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【製作年 : 2010年代 抽出】 >> 製作年レビュー統計
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1.  i 新聞記者ドキュメント ネットフリックスにアップされており、映画『新聞記者』を観ていたこともあって鑑賞。作品が訴えたいことはわかったが、質が高いとは思えなかった。とりわけ後半の意図不明かつ悪意的なアニメーションや監督による脈絡の無いモノローグによって、作品がドキュメンタリーからプロパガンダに堕している気がしてならない。 題材そのものは興味深かった。オールドメディアの閉鎖性や独善性、日本の左派・リベラルの限界性が露呈していたのは印象的だった。記者クラブの閉鎖性を非難する森監督も、望月記者も、自身の内部に潜む閉鎖性や独善性に気づいていないのは、なかなか示唆的である。官僚や警官に食って掛かる傲然で攻撃的な姿勢は、リベラルを自認する彼らのハイド的(隠された)側面である。 望月記者本人が、悪い人間ではないと私は思う。沖縄の市民団体に取材し、記事を書く約束を誠実に守る姿は立派である。しかし一方で、権力は常に悪意的であり、ゆえに権力は追及しなければならないとする彼女の考え方、取材対象がリベラル層に偏っており保守層へ取材する様子があまりない姿勢を観ていると、私は危うさも感じた。記者は民主主義的プロセスを経て選出された存在ではない。民主主義的プロセスによって選ばれていない記者が、あたかも国民の代表、民意の体現者の如く振る舞い、極めて攻撃的な姿勢で権力を追及する。望月記者が典型例だが、メディアという自らの立ち位置の曖昧さに自覚的でない部分に、私はメディアの独善性を視る。その一方で、部外者を締め出し、権力と奇妙な馴合いになっているのもメディアなのだ。こうした閉鎖性と独善性に対し、メディアがより自覚的になって改革を施さない限りは、オールドメディアの衰退を止めることはできないし、国民からの信頼を取り戻すこともできないだろう。 映画『新聞記者』を観ても感じたのだが、制作者側が反権力に凝り固まり過ぎていて、せっかくいいテーマを扱っているのに、肝心なところで権力=悪と決めつけて、悪い相手にはどういう描き方をしてもいいとばかりに、悪意的な描き方に走ってしまっている。望月記者の動向を地道に追いかけて、その功罪も含めて淡々と描けばいい作品になったかもしれないのに、結局反権力への思いが勝ってしまって空回りをする。…中立性や客観性を見失う、自らの正当性を過信して敵対者へは過激な対応に走る、その閉鎖性と独善性に多くの人はついていけなくなる。本作品そのものが日本の左派の悪い部分や限界を、制作者が気づいていないところで、提示してしまっているようだ。だからダメなんだけど、本人たちは気づいていないんだよなぁ…(苦笑)。[インターネット(邦画)] 3点(2020-08-05 11:24:59)《改行有》

2.  アイリッシュマン 老人版グッドフェローズといった作品。それにしても長い長い(笑)。明らかに配信前提の作品であり、客が自発的に何回かに分けて鑑賞することを意識して作品が作られている。つまり3時間半にわたって観客を釘付けにするような展開や創意工夫はあまり盛り込まれていない作品ともいえる。ずっと静かで、乾いた、即物的なトーン、つまりいつものスコセッシ調で作品は終始する。映画作品としてみた場合には、これでは満点評価は難しい。 アメリカンマフィアの栄枯盛衰、長年の謎であるジミーホッファ暗殺を描いた超大作で、かつデニーロ・パチーノ・ペシ・カイテルという、名優たちの出演。かなり期待して見たのだが、ちょっと肩透かしだったのは事実だ。最新技術でデニーロを若返りさせたそうだが、アクションシーン等では粗が目立っている。無理してそこに資金を使うよりは、他の役者に若かりし頃を演じさせた方がまだ自然だったのではないか。まあ名優たちの集結ということで、少し甘めの7点とする。[インターネット(字幕)] 7点(2020-05-05 01:15:07)《改行有》

3.  アトミック・ブロンド 《ネタバレ》 脚本がかなり捻くれた構造をしている為、結末というか、主人公及びCIAの意図がよく掴めなかった。 同盟国イギリスの諜報員を売ってまでリストを手に入れる必要はあったのかどうか。 脚本上あえて語らない余白を作って客に考えさせるよう仕向けているのか、それとも原作コミック以上に捻った構造にしてやろうという無邪気な意気込みがあったのか。今回はどうも後者な気がする。ただそのせいで、CIAや主人公がここまで面倒な裏工作をする必要あったのか、というモヤモヤ感が残るため、さすがに手放しで称賛とはいかなかった。 でも泥臭いアクションシーンやライティング、音楽の使い方やカオスなベルリンの風景等、見どころは盛りだくさん。 シャーリーズ姐さんの筋肉ぱねえ! あれみてたら筋トレをせねばという気持ちになる。[映画館(吹替)] 7点(2018-03-18 14:10:23)《改行有》

4.  アデル、ブルーは熱い色 同性愛やセックスシーンといったセンセーショナルな部分がクローズアップされがちだが、本質的には、実に文学的で、真摯で、普遍的な恋愛映画だった。 アデルとエマ、それぞれの親が出す夕飯の違いで、育ちの違いが見えてしまうのは、妙に切ない。 激しく惹かれあっているにも関わらず、育ちの違いや将来についての考え方の違い、若い二人には微妙でありながら大きなすれ違いがあって、それがやがて破局に繋がっていく。 現実の恋愛でもこういうのはよくあるよなぁと観て思った。好きになるのが異性だろうと同性だろうと、その部分は変わらない、恋愛の本質のようなものなのかもしれない。 燃えるような恋が終わっても、アデルの人生は続いていく。 その景色を映し出す為に、本作は3時間以上もかけて丁寧に丁寧に物語を積み上げていく。 妙な煽情性はなく、とても真摯で誠実な、観てよかったと思える映画だったと思う。[ブルーレイ(字幕)] 8点(2017-12-09 14:30:27)《改行有》

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