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プロフィール |
コメント数 |
604 |
性別 |
女性 |
ホームページ |
http://www.geocities.jp/suminoe_kagaya/ |
自己紹介 |
2004年から映画専門サイトをたちあげました。 ジャンルはSFが主ですが、サスペンスも大好きです。 リバーランズスルーイットや、ショーシャンクの空に のようなヒューマンものから、未知との遭遇やバックトゥ ザフューチャーなどのアンブリンもの。 十二人の怒れる男やパルプフィクションなどの脚本もの・・ 自分が良いと思った映画が合う映画で、見る人の数だけ 思いも変わると思います。その中で、共感できる人が 多ければ売れるのでしょうね。 たまに<これだけ映画を見てるんだから万人受けは・・> と、マニアックな映画にも手をつけますが、 できの良い映画や単館ものなど多趣味なジャンルに疲れ、 子供時代に帰ってるみたいです・・ それらは映画館で見た映画本来の娯楽作だった・・
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1. 或る殺人
《ネタバレ》 法廷劇になるまでがやけに長く感じました。
でもそれを我慢すれば後半はなかなか面白いです。
しかし・・この時代の白黒はどうなんでしょう。
と、前にも書きましたがカラーの時代と思うのですが・・
ジョージ・C・スコットは「天地創造」で、
息子を神に生贄として捧げたアブラハム役しか知らなかったので、
この役はちょっとびっくりしました。
マフィア役かと思った(苦笑)
ちょっとリーアム・ニーソン似ですね。
対する主演のジェームズ・スチュワートは・・
法廷劇での正義感あふれるが固くもなく逆にこっけいでした。
このふたりのまるで違う個性でのぶつかりはなかなか面白く、
軟投派のピッチャーとコワモテのホームランバッターの対決みたいで、
法廷劇だけでも見る価値はあります。
ただし結末はしっくりこないものがあります。
結局なんだったんでしょうか・・??
あの法廷劇はなんだったのか、スチュワートに同情しちゃいます。
ちなみに本編に入る前のおしゃれな紙芝居風の演出、
「キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン」思い出しました。
音楽も軽快なジャズでした。
法廷劇に入るまでが長いので間延びしているのが割引。
[DVD(字幕)] 5点(2005-11-20 23:16:40)《改行有》
2. 熱いトタン屋根の猫
《ネタバレ》 シリアスな舞台劇風なドラマは観れる範囲なのですが、
これちょっときつかったです・・
社会派ならきつくても我慢できるんですが、
家族愛がテーマですのでセリフの応酬ばかりでは苦痛でした。
どうにかついてゆけたのはP・ニューマン(若い!)がなぜそんなにE・テイラーを嫌うのか?
その謎がはっきり知りたかったことがサスペンスとしての面白さでした。
それをここでばらすとこの退屈な映画が全く面白くなくなるので伏せます。
ある理由は中半から父を通してわかってゆきますが、
この夫婦の父は家族全体の嘘(この世の全ての嘘とも)に嫌気がさしているのです。
嘘偽の嫌いな父は誕生パーティで息子のニューマンによって余命の事実を知ります。
地下室に閉じこもりショックを受ける父に長男より愛されていたニューマンは・・
ここの親子の本当の語らいはなかなかよかったです。
ラストもそれまでの悪舌合戦が見事に新しい嘘というアイデアで後味はよい。
この新しい嘘というのは父についた嘘と同じようなよい嘘だと思います。
真面目に考えれば実に難しい問題を扱っているので、
もう少し見やすく映画的な面白さがほしかったです。
おそらく10年くらいまだ前の白黒の時代なら作風に余裕もあり、
セリフ回しももう少しコミカルでいてブラックユーモアにあふれた作品になったかも。
映画の作り方で大分違うと思うのです。
ラストからしてこれはブラックコメディにしたほうが面白く、
また緩急もついた感動作にもなったかもしれません。
出演者が豪華なのでちょっともったいないなぁとおもいました。
E・テイラーはやっぱりきれいでしたね~![DVD(字幕)] 5点(2005-11-04 08:02:14)《改行有》
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