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1. ワンス・アポン・ア・タイム・イン・アメリカ
「いい映画だぁ」と純粋に思わせた作品。セルジオ・レオーネ監督&エンニオ・モリコーネ(音楽)の「最強タッグ」はマカロニウェスタンだけではないのだった。。。人間同士の熱い程の「繋がり」を、強烈なまでに表現している。だから、そういった交錯する各々の想いに対して、何度も目頭が熱くなるんだろうなぁ。それをモリコーネの音楽が更に盛り上げるのだからたまらない。観る度にやられてしまう。流石です。当時、この映画が正当に評価されなかったのは本当に残念。よりによってアメリカで。。。ちなみに、DVDではアメリカの映画評論家による解説が音声特典として付いています。「正当に評価できなかった」アメリカ人のダメな解説なんかを何故につけるのだろうか??10点(2003-09-10 09:02:17)(良:1票)
2. アンジェラの灰
素朴なユーモアが溢れる作品。ある意味絶望的とも言える境遇をここまで微笑ましく観れるのも、このユーモアゆえなのかもしれません。この境遇できらめく、小さくてささやかな喜びの数々を主人公(原作者)と共有できるかどうかがこの映画のミソです。99年のミニシアター系作品の中では間違いなくトップ3に入るでしょう。「面白い映画」ではなく、「良い映画」です。洋風の赤貧生活や当時のアイルランドの再現度は、本国からクレームがついた程の高さです。当時のアイルランドの情勢を知っていると、この点もけっこう評価できます。ミニシアター系の作品が好きな方に対しては絶大なる自信をもってお薦めできる作品ですね。そういう意味でこの点数をつけました。ちなみに、DVDでは特典で原作者自らの解説音声があります。この作品が好きな方にはお薦めです。9点(2003-09-10 07:23:37)(良:1票)
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