みんなのシネマレビュー |
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【製作年 : 1970年代 抽出】 >> 製作年レビュー統計
1. がんばれ!ベアーズ 《ネタバレ》 良く出来たスポコン映画の傑作です。ヘナチョコの弱小チームが皆で協力して、やがては大会の決勝戦にまで出場する。各メンバーの性格・個性もしっかりと描かれており、後半にはチーム内の葛藤もあって敵チームも単なる悪役に終わっていないところが良いです。ラストは決して優勝せず、未来への希望を持たせてそのまま終了する。これこそがスポコン物の真髄ではないでしょうか?(自分の中で)初めてウォルター・マッソーが輝いて見えた。男ばかりの中で紅一点の活躍を見せるテイタム・オニールも、アカデミー最年少女優の実力を見せ付けました。[地上波(吹替)] 8点(2005-10-07 21:58:04) 2. ガルシアの首 《ネタバレ》 生首に蝿が集るところがリアル、今にも死臭が漂ってきそう。それほど終始ドンパチやっているわけじゃないけど、ウォーレン・オーツ演じるベニーと情婦エリータとの純粋な恋物語が胸を打つ。そして後半はしっかりとペキンパー節。絶えず生きているかのようにガルシアの首に話し続ける主人公の姿が印象的です。[DVD(字幕)] 8点(2005-04-18 17:46:49) 3. 片腕カンフー対空とぶギロチン(93分版) とりあえず人間技ではない、と。効果音が大袈裟すぎるとか、オープニングタイトルが血迷っているとか、いちいち死に方が残酷すぎるとか、ヘルメット付けりゃ良いじゃんとか、原版の状態が悪すぎるとか。でもまぁ、とにかく面白ければそれで良いじゃんということで8点献上。ちなみに個人的お気に入りは「地堂服の男」、地味すぎて誰も覚えていないか…。8点(2005-03-10 14:00:59) 4. 火宅 能「求塚」より "求塚"と呼ばれるある塚にまつわる男女の物語。「道成寺」同様、女の愛するが故に引き起こされる悲劇を描いていますが、不条理の物語というだけあって終盤の展開はやや僕には難しすぎました。しかしあの人形の色っぽさ、品格の高さはもはや芸術の域にまで達していると言っても良いと思います。「鬼」よりも恐ろしく、「道成寺」よりも切ないまるで至宝のような一本。7点(2004-12-29 15:47:09)
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