みんなのシネマレビュー |
|
1. キングダム2 遥かなる大地へ 《ネタバレ》 ありゃ、地上波放送されたのに、コメントないって人気ないのかな。 相変わらずの戦闘シーンの拍力は健在。最初から最後までマンガチックな盛り上がりはさすが。 今回は、羌瘣役の清野菜名の存在が大きい。このキャラクターを受け入れられるかどうかで点数が決まってくると思う。 個人的にはあんまりのめり込めずにいた。強いけどすぐスタミナ切れちゃうしなぁ。 今回の尺が長すぎるのもこのキャラクターによるので、原作の思い入れがゼロな私には響かなかった。 将軍の存在感とか、五人組の顔ぶれとか、配役は概ね素晴らしいと思う。 次作の出来が楽しみだ。[地上波(字幕)] 6点(2023-07-29 20:02:03)《改行有》 2. 斬る(1962) もう今から60年も前の映画なんだな。 市川雷蔵という主人公をめぐるストーリーがいまいち観客を置いてきぼりにする感はあるが、色あせない映像美と殺陣のときの迫力や間合いの見事さは素晴らしい。時間がやたら短いというのも評価できる。 個人的には、この映画のなかの藤村志保さんがとても印象的だったので、もう少しセリフなど登場場面を増やしてほしかった。[CS・衛星(字幕)] 5点(2022-12-14 20:16:16)《改行有》 3. 今日から俺は!!劇場版 こんなくだらない映画が大ヒットして、しかも金曜ロードショーで流されるなんて世も末だね。 商店街のシーンで、背景の歩いている人に異常な違和感があったから何だろうと思ったら、年寄りや変わった動きをしている人がいないからなんだと気がついた。[地上波(邦画)] 2点(2021-10-09 09:05:22)《改行有》 4. 君の膵臓をたべたい(2018) 《ネタバレ》 さきに実写版をみて気に入っていたので、アニメ版も良かった。 こちらのほうが現代の描写がなく、ストレートに描かれているところは好感が持てる。花火や星の王子さまのシーンなど作画も綺麗。 いっぽうで、実写版より主人公がぶっきらぼうで怒ったような話し方をしたり、親友の恭子がキツすぎる性格とか、盛り上げる展開に弱いなどと細かいところは気になった。 全体的にライトノベルの雰囲気が漂うので、好き嫌いも分かれるようだ。[地上波(邦画)] 7点(2021-08-13 22:28:26)《改行有》 5. 禁断の惑星 前半は引き込まれたが、後半はやや期待外れで、ラストもあれっていう感じ。 よく造られてるし、登場人物も悪くないんだが、ユーモアに欠けるのよね。 「死ぬまでに見ておくべき映画」に含まれているし、一度は見ておいても悪くないかも。[CS・衛星(字幕)] 5点(2021-04-23 21:26:30)《改行有》 6. キッド(1921) 《ネタバレ》 え?この映画ってそんなに面白いの?平均点とかけ離れている点で、かなり相性が悪かったらしい。 仰々しい音楽が終始気に障るのである。思わず途中からミュートにしちゃったぐらい。 子役がかわいいという意見も、まあ言われてみればという感じ。 終わりのほうの夢のシーンは意味不明。[CS・衛星(字幕)] 4点(2021-04-11 20:24:33)《改行有》 7. 君の膵臓をたべたい(2017) 《ネタバレ》 タイトルがアレなので敬遠していたが、思ったより良かった。 主人公二人が魅力的。桜良は日陰の人間でも認めることができるポジティブさがあり、地味君も好印象。たぶんに「セカチュー」の影響が見受けられるが、「いま会い」に通ずる、弱い男性に向けての温かいメッセージ性も感じられる。終盤にむけての盛り上げかたも上手。 とはいえ、そこは現代の若者恋愛模様。小悪魔系?巻き込み女子が、受け身で巻き込まれ系男子をリードしながらストーリーが進む。まぁクラス一の地味君と言っても、そこはイケメンでおしゃれでコミュ力ばっちり。ファンタジーだからこれで良いのだ。桜良のように、いそうなのだが現実にはなかなかいない女の子というのも観客の心をとらえる。 ここで、あえてマイナス点も書いておく。 浜辺美波の可愛らしさ絶賛の声が多いけど、個人的には意地悪な表情をかいまみちゃうので微妙。 それと死因を病気と別にしたことで、闘病のしんどさとか死の恐怖の過程があまり出てこない。これを観た人が、重病人でも笑顔でポジティブでアクティブでいるのが良い、みたいな刷り込みをもつのはイヤだな。つらいものはつらいのよ。親友を傷つけようが、それを吐き出す勇気が大事。 最後に、あまり言いたくないけど、これを観て人間はいいな〜って勇気が出た、引きこもりの人やコミュ障の人が、あまり信頼できない人と「仲良し」になるのも心配。よくよく注意しないと世間の波動に呑み込まれてイタい目を見ることになるのがオチなので、注意されたし。[地上波(邦画)] 7点(2020-09-06 10:19:45)(良:1票) 《改行有》 8. キングダム(2019) 《ネタバレ》 なかなか良い出来で面白かった。漫画の実写化でぶっとんだ世界そのままで、娯楽作品としてみればかなりの出来栄えでしょう。 古代中国が舞台なので日本人がこなすのは難しいはずですが、うまくまとめていますね。 あえて文句を言うとすれば、主人公の線が細いのでムキムキ豪傑男に力で勝ってるのは無理ありすぎ笑。 また怨みを持っている山の民がすんなりと味方になって救ってくれるなどのご都合主義も満載ですが、楽しんで見るだけならこれもまた良しかと。 続きが楽しみです。[地上波(字幕)] 7点(2020-05-30 12:39:36)《改行有》 9. 飢餓海峡 《ネタバレ》 これは名作であり、傑作だ。今の軽佻浮薄な作品が多いなかで、「砂の器」に匹敵する重厚感がある。 3時間で一気に見るのは長すぎる気もするが、質の高い人間ドラマが濃いので目を離せないのだ。 人の爪を10年も愛し続ける杉戸八重が樽見邸を訪ねていくシーンも見所のひとつ。見ている観客も樽見が「犬飼さん」なのか分からないまま進んでいき、もしやの展開に度肝を抜かれる。尋問を受けて堂々と自論を述べる樽見も圧巻。 やや拍子抜けで残念だったのはラストシーン。すべてを闇に葬り去った樽見の意図が描かれていないのであっけに取れるばかりで如何ともしがたい。[CS・衛星(邦画)] 7点(2020-05-23 19:54:32)《改行有》 10. 桐島、部活やめるってよ まぁよくできた映画だこと。これほどまでに日本のリアルな高校時代の雰囲気が出ている作品を他に知らないんだが。 精神的に未熟なゆえにすぐに反応して混乱して巻き込まれてしまい、それでいて若いから勢いで突っ走って階段を駆け上がったりできる。ああ若いころこうだったなぁと感慨深く想える稀有な傑作。 とりわけ印象につよく残ったのは、性格の悪いというか裏表のありすぎる女子で、あとさき考えずに毒舌セリフを吐くシーンというのはありそうでなかなかないかもしれない。みんな映画では女の子を美化したがるから当然といえば当然。橋本愛の存在もこの映画の魅力をひきたてている。 傑作だからといって高い点数ではないところが興味深い。みんな夢を見たいのかもしれない。[地上波(邦画)] 6点(2017-05-03 20:06:33)《改行有》 11. キューポラのある街 いかにも昔の古い日本映画という感じで、吉永小百合が「弱い人間」と評するダメ父親やグチ母に反発しつつもの、健気に優等生姉を演じる。 ネガティブな感情に翻弄される人たちを描いており、みているだけで憂鬱になる。または滑稽に思える。 ストーリーもいろいろな事件が起きるものの、とりたてて引き込まれるものはない。 吉永小百合18歳の可憐さと古き良き荒川川岸の風景にそれぞれ1点ずつ献上。[CS・衛星(邦画)] 2点(2017-04-13 15:21:57)《改行有》 12. きっと、うまくいく 何というか、いろいろ盛りすぎなんだよね。出産シーンとか自殺未遂シーンとかそこまで必要なんだろうか。 もちろんよく練られた映画だとは思うけど。実際にはありえない御都合主義が多くてうんざりする。 主人公のランチョンからして出来過ぎ君で、それを淡々と進めればいいのにゴタゴタしているのがもったいない。 まぁでもよく出来ているので一回は見てほしいインド映画だ。[CS・衛星(吹替)] 5点(2017-03-02 16:27:01)《改行有》 13. 君の名は。(2016) さすがの風景描写で、この作品でもとくに空の綺麗さは際立っています。 色彩や奥行きなどは映画館で観るからこそさらに映えるというもの。 ストーリーも申し分なく、さすがにトップクラスの動員数を誇るだけの見応えがあります。 まあ細かいことをいえばキリがないのですが、そこは割りきって観られるかどうかです。 現代の東京と地方の描写、人物の描写、東日本大震災を思いおこさせるシーンなど多彩で、何度かみないととても消化できるものではない。 透明感のあるRADWIMPSの音楽もこれでさらに世間に知られることになりましたが、昔から囓っていた人間にはこのクオリティーがあたりまえだといいたい。日本を代表する映画にふさわしい名作です。[映画館(邦画)] 8点(2016-12-10 14:49:24)《改行有》 14. きつねと私の12か月 《ネタバレ》 この映画はファンタジーと言って良い。 いくら何でもジャングルみたいにいろんな動物が現実に出てくるわけはないし、キツネとの友情だって脚色されたものだ。 それでも少女がキツネとの距離を縮めていく過程が無理なく丁寧に描かれているし、四季の美しい自然の風景やたくさんの生き物たちとの出会いの映像は本当に素晴らしい。 とはいえ、野生のキツネは犬のようにペットではない。 自然のテリトリーに立ち入りすぎてしまった人間との哀しい結末は胸を打つ。 終盤、キツネとしての人生を謳歌するかのごとく疾走する姿が印象的だった。 こういう映画がもっと増えてほしい。[CS・衛星(字幕)] 7点(2012-10-13 14:02:44)《改行有》 15. キートンの大列車追跡 当時はギャグ満載でテンポの良い傑作だったに違いない。 しかし、娯楽の発達した今日、目の肥えた観客には平凡に映る。 それでも自ら体を張ったキートンの演技にはドキドキハラハラさせられた。[DVD(字幕)] 6点(2010-10-22 16:10:58)《改行有》 16. 義務と演技 落ち着いた雰囲気と現実味がある設定が、意外に良かった。 光を巧みに使った演出や、俳優人の豪華さと演技は、邦画にしては良い出来。 たしか公開当時けっこう話題になったと思うけど、失楽園だったかな? ビデオ鑑賞だったせいか、声が小さすぎてセリフが聞き取りづらかったところがあったり、画面が暗すぎたのは残念。[ビデオ(邦画)] 6点(2010-06-26 22:14:45)《改行有》 17. きっと忘れない 青春映画だが、正面から恋愛を描いた作品ではなく、一人のホームレスが若者に ”大切な何か”を教えるという内容の、どちらかというと地味な映画だ。 揃いもそろって頭脳明晰・美男美女4人組に、割って入るジョー・ペシのキャラクターが図抜けている。 もっともこんな教養があって饒舌なルンペンは現実にはいそうにない。 セリフはユーモアに溢れており、ラストも上手くまとまっているものの、全体的に印象に残らないのはなぜだろう。[ビデオ(字幕)] 6点(2010-06-21 21:14:08)《改行有》 18. キッチン(1989) ゆったりとした音楽と、ファンタジックな雰囲気が特徴的な作品。ヒロイン川原亜矢子の少女っぽい語り口と、なにより橋爪功のオカマの演技がぴったりはまって、独特な世界観を作っています。後半のストーリーがやや支離滅裂だったものの、おもしろい試みだったと思います。[ビデオ(邦画)] 6点(2009-07-29 10:26:07) 19. キング・コング(1933) 《ネタバレ》 カクカクしているキングコングの動きによって、逆に恐怖が増した。単なるホラーでも、冒険ものでもない、奇想天外なストーリーがこの映画の最大の魅力だろう。久しぶりにワクワクどきどきする映画を見た。なぜキングコングが生贄の少女を守り続けたのか、なぜ高いところに登らなければならなかったのか。単なる名作を超えて愛される理由がここにある。[DVD(字幕)] 7点(2009-05-28 22:00:58) 20. キャプテン(1981) 原作にかなり忠実で、取り上げている箇所も名場面ばかりで原作ファンにも楽しめます。子供時代にスポ根性ものとして多大な影響を受けたエピソードも、あらためて楽しめました。キャプテンを諌めに来たナインが走って帰るくだりは、アニメとしてかなり時代遅れと感じる絵でも、きっと心に響いてくることでしょう。[CS・衛星(邦画)] 7点(2009-03-20 00:10:02)
|
Copyright(C) 1997-2024 JTNEWS