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プロフィール |
コメント数 |
123 |
性別 |
男性 |
自己紹介 |
新作をどんどん観に行く、というよりも好きな作品を何度も繰り返し観るタイプです。 よろしくお願いいたします。 |
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1. 風と共に去りぬ
《ネタバレ》 午前10時の映画祭でやっていたので劇場で鑑賞。これは本当に個人的な趣味なので申し訳ないのだが、自分はこの手の悲劇に立ち向かう女性のお話がどうも苦手なようだ。何と言うかやはりこういった少女マンガの世界観に昔から入り込めないのである。少し違うかもしれないがレミゼラブルも同じような感想を持った。どちらも劇場では女性のすすり泣く声が聞こえてきたのだが、自分は「うーん」と首をひねるしかなかった。本作だがやはり4時間がとても長く感じてしまった。特に後半は辛いものがあった。しかし驚くべきことは本作が80年前に製作されたものであると言う事で、例えば劇中4歳くらいの女の子が現在は84歳なのかと思ったり、殆どの方はすでに亡くなられているのかとかそう考えると時間の概念が歪んでしまい、ああ映画というのは本当に永遠なのだなと思った次第である。[映画館(字幕)] 6点(2019-06-10 10:45:35)
2. カメラを止めるな!
《ネタバレ》 この映画が描いているのは、何かを創造する事の素晴らしさであり、もっと端的に言うのなら、「働く事(≒生きる事)の素晴らしさ」であろう。それは、ほとんど誰もが共感できるテーマであり、だからこそこの映画はこんなにも多くの人に受け入れられているのだろう。形は違えど、サラリーマンであれ、専業主婦であれ、誰もが日々働いており、誰もが日々何かを創造しているのだから。(実際、小さなお子さんを育てられているお母さん達の日常は、この映画の現場のような事の連続だと思う。)物語の終盤、最早人としての好き嫌いをも超越し、それぞれが一つの目標に向かって個々の役目を全うしようと懸命になる姿は、まさに現代人としての生き方そのものを描いていたと思う。
というわけで、ソンビを通じて実は人間を描いているというのは、昔から多くのゾンビ映画がやってきた事であり、そういう意味ではこの作品も立派な「ゾンビ映画」であると言える。ただ違う点があるとすれば、今までのゾンビ映画が割と人間の愚かさや浅はかさなどを描いてきたのに対して、今作はこれ以上ないくらい爽やかな人間賛歌になっている所だろう。[映画館(邦画)] 8点(2018-10-26 11:04:10)(良:2票) 《改行有》
3. カリートの道
《ネタバレ》 「スカーフェイス」(1983年)の10年後に製作された本作は、作品自体が「スカーフェイス」が10歳年を取ったような映画となっている。なんとなく「スカーフェイス」から毒気を抜きとり、角を全て取って丸くしたようなマイルドさがあるのだ。アルパチーノ演じるカリートはベテランのマフィアだが、その世界から足を洗い、愛する人との平穏な第二の人生を夢見る男。このカリートがとにかく良い奴で、つい応援したくなってしまう。冒頭から、最早あまり女性にも興味が無いような態度が描かれていたり、とにかく「これからは真っ当に生きていこう」とする真面目な(?)姿勢が描かれる。自分自身を曲げないところなどの共通点はあるものの、これはトニーモンタナからギラギラした要素を全て抜いたような男である。デパルマの演出はまさに円熟の域に達している。また、全体的にクスッと笑えるようなコミカルな演出が意図的にされているのも特徴だろう。「大人のためのマフィア映画」といった趣があり、また上質な映画が持つ独特な時間軸を有している。[ブルーレイ(字幕)] 8点(2017-09-28 08:42:04)
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