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【製作年 : 2010年代 抽出】 >> 製作年レビュー統計
1. 風立ちぬ(2013) 人の創造的人生は10年。この言葉がすごく胸に刺さりました。あと10年。いや、もう始まっているのだろうか。自分は何がなせるだろうか。この世に生まれてきたからには、誰もが自分だけのゼロ戦をつくんなきゃいけない。でも何かを成すには、何かを捨てなきゃいけないかもしれない。二郎の場合はそれが奈緒子だった。それはとても悲しいことだけど、そういうふうにできているんだなと思った。美しい映画ですが、悲しい映画です。[映画館(邦画)] 8点(2014-01-10 00:45:23) 2. かぐや姫の物語 《ネタバレ》 あまりにも原作通りで、あの高校の教科書で読んだ竹取物語まんまで。もうちょっとストーリーを少しだけでいいからずらしてほしかったようにも思いました。でも、この原作のストーリーまんまなのに、肉付けだけでここまで面白くできるのはすごいです。キャラクター造形がしっかりしていて。音楽もすばらしくて。最後のエレクトリカルパレードもすごくて。恐怖ですよ仏様が。怖かったなあ。[映画館(邦画)] 8点(2014-01-10 00:39:12) 3. カーズ2 前作が大好きだったので、2もかなり期待して観にいきました。結論から言うと、全体的にちょっと弱体化してる印象でした。前作は、マックイーンの心の成長や古びた街の再生という大テーマがあったので、大きな筋の上に乗っかって、笑ったり、泣いたりできたのですが、今回共感できたテーマはマックイーンとメーターの友情くらい。もちろん、エンターテインメントとしては間違いなく、カーズならではのスピード感、映像のハラハラ感は前作以上のすばらしさです。子供と一緒に楽しめる映画を見たい人には心からおすすめできます。でも、ピクサーの本当の良さは、すごくレベルの高い人間心理を描写しつつ、映像力やセンスで楽しませてくれる、ってとこにあると思うので、個人的にはすこし残念でした。笑いのレベルも、同時上映のトイストーリー短編のほうが高かった気がしてしまって…。[映画館(吹替)] 6点(2011-07-30 23:33:37)(良:1票) 4. 借りぐらしのアリエッティ 《ネタバレ》 ぼんやりといい映画でしたが、見た後に何も残らない映画だったなぁとも思います。ジブリは、お願いだからピクサーのように脚本をみんなで考えて練りに練ってほしい。あんなにきれいな絵が描ける美術スタッフがいるのに、こんなにお金がかけられる環境にあるのに、なぜこのレベルの脚本で作ってしまうのか。脚本の段階でこのレベルにしか到達できないことは予想できていたことでしょう。宮崎さんのように、脚本が普通でもレベルを引き上げることができた人ならいいけど、彼がやらないのなら、やらないぶん戦うだけの武器の準備をすることを怠らないでほしい。[映画館(邦画)] 6点(2010-07-26 00:49:07)(笑:1票) (良:5票)
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