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【製作年 : 2000年代 抽出】 >> 製作年レビュー統計
評価順123
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変更日付順123

1.  カンダハール シュール、唯々シュール。日本人の私には、全てのシーンがSFの様にまるで現実感がない。しかし、これが一年前までのアフガニスタンの紛れもない現実。神の国家を標榜したこの地に神は存在しなかった。存在するものは飢餓、貧困、無知、不徳、抑圧、色とりどりのブルカ、紛争、肢欠損、そして生と死。だからと言って、退屈な社会的・政治的映画を想像したら大間違いです。サスペンスフルなロード・ムービーとして面白く、芸術的に息を飲むほど美しいショットも多数。とにかく、アフガニスタンの一日も早い正常化を願って、必見の8点献上。8点(2002-09-26 22:16:14)(良:1票)

2.  カーズ もうピクサーの「技術」には驚かない。しかし「センス」には相変わらず驚かされる。今回は「自動車」の世界が舞台になってますけど、彼らのキャラクター・デザインは細かな所まで「実車」に準じてる(登場する全員がチョロQみたいで愛らしいです)。その性格設定は「ドライバー」に準じたものになってます(従って、この話は普通に人間が演じてもそのまま通用する)。そして本作で最も目を見張るのが、車達の「生物的な部分」と「メカニカルな部分」の見事なさじ加減。手も足も無い車が活き活きと人間的に動きつつも、決してカートゥーン的にはならず、その能力は常に「マシン」としての節度とリアルさを保ってる。これが「センス」です。ストーリーは若者の成長物語であると同時に「負け組」の再生物語。ベタですけど、きちんと感動させて貰えます。2時間超と少し長めの作品になってますが、エンドロールの終わりで初めて“bug”が大写しになるので見逃さない様に、7点献上。[試写会(字幕)] 7点(2006-06-15 00:04:31)(良:2票)

3.  ガウディアフタヌーン アントニオ・ガウディの街・バルセロナを舞台に、小さな事件に巻き込まれたことで、母親との関係と自身の母性に向き合うことになったハイミス女性を描く、小粋なミステリー・コメディ。舞台がスペインということもあって、テーマ的に「オール・アバウト・マイ・マザー」を髣髴とさせましたけど、個人的にはこちらの方が遥かに面白く鑑賞でき、「あらゆる女性(そして母親)の形」の描き方もこちらの方が良かったです。浮世離れした佇まいを見せるバルセロナは、どんな人間をも優しく包み込んでしまう包容力があるようです。評価の分は少し悪い様ですが、私は凄く楽しめたので、7点献上。7点(2005-01-16 00:07:44)(良:1票)

4.  カポーティ 本作はトルーマン・カポーティの伝記映画ではなく、「メイキング・オブ・小説“冷血”」か、カポーティを主人公にしてリメイクした映画「冷血」といった仕上がり(従って「冷血」を読むか映画版を観てないと解らないシーンも多々あり)。世界初と言われる「ノンフィクション小説」はどの様にして生み出されたのか、そして、そのことが作家にどう作用したのかが淡々と描かれてます。犯人に対して同情や共感を覚えつつも、単なる取材対象、更には「名声の成る木」として狡猾に接していくカポーティ。取材以前の彼がほとんど描かれない為、徐々に引き裂かれていく特異な作家の複雑な内面というテーマは、私の様にカポーティを良く知らない人間には解り辛いかもしれません。あと、ドキュメンタリー出身の監督ということで、シネスコ画面の構図を持て余してる様に感じられたのが玉に瑕でした。それにしても、フィリップ・シーモア・ホフマンもモノマネ大賞だったんでしょうか…、6点献上。[試写会(字幕)] 6点(2006-09-29 00:04:56)

5.  感染 中々面白かったです。特に「患者」が運ばれてくるまでの病院内の息苦しさが秀逸であると共に、現在の病院の実情を巧みに取り入れてあって、これはある種の社会派作品とも呼べる仕上がりです。「患者」が運ばれてきてからは、一人、また一人と犠牲になっていく王道な展開で、これまたゾッとさせて貰いました。1セットモノの貧乏臭さを感じさせない演出も良かったです(俳優陣のお陰かな?)。ま、確かに縫合医とラストの羽田美智子には合点がいきませんが、ホラー映画の展開なんてこんなもんでしょう。全てに説明がついたら逆に面白くありません。そんなことで、6点献上。[CS・衛星(邦画)] 6点(2006-06-09 00:01:43)

6.  GIRLS★GIRLS 下ネタ満載ながら嫌らしさを感じさせない、溌剌とした楽しいガーリー・ムービー。やってることはアメリカとほとんど変わりないんですけど、本作に登場する女の子達はとってもウブ。ウブだからこそこの三人はお馬鹿に見えるし、凄く可愛らしく感じる。ここはアメリカと大きく違う。また、日本の方が性情報自体は無秩序に氾濫してるので、処女・非処女に関わらず「ウブな女の子」は希少だと思うし、道徳的ではなく、生物学的に性を語ってくれる大人も身近にはいない。我が国では中々成り立ち難い映画でもありますね。それにしても、コンドームって頭に被れるんだなぁ…、6点献上。[CS・衛星(字幕)] 6点(2006-03-13 00:34:02)

7.  家族のかたち うらぶれた町にならず者が帰ってくる。しかしその男の妻と子は、既に別の男と幸せな家庭を築いている。昔の男の登場で日常に広がる僅かな波紋。やがて、二人の男の対決の時が迫る…という、例によって下層階級を舞台にしたイギリス製ホームドラマ。ストーリーも演出も原題通り西部劇のパロディになってますが、そこはイギリス。話はマッチョにはならず、シニカルに、そしてペーソス一杯に展開していきます。生みの親より育ての親。単に子供を作ったからって、そう簡単に親になれるもんじゃありません。人は子供を育てることによって、親へと育てられるのです、6点献上。[CS・衛星(字幕)] 6点(2006-02-21 00:04:32)

8.  カタクリ家の幸福 公開当時から気になってましたが、遂に私の財布の紐を緩めるまでには至らず、有難くテレビで観賞させて貰いました。これなら金払っといても良かったかな(深夜に放送するのも勿体ない)。今の日本でこのレベルの馬鹿映画を撮れるのは、【鉄腕麗人】さんの仰る様に三池崇史を措いて他にいないでしょう。少なくとも、同じ三池監督の不条理ホラー・コメディ「極道恐怖大劇場/牛頭」よりは楽しめると思います。私が一番ウケたのはデュエットのシーンで、松坂慶子のバックで復員軍人姿のジュリーが、振り付きで「勝手にしやがれ」のコーラスをする所。唯、物語上にも全く関係ない冒頭のクレイ・アニメ(人形アニメ?)はいらない。本編で初めて登場させてれば、そのシーンの馬鹿馬鹿しさと衝撃が更に増した筈です、6点献上。[地上波(字幕)] 6点(2005-08-11 00:07:35)

9.  COWBOY BEBOP カウボーイビバップ 天国の扉 私もTVシリーズの存在すら知らず、本作が初体験。しかし一本の映画として、部外者の私が観てもそれなりに楽しめる話になってたと思います。彼らが何者なのか深い所は判りませんが、とにかく一癖ある賞金稼ぎということが判れば充分。後は、火星に築かれたニューヨーク・シティ(?)を舞台にしたハードボイルドなストーリー展開に身を任せました。本作で特筆すべきは格闘シーン。殺陣も作画も非常にレベルの高い仕上がり。メカや世界観なんてのは所詮副次的な物であり、アニメの命は動きです。そこに満足できれば、他の部分の不満も解消するというものです、6点献上。[CS・衛星(字幕)] 6点(2005-06-27 00:37:58)

10.  カンフーハッスル まず、この「カンフーハッスル」ってタイトルが良く解らない。てっきりカンフーを取り入れたダンス映画かと思ってたら、中身は原題通り「功夫」の達人達のバトルのみ。もちろん「ドラゴンボール」そのままの馬鹿馬鹿しいバトル(緻密に計算されたユエン・ウーピンの殺陣は、これまでの最高の仕上がりだと思う)にお得意のギャグも満載で、故に「ありえねー。」というキャッチ・コピーですけど、映画ではとっくの昔からあり得る内容。これまで書画や食、そしてサッカーに+功夫という題材でしたが、本作はチャウ・シンチー初の本格(?)功夫映画って感じでしょうか。それにしても、今作の主人公は影が薄すぎる(ヒロインも取って付けただけ)。いくら馬鹿映画でも、もう少し主人公が話に絡まないとクライマックスにも乗り切れません、6点献上。6点(2004-12-15 00:20:08)

11.  カリスマ 《ネタバレ》 何かモダンな寺山修司って感じ…。私も訳が解らないけど、不思議と駄作だという印象は受けなかったし、つまらなくもなかった。基本的にはAを採るか、Bを採るか、両方採るかという3択問題。それぞれに正論があり、それぞれに権利がある。この森の中にはマジョリティのA派とマイノリティのB派がいて、役所広司が両方採る派。しかし、両方採ることには両方失うというリスクも付いて回る。玉石混交、全滅なら全滅でもいいじゃないか、全員が同じリスクを背負う方がフェアじゃないかというのは理想ですけど、人の生死が関わってくればそうも言っていられない。難しい問題です。ところでこのラスト・シーンですけど、これは両方採った役所広司が勝ったことで、終末が訪れたってことなんでしょうか? 6点献上。6点(2004-11-03 12:34:35)

12.  火山高 ま、評判悪いのも頷けますけど、私にはそれなりに面白かったし、こういうベタな馬鹿映画をこのレベルにまで仕上げてしまう韓国映画界を羨ましくも思った。「猟奇的な彼女」にしても本作にしても、その源流が日本にあることは明白。遂には日本マンガを原作にして、日本では為し得ない完成度の映画を作り、カンヌのグランプリまで獲ってしまった。これは日本が「地獄甲子園」レベルで留まっていることと同時に、非常に由々しき問題です。我が国はアメリカ以上のコンテンツ大国なのですから、邦画界の本気の改革を望みます。本作はそのことを改めて教えてくれました、6点献上。6点(2004-10-22 00:06:03)

13.  華氏911 (皆さんに対抗して私も少し長めのコメントをお許しください) 面白いかどうかと言えば、私には全体的に余り面白い映画ではなかった(字幕を追うのに忙し過ぎたし、同時に出来る限り頭の中で翻訳作業をしたりしちゃったからかな。隣にいた高校生位の一団は途中ですっかり飽きちゃったみたいだし…)。本作の前半はドキュメンタリーではなく、(【ぐるぐる】さんご指摘の様に)ニュース映像を都合の良い様にコラージュしたに過ぎない。パフォーマンス好きの小泉首相ならば簡単にこういう映画を作れると思った。また、9.11の映像を使わない代わりに、もの凄い音響効果を加工したりしてるのもあざとい(イラク空爆等の音響も凄い。本作は一応ドキュメンタリー映画ですけど、出来る限り音響設備の整った劇場で鑑賞することをお勧めします)。しかし、ブッシュ大統領への誹謗中傷からイラク戦争の現実へとシフトし、「取材に基づくドキュメンタリー」に変わってからは多少面白く観れました(私の使う「面白さ」の意味は斟酌してください)。やっぱり最後はマイケル・ムーア永遠のテーマ、階級闘争へと論理を展開して幕を閉じましたね(【anemone】さん、これこそがムーアの「私怨」なんですよ)。思ったのは、本作はアメリカで公開してこそ意義のある映画だったということ。そして私も、ムーアが「ブッシュにはもう騙されない」というナレーションで締めくくった様に、「ムーアには騙されない」と心に誓って劇場を後にしたのでしたとさ…。ということで、作品の出来不出来以前に、ムーアの心意気と、アメリカ公開を断行したライオンズ・ゲートに敬意を表して、おまけで6点献上。6点(2004-09-03 00:06:55)(良:1票)

14.  害虫 《ネタバレ》 社会や家庭環境、そして運によって、多かれ少なかれ人生は左右されてしまう。確かに彼女は、サチ子という名とは裏腹に薄幸の元に生まれてしまったのかもしれません。しかし若干13歳といえども、彼女は選択する自由と選択できる知恵は少なからず持ち合わせていた筈。なのに彼女は不運ばかりを自ら選択し、どこまでも堕ちて行く。これは単なるプロローグでしかなく、彼女は更なる不運を選択して生きていくのでしょう。好みの映画ではありませんでしたが、ラスト、「何でもない…」の一言でスッパリ切った事により、個人的な評価はグッと上がりました。もちろん宮崎あおいの全てを堪能できたのも良かったです。それにしても、蒼井優ちゃんは引き立て役で不思議な魅力を発揮しますね。という訳で、6点献上。6点(2004-05-14 22:41:21)

15.  ガールファイト 映画の内容を紹介するのであれば「ボクシングと出会う粗暴な女子高生の青春ストーリー」と余りにも陳腐になってしまいますが、何よりもこの映画はミシェル・ロドリゲスの魅力に尽きる! あの危険な三白眼でガンつけられれば誰でもビビる、しかしスクリーンからガンつけられれば誰でも虜。「君との人生は戦争だな…」「かもね…」なんて会話を交わしてみたい。来年公開の「バイオハザード」(!)ではゾンビ相手に暴れ回ってるらしいです。久しぶりに痛い程の個性を目の当たりに出来たので、6点献上。6点(2001-10-21 09:09:00)

16.  カオス(2000) 素材自体はそんなに悪くないと思うんですけど、中田演出のテンションが低くて、コン・ゲーム的面白さも罠にかけられた男のサスペンスも感じられず、余り楽しめませんでした。また、脚本の整理も中途半端だと思う。これは「回想シーン」ではなく、あくまでも時間軸の入れ替えだった筈。それにしては各シーンの長さや構成にバラつきがあって、違和感ばかりが募ってしまう。お得意のホラー演出もラストシーンの不条理さのみ。確かに不気味なラストではありますが、これでは話の筋が益々解らなくなる。「カオス」っていうタイトルだからこれで良いのかもしれませんが…、5点献上。[CS・衛星(邦画)] 5点(2006-07-22 00:03:31)

17.  過去のない男 (↓)「不思議な魅力がある」というのは認めますが、その魅力をどう受け止めて良いのかが私には判りませんでした。正に不思議な魅力。この飄々とした感じは独特ですね。結構酷い目に合って記憶喪失になったこの男が、その後、ほとんど生活に困らないのが凄い。何処の誰かも判らないのに、家を借りるのも職に就くのも非常にイージー。フィンランドって、こんなに緩~いお国柄なんでしょうか? また本人も、記憶を無くしたのに「ま、いっか」程度の受け止め方。もし自分のアイデンティティを巡って苦悩しないで済むんなら、私もいっそ全ての過去を無くしたいです、5点献上。[CS・衛星(字幕)] 5点(2006-05-13 00:02:53)

18.  完全なる飼育 香港情夜 ≪完全なる飼育完全制覇・その3/獲物=伊藤かな≫ いよいよ海を渡ったシリーズ第三弾は、周囲と隔絶された上、言葉も通じぬ香港郊外での監禁飼育。話の筋はもちろん前二作と全く一緒ですが、今作の特徴は女子高生側の背景描写がより明確になっている点。従って、これまでは監禁する側に要らぬ妄想を抱いて鑑賞しなければならなかったものが、今作では監禁される側にも感情移入できる作りとなっている。不条理な展開も、香港の景色と中国家屋の所為で、何となく納得できる気がした。ただ今回は、シリーズの顔・竹中直人の教師は要らなかったと思う、5点献上。5点(2005-01-19 00:16:56)

19.  歓楽通り は~、これがパトリス・ルコントの理想とする愛の形ですか…。こりゃ、される本人公認のストーカーみたいなもんですかね。ま、セクハラもストーキングもそれが「被害」になるのは、される方の主観でしかないですから、これも有りと言えば有り。それにしても、プチ・ルイもプチ・ルイなら(このオヤジをプチ・ルイという名前にするのも凄いセンスだ)、マリオンもマリオン。こんな関係がハッピー・エンドを迎える訳はない。また、本作でも耽美的映像美は健在でしたけど、娼婦達の語るプチ・ルイの話が、更にプチ・ルイによって語られていくというのは、映画の作りとしてどう考えてもおかしい。「橋の上の娘」に続いて、誰にしているのかも判らない「告白」の多用も安易な気がします。ということで、レティシア・カスタの頬のホクロに5点献上。5点(2004-10-13 23:17:44)

20.  カンパニー・マン 《ネタバレ》 ダーレン・アロノフスキー風のヒップホップ・モンタージュで演出された「トータル・リコール」。最もルーシー・リューを魅力的に撮った映画としても記憶されることでしょう。それにしても、どうして本作の設定は産業スパイなんでしょう? どうせ荒唐無稽な話なんだし、設定や背景のディティールをことさら詳しく描く訳でもないんだから、いっそ国家ぐるみの陰謀風に描いた方が物語のスケール感が増した上、逆に荒唐無稽感は減じたと思う。それなりに面白い映画だったんですけど、ヨット上の最後のオチにはガクッときてしまいました。このラストには-1点です、5点献上。5点(2004-09-03 00:05:10)(良:1票)

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