みんなのシネマレビュー |
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【製作年 : 1950年代 抽出】 >> 製作年レビュー統計
1. 悲しみよこんにちは ありゃ、これも、確かに観たのにレビューを忘れていた一作。サガンは好きだったんですよねえ、昔。乾いた感じの文体がやっぱり当時としてはすごく新しくて、むさぼるように読んでいた作家の一人でした。読んだ後で、TVの、しかも吹き替えで見ても、がっかりしなかったんだから、まあまあの出来だったんではないかなと思うので、この点です。但し、私にとってのこの父親のイメージは デヴィッド・ニーヴンではないですねえ。彼はミュージカルだとそのチャーミングさが生きると思うけど、文芸ものに似合う人ではないと思うなあ・・。[地上波(吹替)] 7点(2012-04-27 20:04:15) 2. 帰らざる河 とっくにレビューしてたと思ってました。白黒テレビの名画劇場で、むかし何度観た事でしょう。モンローはこの頃、セックスシンボルとしか見られないことに苦しんでいたとか。でも、画面の中の彼女はそんなつらさを微塵も感じさせません。プロだったんだなあ・・と感じます。かわいくてひたむきでけなげだった人。そんな彼女の魅力が一番感じられる作品だと思います。[地上波(吹替)] 8点(2007-11-07 23:46:18) 3. 勝手にしやがれ 30年以上見直してないので、中身はきれいさっぱり忘れているが、ベルモンドの、特にラストでの「カッコ悪いんだけどカッコいい」、奇妙な魅力は覚えている。ダラダラとつまらない、現代と比べたらはるかに刺激の乏しい我が日常の中で、これは衝撃だったわけです。「カッコわる・イイ」という価値観じたいがもうすでに既成のものになってしまった現代の若者が見て、「マジに面白い」と思ったら、それはかえって変かもしれませんな。相当ムリしてんじゃないの?と 私も思ってしまいます(でもそれはあくまで「観る側」の問題。監督や作品の価値を左右するものではありません)。ところで原題を初めて知って、「え? スフレの何とか、という意味? Boutて点じゃなかったっけ、違ったっけ? もし合っていたら、スフレの点て何よ」と思ったら、そうではなくて、これ一つで成句で「息切れ」とかっていう意味なんですってね、直訳だと。ネット時代になってほんと便利だけど、「勝手にしやがれ」と「息切れ」じゃ、かなり印象にも違いを与えるんじゃないかしら。点がつけにくいなあ。ま、仕方ないからふつうに7点ということで。あ、平均も7点なんだ。(見直したら、またレビューを書き直します。これについてはほかのゴダール作品よりはわかりやすかった記憶があるのですが、今見たらどうなんでしょ~???) 7点(2003-12-23 16:35:20) 4. カラミティ・ジェーン 私も大好きだった1本。みかんさんの簡潔でもれのない紹介に感服。「そう、そう、そうだっけー」と懐かしく思い出しました。強い女のカワイサ、勘違いからまき起こるコメディ、想う人からは想われず、というベタなストーリーなんだけど、「純情」というスパイスが、ほどよく効いています。前半のドリスのカーボーイすがた、あらくれぶり?はかなりなんで、けっこう幅広くお楽しみいただけるんじゃないかと思いますね~。7点(2003-12-08 00:05:52)
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