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1. ある殺し屋
成田三樹夫や小池朝雄は〝いかにも〝といった感じを漂わせているのに対し、市川雷蔵は全く殺し屋の雰囲気を漂わさず、ただの小料理屋の亭主といった感じなのだが、そこがまた魅力なのだった。ジタバタしてる成田や野川由美子の傍らで始終クール、それでもって分け前はきっちりやる、といった粋な仕事人に、観終わった時は自分も弟子入りしたい気分でした。なぜか若い小林幸子も出ておりました。(地味な役者時代なのかな) 塩沢の仕事ぶりは〝必殺仕事人〝の秀と妙にダブった。(こっちがオリジナル?)雷蔵、シブし。7点(2004-05-10 22:13:10)(良:1票)
2. 網走番外地(1965)
これはアクション映画ですよねえ。結構面白かったです。またまた巻き込まれちゃってるよ、健さんって思ってたんだけどやっぱり最後は義理と人情だよね。とっても若く威勢がよい健さんと、これまた若くかっこいい丹波Gメン哲郎、トロッコシーンで“止まれ、止まらないと撃つぞ”って後ろから言ったってブレーキ利かないんだから止まれないって、、。昔から変わらないキャラの田中邦衛、そして嵐寛寿郎の存在感、随所随所で流れる健さんの渋い歌声・・・なかなかでした。8点(2004-02-17 13:22:25)
3. アパートの鍵貸します
《ネタバレ》 うまいっ!情事に貸した部屋で過ごすってのは嫌だが、全体に散りばめられているユーモアのセンスは抜群である。シャーリー・マクレーンがとてもキュート。ジャック・レモン、ひどい男だと誤解されて、“色魔”と呼ばれ、あげくの果て殴られ、“身から出たサビ”って言われても何て人がいいんでしょう。ラケットでパスタの水切りっていうのもなかなかである。身勝手な上司と離れハッピーエンドで良かった。お気に入りの名作。9点(2003-11-27 13:11:18)
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