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プロフィール |
コメント数 |
602 |
性別 |
男性 |
自己紹介 |
お気楽映画小僧です。 (って、いいトシですが(笑) 原作なんてほとんど読まないですし、 役者や監督がどういう人でどんな作品を作ったかなんて知識も大してありません。 なので、それならば、その映画単体で観て、できるだけ素直にレビューしようと思います。 時に思いっ切りラジカルなことも書きますが、
「『創造すること』は『批評すること』なんぞ比べようもないほど偉大である」
ということは大前提。 どうぞ、大きな心で笑ってやってくださいm(_ _)m |
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1. カッコーの巣の上で
《ネタバレ》 名作です。 もちろんマクマーフィ(側)に感情移入してしまうんですけど、作品全体を俯瞰する目線が要求されますね。 社会システムとしての「管理統制と自由尊重のバランス点」とはどこなのか。 深く考えさせられます。 行き過ぎた管理体制は人間としての尊厳を破壊するが、同じく行き過ぎた個人の自由は社会全体を危機にさらす。 そして、そのバランス点そのものも右にいったり左に寄ったり、内外の情勢でその位置が変化する。 そんな天秤の傾きをどうコントロールするか、それは人間(社会)に与えられた命題。 精神病棟内を見る目線を、神が人間社会を俯瞰する目線に置き換えてみる。 管理社会と自由社会のせめぎ合い(社会主義と資本主義というのは少し違う気がする)。 どちらかが正しいのではなくて、どちらも正しく、どちらも間違う。 社会の平穏の為に圧制をしく看護士長、自由を勝ち取る為に戦うマクマーフィ、無気力無関心を決め込むチーフ、ただ状況に流されるだけの患者達。。。 全ての人類の「最良の妥協点」とはどこなんだろう。[DVD(字幕)] 8点(2006-07-20 16:30:44)
2. カプリコン・1
《ネタバレ》 「アポロ計画偽装」のゴシップから発想を得ているらしいんですが、かなり面白いですな。 説得力もあるしね。 ただ、サバイバル映画になってしまったのが残念。 俺が見たいのはそっちじゃないんだよなぁって思いません? 純然たるサスペンスに仕上てくれた方が絶対に面白いと思う。 だいたい、国家の威信をかけた一大プロジェクトなのに、仲間の囲い込み(根回し)が弱い。「関係者をもっとしっかり管理統制しないと」って思ってしまう。 この計画に納得してない主人公達に対する警備なんかも手薄だしね。 「帰還できない」ってシナリオなんだったら、もっと早い時点で確実に口封じすべきなんじゃないの? 主人公が戻ってきて「メデタシメデタシ」ってエンディングだけど、この後の合衆国は、確実に政府崩壊の危機ですぞ? それだったら、「偽装計画はとりあえず成功したけれど、ごく一部の関係者が真相を暴こうと今も奮闘している」的なシメの方がいいなぁ。 とか、文句を垂れつつ8点(笑)[ビデオ(字幕)] 8点(2006-05-12 04:56:09)
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