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プロフィール
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性別 男性
自己紹介 今年は映画見れてないです。

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評価順123456789

81.  DENGEKI/電撃 《ネタバレ》 ”セガール・アクション”という独自のジャンルまで築いてしまった俳優スティーブン・セガール。 カルト的な人気を生みだしたセガールのアクションシリーズは独特の渋みと意味不明さがあって好きです。 お茶の間の大名物であり、泣く子も黙る沈黙シリーズは理由なしに偉大であり、やたらと「沈黙ファン」を作ってしまいました。 いろんな意味での「沈黙」がそこに含まれていそうなところが素敵です。 この作品は沈黙ではないみたいで、「電撃」ですが、もはや邦題からして意味不明な無敵さを放っております。 「電撃」って、あのマッチョな男共のスタンガンの我慢ゲームの事を言ってるのでしょうか? それがタイトルになっちゃうんですか!?流石です。 その場面のセガール先生の「スタンガン返し」は確かに名場面といえそうですが・・・。 さすが本物の格闘家であって、 彼の技には地味ではあっても品と重みを感じると思っていました。 まさに日本の道場を感じさせます。 まさに天然すぎる存在感は生けるジャスティス! そのキャラでいつかは「セガールVS藤岡弘」が実現出来ると思ってますが、まぁそれは僕の見当違いでしょうか。 セガール映画で描かれる社会も好きです。 今回は黒人さんと麻薬と、それから腐敗しきった警察を警官のセガールがボッコボッコと正義の鉄拳制裁、正義のカーアクション、正義のガンアクション、正義の手錠アクション、正義のセミナー椅子壊しアクション、正義のディナー乱入アクション、正義のヘリコプターの梯子引っかけアクション、正義のブッ刺しアクションが見られて光栄です。 美人署長がイイ!セクシーだ! 美人署長がセガールのジャスティスに火をつけました! 内容はなかなか面白いです。 でも一番面白いのはセガールがセミナーを受けているところでしたけど。 [地上波(吹替)] 6点(2011-11-28 00:09:32)(笑:1票) 《改行有》

82.  ロッキー 《ネタバレ》 なんか素晴らしかったです。 勝ち負けなんてどうでもいい。 、、、どう言ったらいいのか分かりませんが、ロッキーは試合後に「勝ち負け」なんて見えていなくて、ただ「エイドリアン」を叫び続けた、 そこがとても素晴らしいと僕は思いました。 勝ち負け(損得)なく無償だからかもしれません。 試合後、エイドリアンがロッキーに歩み寄る姿もとても印象的でした。 二人抱き合ったとき、ロッキーとエイドリアンしか存在していなくて、周りの人たちはただウザいだけです。「勝ち負け」も雑音です。 もしかしたら誰もロッキーとエイドリアンの聖域には入れなかったのかもしれません。 その位に二人は美しかったです。 自分に正直で真っ直ぐなロッキーにとても惹かれました。 強い男とはそういうものかもしれません。 トレーニングで石階段を上って、両手を揺り上げる彼の後姿が無償に美しかったです。 彼はチャンピョンです。 他人にどう思われようがどうでもいい、自分の道を行こうという気分になります。 ロッキーと相手のチャンピョンとが、それぞれ見えている世界観(目指している世界?)が違うのが比較されていて、それがとても面白いと思いました。 そしてこの作品は音楽がとても盛り上げています!この音楽を聴くとファイトが湧かずにいられません! そしてこの作品はファイトのでる作品です! いや、この作品自体がファイトそのものです!! 、、、他人を利用する人や恩着せがましい人っているんですが、可哀想な人なんだなと思いました。 ロッキーにマネージャーを断られて、悲しい表情でトボトボと階段を下りてゆく老人の姿が、とても心細く気の毒に映ったのは僕だけでしょうか? たぶん自分を彼に重ねているのでしょう。 [DVD(字幕)] 9点(2011-02-06 00:55:53)(良:1票) 《改行有》

83.  ディセント 《ネタバレ》 ほんとどんだけ怖いんだよっていうホラー映画だ。 特に点数の高いホラーを狙って見ている訳ではない自分には、 こんな怖いホラーに出会えるのは年に2度あるかないかだ。 まずこの映画をほめるとすると女性ばかりな点だ。 年齢は20代前半から後半の女性ばかりなので、ある意味で楽しい。 ロケーションは山小屋から洞窟内部だ。 その洞窟が怖い。 まず何が怖いって閉所恐怖症的な怖さだ。 狭い通路で天井が崩れそうになった時の圧迫感というか息苦しさといったらない。 それから暗いところの恐怖。暗いから何がいるかが分からない。 暗いところから心霊映像のように浮き上がる存在の不気味さ。 また正体の分からない存在に対する不気味さ。 ネタバレをいってしまえば地底人なんですが、正体が分かってしまうとそれほど怖くはない。 ただし急に出てきてビックリする怖さがある。 先は読めるけどビックリする。 久しぶりに心臓に悪いホラー映画を見た。 幽霊みたいのも怖いし、この映画どんだけ怖いん。 totalfilm誌が寄せたコメントにある「途中怖くて映画館を出たくなった」というのはあながち嘘ではない。 この映画の恐怖は、スペインのレック並みに成功しているかも。 子供のころにエイリアンを見たときに味わったような怖さだった。 個性豊かな女性たち。トゥームレイダーみたいな女が好き。 主人公の女は血を浴びた瞬間から人格変わった風だったけど、どうりでなと思った。 喉笛を事故で掻っ切られた女はかなり残酷だった。 それから「待て」って大声で何度もいってるのに突っ走るかよ。せっかちな女だな。 このように女たちのキャラクター性が濃くて面白いです。 終わり方は結構ダウナーだ。[DVD(吹替)] 7点(2013-07-07 15:23:23)(良:1票) 《改行有》

84.  女子高生サバイバル・ドライブ 《ネタバレ》 これは酷い映画です。嫌な気分ですよ。 もし真夜中にドライブしていて、知らない道を走る不安、真っ暗な中でぜんぜん目的地にたどり着かない恐怖感、そして道がどんどんと細くなってゆき、その中を見知らぬ相手に物凄いスピードで追われる恐怖、、、、本当に怖いです。 いや、怖いというか、嫌な感じしかしません。 本当に彼女らにとっては悲劇でした。 究極のネタバレだけれども、女子高生が後ろの車にウンチを投げつけるところが凄い! あと、「クシャミだと思った」っていうところで大爆笑した。 全編とおしてドキュメンタリーっぽいので、リアルというか、生々しい感じもあります。 彼女たちが他のホラー映画よりもリアルに「女子高生」な感じで良いデス。というのも、(変態妄想ですが)自分も女子高生になったつもりで、彼女らとドライブを体験しているような錯覚に軽く陥るからだ(ドキュメンタリー手法によって)。 他のティーン・ホラー映画などでは、男が必ず彼女等の側にいて、キスしたり、セックスしたり、ドラッグしたりしているが、この作品では女子達だけで濃密な(?)「女の世界」を醸し出しているのが良いのです(女子の世界も生々しいですね!)。正にそこには憧れの「ガールズトーク」空間が広がるです! 、、、いや~、途中で見るのを止めようかとも思ったが、しかし「どんでん返し」が必ずある物と思い(パッケージ裏にもそう書いてある)、それが見たいが為に最後まで観たデス。 犯人の女は、頭がどうにかしているとしか思えない。 彼女らは物凄い目に遭い、それは悲劇そのものですが、それを見た自分も悲劇でした。 [DVD(字幕)] 2点(2009-12-26 02:03:44)(良:1票) 《改行有》

85.  コックと泥棒、その妻と愛人 《ネタバレ》 最初の場面から下品でビックリした。 アルバートがほとんど一人で喋ってたなぁ、、、。 あの役の俳優さんが台詞大変そう。 ホントうっさい、声が大きい人ってイヤだね~自分の事ばっか話しちゃってさ~って思った。 この作品は決して気持ちの良いもんではありませんよ。 ゲロだの、腐った肉や魚介類に悪臭に蛆だの、アルバートの下品な言葉使いだの、 きわめて不快指数が高いです。 しかし何故か美しい。不快なものが「美しさ」を高めているのか、何故か美しく感じてしまう。 「美」と「酷」は相反するもので、しかしお互いがお互いを引き立てあうものだとある人はいいます。 だから何故か僕には、あのトラックの腐った肉が強烈な美しさを放っているように感じた(それは偏に僕の変態趣味によるものかもしれないが)。 しかし映像から「におい」まで感じ取ってしまうほど感覚の鋭い人には、あのトラックの腐った肉の場面は強烈過ぎると思います。 「強烈な悪臭」っていうのは生理的にダメだ。ついつい顔を歪ませてしまう。 だからあの場面は強烈な印象を受けた。 マイケルの殺され方がとても残酷で、参った。 強烈な「赤」がとにかく印象的だった。レストランの豪華でお洒落な感じが良かった。 レストランが真っ赤なのに対して洗面所が真っ白だったのもまた凄いセンスだ。 レストランとは全く違う空間を出していて効果的だったと思う。 ソプラノで歌う少年の歌声がとても美しく、この下品な作品に崇高な雰囲気をあたえていたように思う。 最後の「料理」が運ばれてくる場面は不気味だった。 色彩、デザイン、音楽、映像も美しく、下品なようで実は品があるのかも。 しかしとても生々しい。 この作品には独特の美学があるようだ。 とはいっても、婦人用トイレに入ってきて、まだ女性が入っている便所の個室の扉を次々と蹴飛ばしてゆくアルバートを見て、「この男ほんとサイテーだな!」とか思っちゃいました。 ベストオブ「最低な男」映画ですよ、コレは。[DVD(字幕)] 8点(2008-05-17 02:28:21)(良:1票) 《改行有》

86.  悪魔のいけにえ2 この作品は何度も観ているが、とても好きな作品。 観れば観るほどに深くなっていく。 前作にあった「暗くて退廃的な雰囲気」を失った変わりに、 全編を通してこれまでかというほどのハイテンションだ。 それがなんだか普通じゃない感じ。 独特の開放感がハイになる、 どこか遊園地のように楽しい作品。 始めのレザーフェイスとのカーチェイスの場面は観ていて興奮する。 なんかみんながバカっぽくて楽しそうです。 ストレッチは可愛いが、叫び声が少々うるさい。 デニスホッパーってどこかおかしいですよね? その彼が演じる「レフティ」がヤバイい。 お店で「レフティ」がチェーソーの切れ味を(振り回して)テストしているとき、その後ろで店のオッチャンの笑い方がヤバくて、それが変な感じで面白い。 いや、オカしいでしょ!あの笑顔は。 LGがマイペースで良い感じ。 「ドレイトンさん」頭がおかしいですよね?だって笑いながら怒っているんだもん!絶対に変だよ。 大会に優勝したドレイトンさんは帰りのトラックで歌っているが、その時の彼は超うれしそう。イカレている。。。 ラジオ局もどこか独特の雰囲気があって好きです。 人肉工場の遊園地跡は、だだっ広いために「暗さ」がなくて、前作あったリアリティが感じられない。 ディズニーランドのアトラクションみたい。 ドロドロしたものなのに徹底した明るさで描いている。 (でも人の皮を剥ぐところは気持ち悪いよ) このシーンは皮をはがれた「LG」が、フックに掴まって立っているシーンが、 「ベルセルク」に影響を与えているように思う。 あと、家族の「おじいちゃん」の目がとても人間じゃない。 なんか普通じゃない感じ、フーパー作品は脳裏に焼きつく。 もしかしたら、1回観てダメだった方は、もしかしたら3回くらい観ていただくとメチャクチャ好きになるかもしれません。 [DVD(字幕)] 8点(2007-12-04 00:51:29)(良:1票) 《改行有》

87.  トランスポーター3 アンリミテッド 《ネタバレ》 冒頭の辺はなんか車の宣伝みたいだった。 このシリーズの好きなところは、 スーツを着たアクションと、 ちょっとハゲていてもカッコいいところです。 ヒロインの肌はソバカスだらけですがそれが逆にいいっていうか、 彼女の瞳の綺麗さがさらに際立ったと思う。 映画によくある”影のある謎の女”っていうのはなんかセクシーだ。 悪のリーダーは頭良さそうでキレてる感じなんだけど、 自分の部下の頭をすぐに撃つリーダーって見切りが早いようでいて実は頭悪いんじゃないかと思う。 ドライバーのフランクは理性的であり、ヒロインの酒や薬はそれとは対照的だったのが印象的だ。 シリーズを通してだと思いますが、 フランクの理性は美女によって少し崩れていくのが面白かったと思います。 痛快なアクションシーンが多くてエンターテイメント映画としてそんなに失敗はしてなかったと思う。 さらにパンキーなソバカス美人が素敵だった。[地上波(吹替)] 6点(2013-08-27 21:58:43)(良:1票) 《改行有》

88.  運動靴と赤い金魚 《ネタバレ》 子供の心情を生き生きととらえた傑作だった。 ボロい靴には兄妹愛だとかいろんなものが詰まっている。 小さなものに込められた大きなドラマが感動的だった。 物は大切に使わないといけないと思った。そういうメッセージも込められてるのだと思う。 それから妹思いの兄の姿になんとなく感動した。 自然な描写の中にささやかな優しさが感じられてよかったと思う。 癖のある少年の表情が見てると面白くなってきた。 しかし綺麗な足してるなぁ。[DVD(字幕)] 8点(2013-09-28 18:06:53)(良:1票) 《改行有》

89.  Mr.ブルックス 完璧なる殺人鬼 《ネタバレ》 面白かった~。最後はアセったぜ! あの娘、気に食わぬ。娘を愛しているとしても、何の解決にもならんだろうに。 ブルックスがすごく良い。 殺人者を賛美するのもアレなんだけど、尊敬するよ。 年取ったら自分、ああなりたいと思う。 吹き替えで見たんだけど、なんていうか、彼の知的な感じ、冷静な感じ、そういうところに憧れる。 僕なんていつもテンパっているから、知的で冷静な人に憧れるんだよ。 彼のもう一人の人格が一人歩きして、まるで友人のように彼に甘くささやく。 そんな彼の目にしか映らぬ相棒も怪しくていい感じ。 少しリンチ風に、暗闇から現れる感じが。 解決されていないところが多く、そのまま終わってゆくが、まあそれもいいと思った。 ブルックスが魅力的だったから。 途中でアクション・シーンみたいなところもあるけれど、 ほぼ終始にわたり殺人鬼の人間像を、描いてゆくところを見ると、 「ありふれた事件」を思い出した。殺人の動機などが全然違うのに。 カメラマンに説明しているところなどは、ドキュメンタリタッチみたいだったでしょ? 違うかな? 屋上に立ち携帯電話で興味本位に女刑事に尋ねる場面、ハンニバル風でいい。 ブルックスはあんなにも夜の生活が充実しているのに、昼の仕事も充実し成功しているなんてすごい。 殺人鬼でありながら、平穏な家庭の良き父であり、慈善家として周りから賞賛されていた。 その両立が出来るところが、頭良いんだろうな。 家庭に殺人鬼的なものを一切持ち込まない完璧さ、殺人現場に何も自分のものを残さない完璧さ、クールだぜ。 「ただの変態」「依存症のおっさんだ」っていわれりゃ、それでお終いだけどね。 糞ヒモ野郎とクソ弁護士が殺される様をじっくりと見たら、もっと心がスッキリしただろう。 なんてね、自分はあのカメラマンと同じレベル。 [DVD(吹替)] 7点(2011-02-08 02:53:24)(良:1票) 《改行有》

90.  フライトプラン 《ネタバレ》 あ~面白かった。 後半は普通な感じだったけれど。 いや、僕は変な勘違いをしてた。 予告を間違えて解釈し「ジョディフォスターと少女以外の全員の乗客が消える」という内容だと勘違いをしていた! もしそうだと「空飛ぶ機内で姿を消した乗客たちはどこへ!?」といった物凄い謎が立ちはだかるのだから、それを見るのを凄い楽しみにして今まで鑑賞するのを先伸ばしてきた。 しかし、いざ見てみると消えるのは少女一人!自分の中でかなりのスケールダウンにガックシ(これは自分の問題)。 、、、話は変わり冒頭の地下鉄の空虚な雰囲気は好きだった。 あとジョディと少女が航空機の窓から見つめる場面が美しすぎた。 ジョディさん歳とったなぁ。この映画を見るちょっと前に「白い家の少女」をみたからそう思ったのかも。 ところで刑事さんは眠たそうな目をしていた。 僕はジョディに感情移入していたときは、かなり気まずかった。 日本語吹き替えでボソボソっと言う背景の言葉が胸に突き刺さる。 人は本当に愛するもののためには自己中になる。それは必死というのか。 しかしそんな必死なジョディを見ていると、周りの誰かにふと感情移入の矛先が変わり、 「この女うるさいなぁ」「周りの人が迷惑しているぞ」になってしまう。 これは自分の心の冷たさである。 なんのこっちゃ。 [DVD(吹替)] 5点(2010-07-13 03:05:36)(笑:1票) 《改行有》

91.  チャップリンの黄金狂時代 《ネタバレ》 何だかチャップリンの映画には、生きる喜びだとか感動だとかロマンとか、そんなものが沢山つまっているように感じます。 それは人生の輝きといってもいいでしょうか。 人間の本当の幸せはどういうところにあるのだろうかということが、彼の映画を見ると少し気づかされるようなきがします。 全く嫌味の無い人生賛美で、見ている観客の心が温かくなるのだと思います。 観客が厭味を全く感じないのは、チャップリンがそれだけ壮絶な人生を歩み、地獄を見てきたからこそ、これだけの清い喜劇を描けるのだと思います(もし嫌味を感じたならば、それは観客側の厭味です。チャプリンは無邪気であり、邪気は見る側にあるのです)。 それにチャップリンはとても繊細でロマンチストなのだと感じました。こんな暖かい作品が作れるなんて彼は凄いですよ。この作品を観ると僕は奇跡を信じたくなります。 いや~、やっぱり夢を与えてこその映画だと思いますね。 ずっと前に彼の自伝を読みましたが、チャップリンこそは本当の天才だと思いますよ。 [DVD(字幕)] 9点(2010-07-14 03:12:16)(良:1票) 《改行有》

92.  クライモリ デッド・パーティ 《ネタバレ》 森のトロールのような異形者が人間を殺しまくる人気ホラーシリーズ。 よくもこんなエゲツナイこと思いつくなという感じです。 思いつく限りのエゲツナイことのオンパレードで、 非道さを徹底しているところはホラーとして評価できます。 クライモリシリーズにしては異形達は人間に支配されているという頼りなさで、 最初、異形者達は滑稽でコメディーに見えました。 "クライモリ"なのに森でもないので”クライモリ―町で大活躍”といった感じです。 若者たちは薬とかやってるけど恋愛には一生懸命、そんなリア充たちの惨死映画。 残酷だけどスカッとするグロの連続はスプラッタホラーとして楽しいものでした。 町中が停電し異形者達の徘徊するシーンはサバイバルホラーテイストが感じられます。 観賞後の後味は深刻過ぎないダウナーさがちょうどいい感じです。[DVD(字幕)] 6点(2015-01-26 22:18:22)(良:1票) 《改行有》

93.  悪魔の毒々パーティー 《ネタバレ》 ほのかにB級でありながら青春ゾンビ・コメディ・ホラー映画の良作。 その青春さは「パラサイト」「スクリーム」「キャリー」などに迫る勢い。 アメリカンスクールとパンクロックな雰囲気がマジで魅力的だ。 そして個性豊かな登場人物。 生徒会長、やる気ない男、SF同好会(オタク)、プロムクイーン、チンピラ、パンクバンド、戦闘マニアの熱血教師、 皆輝いている。 いや、最初は皆冴えなかったがゾンビと一緒に青春もやって来たという感じか。 ピザ屋の車で通学したり、プロムに行かないでひねくれてバンドしてたりランニングしてたりでとにかく素敵なんです。 ゾンビたちはショーンオブザデッドやブレインデッドのようにユニークな演出がなかなかされてたと思う。 そしてゾンビ映画なのになんだろう、このライトな見ごたえ、アッサリと見れてしまう感じは。 さらに熱血風な団結をみせる最後の展開が素敵過ぎます。 最初は何年前に見ただろう。 その時はB級という偏見から低い点数を付けたが、 なかなかどうしてテンポも観賞後の後味も素晴らしくてかなり良い映画だった。 ただちょっとアッサリしすぎて心に引っかからないというか、再度鑑賞する気が起こるかというのがあるが、 自分は2度目だけどかなり面白かったし、思い入れが増したのか1回目よりもさらに好きになった感じだ。[DVD(吹替)] 6点(2010-07-13 03:20:12)(良:1票) 《改行有》

94.  ファントム・オブ・パラダイス 《ネタバレ》 オペラ座の怪人のロック版リメイク(?)。 原作を70年代に置き換えているのですが、その置き換え方がセンスありまくりなのです。 ほぼ原形をとどめていません。 主人公が可哀そうすぎます。 スワンは酷いことしてるのに憎めないほど素敵です。 ジェシカハーパーは美人です。 音楽と歌は最高に良いのですが、一部の曲では 視覚的に怪奇映画がモチーフになっているのが面白かったです。 怪奇とロックの融合はカッコいいです。 怪異なエンターテイメントが人々を魅了する様に僕は魅了されました。 エンターテイメントと死が結びついているところも面白いです。 起こっていることを二つの視点で見せる技法も面白かったと思います。 ロッキーホラーショーと関連してあげられていると思いますが、 制作者は違うんですね。[DVD(字幕)] 9点(2007-11-12 00:25:24)(良:1票) 《改行有》

95.  スピーシーズ/種の起源 《ネタバレ》 みんなで一人の美女を追い求める青春ラブ・ストーリーと、エイリアン・ホラーとのかけ合わせみたいな感じで面白いです。 ホラー映画において、いや、ホラー全般において、グロとエロとは切っても切り離せない関係がある。 この映画はもしかすると近年のB級エロ・ホラーの原点であり、おそらくはB級ホラーにおいてエロスとホラーとの架け橋であるように思われる。 もちろんホラーとエロスの関係は、ドラキュラやエイリアンなどで既にやられていたかもしれないのだが、この作品ではなんというかそれを包み隠さずストレートに、もしくはB級なやり方で、今後のB級ホラーにつなげていける形で作品にしたところに評価できると思った。 もちろん僕はホラー映画やその歴史にあまり詳しいわけではないので、この作品よりも前にそれをやっていた作品があるのかもしれないけど、それでもこの作品は伝説化されている作品なので、内容的にはB級であっても、名作といわれて良いと思う。 エイリアンと並んでギーガーのデザインを取り入れている点も評価できる。 「性欲は「怪物」だ、、、」というのを、ギーガーのグロテスク・デザインによって表現されている。 今の時代を予測したかのような「肉食系女子」ホラー。 半分がエイリアンのシル。彼女の美しさは完璧だ。 そんな彼女のエイリアン化した姿はちょっとグロい。美しさが崩れて腐った花のようだ。 まるで美女がヨボヨボのおばさんになったみたい。 それはまるで、「美女は若いうちはいい。しかしやがては醜くグロテスクになる」とでもいうかのように。 かつての美女が、もはや美しくはないエイリアンの姿で結婚を急ぎ、「赤ちゃんが欲しいの!」なんて積極的に来られたら、男は恐怖する。 彼女の「赤ちゃんが欲しいの!」という言葉の本当の恐ろしさは、“種”以外の父親の存在は不要であり、やがて排除されてしまうであろうから。 母親の愛は子供に注がれる。 男は恋してる段階では女を自分の物にしたいと思う。だが最終的に女に呑み込まれるのは男なんだと思う。 (以上、女性コンプレックス丸出しのレビューでした。) (2011年の映画メモをもとにレビュー)[DVD(吹替)] 7点(2013-06-04 22:16:10)(良:1票) 《改行有》

96.  バイオハザード(2001) 《ネタバレ》 ミラジョヴォヴィッチの美しさでもっているような作品ですね(って結局エロ目線か~い!!)ミラジョヴォヴィッチの美しいエロで始まり、エロで終わる。 ま、鑑賞のしかたを間違えてますけどね。 一番最初に見たときはたぶん高校生くらいだったけれど、全然気に入らなかったんですよ。 やっぱりゲームの方のバイオが好きで(それも初期のヤツね)、 その怪奇な館の雰囲気とか、古めかしく不気味な湿った雰囲気とか、静寂に包まれた雰囲気とか、そういった部分で自分はバイオ・ファンだったので。プレステの1作目の地下研究所とかすごい暗い雰囲気だったと思うんですよ。 それがこの作品を見てみたら、いかにもハリウッドな、スタイリッシュ・アクション・ ハイテク、、、 レーザーとか、飛び蹴りとか、いかにも主人公は武術できます、みたいな。 バイオとかけ離れた感じが当時は好きになれませんでした。 それで今日見たんですけれど、なかなか楽しめちゃいました。 けっこうゲームに忠実な場面もあるんですね。 まずアリスが目を覚ましたときのちょっとシュールで不条理感。 館を探索する場面が結構バイオ系です。 その場面の謎解き感と、言葉の少なさは、いかにもゲームの映画化といった感じです。 あの電車を見たときは興奮しました。結構ゲームに忠実です。 研究所の雰囲気とか、パラサイトイヴ2を連想しちゃいましたよ。 ゲームの話ばかりですみません。 最近はゲームのバイオやってないんで分からんのですが、 アンブレラって謎に包まれた大企業みたいだったじゃないですか? それがこの映画でアッサリと普通に働く職員の顔が見れちゃったのが、少しガッカリ。 それも企業のごく一部なんでしょうけれど。 面白いのが、最初はアリスは黒いマスクの人たちに囲まれて、 最後は白いマスクの人たちにとり囲まれたのが面白かった。 ハゲでノッポのゾンビがいましたが、あれはコートを着たタイラントか、バイオ4の 村長でしょうか? リッカーのCG感がまたたまらないですね。 [DVD(字幕)] 8点(2011-01-07 02:18:52)(良:1票) 《改行有》

97.  おくりびと 《ネタバレ》 この作品では「死」というものをとても丁寧に扱っていると思いました。 「死とはこういうものだ」ではなく、それについて考えさせられるところが良いです。 それは、哀しくて暗い部分ばかりではなく、美しくて僅かに希望を持たせる(といったら変ですが)、そういうものを感じました。 「死」とちゃんと向き合って描いたときに、はじめて「生」をちゃんと描けるのかと思いました。 人が死ぬとはどういうことなのか?人は死んだらどこへ行くのか?ということを考えさせてくれる作品の一つです。 主人公もっくんが、死後2週間のおばさんの遺体を見たときにはじめて強烈な「死」というものに直面したのだと思います。 その恐怖からか、奥さんの広末涼子にすがり、彼女の生肌の匂いをかぎ、「生」にしがみついた場面は印象的でした。 このときに思ったのが「エロ」こそが「生」の絶大なエネルギーだということです(愛といったほうが良いのでしょうか?)。 しかし、広末涼子が奥さんとは良いですね。羨ましいかぎりです。 雪景色に白い肌でセーターを着ている姿というのは、僕の理想とするところであります。 本当にファンの頃には、彼女の下着が見れるなんて夢にも思わなかったのですが、、、時間の流れってのは何が起こるか分かりませんね。 ただ、彼女の笑い方は作り笑いっぽいところが僅かに気になりました。 この作品がアカデミー賞をとったのも、何となく分かるような気もします。 どっかの野蛮大国の映画では「死」というものが非常に使い捨てで粗雑に描かれています。自分たちのヒロイックさを象徴するためにです。 それを、ここまで丁寧に「死」を美しく儚く繊細に描いている映画を観て、考えさせられる部分もあったのかもしれません。 それに「葬式」という儀式に、日本の美しさというものが非常に良く表れていたのではないでしょうか? 《追加》あと、どなたかが書かれているとおりですが、モックンが丘の上でチェロ弾きですが、そりゃ「千の風になって」か~っ!、、、とも思いました。[地上波(邦画)] 8点(2009-09-22 23:58:01)(良:1票) 《改行有》

98.  光る眼 《ネタバレ》 誰が何といおうと面白い。SFホラーの名作です。 シャイニングみたいなオープニングで始まり、 美しい大地と自然と平穏な日常を描きます。 落ち着いた描写です。 それが徐々に崩壊してゆくところが面白いです。 小さな村を舞台にしたホラーはスティーブンキングみたいで良い。 ローカルな雰囲気がアコースティックな音楽とあってます。 序盤の生物災害風な感じも良いです。 徐々にSF風になっていきますが。 スプラッタは少ないですが残酷さやエグさはあります。 バーベキューの場面は何度もリピート再生するかも。 哀愁を帯びたシュールな雰囲気が堪りません。 メランコリックな美しさもあります。 墓で酒びたりするメラニーは美しいです。 霧の立ち込めた崖にたたずむバーバラは哀しくも美しいです。 そんなゴシックロマンも漂わせながら、 未知のSF恐怖は展開されます。 子供たちがシュールです。 リーダーの少女がリスみたいで可愛いです。 瞳の色が綺麗でした。 エイリアンの標本がちょっと面白いです。 この映画は子供たちが怖い映画です。 子供によって苦悩する大人たちの姿があります。深刻です。 最初は「なんだか愛に溢れた村なんだなぁ」なんて思っていましたが、 それは子供がいなかったからです。 子供が生まれてからは夫婦の愛の場面なんてほぼ無く、 あるのは孤独と不安と、それから子供との距離感だけだった気がします。 5回は観ましたが、面白いです。睡魔なんて無く退屈もせずにぶっ通しで観ました。 オカルトに詳しい恩師はこの作品を名作だと言ってました。 昔に親友だった知人はこの映画を普通に面白いといってました。 僕の知人に面白いって人が二人もいてます。 ゴシックとSFの融合したユニークなサスペンスです。 [DVD(字幕)] 7点(2008-03-09 01:57:38)(良:1票) 《改行有》

99.  スペースバンパイア 《ネタバレ》 ホラーブームの原点ともなった最高傑作とパッケージに書かれてた。 それも分かる内容だった。 テーマ曲の雄大な感じから気に入った。 恐らくスピーシーズの元であり、パラサイトイブもここからいくらか来ていると思う。 エイリアンのような宇宙船描写と、宇宙に対する未知の恐怖。 また吸血鬼をユニークな視点で描き、SFバンパイアというものを創造してしまった。 いや、SF映画と吸血鬼映画との高次元な融合とでもいうか。 またゾンビ映画の名作ともいえそうで、 たぶんこれは「走るゾンビ映画」の走りともいえそうだ。 たぶんヴァンパイアゾンビというのも当時まだ新しい。 この作品が元になった映画は僕が知らないだけでもっとあるだろう。 なんといっても規模が素晴らしい。 地球VS地球外生命体というスケールをこのスペースバンパイアはド派手にやってる。 大量の死体の山が他の映画に類を見ない終末的風景だ。 ゾンビ映画としてみた場合こんな規模の大きなゾンビ映画はないかもしれない。 天から教会を縦に突き抜ける光の柱は画的に神々しい。 古いSFファンタジーの良さも感じられる。 トビーフーパー監督の初期のやり過ぎ感が作り出す半端なき迫力のシーンの数々が面白い。 スプラッタやモンスターの表現も実に迫力があり「悪魔のいけにえ」でみせた実力が生きる。 そしてこの作品を見たときSF映画を見たなという実感がわいてくるそんな超SF映画だ。 [DVD(字幕)] 7点(2013-05-26 00:05:26)(良:1票) 《改行有》

100.  悪魔の沼 《ネタバレ》 ついに見ました! けっこう楽しめましたよ。 トビーフーパーらしいというか、かなり「悪魔のいけにえ」に近いところがあります。 階段で殺人鬼とはち合わせるところ、殺人鬼に追いかけられるところなどは「悪魔のいけにえ」で見たそれそのものです! だけれどこの作品ではレザーフェイスのような素晴らしい殺人鬼は出てきません。 しかし、トビーフーパー作品で一番してはいけない事は「悪魔のいけにえ」と比較することだと僕は思います。 この作品ではガッカリする人の気持ちも分かるような気もします。 そもそも僕はこの殺人鬼が好きではありません。ムツ○ロウさんみたいじゃないですか。 または用務員のオジサンみたいです。なんたって彼の髪型とメガネと服装が気に入りません。 ブツブツ言っていて狂った感じも出ていましたが、でもそれが意味不明でイライラしてしまう所もあるかもしれません。 いっその事、殺人一家にしてほしかったです カントリーミュージックがラジオから流れていて、それが良い雰囲気を出していたのですが、少しウルサく感じる場面もありました。 ラジオが効果的だったのは「悪魔のいけにえ」もそうですね。 トビーフーパー監督作品ですから、人々の「狂気」を感じさせるところもあります。本気な鬼気迫る演技を見せる役者もいます。 今回凄かったのは少女の父親で、奥さんに拳を向けている場面では、その狂気が非常によく伝わってきました。 これはもう、トビーフーパーの世界といっても良いような、彼にしか出来ない業です。 ベッドに縛られている奥さんはちょっとウルサかったんですが、、、初めて見たから迫力に気押されてしまっただけかもしれません。 異様な色彩の照明も狂気を感じさせます。 この照明が亜熱帯のような、アマゾンのジャングルのようなそんな雰囲気を出していたかもしれませんね。 ワニというのが微妙なようでいて、これがなかなか良くて、殺人気の「武器」の役割を果たしていたかもしれません。 レザーフェイスの「チェーンソー」の役割です。鎌だと迫力ないじゃないですか。 自分の「武器」によって片足を負傷したのはレザーフェイスも一緒ではありませんか? そういえばこの作品では「片足」を負傷したり引きずっている人が多かったような、、、? 最後に映っているのも「片足」なんですよね? [DVD(字幕)] 7点(2009-11-04 22:31:01)(良:1票) 《改行有》


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