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プロフィール
コメント数 530
性別 男性
ホームページ http://blog.goo.ne.jp/fw14b_2005/
自己紹介 すっかり放置プレイ続行中でございます。
そこそこ映画見てはいるんですけどね・・・。
Review書いていない作品も貯まったしなぁ・・・。

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評価順123

1.  恐竜100万年 ↓そうでしたか。「サンダーバード0X号」と同時上映,ということは1967-8年頃でしょうから,確かに・・・。私は70年頃に初めてTVで見ました。巨大な肉食亀アルケロン,肉食獣(アロザウルスかティラノザウルス)と角竜(トリケラトプス)の戦い等々,怪獣ブームの余波が十二分に残っていた時代だっただけに,翌日は学校で映画の話題で持ちきりでした。原始人の女性はモーレツ(死語!)な格好をしていた,とか,原始人と恐竜は一緒にいたとかいないとか,しょうもない話をしたことが懐かしく思い出されます。今考えると,大まじめでこうした映画を制作していたこの時代って本当にいい時代だったんだ,とつくづく思います。7点(2002-12-15 15:39:02)(良:2票)

2.  スター・ウォーズ/帝国の逆襲 三部作中マニアックな魅力では本作が一番だろう。雪の中巨大なウォーカーマシンで迫り来る帝国軍と防戦に手一杯の連邦軍。ヨーダとの邂逅。奇妙な空中都市とランドの裏切りに遭うソロ。そして「息子よ」。微妙な陰影を残し,次作への期待感をいやが上にも高めてくれる。計算づくとは知っていてもはまってしまった。ルークの手に,神経の通った精巧な義手が付けられ,渦巻き状の星雲を背景に連邦軍の宇宙船が次々と発艦していく。実に印象的なラストシーンとなった。9点(2001-10-16 23:06:05)(良:2票)

3.  菊次郎の夏 実は,これが私の初のたけし作品だったりする・・・。どうもバイオレンス系は見たくないので,ほのぼの路線ぽいこれならいいか,と思い手にしたDVD。菊次郎ってのはたけしのとうちゃんの実名だから,たけしの生い立ちの記なのか,と思ったら全然違っていた。オープニング,ピアノをフューチャーしたメロディに載せて子どもが橋の上を走ってくる場面は,如何にも,ヒューマンな作品ですよ,って主張が妙に鼻についてしまい,私にはあざとい感じがした。たけしとしても,新境地の作品だったのだろうが,どうも恣意的な印象は最後までぬぐえず,意図が見えるだけに隔靴掻痒のもどかしさがずっとあったのが残念。豊橋での描写が弱いからかどうか,あの子の思いは,多くの人たちとの触れ合いの中で果たして本当に自己完結したのか,と疑問に思った。 たけしの演技,と言うよりもろに地でいっている感じで,演技じゃないんじゃないか,と思えるくらいだし(褒めているんですよ),脇を固める芸人や役者たちもうまいと思う(バスの来ないバス停にビートきよしが出てきたのには笑えた)。多くの方々がご指摘のように久石譲の音楽も秀逸。所々の日本らしい風景もOK(隅田公園と吾妻橋,遠州のどこかと思われる海岸等),ということで,印象的な絵がちりばめられているだけに,惜しいとも思う。蛇足ながら,前述の通り菊次郎とはたけしの父の本名だけに,今は亡き父への哀惜の念がこうした題名となったのだろうか・・・。 因みにTVでは林隆三や陣内孝則が父・菊次郎を演じていたが,妙に笑えたりする・・・。5点(2002-12-15 14:06:20)(良:2票)

4.  パール・ハーバー  皆さんのReview,興味深く読ませていただきました。勿論,飽くまでもこれらは個人の感じた領域のものであり,誰それの考えがどうのこうのと言うのはこのページの主旨ではないと思います。ただ,一つ気になるのは,やはり我々日本人として,この作品をどう思うか,に尽きます。 問題になっている現行の歴史教科書を見ても(例の「つくる会」の教科書も読みました。)特に,我が国の近代史の部分は,征韓論に始まり,日清日露の両戦争,韓国併合,満州国建国,満州・日支両事変,太平洋戦争と,言うなれば負の部分の多いものとして,10代に学習してきていると思うのです。この作品の随所に描かれる日本軍の残虐性を見て,日本人であることを恥じたり,肩身の狭い思いをした方も居られるかもしれません。しかし,歴史とはそんな一面的で単純なモノでしょうか。例えば,真珠湾近くの病院が爆撃を受け,逃げまどう人々に情け容赦なく機関砲弾が浴びせられるシーン。先ず,戦略拠点として日本軍が狙ったのは港湾施設と軍の艦艇(「トラトラトラ!」と違って米空母の存在について一言も無かったのは言語道断ですが),そして陸軍航空隊の飛行場であることは誰でもわかります。病院を,増して逃げまどう民間人に対して,零戦が機関砲弾の大盤振る舞いなぞするわけないのです(資源のない我が国が,それも超低空というリスクを背負って?)。あの場面で日本軍の極悪非道を感じた方は多かったでしょうが,あの3年半ほど後,米国艦隊が釜石を艦砲射撃した際(日本海側の酒田まで音が聞こえたという凄まじいものだったらしい),私の知人は釜石市の病院に勤務しており,まさにあの場面の如き地獄絵図さながらの体験をしたと語っておりました。着底したアリゾナの艦底には1000人以上が眠っている,と語られましたが,原爆と東京大空襲や神戸大空襲等でどれ程の民間人が殺傷されたか,真珠湾攻撃は不意打ちで卑怯,ということですが,何故形としてあのような奇襲になってしまったことを果たして知っているのでしょうか。 映画は勿論エンターティメントです。面白ければ良し,感動すれば良し,という考えもあってしかるべし,です。しかし,世界に冠たるハリウッドとディズニーが,全世界に向けて放つ史実を踏まえた作品である以上,しっかりとした時代考証や誰にでも納得のいく歴史認識があってしかるべし,と私は思うのです。プロの制作者として,その努力や苦労は並大抵のものではないでしょうが,プロなればこその責任を持って制作に当たって欲しいとも思います。(そういう私も無責任に述べてしまっていますが) 実は,私もこれは見なくても,と思ったクチですが,見ずしては何も語れません。多くの方々(含私)がこの作品を媒介に,負に彩られることの多い我が国の近代史について,認識を深められることを願って止みません。 私も,山のように突っ込みたい箇所はあるのですが,いつもの癖でだんだん熱くなって,これ以上の長文になるとまずいので,このへんで控えようと思いますが,↓【三景】さんをはじめとする多くの方々の勇気あるコメントに感服しております。一言だけ,ドゥーリットルの東京初空襲を強引に後半に持ってきたのは,真珠湾の報復ということでしょうが,米国の報復って,つい最近もありましたよね・・・。(本当に長々と失礼致しました。今後は控えたいと思います・・・。)0点(2002-02-24 15:42:16)(良:2票)

5.  ベン・ハー(1959) 初めて見たのは,もう20年以上も前だろうか。日曜洋画劇場で前後編2回に分けての放映だったが,翌週の後編が待ちきれなかった思い出がある。15分(違ったか?)の撮影に数ヶ月を要し,死人まで出たという曰く付きの戦車競争の場面の凄まじさ(スター・ウォーズ-エピソード1のポッド・レースは,音楽も含めて明らかにこのシーンへのオマージュでしょう),当時としては精一杯の特撮だったであろうガレー船の戦闘シーン。死の谷(?)での癩病に犯された母妹との再会,そして,一杯の水が伏線となるキリストのゴルゴダの丘への場面と衝撃のラストシーンへ。「私の手は,剣をとるのを止めた」(字幕版では異なる訳でした)の科白と,続くエンドクレジットの壮大な頌歌に身震いするような感動と興奮を味わったことは今も生々しく記憶している。今となっては,と思われるかもしれないが,「十戒」「アラビアのロレンス」とともに,私にとってかけがえのない作品の一つであり,今後も語り継がれるであろう,否,語り継がれるべき不朽の名作。重複するが,ユダヤの古い聖歌をモチーフにしたミクロス・ローザの壮大なスコアも,まさに畢生の大作に相応しい品格と熱を感じさせる見事なもの。こうした,心を震わせるような一大スペクタクル史劇は,もう見ることはできないのだろうか。ここには,近年の大作では到底見ることのできない「真実」や「格調」が充溢していた・・・。(また長くて済みません。いくら褒めても褒め足りないや・・)10点(2002-05-15 22:43:24)(良:2票)

6.  素晴らしきヒコーキ野郎 底抜けに楽しい作品。どなたも未投稿とは残念極まりない。人類初飛行から間もない時期,まだ大空に男のロマンが有った古き良き時代を,異才アナキン監督が衒うことなく描いていて清々しい。子どもの頃初めて見たとき,「日本の飛行機が来たぞー」の台詞にに驚き,乗っていたのが裕次郎でまた吃驚した,ということも懐かしい思い出である。蛇足ながら,劇中,スーザの行進曲「マンハッタン・ビーチ」が効果的に使われていた。8点(2001-10-07 00:32:14)(良:1票)

7.  007は二度死ぬ 最近新聞で読んだのですが,今から30数年前,ハワイのホテルでシャワーを浴びようとしていた丹波哲郎は,ドアがノックされたので出てみると,何とショーン・コネリーが立っていたということです。鍵をとじこんだか何かで,自分の部屋に入れなくなったので最寄りの部屋のドアをノックしたということですが,これがきっかけでこの2人の共演が成立することになったそうです。姫路城をバックに丹波の率いるニンジャ軍団(?)が手裏剣を投げていたり,日本の漁夫に化けたつもりのボンドが全くそれらしくなかったり,と結構笑える部分があって,所詮英国人の見る日本のイメージなんて・・・と思ってしまいますが,当時の東京の雰囲気が妙に懐かしかったり,プラモデルでしか知らなかったトヨタ2000GTの実際走る姿が見られたり,浜美枝さんが美しかったり・・・と見どころもいろいろとあり,シリーズ中では私のお気に入りの作品です。8点(2001-12-29 21:30:52)(良:1票)

8.  ブラス! 期待しすぎたか?実はあまり印象に残っていないんです。最後の「威風堂々」も今一つしっくりこなくて,遂に浸れなかった。唯一,女房も家庭も顧みず自らの夢のため高価なトロンボーンを買ってしまう男の馬鹿さ加減に快哉を感じたことと,綺麗なお姉さんがバンドに入っただけで集まってくる男達の姿。これって絶対真実だ。蛇足ながら,この作品を見る2年前,クライムソープ・コリアリーバンドのCDを買った。映画音楽にも馴染みの深いマルコム・アーノルドの曲集だったが,こちらは素晴らしく楽しい内容だった。5点(2001-07-01 23:07:31)(良:1票)

9.  スター・ウォーズ 制作後24年。CG等の撮影技術の進歩はめざましいものの,未だにこれを越えるSF作品が現れていないのが現状である。若かった日々,胸踊らせて何度も見た思い出が,鮮やかな色彩を伴って甦ってくる。エピソード1を機会に特別版も見たけれども,ま,翼を開く場面のXウィングファイターの数が増えていた,といった細部の違いだけで,特に大きな相違は感じられなかった。それにしても,デススター編は,今見ても本当に血沸き肉踊る興奮が健在だ。ルーカスにとってもJ・ウィリアムスにとっても一期一会の作品だったのかもしれない。10点(2001-10-07 00:20:13)(良:1票)

10.  ウェディング・プランナー 終盤の「結婚は,そんなおとぎ話みたいなもんじゃない」みたいな科白がありましたが,えらくしらじらしく聞こえました。そんな当日ドタキャンなんて,立派なおとぎ話,って言うより作り話ですって。私の友だちに,式場一緒に見に行って,指輪まで買ってから彼女に「やっぱり前の彼氏が忘れられないから・・」ってご破算にされた奴が居るけど,決まった以上(しかも自分で決めた)責任持てっちゅうの(怒)。独身の皆さんは,こんなことがしょっちゅうあるんだ・・なんて思っちゃいけませんよ(思う訳ないか)。婚約者がありながら,別のおねいさんとデートして,酒くらってる場合か。何が据え膳喰わぬは,だ。それに,ウェディング・プランナーなる職業が,アメリカじゃトレンドなんでしょうかね・・・。と,ぼろくそに書いたものののジェニファー・ロペスがあまりにかわいいので,甘い点数となりました(人のこと言えない・・)。しかし,据え膳喰わぬは,と言ったくせに,さらにもう一度ドアノックして戻ってきた時,あんな姿のジェニファー見て理性を保ってがまんするなんて,マシュー・マコノヒー偉い。俺には絶対無理だな(爆)。U157のサイコな副長役よりゃ余程合っている感じ。7点(2002-10-13 12:25:53)(良:1票)

11.  ドリヴン 6、7年程前,スタローンがセナ追悼の映画を企画している,という話を聞き,現役のF1ドライバーも出演,という噂も流れ,はてどんな?と期待したのですが,何とこりゃCARTじゃありませんか。英国とかフランスとかドイツGPとか言ってるけど,CARTにヨーロッパラウンドがあるとは思えないし(最近見てないからわかんないけど,南米と豪州と茂木はある),まさか,F1という設定じゃないだろうな・・・。だったらとんでもない,と思いつつも,ド派手なクラッシュシーンと陳腐にして安易なストーリー(公道をフォーミュラーカーで走るなんて「赤いベガサス」並みだ)を堪能しまくりました。チームオーナーが車椅子という設定と隣のテクニカルディレクターだかチーフエンジニアの顔が某F1チームを思わせて苦笑したし,motorolaのロゴが今となっては悲しい。スタローンはマッチョで,レーサーっぽくて良いけど(雰囲気がアレジを思わせる),motoloraのお兄さんはひょろひょろしていて,およそ似つかわしくない。スタローンのかぶっていた帽子が,前述の某F1チームのものだったのも笑わせるし,個人的には,マッシミリアーノ・パピスとかファン・パブロ・モントーヤとかマーク・ブランドル,クリスティアン・フィッティバルディなんて懐かしい名前がいっぱいで,そこそこ楽しめました。見終わって,似たような印象の映画をさがしたら・・・。ありましたありました。(石が飛んでくるのを覚悟で)こりゃ「トップガン」だわ。極限の世界に挑む骨太な男のドラマを全く感じさせず,色恋がらみが陳腐さを助長し,お気楽そのもの。でも,私としては妙な感動押しつけ型の某作品より余程良かったし,思ったより楽しめたので・・・。6点(2002-04-07 10:44:21)(良:1票)

12.  女王陛下の007 先日久方ぶり(と言うか20数年ぶり。前回は当然TV?)に見ました。因みに,一応当シリーズは番外編とも言うべき「カジノ・ロワイヤル」と「ネバーセイ・ネバーアゲイン」も含めて全作見ているのですが,今回がDVDによる初めての鑑賞となりました。34年前とは思われないほど鮮明な画像に思わず驚き,室内や暗がりのシーンでもさして落ちない解像度に感服しました。尤も,いくらディジタル処理したところで,もとが悪けりゃ意味ない訳でしょうが・・。さて,当シリーズの評価となると,自分自身の思い入れとノスタルジーが働いてしまうので,その点を差し引いて考えなくては,といつも思います。とは言え,ここのReviewで酷評されてきた「私を愛したスパイ」や「ムーン・レイカー」をお気に入りと言って憚らない程図々しい私のReviewですので,毎度のことながら当てにならない,と思われるかも知れませんが悪しからず(いつもいつも無責任で済みません)。自殺未遂のおねいさん助けたり闘牛見たりの前半はちょっとだるいかも知れませんが,後半の連続アクションへの伏線と考えると良いのかも知れません。匙を投げずに我慢しましょう(何のこっちゃ)。後半の手に汗握る(私だけか・・)スキー・チェイスも今のハリウッド製ジェット・コースター・ムービーを見慣れた若い人にすればちゃちいかもしれませんが,私としてはあの時代ならではの優雅な身のこなしを感じてしまいました。この延長線上に「私を愛したスパイ」の冒頭があったことを当たり前ですが再認識。その後のボブスレー・チェイスもまた良かれ。テリー・サバラス(今となっては「刑事コジャック」が懐かしい)の悪役ぶりも板に付いているし,女を取り合うというおバカさも脳天気な当シリーズらしいと思います。ラスト・シーンは賛否両論でしょうが,是非は各々が決めれば良いこと,と思います。全編を通して妙なギミックもなく正統派のアクションとして良いでき,と言っても良いかと・・??そして,肝心のジョージ・レーゼンビー唯一のボンドは如何に・・・。個人的には,おっさんくさいけどいいかな・・って感じです。コネリーのタフさと助平ったらしさ,ムーアの颯爽とした印象とはまた違った英国紳士然とした物腰は,悪くないと思いました。尤も,レーゼンビーはオーストラリア出身で,もともと俳優ではなくモデルだったそうですね。クイーンズ・イングリッシュがなかなか抜けずに苦労したそうです。という訳で,若い人にはかったるいかもしれませんが,私としてはシリーズ中でも合格点かな,と・・・。おっと,差し引いてないか。8点(2003-04-27 23:11:11)(良:1票)

13.  アイアン・ジャイアント アメコミ調の(当たり前だが)キャラクターにどうも馴染めず,前半は何か今一つといった感じだったが,後半ストーリーが動き出すと共に,こちらもすっかり引きつけられてしまった。良い映画として万人に勧められる作品。ラストシーンの,部品が再生能力を持って動き出し,やがてアイスランドの氷河に終結していくくだりは感動ものだった。蛇足ながら,軍隊の出動場面で,当時の軍装がきちんと再現されていたり,戦車がM41,戦闘機がF86Fと考証がきちんとしているあたりにも,良識と手抜きの無さが現れている。どうでも良いことかもしれないが,こうした配慮は是非あって欲しい。9点(2002-01-13 14:22:39)(良:1票)

14.  たそがれ清兵衛 藤沢周平の作品によく登場する「海坂藩」とは,彼の故郷鶴岡,即ち庄内藩のことですが,個人的にその隣町生まれである私にとって,ついつい手前勝手な感情移入と愛着をもって彼の諸作品に対してきました。そうした意味でも映像化された本作に対する期待は大きかったですし,逆に多くの人たちに賞賛されている本作に対して「どれほどのもんか見てやろうじゃねえか」みたいないつもの天の邪鬼も頭をもたげていました。いろいろ突っ込んでみると,まず登場人物の庄内弁ですが,残念ながらかなりイントネーションの違いが散見され,東北=ズーズー弁といった偏見を助長するような結果となりそうなのが残念でした(尤も,山形は県が3つあるような地勢なので,秋田に近い庄内弁は訛が強いのですが・・)。あと,あのお城はどこで撮ったのか(エンドロールを見落としてしまったので・・),鶴岡の城は典型的な平城なのにどう見ても平山城に見えてしまうし,月代ぼうぼうの清兵衛の風貌も侍らしくはない。その他↓皆さんがご指摘のことを私も感じました。ただ,藤沢文学の根底にあるのが,最終的に本作のような人間肯定の理念であるならば,本作は原作の味わいを妙に歪曲させず,且つ無用に声高になることもなく,あくまでも淡々とした筆致で,それでいて十分なテンションを保ちながら,あたかも60年代の時代劇を彷彿させるようなくすんだ色合いのトーンとカメラワークをもってして,それを十分に感じさせるものとなっていたと思います。ピューリタンでストイックな清兵衛の生き方には賛否両論あるでしょうが,私としては自分とは正反対であることを棚上げしても是としたいものです。真田広之と宮沢りえの共演て,平成3年の某大河ドラマ以来ではないか,と思いますが,すごくしっくりいっている感じでしたし,脇を固める役者たちも(方言に注文をしつつも)子役を含めて熱演だったと思います。少なくとも,「助太刀屋助六」や黒澤の遺稿とも云うべき「雨あがる」などと比しても,こちらの圧勝だと思います。見事な出羽富士や月山の撮影ポイントは羽黒町か三川町でしょうか。郷愁を無性にかき立てられます。 8点(2003-08-31 22:34:56)(良:1票)

15.  スパルタカス(1960) 50年代から60年代にかけて次々と作られたハリウッド超大作の一つ。「十戒」と「ベン・ハー」を別格とすると,「クォ・バディス」「ローマ帝国の滅亡」「ポンペイ最後の日」「アンソニーとクレオパトラ」「エル・シド」「キング・オブ・キングス」等と並ぶ代表作と言えよう。そして,チャールトン・ヘストンとこのカーク・ダグラスが2大スターとでも言うべきなのか。とにかく,ダグラスのパワーに圧倒された。がむしゃらに生き,ハチャメチャに戦い,そして死んでいく,という凄まじさに只々脱帽といったところか。今時,重厚にしてこれ程の存在感を示す俳優って居ないよな・・・・・。やっばり息子の比じゃないよな・・・。8点(2001-11-16 21:18:24)(良:1票)

16.  TAXi2 点数情報を見て思わず嬉しくなった。こういうおバカな映画は何と言っても評価が滅茶苦茶なくらい分かれなきゃ。前作を凌ぐ馬鹿馬鹿しさとサービスたっぷりのアクションシーンに腹を抱えて笑いまくった。こういう映画は絶対必要だ。もう,マンネリズムに徹して,1年毎に制作して欲しい。(千葉ナンバーのランエボ,私も爆笑でした。)9点(2001-07-28 23:44:32)(良:1票)

17.  時空の旅人 若い頃眉村卓の学園SFものが好きでよく読んだ記憶があるのですが,当時角川の看板作家的存在だった彼も赤川次郎や内田康夫にその座を明け渡した感じで,何となく寂しい限りです。これって制作はマッドハウスでしたっけ?キャラクターの表情なんかは,もろに萩尾望都って感じで,86年当時としては細部まで実によく描き込まれている印象がありますが,今となっては翌年の「王立宇宙軍オネアミスの翼」や「機動警察パトレイバー」三部作等の富野・押井両監督による作品とついつい比較してしまうと,ディテール感が少々生ぬるい感じがします。ま,過去の歴史をいじくる面白さ・楽しさはありますが,東京大空襲で都下(それもずいぶん西部)の町がB29にやられたり,関ヶ原で西軍総崩れ後に島左近が家康を襲撃したり,さらには本能寺の変直前に光秀が家康饗応の責任者ではなかったり,信長が内裏を襲撃しようとするという暴挙を光秀が止めたことが本能寺の変の端緒だったり,と史実を歪曲するにも限界があるので,マイナス点ものだと思いました。また,正反対の立場にあるタイムパトローラー(?)のどっちが主人公たちに近いんだかさっぱりわからないのも?。どちらかと言えば竹宮恵子の「地球へ」の方がまだ・・・。5点(2003-09-21 18:26:49)(良:1票)

18.  ピクチャー・パーフェクト/彼女が彼に決めた理由(わけ) これ,いいです。ジェニファー・アニストン,私気に入りました!!!。冒頭,いきなり濡れ場で「おっ」となってからもう釘付け。最後に,悪人面のケビン・ベーコンと結ばれなかったのも良し。「ブリジッド・ジョーンズの日記」にしても,サンドラ・ブロックの「あなたが寝てる間に」にしても,NHKの「アリーMy Love」シリーズにしても,20-30代独身女性を主役に据えた作品には,どうもしっくり来なかったけれども,これは納得できました。それにしても,あんな格好で町歩いていたら,男だったら誰もが注視しちゃうんじゃないかな・・。俺だけかな・・?8点(2002-08-11 17:05:40)(良:1票)

19.  ハタリ! 今から30年以上前,当然CGなぞ有る筈がない時代の傑作。今アフリカロケをやったとしても,絶対これ程の絵は撮れまい。サイの突進の重量感と迫力に肝を潰し,「子象の行進」に感心し,若き日のエルザ・マルティネリの生き生きとした演技に魅了され・・・。見どころの多い作品だが,今は亡きヘンリー・マンシーニによるメインタイトルは,どこまでも続くサバンナの黄昏の広大さと寂寥感を余すことなく表現している。9点(2002-01-18 21:58:42)(良:1票)

20.  25年目のキス 悪くないんじゃないでしょうか。25歳の高校生って設定自体が,そもそもハチャメチャなんだから,多少の無理はいいって感じ。ドリュー・バルモアは魅力的だけど,確かに二の腕が・・・。豊満でいいって人もいるだろうな・・・。7点(2002-03-23 17:48:17)(笑:1票)


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