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【製作年 : 2010年代 抽出】 >> 製作年レビュー統計
1. 鍵泥棒のメソッド キャラ設定が秀逸! いわゆる役者の個性に合わせてのアテ書きと思われるフシブシが各所にあり、こりゃ役者さんたちも頑張りがいがあったでしょうねえ。しばらく前からずいぶんウマくなったじゃん!だった広末さん、今回はおそらく最高の自信作でしょう。監督サンもね。 これまでの内田作品は「運命・・」マルマルと「アフター・・」半分しか見てない(こっちは当然何が何だかさっぱり=笑)んですが、どちらも一部キャストに見られるヘタさに、私はイライラさせられっぱなしだったんで(失敬)、今回はハナマル~!!でした。 但し皆さん指摘されてませんが、私は監督はかなり意地悪、皮肉屋、プライド高いお方(もちろんネガティブな意味じゃないですよ、念のため)と見ています。観客への裏切り方がハンパじゃないよ、というのが1つ。いわゆる人が当たり前に価値を置きがちなものへの皮肉も1つ(婚活とか経済的豊かさとか、裏付けを知らなきゃ何の変哲もないものにしか見えないビンテージものとか、エトセトラ)。それから、アイデア枯渇気味のハリウッドでこれのリメイクはたぶん無理でしょう、というのが1つ。だって、銭湯のないよその国に置き換えて制作するのはたぶん無理ですもの。どういうシチュエーションで鍵をすり替えるの!? サウナ? スパ? いずれも、金持ちと貧乏人がそこに居合わせる動機が必要でしょう? 無理だと思うなあ。←ここが良いと思うの。意地でも絶対にハリウッドになんか作らせねーぞ! と内田監督が思ったかどうかは定かではありませんが、思った、と思いたい(笑)。 それにしても私は、本作によって内田監督は、周防氏、三谷氏を完全に越えたと思いますね。それと私の今の願いは、できれば、公開中に「完全満員」となった映画館で、もう一度大勢で爆笑したい!!!ということです。皆様、よろしゅうに。[映画館(邦画)] 10点(2012-09-19 20:29:44)《改行有》 2. KANO 1931海の向こうの甲子園 イデオロギー的に押しつけがましい展開があったらいやだなあと想像していたら、それはほぼなかったことに安堵しました。前半、監督の人物像が分かりにくく、やな奴にしか見えなかったのが、後半にその寡黙さが生きていったので、それも安堵。CGが作りものっぽすぎ、多用しすぎでいやっていうのはあったけど、今の時代の映画作りでは当たり前の範疇かもしれませんね。多民族の融合、友愛というテーマはきわめてこんにち的だし、ハリウッドや他国での上映にも共感を得られる題材だと思いますが、私自身が、日本の最近の世相の中では、決して作れない作品、と思ってしまうこと自体が、情けない。[映画館(字幕)] 8点(2015-04-13 21:44:03)(良:1票) 3. 怪盗グルーの月泥棒 どこかで見たキャラ、展開のオンパレードですが、ここまで徹底していただくと、いっそすがすがしい。不思議と何度も巻き返して、見たくなってしまいます。とはいえ、もうそろそろハードディスクを消そうかと思っていたら、ところどころチラ見していたムスコが「あ、消さないどいて」ですと。不思議と、クセになるようです。[CS・衛星(字幕)] 7点(2011-11-27 22:26:10) 4. 風立ちぬ(2013) 相変わらず、の宮崎映画。それ以上でも以下でも・・・。既視感ばかりが漂い、感動には結びつかない。戦争のとらえ方、喫煙シーン、声優の稚拙さなどに話題が集まった感がありますが、私はそれらにはとりたてて反論はありません。単に、つまんない映画だったなあ。それだけ。[映画館(邦画)] 5点(2013-11-15 22:16:45)
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