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1. RRR
人類は二つに分かれる。RRRを観たものと、そうでないものに。
観終わった時そういいたくなるぐらい、血が燃えて、すべての免疫力が上がっているような気さえした。
人がエンターテイメントに求めるすべてが詰まっていて、すべての表現レベルが尺を越えている、ハリウッドが束になっても蹴散らされる壮大なボリウッド。
泣くような映画ではないのに、目にした何もかもが胸に迫ってきて最後のダンスシーンでは涙がにじんだ。
この映画を観ることは、ひとつの貴重な体験だ。
難しいことは考えなくていい。人生とは何か、を問うてくるような映画じゃないから。
あなたはただ、大スクリーンの前で椅子に身を沈めるだけでいい。
誉め言葉さえ見つからない、最高の体験があなたを待っている。[映画館(字幕)] 10点(2023-01-11 15:10:36)《改行有》
2. アメリカン・ヒストリーX
かなりがっかり。エドワードノートンの体と演技にだけ3点献上。
テーマの立ち方に芸がない。ひねりも膨らみもない。
役者だけ見てろといわれればノートンにだけ拍手もするが、映画とは
人間、風景、音楽、甘味切なさ、さまざまな要素を含んで歌うものがあって欲しい。
これは教育映画とでもしてください。やせたつくりだなあという印象でした。[映画館(字幕)] 3点(2006-01-08 00:18:17)(良:2票) 《改行有》
3. アリゾナ・ドリーム
なんとも奇妙な味わいです。とりとめのない主人公の感情の流れは、まるで行き先を定めない川のようで、ときに「どういうつもりだコラ!」とつっこみを入れたくなるほどその場しのぎでたよりない。
でも、そんな「その場しのぎ」で堂々と生きてゆく奇人たちの壊れっぷりのなんと言う詩情・・・
聞けば監督、この作品製作中に、母国の内戦とか製作サイドとの折り合いのわるさとかでぐちゃぐちゃになってたとか。
でもこの作品全体に流れる何かの「豊かさ」のイメージは、映画というものが持つ可能性そのものの広がりのような気がする。うまくいえないけど。
ジョニー・デップ、フェイ・ダナウェイ、ヴィンセント・ギャロ、リリ・テイラーそれぞれの演技のもつ味わいも絶妙!
見つけてよかった!と思える佳作であることに間違いはないと思う。
音楽の素晴らしさも特筆ものです。[映画館(字幕)] 8点(2005-11-10 09:17:58)《改行有》
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6 | 4 | 5.71% |
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7 | 15 | 21.43% |
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9 | 11 | 15.71% |
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10 | 4 | 5.71% |
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