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1. 愛と追憶の日々
《ネタバレ》 久々に思い出したようにDVDで観ました。25年ぶりくらいかな。当時「愛と・・・」という映画がたくさんあって、ほとんど観たのですが、これが一番印象に残っています。ジャック・ニコルソンとシャーリー・マクレーンはやっぱりすごい俳優だとしみじみ思いました。昔はデブラ・ウィンガーが主役と思っていましたが、改めて観るとこの2人が主役だったんだなと思いました。登場人物はみんなそれぞれ心のよりどころを求めており、それが娘だったり、仕事だったり、浮気だったりとするわけで、いい悪いは別にして妙に納得してしまいました。「人間とはそういうものだ」と変に悟ってしまったとでも言うのでしょうか。気になるのは、あの旦那は最後までエマを愛していたのだろうか、長男は旦那を許せるのだろうか、です。ジャックニコルソンが途中で「くもの巣をはらってやろう」と言っていましたが、ラストシーンでそれぞれの登場人物全員の「心のくもの巣」をはらってやっているように感じるのは私だけでしょうか。続編はまだ観たことないですが、観てみようと思います。[DVD(字幕)] 8点(2016-01-16 12:13:28)
2. アイランド(1980)
《ネタバレ》 昔TVのロードショー依頼久々に観ました。この映画面白いです。公開当時はラジー賞候補だったそうですが、なぜでしょうか。話のテンポも良く、昔ながらの海賊が現代に存在しているという設定も面白いと思います。最後の一網打尽も「ランボー」「コマンドー」に相当するくらいのスカッと感があります。結構真面目に描いているので妙なリアル感がありちょっと怖い気もします。マイケルケインは、はまり役でした。DVD化を強く望みます。[ビデオ(字幕)] 9点(2015-06-27 16:25:03)
3. 悪霊島
私は金田一映画が大好きで、映像化したものはほぼ見たのですが、個人的にはこれがNo1
です。世間的にはあまりいい評価は聞かないですが、この映画は原作云々よりも、一つの映画としてどうか、という評価でいいと思います。この映画は推理ミステリーとしては弱いが、メッセージ性が強い作品だと思います。高度経済成長の裏で失われてゆく自然と伝統が当時の時代にドップリつかっていた若者の視点によって描かれている、そして事件解決・ジョン レノンの死によって当時の時代の象徴が消え、また新しい象徴を探して若者達は時代の流れるままに、そして成長していく。流されるもの(時代)と留まるもの(伝統)の対比を映像の美しさも合わせ非常にきれいに描いている。(これは松竹 八つ墓村にもいえる)こう考えると、余計にラストのレット イット ビーが美しく聞こえる。(もちろんビートルズ) 石坂古谷金田一はたしかに面白いが、見たあとのメッセージがない。そういう意味で金田一映画でのマイベストは、悪霊島・八つ墓村(松竹)・本陣殺人事件(ATG)です。ちなみに金田一役は鹿賀丈史がベスト。でしゃばらず、非常に自然。そういえばこの映画、雰囲気がGメン75によく似ている(関係ないけど)[ビデオ(吹替)] 10点(2005-11-03 09:46:05)《改行有》
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