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【製作年 : 2010年代 抽出】 >> 製作年レビュー統計
1. カーズ2 《ネタバレ》 1作目では「利己的よりも利他的であれ!」と言っていました。この2作目ではさらに進化して「利他的でかつ個性的であれ!」と言っています。そして、この監督の考え方が少し垣間見れました。「競い合うのは好き」だけど「奪い合うのは嫌い」なんですね。どこからどこまでが競い合いで、奪い合いなのか、線引きするのは微妙なニュアンスですが、この考え方はとても同感できます。あと特筆すべき点は、代替燃料に光線を送って爆発させる時に使用した、撮影機型のカメラ。あれ、上手に「マスコミ」を揶揄してますね。代替燃料は完璧に近いけど、実は小さなリスクがある。それは、とある光線を当てると燃料が沸騰して爆発してしまう、という設定。マスメディアもやってる事は同じですよね。小さなミスや小さなリスクを見つけては、あたかも大きく見せかけて映し、どんどん話を増幅させていく...。あの光線銃を、テレビ局にありそうなカメラに仕立て上げたのは、アイディア賞です。[映画館(吹替)] 8点(2011-08-19 15:31:02) 2. 風立ちぬ(2013) 《ネタバレ》 「戦時中の1人の飛行機設計者の、夢と愛の物語」。ざっくりまとめるなら、こんなテーマだ。しかしもう少し深く読み解いたら、違うテーマが見えてきた。→「自分達のやりたい事をやり抜く。エゴイズムとは何か。そして身近な人を心から愛する事の美しさ」。エゴイズムと人間愛という、あまり相関しそうにないものを、上手いバランスで表現している。ただ、何かしっくりこない。もっと深い深いテーマが、言葉にするのが難しいテーマが、宮崎駿にはあるんじゃないかと思えて仕方がない。戦時中の辛さ?クリエイターの苦悩?いやいやもっと違う何かがあるはず...。主人公の堀越二郎と宮崎駿は、どちらも「浮世離れ」している。普通の人とは違う生き方をしていて、どこか不器用だ。でも生き様はどうだ。浮世離れしていても、生き方が不器用でも、2人共に生き様は凄く格好良い。「浮世離れした男の不器用で格好良い生き様」。これが本当のテーマかどうか分からないけど、人に「風立ちぬってどんな話なの?」って聞かれたら、こう答えようと思う。[映画館(邦画)] 7点(2013-09-08 00:35:27) 3. GANTZ:PERFECT ANSWER 《ネタバレ》 前作以上にバイオレンス度が増し、前作よりも数段楽しめました。吉高由里子のウサギちゃんっぷりに萌え。伊藤歩も良かった。終盤の展開は、意味不明で理解が追いつけなかったけど、別にどうでもいいや。開き直りw 不条理さいこう。地下鉄電車内での戦闘シーンはゾクゾクでした。[映画館(邦画)] 7点(2011-05-27 17:05:14) 4. カウボーイ&エイリアン 《ネタバレ》 金を独り占めしようとした結果、金よりも大事なモノを失ってしまう。人間もエイリアンも同じ...。例えエイリアンがいなくても、金にまつわる醜い争いは人間同士で耐えないだろう。エイリアンが襲来してきてくれたお陰で、人間は一致団結できた。定期的にエイリアンが来てくれた方がいいんじゃない?[映画館(字幕)] 5点(2011-10-28 20:12:08) 5. GANTZ 《ネタバレ》 三池崇史監督が作っていたら、、、って思ってしまった。原作云々関係なく、惜しい。もったいない。まずワクワク感が原作よりも少ない。スピード感も無い。もっと派手にぶっぱなしても良かったんじゃないかと思います。二宮和也と吉高由里子は良いとして、松山ケンイチのパッとしない感じはキャスティングの失敗に感じる。[映画館(邦画)] 5点(2011-02-01 22:28:12)
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