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評価順1234

41.  スケルトン・キー 《ネタバレ》 オチが全て。びっくりさせられる。しかし救いがない。気の毒。[DVD(吹替)] 5点(2009-09-24 10:49:29)(良:1票)

42.  GODZILLA ゴジラ(2014) つまらない。人間ばかり映してるけどこれがまたつまらない。そんな延々と軍人を見せられても。水爆実験は怪獣を倒すためにやってた・福島原発の事故は怪獣の仕業だった・あの区域を閉鎖したのは放射能があるからではなく怪獣を秘密にするため…というセンスがもう駄目。旧日本軍が真珠湾を奇襲したのは怪獣を倒すためだったのですと言ったらお前らアメリカ人は喜べるのか?やっていい事と悪い事がある。てか本題がゴジラなのかムートーなのか分からない。このゴジラは一応お目見え初登場という設定なんでしょ?ならまずゴジラをじっくり見せなきゃ。ムートーばっかり追ってるじゃないか。そういうのは続編でやるべきでしょう。まずゴジラがどんな奴かを見せてこちらの興味をじっくりと引き、魅了出来てから敵怪獣を出さないと、何を楽しみに見たらいいのか分からないよ。僕達は「ゴジラ」というタイトルに惹かれて見てるんだから。あと渡辺謙はゴジラの何なの。やたら詳しいけどカッコ悪いゴジラヲタクでしかない。戦わなきゃ。ゴジラがやっと暴れ出したのが1h25、やっと戦い出したのが1h40。遅い。おっ戦い始めたかと思ったら暗転したりよく見えなかったりと何を見せたい映画なんだ。少なくともこれはゴジラではなくムートーというタイトルじゃなきゃおかしい。加点する要素が全く見当たらないが、0点1点つけた映画よりはマシな気がするのでCG頑張ったねと2点つけとく。[ブルーレイ(吹替)] 2点(2015-10-11 08:02:18)(良:1票)

43.  漂流教室 《ネタバレ》 鑑賞中にツッコミ所をメモりまくるなんて初めてだ。それほどツッコミ所満載の映画。全部羅列して投稿したら容量を倍以上オーバーしてるって弾かれましたよwしょうがないのでなるべく簡潔に。まず、こんなにリアリティを感じない映画も珍しい。普通こういう状況でそんな行動取らんだろってのばっか。リアリティどころかセンスも感じない。この監督の悪い部分全てにブースターをかけて滅茶苦茶にした映画。ダサい、臭い、チャチい、唐突、意味不明。グランドスラムを越える痛さ。地震が起こってパニクるシーンは無駄に長く意味不明だし…外と電話が通じるか確認するだけなのに誰がどこに電話かけるか揉めたり。黙って110番しろよ…こんな状況で色恋を口にし始めるおめでたい奴はいるし…口から砂吐いてバッタリ倒れるオバサンはどうしたんだあれ。CMにも使われてたけど、単なるインパクト狙いか?…テレビのレポーターが「タイムスリップでは」とか唐突過ぎだろ。名優高橋悦史におかしな台詞ばかり言わせるなよwそこに現れた翔の母親が「私のせいです!」ってあんたは神か!…アホ女教師は貴重な食料を関谷に投げ付けるし。みんなが化物と戦ってる最中になぜかピアノを弾き始めるし…ピアノの音が化物退治に有効なら、なぜピアノを弾いていた女教師は化け物に喰われるの??…腹減ったから飯食いましょうってアンタら、給食室に子供を入れるな!無秩序にデブがモサモサ食い始めてるじゃねーか!ちゃんと分配しろよ!…母から息子へ謎のバット渡し。そのバットはなぜ給食室の床から現れた?…とにかく暗くて何が行われているかよく分からないパニックシーン。稚拙なセットを誤魔化してるようにしか見えない。ドリフのコントの方がまだ緊迫感あるぞ。…化物をやっと追い払ったと思ったら何も対策せずに寝るな!寝てる間に襲ってきたらどうするんだ!…失恋したくらいで蒸発すんなよ男教師!大事な生徒達を置いてどこ行くの!…リーダーに着任した翔、貴重な水を勝手に拝借してるヒロインを見逃す。って…パンティ洗ってるしwここは貴重な加点ポイント。んで、不正を見逃された礼にキス。そこから芽生える恋愛ってオイ……で、最大にして唯一の見せ場が砂のシャワーシーン。微乳バッチリ。何の意味もないシーンだが貴重な加点ポイント。てな訳で官能映画だと思う事にした。でなきゃ2点も差し上げられない。歴史に残る駄目映画である事は言うまでも無し。[ビデオ(邦画)] 2点(2009-10-25 11:21:48)(笑:1票)

44.  2ガンズ 《ネタバレ》 予備知識無し、デンゼルワシントンなので身構えて見たが、結構重要な人が死んだり裏切られたりとハードな展開からのみんな集まって爆発と共に一斉にドンパチ始めちゃってと、ああこれコメディなんだと最後にやっと気付いた。本編1時間40分くらいのサックリ見れるお手軽作品。[CS・衛星(吹替)] 6点(2015-04-26 00:21:46)(良:1票)

45.  カラフル(2010) 《ネタバレ》 終始お母さんが不憫で仕方ないのだが、この作品のテーマである「自殺は罪」と同様、どうやらこの世界において不倫はかなりの重罪であるらしい。罪を背負った主人公以上に母は苦しみ続けるのだ。既に折れた心に鞭打ち息子と向き合おうとする姿は、これ「萌え」である。いつしか観る側はひたすらこの可哀想なお母さんが救われる事を望む様になる。同様に、いつまで経っても想い報われない佐野さんが可愛くて仕方ない。俺なら迷わず嫁にする。さてもう一人のヒロインひろかだが、売春は罪というより病気なのだな…そんな描かれ方である。この病気が同情の対象として描かれるのだ。泣き言を言って主人公に励まされる始末。主人公の許容基準は、好きな子の売春=病気>母の不倫≒鬱陶しいブス、の様だ。私は個人的に鬱陶しいブスが最も許せる気がするので、主人公への共感度は薄かった。しかしどのキャラに思い入れするも良し。健気な母と佐野さんに出会えただけでもこの作品は十二分に価値有りなのである。親友の早乙女君も、とても好感の持てる好人物。彼が登場するだに顔が綻ぶ。そう言えば子供の頃、こんな友達いたなぁ…と、良き思い出に浸って和む事が出来た。どうやら主人公が救われた最大の要因は「人に恵まれた」事による。プラプラが言う「人は誰かに必要とされている」は、なかなか気付けるものじゃない。気付かせてくれる人がいるかどうかだ。それに気付く時は「自分がその人を必要としている」時だったりする。鬱陶しく感じたはずの佐野さんは、実はなかなか気付こうとしない主人公に気付く様促し続けてくれていたのだ。きっと彼はその事に気付く時が来るだろう。…他にも色々思う所・良い所があったが、大体他の方々が書いて下さってる通り。映画好きの知人にお勧め出来る良作です。[DVD(邦画)] 8点(2013-10-08 17:46:05)(良:1票)

46.  秒速5センチメートル 《ネタバレ》 映像特典で監督がなぜこんな構成にしたかを語っていたが、構成上の事情はともかくこのストーリーは何だ。あえて観る者を不快にさせるメカニズムを研究して作ったのではないかと思わされる見事な暗転。一章で心暖まる長距離恋愛、二章で応援したくなる片思い、最終章でこれまで積み重ねてきたものを全く結実させずバラバラにして終える。せめて二章の子と主人公の再会くらいまでは描いてもいいだろう。それをしなかったのは「絶対に報われてはいけない」と決めてかかって作ったからとしか言い様がない。最後により高い位置から落とすために用意された一、二章だった。もしこの作品を気分害する事なく観たいのであれば、一章目のみで視聴をやめる事をお勧めする。私は二章目の女の子が好きなので、二章目のみを観るのも良いだろう。なぜこの作品が賛否両論巻き起こす事になったのか、その理由を知りたいのであれば全編通しでどうぞ。クリエイター・作家もしくはそれを目指す人達に対し、物語を作る上で「やってはいけない事」とは何かを示し、「やらねばいけない事」は何かを考えさせてくれる、教材のような作品だなと思ったりもした。そういった意味で一見の価値有り。見終わってしばらく経つが、思い出すだに不快になる。自分の中でどんどん評価が下がっていくので、0点にならないうちに3点献上しておく。なぜか「4点以上は付けなければいけない」という強迫観念に駆られる不思議な作品なのだ。大変危険である。[DVD(邦画)] 3点(2014-02-02 14:30:16)(良:1票)

47.  ワンダーウーマン 《ネタバレ》 ファンタジーを第一次大戦という凄いリアルな出来事の中に落とし込んだもんだから、主人公ダイアナの言う事がとても荒唐無稽に感じられる。当然誰も信じない。ついには見ているこっちも疑い始める。ダイアナが母から教えられてきた事は全てお伽噺なのではと。実際悪の親玉を倒しても何も起こらない。しかしこれこそがこの映画に仕掛けられたトリック。無いと思っていた事があったという意外性の物語。てかお前かい!って役者からして意外過ぎる。ついには神々がどうとか人類創生とか原罪とかそんな所まで行っちゃって、愛こそ全てで纏めるというベッタベタなお話。ある意味基本に忠実と言える。だから感動もするし、何度もホロッとさせられる。外さない映画なので万人にお勧め出来ます。反面、これは新しい!って要素はさほどでもないのでまあ傑作ではないけど良作。[インターネット(吹替)] 6点(2018-07-17 09:45:19)(良:1票)

48.  かぐや姫の物語 《ネタバレ》 これは単に闊達な少女の喜怒哀楽や生き様を描いただけの娯楽作品ではない。人間の本質とは何かを問う、高畑勲の人間観を世に突き付けた作品だ。高畑がこの作品を通じて強調したのは、人が自由を求める心、欲望、極端に言ってしまえば「煩悩」の肯定である。この映画には幾つもの高畑解釈・オリジナル要素が挟まれているが、つとに「友達と野山を駆け巡った幼少期の楽しい思い出」が姫の心、作品全体を支配する。姫の「自由への渇望」を強調するためだ。籠の中の鳥となった姫は、終始人の世の煩悩に振り回される。養父の上昇志向、男達からの求愛、そして帝に迫られる(男の直接的な煩悩に触れる)や、ついに現世=地球での暮らしを疎ましく感じてしまう(この時の姫のゾッとする表情がまた秀逸)。これが月の世界=極楽浄土帰還のスイッチとなる。月から迎えに来る王が釈迦の姿をしていたりと、仏教義への痛烈な皮肉が垣間見える。煩悩にまみれ穢れた人の世=地球に憧れた罪により、人の煩悩に苛まれて生きる罰を与えられた姫は、しかし最終的に自らの煩悩を肯定する事になる。男達からの求愛を尽く退けてきた姫が唯一グラついたのが「駆け落ち」の勧誘だった。「ここではないどこかへ行き二人で暮らそう」との言葉に、自由を求める姫の心は一瞬揺らぐが、それまで姫を肯定し続けた養母に珍しく阻止される(これは駆け落ちなど大概上手くいかないという年長者からのアドバイスであり、倫理観によるものではない)。しかし幼馴染みのイケメン青年と再会するや、彼が妻子持ちであるにも拘らずあっさり駆け落ち宣言。もちろんこれは幻想に終わるが、姫は初めて女としての欲求を素直に表現し、不倫という不道徳な願望=煩悩を抱いた。「人の世は穢れてなどいない」と力説する姫の言葉は、高畑自身が叫ぶ人間賛歌ではないだろうか。自由を求め、欲求を抱く事こそが人間の本質である、と。こうして原文「竹取物語」にて描かれていない姫の「罪と罰」を明確にした点がこの作品のテーマであると同時に最大の見所・魅力である。[映画館(邦画)] 9点(2014-02-19 02:44:10)(良:1票)

49.  凶悪 《ネタバレ》 販促ポスターを見て、山田孝之が凶悪なのかなって思っちゃった訳ですよ。予備知識なしに視聴して、なるほどと。一見紳士的な先生だがとんでもなく残虐、凶暴な須藤は逮捕後には宗教観に目覚めて(という振りなのか分からないが)おとなしくなり、正義感で動いているはずの主人公・藤井は人の死を強く望んでいる事を悟らされる。人の表裏というか二面性をテーマにしているのだろう。それはさておき嫁さんに対していくら何でも無関心過ぎでしょう。そっちばかりに不条理を感じてしまって痛々しかったよ池脇千鶴可哀想。リリーフランキーとピエール瀧の好演が素晴らしいのでそこは加点。朗らかな園長さん役でCMに出ておられるリリーさん、俳優に吹き替えにといずれもコミカルで楽しい役ばかりのピエール、両者の鬼気迫る演技が見所。[インターネット(邦画)] 6点(2018-02-22 15:14:00)(良:1票)

50.  死霊館 エンフィールド事件 《ネタバレ》 内容としては最近のホラー映画にありがちなお化け屋敷状態で、出来のいい怪談話を聞いた時のような背筋がゾッとする系ではなく、どちらかというとビックリ系。自分的にホラーとビックリは違うんだよと前作に関しても強調した訳ですが、今回のこの高得点は怖さに対してではなく爽快感。いや確かに画的にもよく作ってありますよ。でもこの映画の決定的な違いがそのラストにある。ホラーって解決したのかしないのかよく分からない、含みを持たせたようなモヤモヤした終わり方するのが多いじゃないですか。これに関してはもう完全勝利。ほとんど勧善懲悪ですよ。あまりの痛快さに泣けてしまいました。これだけ悪魔を気持ち良く吹っ飛ばしてくれるホラー映画は見た事がありません。うん、やっぱ散々悪さした奴には最後に消し飛んでもらわないとね。さらに加点ポイントとして、ヒロインの少女ジャネットを演じるマディソン・ウルフが可愛い。エドの気持ち分かるわ。俺でも命懸けで助けると思う。[インターネット(吹替)] 8点(2017-01-30 03:18:28)(良:1票)

51.  ピッチブラック 《ネタバレ》 怖かったし、よく出来た映画だと思ったけど、何かこう、やるせないんだな。生き残らなきゃいけない人が死ぬってのは、やっぱ釈然としない。ホラー映画ってのはかように意外性で驚かそうとする傾向が強いが、怖いのと釈然としないのはちょっと違うと思うんだ。やはり納得して終わりたい。[DVD(吹替)] 6点(2011-03-30 07:22:35)(良:1票)

52.  ドクター・スリープ 《ネタバレ》 スティーブン・キングの超能力バトルと、キューブリックのサイコホラー。どちらもてんこ盛りの素晴らしい続編です。まず勧善懲悪から入る時点で自分にはワクワク物。主人公が一旦躊躇するも仲間に背中を押されて立ち上がるなんてのは少年漫画さながらの王道。強大な敵を倒すために前作の強大な敵をぶつけるという、さながら人類が宇宙怪獣を倒すためにゴジラを呼び寄せるかの様な、はたまたロメロの元祖ドーン・オブ・ザ・デッドで暴走族にゾンビをけしかけるかの如く、言うなれば襲い来る化け物だったT-800がT-1000からジョンを守るために未来からやってきたT2の様に、昨日の敵は今日の友、しかしその友はやはり友になどならず最後に主人公達に襲い掛かってくるという、ああやはりこれはホラー映画なんだなと気付かされる訳です。  前半のバトルだけでも十分痺れるのに、後半はきちんと「シャイニング」に突入。個性的なあの幽霊達も勢揃い。もちろんあの可愛い双子ちゃんも。そっくりさんだけど特徴的な眉毛のお父さんも。お母さんが追い詰められるシーンもきちんと撮り直し。当然あのホテルの中も外も、迷路も、あの古~いタイプライターも、バーも、ざっば~んと豪快に血が流れ出るエレベーターも。みんなちゃんと出て来てくれますよ。前作ファンへの大サービスがいっぱい。そういう旧作をリスペクトしたノスタルジックな作品、いいですね。自分の好きな要素がこれでもかと盛り込まれた傑作です。ボイラーに火を着けるという発想はキング側へのリスペクトかな。  ヒロインのアブラもやたらと勇敢で毅然としていて、どんどん美人に見えてくる。ラストもちょっと悲しいけど綺麗に纏まります。2時間半が全然長く感じない、充実の一時を過ごせました。[インターネット(吹替)] 8点(2023-03-30 05:51:19)(良:1票) 《改行有》

53.  アントマン 《ネタバレ》 主人公は離婚し、元妻は既に再婚。親権も取られてしまい、愛娘の誕生日に出向いても元妻と新旦那に邪険にされる。これ系の映画は数あれど、この映画ほどこうした微妙な人間関係を綺麗にまとめたパターンは珍しい。主人公スコットは元妻の新しい旦那パクストンとは娘を巡って反りが合わず、さらにスコットは犯罪者、パクストンは警官という困った関係。だが二人は友人であり、娘を救ったスコットを見直したパクストンがさりげに逃亡の手助けをしてしまう。最後は娘と妻と四人で食卓を囲い、友情が健在である事も確認された。感涙ポイントである。蟻と協力し自ら蟻のように縮小化して戦うという新しいヒーローのアクションも見所だが、悪役であるはずのダレンが恩師ハンクを始末しようとして躊躇してしまう等、登場人物達の人間臭さがなかなかにしていい味を出している。アベンジャーズのファルコンがゲスト出演し、スポット参戦かと思ったらきっちり続編への含みを持たせて締めくくり期待させてくれる。終始上手い構成。全体的にコメディタッチで、胃もたれしないのも良い。マイナスポイントとしてホープの声。どうも違和感あると思ったら内田有紀らしい。話題作りに役者を声優に抜擢するパターンは成功例も多いので決して反対はしないが、これは失敗。パワフルな役なのに声へろへろ。もうちょっと修行させてから本番に臨ませようね。[映画館(吹替)] 7点(2015-10-09 14:02:03)(良:1票)

54.  グレイヴ・エンカウンターズ 《ネタバレ》 心霊系のやらせ番組を作ってるスタッフが、まあ当然死者を冒涜するような真似をしてる訳ですが、撮影に使った廃病院に閉じ込められ…という、コンセプトは非常に良いんですけどね。残念。部屋の隅にいる謎の女が振り向く所と、舌切れおじさんが天井に張り付いてる所は怖かった。それだけ。だって大方の心霊現象がドリフなんだもん。壁から一斉に何本も手が生えてくるとか、どうせいるだろうと思ったら案の定バスタブの中からドバッと人が出て来て仲間を引きずり込んだりとか。なぜか病院の構造が変わったり、幽霊が実体化し過ぎて怪物みたいになってたり…何これ、ホラーじゃなくてSF?って思ったけどサイエンスの部分は最後まで発見出来ず。怖がらせるというよりビックリさせる、お化け屋敷みたいな映画です。メインキャスト達もまんまお化け屋敷に入ったみたいな驚き様でギャーギャー大騒ぎ。やっぱホラーはハンディカメラでひたすら主人公視点を追うみたいな作りは向いてないと思う。視覚効果って大事だなと思った。肉体派のお姉ちゃんが薄着で暴れてくれるみたいなサービスでもあればもう1点くらい上げられたかも知れないが、とにもかくにも見せ場が少ない。主人公も歩きっぱなしで疲れたと思うが、俺も疲れたよ。[DVD(吹替)] 3点(2013-05-24 15:28:48)(笑:1票)

55.  貞子vs伽椰子 《ネタバレ》  評価が低く、なかなか手が出なかったのですが、いよいよ鑑賞。オチもネタバレ見ちゃって知ってました。期待値は限りなく低く、下手したら0点つけるんじゃないかってくらいのつもりで視聴開始。  結論から申しますと…いや猛烈に燃えました。6点。もっと高くしたいけど、6点。理由は追々書きます。  VSモノって、VSと言ってるだけで戦いもしないなんてのを子供騙しに見させられて育った世代なもので、これもどうなんだと思って見たらまあガッツリ戦ってるじゃございませんか。俊雄が貞子の画面に見入る、貞子の髪が俊雄をテレビに引き摺り込む、伽椰子が貞子を闇に引き摺り込む、そして貞子が反撃開始…ごめん、ネタバレのオンパレードだけど、ここは最大の見せ場にして個人的にホラー映画屈指の名場面となった。バトル物が好きなもんで、どうも。  対決と銘打つからには各キャラが戦士たり得る強さを明確にってなもんでまず俊雄が獅子奮迅の働き。闖入者が複数居ようがお構いなし。跳躍しては人の肩に飛び乗り首をへし折り、闇に引き摺り込んで回る。霊媒幼女の「(俊雄は)逃げた…伽椰子はこうはいかないよ」の能書きを聞くに、俊雄<伽椰子という強さの順列がここで成立している事が分かる。貞子登場で早々に俊雄はリタイヤし、いよいよ「俊雄は我ら佐伯家では小物…」と言わんばかりに真打ち・伽椰子のコココココ…である。これは燃える…燃えないはずがない。まあ冗談はさて置き愛する息子の敗北に黙って指を加えて見ている伽椰子母さんではない。尖兵として八面六臂の活躍を披露した俊雄の敗北により、いよいよ表題通り貞子vs伽椰子の機運が高まる。  まず両者が対決に至るまでのプロセスに唸った。なるほど「獲物の取り合い」という図式ですか。これは変に納得。自殺すら許さん!絶対に我が毒牙に掛ける!という執念というか怨念のぶつかり合いとした訳ですね。さらによくよく考えると、伽椰子も俊雄も佐伯家で再生された貞子のビデオを当然見ただろうから貞子に呪われる。出現した貞子は佐伯家に足を踏み入れてしまった訳だから伽椰子に呪われる。両者の直接的呪い合いも成立しているものと考えられる。不浄霊ですら呪いの対象になるのだから両者共その怨力たるや恐るべしである。幽霊同士の怨念対決というのは昨今例を見ない。まさに前代未聞の対決、記念碑的な作品と言えよう。  最後の禍々しいアレは盲目幼女が見たイメージ映像な訳ね。霊能力者コンビ、出て来た時は何だか少年漫画のベタなキャラっぽくてどうかと思ったが、見てれば慣れるし何より幼女に和む。俺も歳だから幼児キャラは無条件で和んでしまうんだな。俊雄もそうだけど。  融合に関しては皆さんと同意見で受け入れ難い所。貞子と伽椰子は今や長く邦画界で愛され親しまれてきたアイドルのようなもの。きちんと個性が確立しており、混同して訳の分からん物体にしていいもんじゃないと思います。これは各キャラのファンをガッカリさせましたねぇ。てか、融合させるなら貞子+伽椰子=山本美月にならなきゃ駄目でしょう。何のために山本が犠牲になったんだ。  それと、DVDという媒体に移し替えた意味・ネットにバラ撒いた意味がよく分からない。そこからどんな事態に発展していくのか楽しみにしてたんですけどね。  で、点数なんですけどね。普段は真ん中の5点を基準に上下なんですが、今回はこれだけ熱血出来るもんを見せていただけたので、個人的には10点差し上げたかったくらいなんです。そこから如何ともし難い部分を減点していきます。 ①伽椰子の家が「あの家」じゃない。佐伯家の撮影に使われたあそこは、この映画撮影時にも存在している。伝統あるシリーズなのだから、あの独特の「既視感」による恐怖と懐かしさで感動させて欲しかった。もう使えなくなってたとしても同じセットを組むくらいの気概は欲しい。 ②貞子のビデオが怖くない。何だあのアッサリ感は。訳の分からなさと井戸が怖いんじゃないか。ドアから出て来る貞子とかあんまり怖くないんですけど。てか「リング」のビデオには髪振り乱し貞子は映ってなかったよね…どうせ出すなら井戸からにして欲しかったなぁ。あのビデオは貞子の黒髪・白服と同じくらい重要な代名詞なんだから、気合入れて欲しかった。 ③前述の通り融合は駄目。個性は大事。あのDVDやネットに拡散しちゃった動画はどうなったのかと考えた場合、続編にも期待を持たせる終わり方でないと。あれじゃ続編は無理。 ④前述の通りあのオチなら貞子+伽椰子=山本美月にしなきゃ駄目。目ん玉ひん剥いた山本が血だらけで井戸から這い摺って出て来て終わりならもう1点くらい加点出来た。  玉城ティナは俺好みの美人で救われた。この人がいなかったらもう1点ばかし減点だったかも。そんな訳で10-4=6点です。[インターネット(邦画)] 6点(2019-01-16 06:54:02)(良:1票) 《改行有》

56.  ゾンビ・ストリッパーズ 《ネタバレ》 まずストリップダンスの素晴らしさに感動。みんなプロのダンサーだろうか、ホラーである事を一瞬忘れて見惚れる。しかし単なるエログロ映画ではない。ゾンビとなったストリッパー達が結構怖いのだ。人としての意識を失って獣のように襲い来るお馴染みのゾンビも怖いが、このストリッパーゾンビは人としての意識を明確に残したままゾンビとなって襲ってくる。妖艶な動きで近付き、男達は相手がゾンビだと気付かず食われまくる。しかも彼女達がゾンビになる事を欲した理由は身体能力(ダンス)の向上であり、当然ながら強靭になる。これが想像以上に怖かった。ギャグ要素もあるが、真面目に恐怖を追求した正統ホラー映画だと感じた。ゾンビと女体が大好きな方にはオススメ。みんな豊胸っぽいけど。[DVD(吹替)] 7点(2010-02-17 04:28:45)(良:1票)

57.  ビッグ・バグズ・パニック 《ネタバレ》 結構真面目なホラー映画だった。虫はさほど怖くないが、今まで普通に会話していた人物が怪物になって襲ってくるというゾンビ的な怖さを堪能出来る。突然脇腹から長い足が生えてきて、かなりのインパクト。目が見えないというのも個性的で、白目がまた怖い。この虫人間との戦いを軸に展開すればもっと凄い映画になったかも知れない。最後お父さんとの戦いを期待してたんだけどなぁ。バリバリの低予算でセットの安っぽさもコント並だが、虫の安っぽさに目が慣れているのであまり気にならない。[地上波(吹替)] 6点(2015-09-01 08:15:58)(良:1票)

58.  MAMA(2013) 《ネタバレ》 これまた金かけて作った洋モノ和製ホラーですね。やたら髪が長くカクカク動いて四つん這いで這いずり回る幽霊、頭が横に傾いて、コココココ…と音がして、色褪せた過去が再生され、陸橋の下で誰かがどっか指差してるシーンとかここまでオマージュしちゃうかと感心した。掴みは挙動のおかしい父親が闇に引きずり込まれていくホラーらしい衝撃展開、娘2人が5年も経って発見されるや四つん這いで闇を這い回るという十分に期待させられる序盤。しかし幽霊の姿が見えると少々ガッカリさせられる。ファンタジー物の悪い魔女さながら黒く長いボロボロのドレスに宇宙人のような細長い手足。ん~ちょっとカッコよく作り込み過ぎだ。血も繋がらないヒロインと長女に絆が芽生えるというちょっとした感動モノになっていき、長い時間かけてやっとこさ解決の糸口を解明し上手く話がまとまったかと思いきや次女が余計な事をして台無し。せっかく頑張って作り込んでるのに色々詰め込み過ぎて怖くなくなっちゃったのが残念。ホラーはもうちょっと単純でいいんじゃないかな。[CS・衛星(吹替)] 5点(2015-05-02 14:16:07)(良:1票)

59.  V/H/S ネクストレベル テンポ良く様々なジャンルのホラーが楽しめる。理屈は全く無い。ひたすら現象のみがそこにある。しかし一つ一つのエピソードがちゃんと作り込んであって、飽きさせない。みんなで集まってホラーでも観ようかなって時に最適のサックリ感。[DVD(字幕)] 7点(2014-09-30 23:53:15)(良:1票)

60.  メアリと魔女の花 《ネタバレ》 先に点を言う。5点だ。5点というと自分の場合、賛と否が半々な訳だが、今回は長くなるので酷評が大半となります。褒めるべき所はあるが、他の方々のレビューにお任せしたい。 何とも平坦に感じてしまう作品である。全く可愛くない猫と延々と行動を共にする意味も分からない。魔女だからって黒猫と行動を共にしなきゃいけないという固定概念を押し付けられている様で、総合的にこの作品からは新しいものを作ろうという気概が伝わってこない。 世界観とは登場人物がその世界をどう感じているかという事…なんて話を、とある人が語っていた。その時はピンと来なかったが、この作品を見て少し分かった、というかすごく重要な事なんだなと気付いた。メアリはこの家に預けられているらしい。親兄弟は全く出て来ない。この老婆が誰かも分からない。とりあえずメアリは退屈らしい。そこから何となく猫や人に出会い、花を発見し、魔法を手にし、空を飛び、魔法の世界へ…一連のくだりを見ていると、メアリがそれら事象と遭遇するだにどんな感情をもって接しているのか伝わってこない。表情が一定、うわっとか言うけどどう思ってるかも口にしない。感情の変化が伝わってこないから、見ているこちらの感情も動かない。我々はメアリと共に淡々と変化する事象の中に置かれているのみである。これでは感情移入も感動も出来ない。ピーターはのちに重要な役割を担うキャラなのだが、メアリがピーターをどう思っているかすら伝わってこない。とりあえず口喧嘩をし、とりあえずピーターが巻き込まれ、とりあえず約束したから助けなきゃと奔走し、とりあえずピーターが手にしてしまった魔法を利用する。そんな行き当たりばったりのために用意されたキャラにしか感じられないのだ。ピーターがどんな人物かもまるで描かれず、最初の印象で感じの悪い人物のまま話が進行してしまう事に大きな問題点がある。見ているこちらは何が何でもピーターを助けて欲しいと本来思わなきゃいけないんだろうに、残念ながらそうはならない。この作品のテーマ・期待は「メアリが魔法をどう使うか」と「ピーターの救出」以外に無いのだ。魔法によって世界が滅亡してしまう訳でもなく、魔法を背景とした切っても切れない大切な縁がある様にも見受けられない。そんな大きなものは担っていない。ならば何としても主人公メアリはまず「メアリなりの魔法の使い方で解決」しなきゃいけない。それが使い古された魔法モノを描く上での重要な個性となるからだ。そして「絶対にピーターを救出しなければならない理由」が発生しなきゃいけない。単に一緒に帰ろうと約束したからなんて軽すぎる。好感の持てる人物になってもらわないと、見ているこちらが応援しきれないのだ。ではどうやって救出したかというと、あろう事かメアリは切り札である花と本を奪われ、魔法を失ってしまうのだ。卓越した身体能力がある訳でもなく、動物を操る能力がある訳でもない。メアリには魔法しかないはずだ。魔法を失ってからのダラダラした展開は見ていて退屈を通り越してイラつきを覚えた。救出すべきピーターが目の前で変異し始めているにもかかわらず、敵であるはずのマダムと肩を並べておたおたしていてどうする。いつ魔法を取り戻すのかと期待していたら、結局ピーター自身の力で解決させるという何ともあっけない幕切れ。魔法なんていらないと言いながら魔法のほうきで飛んで帰る二人。この物語は一体何を我々に伝えたかったのだろう。テーマは何だったのだろう。「とりあえず頑張れ、付き合いの浅い人との約束でもきちんと守れ」って事なんだろうか。せめて愛するピーターを何としても奪還するという決意、心の叫びを聞きたかった。ひたすら流れに乗って、とりあえず約束を守るために奔走し、助けて帰還…という残念なあっさり感。猫の恩返しを連想した。ジブリ作品に例えるのは失礼だと思って避けようと思ったが、なぜ宮さんの作品が人の心を動かすのか今一度研究してみて欲しい。主人公達の「世界観」が生き生きと伝わってくる事に気付くはず。同じ引っ越しからの導入にしても、さつきメイと千尋の気持ちの違いはどう描かれているか。ただ表情や動きだけでなく、広い空の下で大暴れしながら優しいお父さんの明るい声が聞こえてくるか、狭い車の中に押し込められ母親の小言を聞かされるか。ジブリ双璧の傑作2編を並べてもこれだけ見事なコントラスト。そしてのちに起きる出来事に対し、抱くのは「期待」なのか「不安」なのか。そこからどう世界観は変化していくのか。見ている我々もそこに同調して感動するのだ。酷評しまくったが、アニメーションはよく動くし綺麗だし頑張ってるのでそこは加点したい。そんな訳で、大まけにまけての5点。[地上波(邦画)] 5点(2018-10-04 02:43:56)(良:1票) 《改行有》


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