みんなのシネマレビュー |
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1. 素晴らしき哉、人生!(1946) 《ネタバレ》 天使が主人公に「もしも彼が存在していなかったら・・・」という世界を体験させる、もしもボックス的展開なわけですが、コレちょっとへそ曲がりな見方をしてしまいました。 本当にジョージは違う世界に行ったのか?本当は彼を助けたい街の人達が集まって、大芝居を討ったんじゃないか!?とも思ったんです。 もちろん天使が彼の多くのことを知っていたり、血が止まったり(笑)、飲み屋の名前が変わっていたり、突然雪が止んだり、降ってきたり・・・と、この映画では間違いなく天使の仕業としてストーリーが進行しますが、天使は自殺をくい止めたに過ぎず(それも特に天使らしいことをしたわけではなく)、ラストで主人公に幸せと希望を与えるのは現実の人間・仲間達なわけです。これはただのファンタジーではなく、天使なんかいなくても人間の仲間を想う力で奇蹟は起こせるんだってことだと感じました。 個人的に天使が落ちこぼれである理由はそこにある気がします。 またこの映画に関して、悪人が罰せられていない!という主旨の意見を耳にしますけど、もちろんこの場合罰せられて当然のような気もしますが、そういった人間の没落していく姿を見せずに、結末にはあくまで幸せとか希望といった膨大なプラスのエネルギーを目一杯見せてくれるところがこの映画のイイところなんだと思います。ポッターは別にあのまま悪事がバレなかったわけではなく、結局その後罰せられたのかもしれません。でもそんなもの見せて何が楽しいの?っていうことなんじゃないでしょうか。 それにこういったストレート直球ど真ん中型の感動ストーリーに真っ正面から感動できるっていうのはやっぱり幸せなことなんじゃないかと思います。単純ですけど観終えると素直に、「友達っていいな。大事にしなきゃな。」って大切なことを改めて思い出させてくれました。[DVD(字幕)] 9点(2005-11-02 22:01:36)(良:2票) 《改行有》 2. サーカス(1928) 傑作の並ぶチャップリン作品群の中にあっても、個人的にはトップクラスの作品。 とにかく可愛らしく、そして最高に楽しい。でもこの作品って他のチャップリンの長篇と比べてワンランク下というのが一般的評価になってる。それはチャップリンのファンの人たちの中でも。というかファンこそ敢えて本作をワンランク下げて評価している気がする。製作時の背景などの余計な知識がそうさせるのか。そんな無駄な知識を持たずこの作品を観た人は純粋に楽しんで評価ももっと高い気さえする。もちろんチャップリンはドラマを撮らせたら物凄いものを撮るし、それは評価されて当然であるけれど、芸人としてパントマイムの至芸、楽しさ、おもしろさを徹底的に詰め込んだこの作品を、チャップリンのファンこそもっと評価すべきなんじゃないかな。それを他作品よりワンランク下げるなんていうのは人類史に残るコメディアンのファンとして、なんか矛盾しちゃってる気がする。 80年近く昔に撮られた作品。いま観たってメチャメチャおもしろい。それだけじゃだめですか??[DVD(字幕)] 10点(2005-11-01 00:20:49)(良:1票) 《改行有》 3. 生きるべきか死ぬべきか とにかくおもしろい!(笑えるというだけではなくて) そしてこの徹底的に濃縮されたかのような密度の濃さ。昨今の無駄に長い映画がダメな私にとって、「映画とはかくあるべし」と言わんばかりのお手本のような作品に思えた。同時に映画という枠組みにおける作品の極致。[DVD(字幕)] 10点(2005-10-31 23:27:35)(良:1票) 4. モダン・タイムス 前作に続いて生きていく上で大切なことを教えてくれる。 前向きに生きることの大切さ。ヒトとして生きることの大切さ。そして、笑って生きていくことの大切さ。 [DVD(字幕)] 10点(2005-11-24 00:19:25)(良:1票) 《改行有》 5. チャップリンの独裁者 世紀の六分間。いや、世紀を超えた六分間。[DVD(字幕)] 10点(2005-12-28 19:46:06)(良:1票) |
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