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プロフィール |
コメント数 |
122 |
性別 |
男性 |
自己紹介 |
自分の感性は、きわめて平凡だと自分でもわかっています。ただ、ほんとうはよくわかっていないのに、「わかった!」「よかった!」というのだけはしないつもりです。 |
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1. アウトロー(2012)
この邦題はセンスがない。原題の「ジャック・リーチャー」のままのほうがよかったと思う。[CS・衛星(字幕)] 6点(2019-12-25 20:07:35)
2. 愛を読むひと
《ネタバレ》 前半は「青い果実」みたいな話かと思っていたら、後半になって急に社会的なテーマが出てきて面食らった。▼ハンナ・シュミットという名前、ハンナは日本でいえば「花子」、シュミットは「佐藤」とか「鈴木」みたいな姓名だから、“どこにでもいる平凡な人間”のメタファーとなっているらしい。戦争裁判のシークエンスは、そんな平凡な人間をも戦犯として重罪に問うたという表層さあるいは悲しさを伝えようとしたのか。▼ハンナの刑務所出所が決まって、マイケルが会いにいったとき、マイケルが「昔のことを考える?」と尋ねたら、ハンナは「昔の二人のこと?」と聞き直すと、マイケルは「いや、そのことじゃない」と言った。このやりとりの残酷さ。どこまでも私的な人間である女に対して、男は社会的な人間に変貌していた(少なくともハンナにとっては)。おそらく、この会話がハンナの自殺の呼び水になったものと思われる。昔の出来事が男にとっては過去となっている以上、ハンナの存在はお邪魔虫でしかない。ならば、かつては男に知らせないまま引っ越し、こんどは命を絶った。娑婆に出られるとなって、死ぬしかなかった彼女の選択がやるせない。▼面白く見ることはできたが、他方、奥深そうに見えて、そうでもないようにも思え、映画を通して何を伝えようとしたのか、イマイチよく見えてこなかった(マイケルの心理描写が練りきれていないのが原因と思われ)。ラスト、マイケルが自分の過去を娘に語るというのはあり得ないシナリオで、作品全体を意味不明にしてしまっている。もし独りで墓参りしていたら+1点はあげられたと思う。[CS・衛星(字幕)] 6点(2010-07-13 23:32:20)(良:1票)
3. アイ,ロボット
《ネタバレ》 総体的には楽しめる映画だったけれど、サニーの行動がよくわからなかった。どんなキャラでも、そのキャラなりの“論理”があれば、共感できるできないは別にして、行動の必然性はわかるというものだが、彼(?)の場合、どういうロジックに貫かれているのかが見えなかった。前半ではやたらとウィル・スミスたちを攻撃(あれは「自衛」ではなく、明らかに「殺す」目的に見えた)し、後半ではともにvikiの暴走を止めようとする。それがどうしてかが、わからない。なぜ“転向”したのかも謎のまま。あるとき突然、「唯一の味方」となって再登場するだけで、そこに引っかかってしまった。サニーは主役クラスのキャラだから、この意味不明度は致命傷ではないだろうか。
ロボット3原則を突き詰めれば、矛盾を起こし破綻するというところも、よくわからなかった。もうちょっときちんと理詰めで納得させてほしかった(人間を管理すること=殺すことは短絡的)。そのように、本作では肝心なところが不鮮明で、そのために鑑賞後の満足度が低くなってしまった気がする。ラストシーンはパート2への伏線、またまたロジック不明の“転向”でサニーがひと暴れしそうな予感。6点也です。※鑑賞環境は正確にいえば、「DVD(字幕)+液晶プロジェクター映写」です(他作品も同じ)。[DVD(字幕)] 6点(2005-04-13 12:31:34)《改行有》
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