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合言葉は埜波と軍曹/埜波(のなみ)さんのレビューページ[この方をお気に入り登録する

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Web www.jtnews.jp

プロフィール
コメント数 203
性別 女性
自己紹介 映画とケロロ軍曹をこよなく愛する埜波です。

長いブランクの後、コソーリと復活。
映画を見る気になれなかったところから、這い上がって参りました。
今後ともよろしくお願いします。

現在、ある「ウワサ」に、心躍らせている今日この頃・・・

あたしの点数はハートです。なもんで、
かなり世間の大勢とは違う点数つけてることが多い気もしますが、
まあこんなやつも必要かなと思ってます。
君は君、僕は僕、これ幸せなり。なんつって。
人の感想を自分が肩代わりできる訳ではないし、逆もまた然り。
どんなに酷評されようが、ある人が面白いと思ったら、それはその人にとっては傑作。
・・・なもんで、あたしは自分の心のままにレビュー致しております。

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評価順1
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1.  華氏911 マイケル・ムーアは寿司職人だ。ネタを見抜く目利きのよさは断然優れている。銃社会をにぎりにして差し出した「ボウリング~」で一躍日本でも知名度がアップしたが、どうもサビを効かせすぎる嫌いがあって、それが賛否両論を巻き起こすもとになるのは想像に難くない。そしてまた、世界でおそらくもっとも関心を持たれているあろうこと---世界中の人間が食べたがるネタから、まるでヒラメからエンガワを切り取るように、あまり知られていない美味しいところを切り取って、また例によってサビ(編集・モンタージュ)をたっぷり効かせ「へい、お待ち」---だが今回のネタはどうも脂が乗りすぎているのか、見終わった後どうも胃がもたれてしまう気がする。アメリカの「岸壁の母」はホワイトハウスで叫ぶ。しかしこれもまた、この寿司の単なるネタでしかない。シャリ。ネタの風味を殺すことなく、しかしそれ自体もまた味と食感が損なわれては寿司の完成度を下げてしまう。だが、ネタは変わることもあるが、シャリを替えるということはまずないと思う。ムーア映画3本、その都度用意された客の飛びつくネタに隠れ、替わることのないシャリがしっかりとある---ムーアは自分自身を愛国者と語るが、それ以上に生まれ故郷のミシガン州フリントを愛しているのだと。「ロジャー~」で始まったフリントの不遇に対する義憤。大義なき戦争へと駆り出される若者たちにも、GM工場閉鎖による失業の影が付きまとう。ブッシュとサウジのつながりという陰謀論的な話やアメリカ版岸壁の母の陰で、ムーアの映画作品の中で常に変わらず描かれているのは、屋台骨を失った生まれ故郷の叫びである。だからこの「華氏911」も、ムーアが今まで作りつづけていた映画のシリーズ作品として見るべきものではないだろうか。戦争、陰謀、犠牲---それらに憤りを感じることも人間として大切だ。しかし、そればかりに囚われるとムーアが伝えようとしている本質を見失ってしまうと思う。「書を読みてとごとくそれを信ずれば書は無きに如かず」ムーアは確信犯的に、映画を作ることによって情報を鵜呑みにすることの危うさを問うている。前作で語られた「恐怖の文化」は、ムーア作品を見る上でも観客側が忘れてはならない戒めであろうから。人は考えることを忘れてはいけない---それは奇しくも、タイトルのネタ元である華氏451のテーマにも繋がるものである。9点(2004-09-05 11:15:10)(良:1票)

2.  ガタカ 《ネタバレ》 反発は覚悟の上で書くが、これは「アメリカ万歳」映画だと私は思っている。 一般的にアメリカ万歳映画だと思われているアレやソレに高評価を与えている私なんだけれども、それらの圧倒的なスケール感は、今の時代ではやはりアメリカじゃないとできないということは否定できないし、軍や宇宙技術といったアメリカの充実した「ハードウェア」に依存している面は大きい。一方こちらは未来のNASAである「ガタカ」が舞台だが、中心に描かれるのは遺伝子によって人生を決められた人間の運命への抵抗と、それへの勝利並びに敗北である。 どうも日本人の多くの傾向として、滅びや別れの悲しい運命が待ち受けていようともそれを潔く受け入れる姿は美しいと考えがちである。この映画を見た人の中にも主人公に対し「何もそこまでしなくたって・・・」と思う人は少なくないと思う。しかしその運命の渦中にいる者にとっては今にも逃げ出したい現実でしかない。実際映画の中では何かと遺伝子的に優れた弟と比較され、生きるために必要な自尊心さえ傷つけられる。主人公が宇宙飛行士を目指す理由も現実から逃げることだった。アメリカという国はフロンティア精神と言われるように自ら進んで開拓していくイメージがあるが、実際のところは清教徒が迫害を逃れるために新世界に希望を求めたというのが本音であり、やがて移民が増えるに連れ徐々に西へ西へと地平を広げていく過程で自由、自主、独立、開拓・・・アメリカのパブリックイメージであるこうした国民性を手に入れた。時には銃で先住民を駆逐する「犯罪」を犯しながら・・・主人公もこうして宇宙という「西海岸」へ到達し映画が終わる。 決められた運命を受け入れるのは美しく見えるが、本来人間と言うのはより良い存在になろうとすべく努力を重ねる。それは生きるために必死に道を探す、「生物」としての人間の姿でもある。(私は決して主人公の犯罪を肯定しているのではない。ただ自分の生きる道が自分の運命とは違う所にあると知って罪を犯すことを選んだその心を否定はできない)ドクターが最後に不正を許したのもジェロームの人生の選択も、あくまで自分自身として生きようとした主人公に胸を打たれ夢を託したからだと思うが、その姿は自分の道は自分で切り開くプラスのイメージでのアメリカ人の在り方でもあった。 これはアメリカの精神の部分に光を当てた「アメリカ万歳」映画だと思うのだ。9点(2004-07-17 18:58:03)(良:1票) 《改行有》

3.  仮面の男(1998/ランドール・ウォレス監督) 女だけど、こういう熱い男ノリの映画って大好き。多くの人が書いてますが私もおっさん四銃士がカッコよかったに一票。これは本当に嬉しい誤算だった。ジェラール・ドパルデューがあの役なのは、フランス人だから??←フランス人を何だと思ってるんだ、私(爆)あと、ジョン・マルコビッチの薄くなった頭が息子に先立たれた父親の哀愁をそこはかとなくかもし出してます。演技派でもフサフサの人じゃあそこまで役にはまらないと思う。茶化してるんじゃなくてマジで。禿頭は偉大なり。8点(2004-06-09 20:22:51)

4.  カラー・オブ・ハート プレザントヴィルの人々がバッドやメアリー・スーの顔が変わっているのになぜ気付かないのかとか、物語の前半のほう、カラーの人が現れ始めた直後に白黒人とカラー人がなぜ平気で一緒にいられるのかとか(普通なら「何だお前その顔?!」ってなりそうなもんでしょ)、人がカラー化するのは心のもちようが外に出ているのだと思うから、例えグレーのファンデーションつけてもつけた瞬間にカラーになったりしないの?とか、メアリー・スーがなぜあのタイミングでカラー化したかとか、疑問点大有り。それにあの物語の世界はあの時代にそういうのが求められていたからだと思うし、それを変えてしまうのはいいことなんだろうか?いい映画だからこそあえて苦言。10点つけられそうな素材なのに。アイディアがいいだけにもっと説得力が欲しい。クライマックスはあっさりしすぎてるし・・・親子の絆、ぶきっちょそうなハンバーガー屋のおじさんはよかった。それと、ストライク決めた時の町長のガッツポーズは怖いくらい絵になってる!決まりすぎ!7点(2004-06-14 15:38:07)

5.  華氏451 《ネタバレ》 特撮や合成がちゃちなのは昔の映画だから・・・ともあれ初期のウルトラシリーズ見てる気分だった。音楽の使い方とか(特に消防隊出動シーン、ウルトラ警備隊かよ(笑))、ジュリー・クリスティーの声の出し方とか、クラリスがだんだんヒューマノイドの宇宙人のような気もしたりして・・・まあそれはさておき、本を禁止することで考えることを奪う、考えることを止めてしまえば人間も社会も進歩できなくなる。そんな世の中の話でありながら署長が「よく考えろ、モンターグ」なんて言ったりしてコレって皮肉?なんて思ったりして。映画の中では確かに説明不足な部分もある(特になぜ本を読むようになったモンターグが出動の時ポールを使わなくなったかとか)けど全体的にはよくまとまっていると思います。でもこの映画のように、垂れ流しの情報しか与えられなくなったら・・・そのときは本当に怖いですね。人間考えることをやめちゃいけない。そしてラストは、自分が暗記した本を人々が口々に語りだして・・・心の中にある「本」は誰にも奪えない、だけどこんな形でしか愛する「モノ」を護れない。なんだか切ない理想郷ですね。余談ですがこれを見たきっかけはマイケル・ムーアがこの映画からタイトルを拝借したと言う話を聞いたから。華氏911が公開される前に見ようと思ったけど・・・ムーア、斬新なあのタイトルバックシーンをパクったりしないかな?実は半分それを期待している。7点(2004-06-05 01:41:49)

6.  火山高 どうも、この映画に巷で言われているほどの低い点数つけることは私にはできない。とにかく音楽のせいか視覚効果のせいか「何が何だか分からないけどすごそうなパワー」みたいなのはものすごく感じて、その勢いで最後まで見てしまった。はっきり言ってマトリックスの真似っこ、シナリオは破綻しまくり。でもそんなのはどうでもいい。これは「コンセプト」を見る映画だと私は思う。じゃあそのコンセプトとは? 「マトリックスを学校でやっちまえ」 アホみたいだがそうだと思う。マトリックスの2番煎じ映画は多いが、それを学校というところでやってしまうのが、何だか分からないがすごく好きだったりする。エージェントもどきのマー先生が、あんなに硬い表情でパロディやってるんだからそれがどうしても笑える(心の中で。まあエージェントの真似っこするのに表情は必要ないんだけど)。 それをくどいほどのワイヤーアクションで見せる。特典の予告編で「ハリウッドに喧嘩を売った」みたいな言葉が出てたけど、確かにそれは間違ってないと思う。ワイヤーアクションは言うまでもなく香港伝統の演出。それを同じアジアの国がやってしまったんだから、「ワイヤーアクションは亜州固有の文化なり!」とこの映画で宣言した・・・っていうのは深読みしすぎかな?でもハリウッドでやられるよりは同じアジアでやってもらったほうが嬉しい気が同じアジア人としてはするんである。 関係ないけど、私だったら絶対悪ノリして「マトリックス学園V」って邦題にしたなあ。VはボルケーののVってことで。まあ、絶対上層部には通らないだろうけどね。6点(2004-09-01 22:48:37)《改行有》

7.  ガープの世界 Q.この映画の内容を10文字以内で表しなさい。 A.人間万事塞翁が馬    ひとりの男の人生を描くと言う意味では傑作。例の飛行機が突っ込むのをはじめ予期せぬ出来事が次々起こるもんだから、普通の映画なら「伏線ねーのかよ?!」と思ってしまうことでも、この映画の場合はむしろ人生がいかに不条理なことに満ちているかを雄弁に語る。それによって次第に免疫が出来、ラストの衝撃的な展開をスムーズに受け入れさせることに成功している。なぜ私が(あの人が)こんな目に、ってよくあるでしょう?まさに筋書きのないドラマ。人生なんて、そんなもん。だけど私はどうしても、グレン・クローズ演じる母親には賛同しかねる。名も知らぬ瀕死の兵士との間に愛はなく、単に自分の人生設計のために兵士は利用されたに過ぎない。いまやアメリカでは精子バンクによる人工授精も行われているが、考え方は本質的に同じであろう。欲しい時に精子をもらってお手軽妊娠、命がコンビニ感覚で生み出された結果生まれたのがガープ。彼もまた、彼女にとって自分の人生設計を創り上げる道具としての価値しかない。彼は生涯その呪縛から逃れることは出来ず、本来なら離婚間違いなしの出来事を経ても母親に説得され諦める。「あなたのやっていることは傷口に塩を塗りこむようなものよ」そう母親は言ったが、彼女は息子ガープの傷をどれだけ理解していたのか?彼女は本当に息子を愛していたか?子供には子供の人生があるのだから、子供を親自身の人生と混同し、利用する親には不快感しかない。そしてガープは、母親の人生の犠牲者となってしまった。6点(2004-06-28 00:17:03)《改行有》

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