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【製作年 : 1990年代 抽出】 >> 製作年レビュー統計
1. 顔(1999) 逃亡の旅で、様々な人と関わりの中で、成長していく主人公を藤山直美の名人級の演技が魅せる。 自然体かと思うほど、ブスを堂々と演じきったかと思うと、「ウチと一緒になって下さい」と告白し「さらばじゃ」と別れを告げる場面では、痛々しいほどに可憐だ。 豪華絢爛な脇役陣は、概ね良い配役だが、残念なことに、不要な場面も多いように感じる。 駅に降りた瞬間、映像がとんだようになる画も意図を掴みづらい。 秀逸との評判高いカメラワークも、執拗なほどに風景を切り取った、あるいは長回しの、ストーリーとの無関係な部分に少々食傷してしまった。 題材と役者がいいだけに、惜しい気もする。6点(2003-12-20 11:41:10)《改行有》
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