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プロフィール |
コメント数 |
811 |
性別 |
男性 |
自己紹介 |
今年は映画見れてないです。 |
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1. 禁断の惑星
《ネタバレ》 3度くらい見ているのかな?結構お気に入り。
何度見ても、物凄くヤバい、見てはいけないものを見てしまった感じが残る。
凄い不思議な感じのする映画だ。
SFは初心者だけれど、これは面白いと思う。
独特の浮遊感がある。
日本庭園からの影響を感じさせるようなセットもあり、それが静的であり不思議な感じもして良い。
ロボットが面白い。このデザインは秀逸といわねばならないでしょう。
しかし最初の穏やかな雰囲気と違い、後半からは博士もロボットも研究所も不気味さと暗さを増してゆく。不安だ。
その効果が素晴らしい。
イドの怪物は姿を現すときには、いかにもアメコミ風で子供っぽい印象であるが、それでも少し迫力が感じられたと思うので良しとしましょう。
シュールな雰囲気が好き。このシュールさは惑星ソラリスとも通じるところがあるか?
音楽が独特の浮遊感と脱力感があってゆったりと心地よい瞑想気分。
「彼こそ 人類は神ではないと教えてくれたのだ」って、上手くまとめたな、おい!
[DVD(字幕)] 8点(2010-05-01 04:46:44)(良:2票) 《改行有》
2. 禁じられた遊び(1952)
《ネタバレ》 何度観ても素晴らしい映画だ。
少女ポーレットが牛を見て泣いちゃうところが面白かった。
場面場面で流れる音楽がとてもいい。なんかとても優しいし、暖かい、懐かしい。
登場人物に人間味があり、とても暖かいものとして描かれている。
とても人間らしい暖かさだが、しかしその裏で大人達は醜く争っている。
人間は暖かいとは簡単には言えないけど、人間は暖かいものと信じたくなる作品かな?
農家にも暖かさがある。
ミシェルとポーレットの語らいが良かった。
風車小屋の中に十字架を並べたところなんて夢のように美しい雰囲気が漂っていた。
あれはミシェルとポーレットの二人だけの世界で、あの二人の雰囲気なんだと思う。
父親がミシェルをお仕置きしている場面が、なんだか凄い本気で怒っているのが面白かった。
ミシェルが十字架を盗んじゃうのを観るととても腹が立つが、
でも、大人は嘘吐き!ミシェルとポーレットが可哀想だ!
昔の映画を観ると、飾り過ぎないで描きたいものをシンプルに描いていると思う。
伝えたいことをそのままやっている。
戦争という凄惨なものを背景に描いているが、なぜか僕はそれよりも暖かいという印象が残る。なんだか暖かい作品。
[DVD(字幕)] 8点(2007-09-16 01:41:23)《改行有》
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