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プロフィール |
コメント数 |
604 |
性別 |
女性 |
ホームページ |
http://www.geocities.jp/suminoe_kagaya/ |
自己紹介 |
2004年から映画専門サイトをたちあげました。 ジャンルはSFが主ですが、サスペンスも大好きです。 リバーランズスルーイットや、ショーシャンクの空に のようなヒューマンものから、未知との遭遇やバックトゥ ザフューチャーなどのアンブリンもの。 十二人の怒れる男やパルプフィクションなどの脚本もの・・ 自分が良いと思った映画が合う映画で、見る人の数だけ 思いも変わると思います。その中で、共感できる人が 多ければ売れるのでしょうね。 たまに<これだけ映画を見てるんだから万人受けは・・> と、マニアックな映画にも手をつけますが、 できの良い映画や単館ものなど多趣味なジャンルに疲れ、 子供時代に帰ってるみたいです・・ それらは映画館で見た映画本来の娯楽作だった・・
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1. キング・コング(1933)
《ネタバレ》 突っ込みどころ満載!
展開が速すぎておかしすぎる強引さ。
ストップモーションアニメーション。
レイ・ハリーハウゼンのカクカクした動き、
ヒトコマヒトコマを秒撮りする手法なんですが、
この動きが好きなのでシンドバッドシリーズは好きです。
そのハリーハウゼンが影響を受けたのが本作「キングコング」
まずはその愛らしい動き・・
人間だと格闘になるのがいやなんですが(プロレス系は苦手)
これを恐竜やキングコングがやったら、
もうおかしいというかかわいいというか愛らしいとなります。
まあ白黒なので細かい残虐性はわからずそれがよいのかも。
ただしコングのアップの顔は白黒だと不気味でした~!
次に評価できるのがカメラワークです。
こんな古い時代にうまいこと撮ってるなぁと感心。
合成の色違いはおいておいて、
高いところや広い場所を当たり前のように臨場感たっぷりに描いている。
そして最大に評価したいのは緩急の見事さ。
冒頭からテンポよくおかしいセリフ&場面で笑えて、
島に上陸してからのドタバタ劇が冒険映画のお手本のような楽しさ、
そして本土に上陸してから大袈裟なほどの面白さ、
ラスト付近最大の見ものがエンパイアステートビルの有名なシーン。
そこだけわずかにゆっくりと時間が流れているようで、
この映画って・・単純な冒険パニックだとバカにして見ていなかった、
そんな自分が恥ずかしくも感じたくらい感動しました。
・・たぶんカラーで丁寧に作られた最新作を観たら泣くでしょう。
でもこの最初の作品を見てよかった。
この作品がなければ生まれていない正月映画ですから。
ピーター・ジャンクション監督はこの作品を観て監督業を志したらしいです。
もしまだこの最初の作品を見ていない人で最新作を見ようと思ってる方は、
このオリジナル版をぜひ見てほしいと思います。
100分ほどの短い作品ですが、
リメイク版はこの原作を忠実に再現しているらしいのですから。
[ビデオ(字幕)] 8点(2005-12-23 14:15:06)《改行有》
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