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性別 男性
自己紹介 今年は映画見れてないです。

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評価順123456789

121.  デビルズ・リジェクト~マーダー・ライド・ショー2~ 《ネタバレ》 B級ホラーの体現者ロブゾンビ先生によるホラーエンターテイメントです。 本作を観てなんとなく思うのはロブゾンビ先生はホラー映画以上にアメリカが好きなのではないかということです。 ほぼ全編にわたり悪意やグロテスクさが全開なんですが、それを最後の最後でアメリカン叙情を被せて薄めて”いいもの”にしてしまうというしょーもない作品です。 やりたいことはアメリカンホラーニューシネマでしょうか。 カウボーイハット、荒野の1本道、カントリーミュージック、ポルノ、これらは肥溜めの中にあっても憧憬的に感じます。 ・・・前作はロブゾンビ先生がやりたいことを全部詰め込んだので支離滅裂で「観ていて疲れた」と感想で書いたと思います。 今思うとそれも面白さだったのかなと思います。 というのも本作でそれを求めている自分がいたからです。 そういう意味では本作は真面目路線で(話の読めないところはありますが)直球です。もっとふざけてほしい気がします。 遊園地みたいに楽しいことをやってほしいです。 前作のほうがロブゾンビらしい世界でした。 ロブゾンビ自身の音楽はあまり使われていないようで、本職と映画監督を分けているところは良いと思います。 [DVD(字幕)] 6点(2015-01-15 22:33:29)(良:1票) 《改行有》

122.  サスペリア(1977) 《ネタバレ》 最高のホラー映画。 偶然だか必然だか全くわからない美意識が見事に完成されている。 狂った魔術的な雰囲気が素晴らしい。 登場人物がみんなおかしい。 普通の場面でもまったく正常ではない。 ぶっ飛びまくり。 音楽がまた素晴らしく、このサスペリアの名作は音楽によるところも大きい。 この作品は音楽によって作られたといってもよさそう。 音楽と映像が見事に融合した作品。 色彩が他の作品の美とは全く異なる際どい美である。 映像が奇蹟的に成功している場面ばかり。 たとえば玉が転がって叩きつけられる場面など。 ジェシカハーパーは非常に美しい。 こんな狂った作品の中で彼女の美しさが引き立つ。 オカルト儀式もなかなか本格的で、 リビングデッド、ラスボスの凶暴さはホラー映画において正に本物。 最後の崩壊の場面の迫力がまた素晴らしく、 炎が上がったときゴブリンのサウンドが鳴り出すシーンはこれ以上なく素晴らしい。 「ウィッチ」という響きとともに観客もたぶん魔法にかかる。[DVD(字幕)] 10点(2007-11-12 00:11:05)(良:1票) 《改行有》

123.  片腕マシンガール 《ネタバレ》 日本にもこんなに本格的なスプラッタ映画があったとは!驚きです。 なかなか面白かったです。 しかし、あまり印象の良くない部分もある。 実は、邦画の学園物のイジメ場面は直視できない。不良に絡まれたことがあるから。 本当にヤンキーなんてゴミはみんなシんでしまえば良いと思っている。 僕ならば、ヤンキー不良の糞共にもっと容赦のないゴア制裁を加える。 また、イジメっ子の家で天ぷら揚げている、あの家の家族は頭がおかしい。 僕はあの狂った父親と母親には笑えない。 ヤクザもかなり酷い。ヤクザさんが怒らないのが不思議なくらい。 板前さんは可哀想だった。 女子高生をレイプする土建屋さんは酷いが、あれは確実にそういった職業についている人の印象を下げている表現であり、職業を差別している事ともいえないか? 嫌な人間が沢山出て来るが、それは監督やスタッフの嫌な性格が反映されているので、 そういった部分は確実に製作者側の悪意によるもので、映画だからとは済まされない。 もしこれを見てあなたが嫌な気分になったら、それは製作者側にさせられたものと思っていい。 あとイジメられっ子を凄くバカにしている。 イジメられっ子をバカにするのは、その人がイジメにあっていたからだ。 イジメられてお姉ちゃんに甘えるのとか、縛られて小便をチビっちゃうのは、監督自身の少年時代の体験が反映されているのだろう。もう、そう思っていい。 ●マシンガン少女とか、ヤクザの母、ヤンキーだった母、狂った主婦、、、そういった怖い女性が沢山出てくるのは、この監督は女性に無意識に恐れを抱いているか、自信が無いのではないか。 主婦が狂って怖かったのは、この監督の母親が怖かったのが反映されているのだ。 拷問で少女の手を切ったり、脚切ったり、乳房を破壊したり、レイプ、死姦したり、、、それらは女性に対する憎悪や恐れを感じさせるような気がする。 女性らしさと母性愛の象徴でもある柔らかい乳房が、鋭い棘のついた硬いドリルになっている(それによって乳房を破壊する)のは、それに対する恐れではないのか? 最後で少年達に血まみれで笑いかけるが、そこに優しさだとか母性愛を感じるだろうか? 文句無く面白かったんだが、いろんな人を馬鹿にしたような描写が気に入らない。 いくら自分が映画監督になれたからって、他の職業の人をバカにしてはいけない。 、、、僕って変なこと書いた?[DVD(邦画)] 5点(2009-10-24 03:20:51)(良:1票) 《改行有》

124.  ミレニアム ドラゴン・タトゥーの女 《ネタバレ》 映画史上で最も捻くれた不良ヒロインの登場!?現代風のネガティブさと才能を秘めた全く新しいダークヒーローの登場!? 凄いオーラを秘めた女主人公リスベットは、あまりにも今までの映画から言って主人公向きなタイプではなく、外見からして強いコンプレックスとトラウマを抱き心の病も抱えていますが、それが非常に魅力的でキャラクターの強みでもあります。 愛というものから逃避する暗い様は現代人の多くに共感を与えそうです。 僕も彼女のそういった暗さの雰囲気に非常に興味を抱きました。 ただ彼女は暗いだけでなく頭脳明晰でバイクもカッコよく乗りこなすので、そういった意味で彼女は心が病んでいながらヒーローになれたのだと思います。 本来、主人公とは人間としての弱みをあまり見せないものですが、彼女はそういうところを見事に見せるのが良いです。 この作品は人の心の闇を題材にしています。 非常に美しくゴスな映像も仄かに愉しいです。 島の凍てついた風景が素晴らしいです。 「セブン」や「羊たちの沈黙」のような異常犯罪の謎解きみたいなところもあります。 性の暴力についてこの映画では取り上げられています。 失踪する女性の多さ、豪邸の誰にも知られない地下室、立派過ぎる家と貧し過ぎる家の中で起こりえる閉鎖的な暴力などです。 それが異常で生々しいです。 中でも優位な立場を利用して自分の欲求を果たすパワハラが深刻です。 でもこの映画では復讐のマニアックな変態プレイが見れますが、目に毒です。 復讐劇として心地よいカタルシスですが、まぁ良い気味ですけど。 威圧して相手をコントロールする様な人間には、正直あれじゃ未だ足りませんが。[DVD(吹替)] 7点(2012-02-09 01:05:44)(良:1票) 《改行有》

125.  ツールボックス・マーダー 《ネタバレ》 シャイニングやサスペリアの影響を多分に受けたサスペンス・ミステリー・スラッシャー・ホラー。 個性豊かな住人たちのいるアパートで惨劇がまき起こる。 殺人鬼の武器は工具箱の中のアイテムという、ユニークさがあってなかなかいい。 それでいて殺人シーンの残酷さが冴えわたってるので、ホラー映画の巨匠復活!という内容だ。 監督は痩せた女性が好きなのか、そういう女性ばかりが出てくる。 自分は華奢な女性はあまり好きではないので、見ていて何か気味が悪かった。 少年の母親が最高にウザい。 人々の交流はこういったホラーの中では比較的凝っていて面白い。 愉快な人たちが次々に殺されていく。 舞台となる古いアパートは改装中なので廃墟好きにもウケが良さそうだ。 尋常じゃない殺人鬼と不気味な地下室は素晴らしくホラー映画の良作といえる。 謎解きのミステリアスな音楽もいい。[DVD(吹替)] 7点(2013-12-07 21:27:51)(良:1票) 《改行有》

126.  エレファント・マン 《ネタバレ》 (2009年の映画メモをもとに作成) 昔友人から聞いた話で、記憶も曖昧なんですが、「この作品の本来の姿は”恐怖映画”の類であり、それが何故か日本に入って来た時に”感動の映画”とやたらいわれるようになってしまった」、のだとか。 もちろん定かではなく信憑性も薄いです。 しかし僕はこの作品を初めて観た時に「感動的な映画」だと思い込んでそれを強く意識し過ぎた為か正直いうと「!??」な感じでした。感動は凄く微妙で逆にドロドロと恐ろしい重苦しい場面が残りました。 しかし今回は「恐怖映画」と決め込んで観てみると、、、非常に良質な恐怖映画であり、また深く感動する場面がありました。 2度目にしてやっとヒューマン映画だと気付きました。 ジョンメリックの姿は非常にグロテスクで、それは他のホラー映画とは比べられない程の圧倒的な恐怖とリアルな質感で生理的な不快感を与えます。 それはどのホラー映画でも味わう事の出来ない深い漆黒の恐怖感です。 悪魔のような清掃員の男がいます。いや本物の悪魔です。彼がジョンメリックを客共と引き合わせる場面なんかこれほど残酷な悪意に満ちた場面は他の映画にはありません。 おぞましいです。 作品全体には独特の暗い雰囲気があります。精神的に重いです。 しかしその中でメリックの汚れの無い心の輝きは光ります。 彼の心は美しく澄んで綺麗です。 彼には美しいものを見出す感性があり、美しい物を作り出す才能があります。美しいものに対する尊敬の念を持って、人に対して気品に満ちた美しい態度で接します。 そんな彼の人間的な素晴らしさというか、心の美しさに感動します。 最もグロテスクな肉体をして彼の心には一切の汚れた部分が無いです。 嫉妬とか攻撃性を全く表さないなど僕はとてもできません。 これをみると、肉体とは何なのだろうと考えます。 また「人はなぜ生まれてくるか?」とまで考えさせる程の恐怖映画はまずありません。 メリックは拍手喝采に包まれました。ほんとに素晴らしいです。 最後まで誇らしくあることを選んだメリックに感動しかありません。 フリークスの仲間たちがメリックを逃がす場面がありましたが、圧倒的に美しい場面です。[DVD(字幕)] 9点(2012-03-21 02:50:45)(良:1票) 《改行有》

127.  セイント・クララ 《ネタバレ》 イスラエルのSFファンタジー、中学生たちが活躍する革命?映画。 よく分からないが結構好きだ。 捉えどころがなくてなんかカルト映画みたいだ。 十代のころの感覚がよく出ていると思う。 少年少女たちの抱える何ともいえない神秘的な感じがある。 リリィシュシュやドニーダーコのように、時に繊細に、時に浮遊感を持って不思議に描かれる。 これが非常に魅力的。 技巧的には分からないがこのセンスが良いと思う。 子供の繊細な心情を演出するのは味わい深い音楽だ。 ロシア人の超能力少女はどこか癖があって可愛らしい。 他にも個性豊かなキャラクターがたくさんいて面白かった。 キャラクター性が高いのかもしれない。 スタンドバイミーや小さな恋のメロディのような子供の心情を描いた映画が好きな人には 少しだけおススメできるかも。 説明不足な点が妙なさじ加減で魅力を増す不思議な映画だった。 なんともいえない中二な感じもまた魅力大。[DVD(字幕)] 7点(2013-05-03 01:33:59)(良:1票) 《改行有》

128.  殺人の追憶 《ネタバレ》 「ミステリーの最高傑作!!」とありますが、流石にそういわれる意味が分かる内容。 韓流なんて言葉が流行したので、僕の中で韓国映画は最悪のイメージだった。 んで、ちょっとこの作品にナメてかかった。 映像とか全然期待してなかった。 なのにこの作品を観てみると、映像がとてもダークでカッコイイ。とても渋い。 アジア版「羊たちの沈黙」、東洋の「セブン」といっていいと思う。 異国的なのに日本と似ている風景もあってとても惹かれる。 ノスタルジックな風景ともいえる。 トンネルとか電車とか、凄くいい感じ。 なんたって田園風景がヤバい。女学生もヤバいです。 この作品を観て、自分は雨の風景が好きなのだなぁと。雨って憂鬱で良い。 結構ダウナーで衝撃の連続。遺体がめちゃくちゃリアルで息を呑む。 韓国映画の印象が変わった。 (2009年の映画メモをもとにレビュー)[DVD(字幕)] 8点(2013-06-08 22:30:36)(良:1票) 《改行有》

129.  バイオレンス・レイク 《ネタバレ》 ただティーンや金髪女性がジェイソンみたいなのに殺されてゆく映画だと思ってた。 そうじゃなかった! メガ級のトラウマ映画だった。 「トラウマ度」はその人の体験してきた事柄によって違ってくるのでそこは人それぞれだと思うのですが、 僕的にはここ一年で観た中で最もトラウマにしてダウナーな映画だった。 「腐った土地では腐った人間しか育たない」 これはそういう映画だ。 車のラジオでは子育ての問題がとりあげられる。 「何で子供の事しかいわないのかな」と思っていたらそれがテーマだったみたいだ。 町に着くなり不快な出来事に遭遇する。 序盤から不快さは加速する。 湖で悪ガキを注意したことでトラブルに巻き込まれてゆく。 この悪ガキどもは不気味だ。 ここまで悪意がすごいともはや不条理というか非人間的な感じさえする。 この疎外されてるような怖さは子供のころに覚えがある気がする。 他の土地でつるんでる奴らが何故にこうも怖いのだろう? 子供たちのグループは力関係がよくできてて、罪意識の植えつけとかけっこうリアルだ。 しかしグループが揺らいだとき子供たちの弱さが見え始める。 悔恨して一人になった子供は気の毒な弱者ともいえる(ボス以外)。 最後は大人たちが自分の子供の悪事をもみ消してしまうのですがこれがもっとも暗く絶望的。 こんな環境じゃ何も育たないし、もう光が一切ないです。 よく出来てると思うのは「町に着いた時に味わう不快な出来事」がここに結びついていることです。 「土地」や「環境」までが腐った人々の味方を仕出します。 ここまでだとある意味で孤高といえるのですが、このやるせなさどうするんですか。 休日に見ちゃったじゃないですか。リベンジ・ナッシングですか?いえ、ギブミーリベンジですよホントに。 唯一の救いはこんな腐った土地の湖を恋人に見せたいといった彼氏のセンスの無さ。 ヒロインも運が悪過ぎるでしょ。 この直接的なトラウマはファニーゲームを超えた。 この監督が師と崇めるのはラース・フォン・トリアーあるいはミヒャエル・ハネケかもしれない。 「ラクーンシティー」「羽生蛇村」「サイレントヒル」「雛見沢」「彼岸島」「杉沢村」「インスマウス」・・・ 行きたくない村は数あれどこのバイオレンスレイクがリアル一番。今のところは。[DVD(字幕)] 6点(2014-05-12 01:24:56)(良:1票) 《改行有》

130.  少林サッカー 《ネタバレ》 とても面白い。 まずエンターテイメントとして成功している。 映像効果の成功度はあのマトリックスと並ぶかも。 派手な映像効果、そして音響効果がともに迫力あってカッコいい。 特に「蹴り」の威力が見事に伝わる。風圧が感じられるほどに。変な金属音が交じってるのがまた効果的。 個性豊かな仲間が集まる面白さがまたいい。 それでみんな冴えないところがなんか見てて勇気づけられる。 練習試合でボロ負けしそうになったとき「感じるんだ みんなが戻った」ってところがマジで神降臨な場面だと思う。 それはまるで中国四千年の歴史だ。 あと変な相手選手がダブルラリアットみたいのしてたのがなんか面白かった。 宿命的な音楽もあってか凄く熱血な感じの映画だ。いやまさに漢だ。 痛々しい笑いもあるけど、失笑しながらも愛しいと感じるギャグも多い。 日本語吹き替えで見ると饅頭の歌とかかなり面白い。 女性が饅頭を作る場面は美しい。 もはやサッカーじゃないじゃんという型破りさが非常に良い。 「キャプテン翼」とか「ドラゴンボール」とかも入ってそう。 「サッカー」と「少林寺拳法」そして「笑い」これらの融合度は高い。 作品としてナンセンスだという人もいると思うけど エンターテイメントというジャンルにおいてはこの作品はかなりの成功だったと思う。[DVD(吹替)] 8点(2013-03-26 01:17:14)(良:1票) 《改行有》

131.  カサブランカ 《ネタバレ》 主人公リックがハードボイルドでカッコ良過ぎ! カッコイイです。ダンディーです。ハードボイルドの鏡です。憧れますわ。 男の僕でもその「男らしさ」に惚れてしまいます。 だって僕は「男らしさ」を持って生まれてこなかったもので、、、 ヒロインイルザの涙が美しい。 「君の瞳に乾杯」。ハードボイルドさに乾杯。最後の友情に乾杯。「カサブランカ」に乾杯!  この映画を賛美する僕は「アメリカに媚びている」と言われてもしょうがありません、どうかお許しください。[DVD(字幕)] 8点(2009-01-14 03:57:24)(良:1票) 《改行有》

132.  スパイダーズ 《ネタバレ》 結構好きなB級ホラー・モンスターパニック! 見るまで気づかなかった事だが、実は僕は昔にこの作品を一度みたことがありました。 これは昔TVでやっていて、それを子供のころに観た記憶があります。 こんなショボいB級グロホラー映画も、TVでしっかり放送していた素晴らしい時代があったのだなと思いました。 まだ中学生くらいだったら、この作品を見たときには興奮しましたよ。 当時はまだB級ホラーというジャンルがあることすら知りませんでした。 たぶん僕が始めて見たB級ホラーだったかもしれません。 それに当時の僕はTVゲームのバイオハザードに熱中していたから、「バイオみたい!」とか興奮していたかもしれません。 この作品にはゾンビも出てきませんが、、、研究所などは当時見て興奮するものがありました。 、、、今て見るとショボショボなので、こうまでも大人と子供とでは見え方が違うものかと驚いてしまいました。その差には非常にガッカリするものです。 子供時代に興奮した映画は、やはり大人になって観るものではありません。 わざわざ良かった印象のものを、大人になってから掘り返すものではありません。 強い思い入れのある作品が、今見たらごく普通のB級ホラーでしかありませんでした、なんて空しい話ですよ。 もう女主人公がアホ過ぎちゃって止まりません。 ロストワールドを思い出すかのごとく町で暴れまわる巨大蜘蛛はシュール過ぎます。 編集社の表で巨大蜘蛛が暴れる風景は、とてもシュールで面白いですが。 最後の巨大蜘蛛の爆発は肉片飛び散ってグロいですが、ちょっと綺麗です。 [DVD(字幕)] 3点(2011-01-27 02:14:47)(良:1票) 《改行有》

133.  ヴィデオドローム 《ネタバレ》 クローネンバーグの真骨頂ともいえそうなカルト映画。 主人公が危険なものに魅了され、やがて日常が侵されていく様が見事。 この不条理さと気味の悪さは他の映画ではないと思う。 独創的で奥深く、官能的でダーティーでもある。 この映画のテーマにもなっているが、この映画自体が”映像体験”といえる。 ビデオカセットの質感が強く出ているので、 ビデオカセットに慣れ親しんだことのない人にはそれがどう伝わるか分からない。 ビデオドロームは物語の中で生きているとしか思えず、 観賞者である自分もまたビデオドロームに侵されそうで怖い。 お腹の穴はモザイクをかけなくてもいいのかな。 クローネンバーグここ数年忘れてたけど、これみるとやっぱ天才だなと思う。 久々に「裸のランチ」も見てみたくなった。[DVD(字幕)] 8点(2007-12-23 06:03:07)(良:1票) 《改行有》

134.  髪結いの亭主 《ネタバレ》 おじさんがとても面白かった。 ダンスしているときにとても良い動きをしていた。 お店の雰囲気が素晴らしい。 暖かくて静かで、時間が止まっているような感じ。 そこはまるで、周りとは切り離された別の空間。 柔らかな明かりを取り入れて、それがお店の様々な物に反射して、とても奇麗な色合いを出していると思いました。 コロンって飲んでも大丈夫なんだ。 最後がどうしても意味がわからないんだけど! でもお洒落な作品でした。 [DVD(字幕)] 8点(2007-12-04 02:07:41)(笑:1票) 《改行有》

135.  トータル・リコール(1990) 《ネタバレ》 結構好きな作品(タイトルも好き)。 この「近未来」な感じが良い。 レントゲンの通路、タクシーでのロボット運転手などの優れた装置も出てくる。 ドリル戦車もその迫力、破壊力ともに素晴らしい。 オバちゃんの仮面がわれてシュワちゃんが登場するシーンはSF映画史に残る名場面だと思っている。 目が飛び出るシーンも、鼻から取り出すシーンも強く印象に残っている。 近未来なのに懐かしい感じ。 昔の「近未来アクション」って大好きなんですよ!なんか音楽とかメカデザインとかに哀愁が漂っている感じが。なんか夢がありますよね。(この「夢」が時が経つと「哀愁」になるのかな) 時代も含めて「雰囲気」が好き。 またシュワちゃんを巡る(?)女性同士の戦いも熱い! (「夢」と「現実」を彷徨う話は、主人公の前に2人の正反対な女性が現われるというのが多いように思いました) ヴィーナス街「最後の楽園」もその病んだピンクの雰囲気が素晴らしいね。 そこはまるでギーガーの絵の世界のよう。 ミュータント(変異体)の少女がまたいい雰囲気を出しているんだな。 冒頭から始まるテーマ曲はかっこいい名曲だと思う。 この作品も「どの世界が現実なのか?夢なの?現実なの?」というのがあって、それが(ありきたりかもしれないが)物語に引き込ませる。 面白い!というよりも、大好きな作品です。 (※ミュータント(変異体)や、目が飛び出るシーンにはスプラッター要素が含まれているので、苦手な方は注意です!) [DVD(字幕)] 8点(2008-03-02 01:29:05)(良:1票) 《改行有》

136.  スペル 《ネタバレ》 さすがサムライミ監督といった感じだった。 エンターテイメント性の高い迫力満点のホラー映画だった。 しかし最近のサムライミはスパイダーマンなど万人向けエンターテイナーなので 今の彼がホラー映画をやるにしてもアングラ臭に欠け、描写はファンタジックに傾倒してるなと思う。 しかしお婆さんの迫力は凄い。 このお婆さんの存在感だけは死霊のはらわたの正当な続編といっていい。 スティーブンキング(リチャード・バックマン)の小説に「痩せ行く男」という小説があったが、 その内容を思い出す。 この”スペル”の「呪い」というものが”痩せ行く男”にある「呪い」とそっくりである。 それからジプシーのような連中も出てくる。 ”痩せ行く男(の映画化)”に出てきた毒々しいケーキも、この作品で似たようなものが登場する。 そしてこの映画のヒロインは昔太っていたが今は痩せている。 その設定が「痩せ行く男」の主人公から来ているのではないかとさえ思う。 この映画にはスプラッタは少ないが ジェットコースターのように人をビックリさせる恐怖演出で責めてくる。 この作品では恐怖がお化け屋敷のようにエンターテイメントだ。 汚物描写も出てくるがそれほどには重くドロッとしてない。 でもお菓子をつまみながらこの作品を観賞してるとウゲッってなると思う。 猫好きは見ないでほしい。子猫が可愛いだけに。自分もヤダなと思った。 サムライミお得意?の爆笑スプラッタもあったのでまぁ満足。 死霊のはらわたを思い出させるホラーファンタジーも少しみられる。 さすがサムライミ監督作品は最後の最後まで観客を楽しませる。[DVD(字幕)] 7点(2013-01-09 23:56:16)(良:1票) 《改行有》

137.  プリンセス トヨトミ 《ネタバレ》 ああ、面白かった。クレヨンしんちゃんの劇場版でも見たような感覚だ。 大阪国は今の日本国よりも美しい国でした。 国民が一体になり大切な物を守るという、、、、 ちょっと前に「絆」という言葉が流行って、(大切な絆もあっただろうけど) 絆なんて全然ないのに絆絆って乱用するから、絆って言葉に意味なんてよく分かんなかった。 でもこの映画は絆映画であると思った。 平和な町の中でほのかに漂うシュールさが良い。 突っ込みどころはある。引き出しの中が空っぽなのはちょっとよく分からない。 それから、「大阪府民以外の人間はいないのか?」という問も、残念ながら製作者や監督が気が付かないはずはない。 物語は大阪を描いているわけで、多県民は邪魔だから省いた程度でしょ。 もし社会派映画ならそれで減点の対象にもなるでしょーけど。 リアリティリアリティいうわりに、 綾瀬はるかさんは「乳が揺れる!」と男どもは賛美するのに、「あんなたくさん食べればお腹や顎の肉が揺れるはずだ!」 と、そういうリアリティの無さを非難する声はほぼ聞こえない。 リアリティとはご都合主義なもんだ。リアリティとは自分の都合で変わってくるから。 自分がメタボだとそういうところにリアリティは行き届かない。 リアリティだけで作品を批判するのも手段や口実。 一人が書いた小説の中の設定のズレや不自然さだけで低得点付けるって、 なんかイジメみたい。指で埃をすくう姑の嫁いびりみたい。 あからさまな低予算型B級映画なら自分も同じことしてるだろーけどね。 少年が性同一性障害なのはヒロインがボーイッシュだからってだけかも。 儀式の場面は面白い。 父が子に託すのは、晩酌でもやりながら世間話をするのとは違う。 父と二人で長い道を歩くことなんて僕はそう何回もない。 、、、プリンセス茶子ちゃんが可愛い。 「セーラー服と機関銃」とか「時をかける少女」のような素晴らしいヒロイン。 あんな子は絶対にいない。 やっぱ前半の方が面白いと思った。 父と息子を描いた映画としても少しだけ微妙な仕上がり。[地上波(邦画)] 5点(2012-05-12 23:41:00)(良:1票) 《改行有》

138.  ルパン三世 the Last Job<TVM> 《ネタバレ》 たまにはルパン三世でも見るかって、超久しぶりに見た! ルパンみたのは超問題作の「コナンVSルパン」以来です。。。 そもそもルパン三世の映画(TVM)なんてストーリーとか全く期待しないで、キャラを楽しむようなもんです。 しかしお馴染みのキャラで、「お約束」の展開は、少々ウザったく感じる部分もあるかもしれません。 とくにゴエモンの「また~を切ってしまった」的な台詞は、特別ファンでもない自分ですら、もうやめときなさい、といった感じです。 しかしルパンの映画を見る度に不二子さまの美しいお姿を拝めるのは、非常に嬉しいことです。 それに、登場するくノ一姉妹がまた美しいのです!ななな、なんと素晴らしいことでしょう、、、(不二子さまと、サブキャラ美女を楽しむためにルパン映画を見るようなもんです)。 またお色気シーンもちゃんとあります! 美女に電気を流すなんて、なんて鬼畜なんざましょ!服がビリビリ、、、いや素敵ですね。 さすが視聴者の心を分かっておられる。 なんだか初っ端から目まぐるしいアクションシーンで展開してくれますが(マトリックスか?)、なかなかハラハラドキドキなんですが、ちょっと疲れます。 このテンションにおいていかれると、もうついていけまへん。 あと「子猫」によってルパンの優しさが強調されてました。 ルパンは優しいなぁ! ルパン作品としてごく普通なんですが、美女が出てきたのと、そのお色気で+2点くらいです(ちょっと点数が高過ぎたか?)。 「ルパン」にとっての青春が「不二子ちゃん」であるのと同じように(違ったか?)、 「銭形警部」にとって「ルパン」の存在とは、正に青春そのものなのだと思いました。 なんて、ルパン作品を全然見ていない自分なんかがそんなことをホザいてもぜんぜん的確じゃありませんかね。 [ビデオ(邦画)] 6点(2010-02-16 02:46:33)(良:1票) 《改行有》

139.  シンドラーのリスト 《ネタバレ》 超々超大作!戦争の凄惨さを見事に描いた作品だと思う。 少女の赤い洋服にアクセントが置かれていて、シンドラーはその少女を再度目にする。 蝋燭の灯りもそうだけど、そのアクセントの置き方に監督の並外れたセンスを感じた。 とにかくその少女の存在感は神秘的な妖精のようで、戦争はその少女の命まで奪ってしまうのか!という怒りというか悲しみがこみ上げてきた。 少女はメッセージだったのだと思う。少女は言葉では語られることは無いが、 戦場に咲く小さな「花」のような存在(その小さな命がそこで一生懸命に生き延びようとしたメッセージ)。 アウシュビッツ収容所の煙突から煙が出ている場面は観ていてとても不安な気持ちになった。そこに連れて行かれる人たちに恐怖に怯えた表情がとても印象的だった。 シンドラーは偉大だったと思う。それでも「もっと救えたのに、、、」と嘆く。 あと10人、あと2人救えたのに、、、と泣き崩れるその想い。 (自分が11000人も救った!とは言っていない) 12000人を超えるユダヤ人を救ったとあるが(凄い)、 実際に惨殺された人数は60000人以上(たぶん)だとか、、、戦争の凄惨さはとても想像すらできないほど恐ろしく酷く悲しいものだったのだろう、と無知な僕でさえ思う。 最後にシンドラーの墓を見たときには、とても悲しい気分になった。 物語の最後にお墓をもってこられると淋しくなります。 [DVD(字幕)] 9点(2007-12-23 05:50:03)(良:1票) 《改行有》

140.  レインマン 《ネタバレ》 人間関係について考えさせられました。 レイモンドとチャーリーとの関係が素晴らしいと思いました。 二人は本当に心が通じ合っていたと思います。 最初はチャーリーは「人を利用する」人間だったと思います。 しかし「人を利用する」ような人間は、実は本当の「愛」というものを知らないからこそ、そうなってしまうと思うのです。 でもチャーリーはレイモンドとの交流の中で、お互いの心が通じ合うことにより、彼の性格というか人間性が徐々に変化してゆくように思えます。 チャーリーは物語の最後の方で、生きる上で一番大切なものに気づいたのだと思います(それは後半で現金の受け取りを拒否するところでも表れてます)。 しかし、同時にレイモンドも外に出て色んな体験をし、チャーリーと心が通じ合うことにより、彼の中の何かが確実に変化したのだと思います。 まず、自分の能力を受け入れてくれる人がいたという事が、レイにとって素晴らしかったかもしれません。それは社会に出て行くという事の第一歩だからです。 ずっと施設にいたらそれはなかったでしょう。 僕は思うのですが、恐らく、お互いに兄弟がいたことは知らなくても、でも無意識(潜在的?)には知っていて、漠然とした不足感のようなものがあったのだと思います(それが序盤の「人を利用する」「仕事がうまく行かない」ところで表れていると思います)。しかし、心が通じ合ったことにより、お互いの心の空洞の部分が満たされたのだと思います(チャーリーもこれからは上手く行きそうな気がして来るではありませんか)。 そこが素晴らしいと思いました。 前半では恋人の関係は上手く行きませんでしたが、しかしチャーリーのレイに対する考え方が変わることにより、恋人関係は改善されてゆくように思われます。 また、チャーリーは(自分以外の人間には興味を持てない)自閉症という困難な障害を持っていますが、そういった障がいを乗り越えても「心は通じる」のだと感動しました。 この作品からは、恋愛も兄弟すらも超えた「親友」というものを見た気がします)。 本物のヒューマンドラマだと思います。 [DVD(吹替)] 8点(2010-08-18 02:12:00)(良:1票) 《改行有》


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