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【製作年 : 1950年代 抽出】 >> 製作年レビュー統計
21. 愛のお荷物 なんと豪華な出演陣! 山村聡、三橋達也、フランキー堺、山田五十鈴。 それぞれ個性を満面に打ち出していて楽しい。 テンポ良く最後まで観られるのが魅力。 また、人口増加というシリアスな問題が背景にあるのに、まるっきり暗さがなく、川島監督の上手さが伺える。[ビデオ(邦画)] 7点(2008-02-17 18:28:13)《改行有》 22. あにいもうと(1953) 《ネタバレ》 森雅之だが、本作では職人風情の荒っぽい男を演じていた。 これがどうも無理があるように見えてならない。 熱演により、何とかそれらしくは見えたが、ミスキャストなのは否定できないところ。 やはり、森雅之には「脂ぎった陰気なオヤジ」が良く似合う。 しかしながら、「妹を本心では愛しつつも、表向きは邪険に振舞い、そして妹を孕ませた船越英二を殴り飛ばす」、このシーンには感動できた。 京マチ子だが、以前からどうも苦手な女優だ。 ボリュームがありすぎるし、どうも好みに合わない。 むしろ、気持ち悪いとさえ感じてしまう。 久我美子だが、やっぱりナインティナインの岡村に似ていた。 浦辺粂子は実にいい味を出していた。 野暮ったくてノロマな田舎のばあちゃんだけど、実に人情味があって、家族思い。 そんな役をこれ以上なく自然に演じていて見事だった。 特別に出来がいい成瀬作品とは思わないが、パワーを感じた。 成瀬作品としては、力作の部類に入るのではないだろうか。[DVD(邦画)] 7点(2008-02-06 14:39:43)(良:1票) 《改行有》 23. 赤い風船 例えれば、「少年と赤い風船のプチ・ロードムーヴィ」か。 何とも切ないお話である。 30分ちょっとの間に雄弁に語られる少年と赤い風船の物語。 時に哀しく、時にユーモラスに。 テクニカラーの独特なカラー映像、街に映える風船の鮮やかな赤。 いかにも映画といった映画で、音楽と映像、そしてストーリーが、赤い風船の摩訶不思議な動きと相まって、不思議な感動を呼び起こす。 メルヘンな雰囲気が好きな人なら気に入るはず。 [ビデオ(字幕)] 6点(2008-01-30 22:44:05)《改行有》 24. あらくれ(1957) 《ネタバレ》 映画館で鑑賞。 フィルムの劣化によるコマ飛びがヒドかった。 それにしても、キャストがあまりに豪華すぎ! 高峰秀子、上原謙、森雅之、志村喬、仲代達矢、加東大介、沢村貞子、東野英治郎、宮口精二という布陣。 というより、上原謙と森雅之が共演している時点で既にヤバすぎ。 ここまで豪華な作品は、そうはない。 この豪華キャストながらDVD化されていないのは、前述した劣化によるコマ飛びが原因であろう。 実に勿体ない話だ。 本作で最も光っていたのは、高峰秀子と加東大介の夫婦喧嘩のシーンだ。 コミカルなアクションが、もの凄いテンションで行われる。 これを観れるだけでも、本作には一見の価値があると思われる。 それと上原謙の陰険ぶりも凄い。 上原謙と言えば、優男で色男というのが定番的な役柄だが、本作では全く違う印象。 今まで優男役の上原謙しか見たことがなかったので、非常に興味深く観ることができた。 ラストシーンも、なかなかの素晴らしさ。 雨の中、傘も差さずに歩いていく高峰秀子。 これは圧巻だった。[映画館(邦画)] 8点(2007-12-10 21:30:20)(良:1票) 《改行有》 25. アメリカの影 面白いとは言えませんが、変な緊迫感が漂っていていいですね~[ビデオ(字幕)] 5点(2007-10-15 19:56:55) 26. 悪魔のような女(1955) 確かに最後のトリックはびっくりしました。[ビデオ(字幕)] 6点(2007-10-12 16:38:13) 27. 荒木又右衛門 決闘鍵屋の辻 前半のストーリーがやや分かりづらく、やや辟易した。 しかし、終盤の鍵屋の辻における決闘シーンは、異様なまでの緊迫感が出ていて圧巻。 チャンバラ的なノリを徹底的に排し、無様とも言えるほどのリアリティな決闘が演出されていて見事。 加東大介も人間らしい弱みを見せる役どころで、全くもってかっこよくないのだが、これが素晴らしいリアリティを生んでいた。 終盤の緊迫感だけでここまで見せる映画は初めて観た気がする。 『切腹』に匹敵する、異色時代劇の傑作であろうことは間違いない。[ビデオ(邦画)] 8点(2007-10-11 00:04:26)《改行有》
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