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プロフィール |
コメント数 |
450 |
性別 |
男性 |
自己紹介 |
大阪府出身、岡山県在住、阪神・下柳と同年月日生 |
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1. 間諜X27
フォン・スタンバーグ+ディートリッヒのベスト1にはこの作品を推したい。仮装パーティ、鏡面、二重露光でスパイの二面性を徹底的に描き、獲得された愛をもって、その二面性を徹底的に破壊する。国家への忠誠→愛への忠誠、ディートリッヒの中に低温的で静かに燃える焔が見える。ラスト、娼婦の衣装を身に付けた彼女は同時に孤高な誇りを纏い、青白き焔がフィルムを焦がすように燃え続ける。我々はその仄かな煙を、流す涙の言い訳として受け入れるだけなのです。[ビデオ(字幕)] 10点(2006-01-16 17:29:11)
2. 風と共に去りぬ
勢い余って「かっぱ六銃士」に10点を付けてしまってからというもの、レビューにおいて10点未満を付けようとする映画の声が私にまとわりつくのです。「私はカッパより価値がないのか」と。この映画史にド~ンと居座る大作においては、「私のタラに賭けた人生はカッパ以下なの?」とスカーレット、「なんなら俺がカッパと相撲をとるぜ」とバトラー、「私がお皿を拭いてあげるから」とメラニー、「キュウリならいくらでもやるよ」とアシュレー。そんな声が聞こえてくるのです。私は、アトランタを包む炎のような叫び、タラの落日のように広がるその叫びを掻き消すように、無表情に得点ボタンをクリックし、風と共にモニターの前から去るのでありました。カッパには大変失礼となりましたことをお詫びいたします。[DVD(字幕)] 9点(2005-05-06 17:37:49)(笑:2票)
3. ガンガ・ディン
ガンガ・ディンとはなんぞや、というと人の名前でありまして、まあ段田男みたいなものだと思ってもいいかのかホントに。インドを舞台にイギリス兵3人を主人公にしたこの作品、ガンガ・ディンは現地のインド人でありまして、けっしてでしゃぱらないディンをタイトルにまでのし上がらせる脚本の出来の良さにはまいるのであります。そして狂信的殺人集団の根城となっている寺院のロケーションは素晴らしく、大勢の信者をロングショットで捉え、リーダーであるグルを浅黒い肌に目と歯を白く浮き立たせた不気味なアップの表情で捉え、見事に多対一のカリスマ性を表現し、戦闘シーンへ突入するとさらにロングショットのカメラが、寺院からのはるかな眺望と無数の人物を写し戦いのダイナミズムを見せます。バグパイプの音をさせながらスコットランド軍が徐々に近付き、ディンのラッパが対比のように鳴り響きストーリィは終末へと流れ、時を経て「インディ・ジョーンズ/魔宮の伝説」へと流れていくのです。惜しみなくお金を投資したであろうこの作品、私も惜しみなく拍手を贈りたいと思うのであります。9点(2005-02-05 21:56:16)
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