故に海と言う自由の象徴を得たラスティ・ジェームス。 「何かを失う事で何かを得る」青春とは…いや、人生とはそういうものなんだろう。 家族…友情…恋人…との「繋がり」は余りにも不確かで、切なく…脆い。 そんなモノクロームの寓話。 【追記】…な、何で【笑】が付いてるんだろ?(汗)[映画館(字幕)] 9点(2007-01-23 16:44:39)(笑:1票) 《改行有》


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