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1. 96時間
《ネタバレ》 クライムアクションとしては屈指の出来なのでは無いでしょうか?
確かに細かく見れば、目の粗い設定などが見え隠れしますが
それを吹き飛ばして余りあるスピード感と
リーアム・ニーソンの娘を思う父親という、まさにはまり役の非常に秀逸な演技が功を奏して
最後まで一気呵成に見れてしまう娯楽作品に仕上がっています。
それにしてはかなり作品の知名度が低かったのが解せないのですが
これだけの作品が何の賞も取ってないのですかね?
兎も角、理に敵ったガンアクション、東欧の組織誘拐&組織売春という犯罪組織の構図
主人公の元秘密工作員としての背景など、プロットも非常に多岐多彩でありながら
全く違和感無く1本のストーリーとしてまとまっていて、小気味よく
序盤以降、全然もたつき感が無いというのが、この作品の特徴です。
やはり、ニキータやレオンなど
スタイリッシュなクライムアクションでありながら
一面フランス風味のちょっとドロ臭くて深い味わいの映画が作れる
リュック・ベッソン脚本ならではの作品だと思いました。
また、監督のピエール・モレルも「パリより愛をこめて」などで
ガンアクションに定評のある人で
私はこのコンビとスタッフでもう1作、作って欲しいとすら思いました。
[DVD(字幕)] 9点(2011-11-26 19:43:10)《改行有》
2. CASSHERN
《ネタバレ》 皆さん点数低いですね^^;
いや、分からなくも無い感じですが 私はこれ意欲作だと思いましたよ。
確かに荒唐無稽な部分も多いですがそれを補って余りある独特な勢いというのでしょうか。
オリジナリティーというのでしょうか。
それを強く感じました。
オープニングのフルCGから始まってロボットの描き方、戦闘シーンなどは
過去の日本映画には無いクオリティーと勢いを感じます。
特に少しデフォルメしたロボを集団で影絵の如くガッチャンガッチャン動かすシーンなどは鳥肌立ちました。。。このシーンだけでも製作者の非凡さが分かりますが
ストーリ展開は兎も角として実写CGにおける表現方法の多彩さは相当センス高いと思います。
ようするにこの監督さんはやりたい事が山ほども有ってそれを泣く泣く2時間に凝縮したんでしょうね。
点々とツギハギ感が感じられるのも本当は10時間で取っても足りないのを無理矢理2時間にしたからでしょうか(笑)
脚本から撮影から何から全部1人でやってる所を見てもまあ、相当実験的というか。よくこれだけ撮り切れたというか。。。
こういう人は優れた相棒とか見付かると良いんですけどね。往年の押井、伊藤コンビ見たいに。
今回のは無我夢中というか少し1人よがりで観客が置いてけぼり食ったんで酷評されてますが
私は今後少し腰を落ち着けてジックリ製作スタッフ選りすぐって作品作りすれば大化け。。。
いえ、ちょっと偉そうに言いましてすいませんが ホント、そんな気がした1作でした。
点数が7点なのはストーリー的に少し弱いからと
やはりキャシャーンに拘らなかった方が良かったという事で7点です。
あとウタダヒカルの旦那っていうのが逆に思い切り足枷になってますね^^;
まあ、旦那じゃ無きゃこんな抜擢はされなかったとか言うのはその通りだと思いますが
どういう経緯であれ出来上がった作品までその色眼鏡で見てしまうのはチト酷かと思います^^;
[DVD(邦画)] 7点(2006-06-01 20:53:49)(良:1票) 《改行有》
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