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プロフィール
コメント数 3279
性別 男性
自己紹介 監督別鑑賞作品数

成瀨巳喜男 69
溝口健二 34
川島雄三 41
小津安二郎 37
石井輝男 24
豊田四郎 19
石井岳龍 18
矢崎仁司 12
西川美和 8
山下敦弘 15
今泉力哉 22
フェデリコ・フェリーニ 24
ミケランジェロ・アントニオーニ 14
ピエル・パオロ・パゾリーニ 16
ルキノ・ヴィスコンティ 17
ジャン=リュック・ゴダール 36
フランソワ・トリュフォー 24
ルイ・マル 17
ジャン・ルノワール 15
ジャック・ベッケル 13
ジャン=ピエール・メルヴィル 11
ロベール・ブレッソン 12
イングマール・ベルイマン 27
アルフレッド・ヒッチコック 53
ジム・ジャームッシュ 15
ホウ・シャオシェン 19
ウォン・カーウァイ 14
ジャ・ジャンクー 9

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【製作年 : 1960年代 抽出】 >> 製作年レビュー統計
評価順12
投稿日付順12
変更日付順12

1.  カラビニエ 《ネタバレ》 ゴダールのこの貴重な作品は『ヒューマントラストシネマ渋谷』という映画館にて鑑賞に漕ぎ着けた。 仕事での疲れが抜けない中、渋谷まで足を伸ばすか直前まで迷ったが、行けて良かった。 ゴダールによる戦争への皮肉が散りばめられた内容。 勝てば何でも許される、だけど負けたら全てを失う。 いかに残酷で愚かな行為であろうとも、戦争に勝てば何でも許されてしまう。 しかし何で男ってのは、戦場で若い女性を見つけると、性的で馬鹿な行為に走るのか。 この作品でもその馬鹿さ加減を示すシーンが何度か映されていた。 男として非常に恥ずかしい気持ちになった。 これを女性が見た時、どんな感想を持つのだろうか。[映画館(字幕)] 6点(2023-04-30 17:15:11)《改行有》

2.  華氏451 《ネタバレ》 フランソワ・トリュフォー作品の中で唯一未見だった作品で、ようやく見ることができた。 これでフランソワ・トリュフォーをコンプリート。 活字や本が違法とされた近未来を舞台としたSF。 もちろんトリュフォーの作風からすれば異端の内容で、それが原因で今まで見るのをためらってきた。 おそらくつまらないんじゃないか? 地下鉄のザジみたいに気色の悪い内容なんじゃないか? ジャック・タチ作品みたいに奇妙なだけでつまらないんじゃないか? そうした憶測を勝手に自分の中で持っていて、この作品を敬遠してきた。 だけど、かの蓮實重彦氏が推薦している作品だ、見ない訳にはいかない。 というわけで、土曜日の暇な時間に意を決して鑑賞開始。 これが独特の世界観を構築していて、意外と完成度が高い。 奥さんも綺麗。 主人公も存在感抜群。 ところがその主人公、最後は奥さんに逃げられ、上司を火炎放射器で焼き殺してしまう。 なかなかのショッキングな展開だったが、ラストは本大好き人間の桃源郷に逃げ込み、難を逃れた。 奇妙な作品であり、決してトリュフォーの得意分野とは思えないが、そこが逆にこの作品の独創性に貢献しており、飽きずに最後まで見ることができた。[インターネット(字幕)] 7点(2023-02-25 12:19:53)(良:2票) 《改行有》

3.  関東無宿 《ネタバレ》 鈴木清順作品を何本か見てきて、今回でようやくその魅力を感じることができた。 とにかく目の覚めるような赤色が印象的。 カラー映画で躍動する真っ赤な赤。 照明の使い方や音楽、効果音にいたるまで、鈴木清順監督の強い個性を感じられる逸品。[インターネット(邦画)] 7点(2021-09-25 08:23:00)《改行有》

4.  花影(1961) 《ネタバレ》 東京・阿佐ヶ谷にある「ラピュタ阿佐ヶ谷」にて鑑賞。 この映画館に行ったのは初めてだが、とんでもなくみつけにくかった。 でも、いったん眼にとまると、あからさまに「ラピュタ」と分かる建物。 凄いインパクト。 映画館の外観でこれほどインパクトを受けたのは初めてかもしれない。 座席数が非常に少ない映画館だったのだが、池袋・新文芸坐あたりとタメをはる貴重な邦画ラインナップを連日上映しているだけに、人が少ししか集まらないのがとても不思議だ。 新文芸坐くらいの勢いで人が集まったら、あっという間に満席になってしまうところだろう。 今後の上映作品をみても、貴重な作品と魅力あふれる作品が多いので、座れない日が来るのでは?と不安だ。 さてさて、本作は川島雄三監督の作品である。 川島監督の「喜劇」イメージとはまったく異なる作品で、純粋な恋愛ものである。 文芸作品ばりにストレートな展開で、比較的好きなジャンルなのだが、残念ながら特別面白くはなかった。 その要因の一つに、ヒロインが池内淳子だったというのがある。 劇中ではモテモテの役なのだが、私の好みのせいかどうか分からないが、どうもそうは見えず、感情移入できなかったのだ。 しかも最後は恋愛人生にくたびれての自殺。 つまらない最悪のまとめ方だ。 大体、大恋愛に失恋したとかならともかく、だらしのない男と薄っぺらな恋愛を重ねて失敗したからって、死ぬこたぁないよ! しかも、そんなに世を憂うほど美人じゃあないし!(クドイですし、池内淳子ファンに失礼ですよね、スイマセン) まあとにもかくにも、ヒロインに対して魅力を感じなかったことと、ヒロインをとりまく男達に感情移入できなかったことが、いまいち満足できなかった最大の理由である。 もっと自分好みの女優がヒロインで、しかも成瀬巳喜男あたりが監督だったら、きっとお気に入りの作品になったんだろうけど・・・[映画館(邦画)] 6点(2021-08-07 22:43:16)《改行有》

5.  かくも長き不在 なんというつまらなさ。 苦痛の100分だった。 もし本作が生まれて初めて観たフランス映画だったなら、二度とフランスを映画を観たいとは思わないでしょう。 なんでこんなに肌に合わないのか・・・と思案していたら、アラン・レネ監督の名を思い出した。 下の方のコメントを読んでびっくり。 やはり、この監督はアラン・レネ絡みだったのか。 フランス映画は数多く観ているけど、自分的にフランス映画ワースト5に入る程の退屈さだった。[ビデオ(字幕)] 1点(2021-07-31 00:14:37)(良:1票) 《改行有》

6.  風と樹と空と 《ネタバレ》 吉永小百合って知名度の割には、好きな女優じゃなかったんだけど、この作品を観て、サユリストが何故サユリストになったのか、(ちょっとだけ)解った気がした。 というか、吉永小百合の体当たり的な演技が観られて面白い。 下ネタもあったりして、意外と楽しめるんじゃないでしょうか。 「おちんちんが元気になって」 とか言わせちゃうし。 それに、犬と犬の交尾の話をさせたり。 アイドル的女優にこういうセリフをしゃべらせる。 さぞ、当時のサユリストはもえただろうなぁ。 ラストのオチは、「やっぱり吉永小百合は誰のものでもないんだ」と、当時のサユリスト達を安堵させたに違いない。 というか、安堵させる為の無理矢理なオチだった気がする。 だって、相手のことを本当に好きだったら、すぐに結婚できないからとか、行き遅れるとかの理由で諦めはしないでしょうに。 でも、この作品って、結構参考になった部分もあったりする。 女性の心理を吉永小百合が一人語りするくだり。 これって、結構、女性心理をついているような気がして、真剣に聞き入ってしまった私です。[映画館(邦画)] 7点(2021-06-21 21:13:41)《改行有》

7.  彼女について私が知っている二、三の事柄 ゴダール作品の中でも屈指の・・・ もちろん、つまらないという点においてです[ビデオ(字幕)] 2点(2021-06-16 19:33:55)《改行有》

8.  鞄を持った女 イタリアのこの時代の作品は大好きなので、一つでも多く観ておきたいところだが、中でもこのヴァレリオ・ズルリーニの代表作の一つともいえる『鞄を持った女』は絶対に観てみたかった作品の一つだった。 主演は、“C・C”ことクラウディア・カルディナーレ。 ヴィスコンティ作品で一度観たことのある大女優さんだけど、彼女の代表作といわれるものを観るのは、これが初めて。 そして、監督のヴァレリオ・ズルリーニだが、彼の作品を観るのは『家族日誌』に次いで2作品目。 『家族日誌』はイマイチだっただけに、本作には大きな期待をしていなかったけど、その期待をいい意味で裏切って、十二分に楽しむことができた。 これをきっかけにして、ズルリーニにハマりそうな予感。 なんともいえない、文学的でもの悲しい雰囲気の作品を創る素晴らしい監督だなぁ、と今回見直したわけだ。 ジャック・ペラン演じる16歳の青い青年と、カルディナーレ演じる豊満な大人の女性との、淡くも切ないラブ・ストーリー。 ラブ・ストーリーとはいっても、少年の片想い的な状況なのだが、これが内気な少年の立場から丁寧に描かれており、なかなか引き込まれる。 どうみても不釣合いな二人。 不釣合いどころか、恋が成就する状態になり得ないくらいのギャップがある。 自分も過去に背伸びして、「じゃあ仮に付き合ったとしてどうなるの?」的な女性にゾッコン(笑)だった時代があるだけに、観ていてどうしようもなく辛かった。 逆に、口がうまくて社交的な男や、女性の立場から観たら、どれだけ少年に感情移入できるだろうか。 そういう意味では、観る人を選ぶ作品。 そして、口ベタなクセに何故か、快活で大人な女性に恋をしてしまいがちな男性諸氏には、必ずやハマれる作品ではないだろうか。 ハマり過ぎて、過去の辛い想い出に涙しないように要注意。[ビデオ(字幕)] 7点(2021-05-31 15:41:00)《改行有》

9.  ガス人間第一号 《ネタバレ》 五日市街道を横道に逸れ、山中にひっそりと佇むお屋敷。 夜更け、蛍が舞い、蛙が鳴いている。 そこで踊る八千草薫。 なんと幻想的なことか。 下手したら雨月物語に肉薄する幻想美。 このシーンだけでも特筆に値する。 ストーリーや設定は無茶苦茶。 そこには敢えて目をつむりたい。[インターネット(邦画)] 7点(2021-05-05 00:29:31)《改行有》

10.  仮面/ペルソナ 《ネタバレ》 イングマール・ベルイマンの代表作の一つ。 分かりやすいようで分かりにくい、面白いようで面白くない、何とも言えない鑑賞後感。 一度観ただけでは、その魅力を理解できそうもないが、もう一度観たいかと聞かれれば、答えはノー。 深層心理を描き、人間同士の心のぶつかり合い、心理的葛藤を描いていると思われるが、いまいち心に響かない。 いかんせん、全体的に暗すぎる。 『処女の泉』の様に、一瞬でも心奪われる美しさがあれば良いが、この作品にはそれが無い。 言ってみれば、救いようの無い世界。 映像的な独創性、音楽の効果的な使い方等、芸術的観点からみれば傑出した点も数多く見受けられるが、何度も観たい映画かどうかという観点において、私の中では高い評価を出しにくいのが正直なところ。 別に映画に対して娯楽性を求めてはいない。 ただ不快感を残す映画というものに、価値を見いだせない。 ベルイマンはこの映画に相当な力をこめたと感じる。 だが、観る者を意識して作ったかどうかという点において、疑問が残る。 芸術とは、利己的な自己表現のたまものなのかもしれないが、少なくとも私は、観る者を意識した映画を評価したい。[CS・衛星(字幕)] 6点(2014-08-05 01:21:39)《改行有》

11.  からみ合い 《ネタバレ》 さすが小林正樹監督作品、重厚な味わいで内容も面白い。 美術や音楽も独自性に富んでおり、ストーリーとは別に、映画として、画として楽しめるのがまた良い。 小林正樹監督作品の『化石』と似たような設定で、大企業の経営者が不治の病に侵され、今までの人生を反芻し、余生をどうにか全うしようと苦悶する姿が主軸となっている。 その社長の死に臨み、その遺産を狙う人々。 さまざまな欲望と策略、そして嘘が複雑に“からみ合い”、醜悪な人間たちの内面を見せつけられた。 法律の知識を武器に暗躍する企業顧問弁護士、愛人のごとく体を武器にして遺産相続人に名乗りを挙げる社長秘書、必至に自分の立場を守ろうとする若き妻、そしてその妻の元愛人・・・と実に複雑巧みに人間がからみ合う。 ドロドロとした人間ドラマで、もう一度観たいとは思えない内容ながら、これまたハズレのない小林正樹作品に、どっぷり黒々酔いしれることのできた2時間弱だった。[ビデオ(邦画)] 7点(2011-07-28 23:04:11)《改行有》

12.  ガートルード 《ネタバレ》 登場人物がそれぞれアサッテの方向を向いて会話する。 そんなダイアローグが延々と続く拷問の様な映画。 冒頭、冷え切った関係にある夫婦のダイアローグから始まる。 妙な長回しで、なんか観ていて妙な疲れが出る。 それが嫌というくらいに続いた後で、屋外のシーンへ。 ここで一瞬ホッとするも、そこでも閉塞的な会話が続けられ、一瞬の解放感は間違いだったと気付く。 その様な息の詰まるシーンが脈々と続いていく・・・ 「緊迫感」というテーマを主題に置いているんじゃないかというくらいに、緊迫感、圧迫感、閉塞感を終始感じた。 楽しさは皆無で、ひたすら目の前に広がる観たことのない映画世界に吸引されるのみ。 観ているこちらとしては、強引に受身にさせられる。 本作は決して楽しい映画ではなく、苦しい映画だ。 だがしかし、他に類をみない独自の緊迫感を持った作品であった。[映画館(字幕)] 7点(2011-02-27 10:46:18)《改行有》

13.  悲しみの天使 宗教や押し付けがましい教育、そして同性愛が嫌いなので、最後まで苦痛を感じた。 だけど最後まで何とか観ることができたのは、そこに清らかさを感じ取れたからだろう。 魂の叫びが聞こえてきそうなほどに、純粋無垢なる敬虔な作品だ。[ビデオ(字幕)] 4点(2010-04-30 00:16:27)《改行有》

14.  彼女と彼(1963) 団地に住む平凡な夫婦と、そこに起る何気ない日常を、普通に、だが、不気味に綴った作品。 武満徹の音楽がマッチしているかどうかは微妙なところだが、団地の何の変哲もない風景すら不気味に見えてしまうその音楽の影響力は凄いものがある。 左幸子が珍しく魅力的に見えた。 普通の主婦だが、どこかに団地妻的なエロスを感じた。 その夫を演じた岡田英次は、役所勤めというお堅いサラリーマンを見事に演じていた。 平凡でそれなりに幸せだが、どこか充ち足りない。 そんな団地住まいの中産階級な夫婦を、淡々とモノクロ映像に映しただけの作品なのだが、サスペンス的な風味も相まって、最後まで予想以上に楽しめた。 羽仁進はドキュメンタリー出身の監督だと聞くが、その作風には多分にその影響が見て取れる。 団地には数多くの世帯があり、その中の一家族の生活を、覗き見するような感覚にさえなった。 ラストは不思議な余韻が残った。 何を言わんとしているのか、いまいち理解に苦しむが、それがまた不気味で、いい味を出していたように思う。 左幸子の演技の巧さも再確認できる作品である。[CS・衛星(邦画)] 7点(2010-01-09 17:55:50)《改行有》

15.  乾いた花 なんだか物凄くどんよりとした任侠映画で、その味わいは独特のものがあった。 池部良がニヒルなヤクザ役を演じているが、どうも違和感があった。 なぜなら、池部良と言えば、それまで爽やかな好青年役を演じることが多く、しかもそれが似合っていたからだ。 しかめっ面にドスのきいた話し方で、ヤクザ役を演じてみせているものの、内面に秘めた上品さというか、人間的優しさみたいなものが滲み出てしまっている気がした。 その後、ヤクザ役を演じることが多くなったらしいが、池部良にはずっと爽やかな役を演じて欲しかった。 歳を重ねると、それは無理な話かもしれないが、爽やかな池部良が好きな私にとっては、こういう役は合っていないと思えてならない。 加賀まりこだが、現在のおばさんイメージがあるので、本作のような謎めいた女性を演じられても、どうにも説得力がない。 池部良にしても、加賀まりこにしても、ミスキャストの感が否めない。 それでも、本作のどんよりとしたけだるい雰囲気は、観ていてその世界に引き込まれるだけのものがあり、それはそれで楽しむことができた。[ビデオ(邦画)] 6点(2009-08-17 10:26:11)(笑:1票) 《改行有》

16.  革命前夜 これは期待はずれだった。 パゾリーニと同じ白バックのオープニングロールで始まったので、更に期待は膨らんだが、本編が始まって、それはすぐにしぼんでしまった。 ロッセリーニ作品の様な格調高い雰囲気も映像もなく、かといって、パゾリーニ作品の様な洒脱さや皮肉も感じられない。 しかも、フランス映画的な難しさが充満した内容なのが余計にネックだった。[ビデオ(字幕)] 3点(2009-06-17 02:19:44)(良:1票) 《改行有》

17.  雁の寺 はっきり言って、一度観ただけではその魅力を理解することなんか到底できなかった。 そんだけワケが分からない。 ただ一つ言えることは、「閉鎖的な寺」「スケベじじぃ坊主」「若き女性」というキーワードが重なっただけで、まことに淫靡な世界が出来上がるということだ。 この設定だけで、はっきり言って十分面白い。 ラストの意味ありげなショット、恥ずかしながらよく理解できず。 つまりは、この作品の意味、凄さ、魅力も理解できなかったということだ。 これは惨敗だ。 この映画に私自身が負けたという感じ。 大映映画の重厚でいて荘厳な雰囲気がバリバリ発散され、そこに川島風味が重なり、ただごとではない雰囲気が出てるのに、その魅力がいまひとつ理解できない。 これは久しぶりに悔しい作品を観たものだ。 何度も観るにたえる作品と言えるだろう。[DVD(邦画)] 6点(2009-03-28 23:02:35)《改行有》

18.  鏡の中にある如く 《ネタバレ》 精神病が不治の病という設定になっているので、現代の感覚からするとどうも入り込みにくいですね。 精神病患者の身の回りに起る出来事や心理的葛藤を解りやすく描いていますが、それでも解りにくいのです。 最後は神という言葉が連発し、観ているこちらは段々と頭が混乱してきます。 まるで、自分も精神病患者になったかの様に・・・ ベルイマン作品としては、特別映像が綺麗な方ではなかったのが残念です。[ビデオ(字幕)] 5点(2008-04-11 10:38:39)《改行有》

19.  神々の深き欲望 与那国島が舞台というのが、実際にその場所に行ったことのある私にはすぐ分かった。 「クブラバリ」という、その昔、人減らしの為に妊婦を飛ばせたとして知られる気味の悪い場所が実際にある。 私はその現場を観たことがあるので、鑑賞中は怖くて仕方なかった。 本作で登場する“西の神島”とは、台湾のことであろう。 実際、与那国島(クジラ島)から肉眼で観ることができる。 本作はとても長く、決して面白い作品ではない。 ただ、南方の島国の閉鎖的なムードは良く表現できているように思う。[ビデオ(邦画)] 6点(2008-03-20 16:39:40)《改行有》

20.  家族日誌 マルチェロ・マストロヤンニと、まだ少年っぽいジャック・ペランが共演した、味のある渋いイタリア映画。 監督は、これまた渋いヴァレリオ・ズルリーニ。 上の二人は兄弟という設定。 兄が病弱の弟の面倒をみる。 ところが、それには深い事情があった・・・ 哀しみの旋律が流れる中、話は叙情的にゆったりと進んでいく。 ゆったりとした気分の時に観るべき作品かもしれない。 [ビデオ(字幕)] 6点(2007-11-23 00:12:25)《改行有》

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