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1. キングダム 運命の炎
《ネタバレ》 キングダム3作目。
前作をふまえた話になっているし、今作も「つづく」的な終わりになっているので、もう固定客で勝負というところでしょうか。
前半の紫夏編は泣かせます。
本来、嬴政が人質だった年齢は9才なので子役がやるべきでところ、自分にやらせてくださいと直訴までして吉沢亮が演じたというエピソード。熱演でした。
9才ならば草むらに逃げても仕方ないですね。
後半の戦闘シーン。大体、邦画だとアップの画面の多用でごまかすことが多いですが、引きの画が多い印象。横から砂煙を上げて突進してくるシーン、臨場感がありました。
でも、最後に龐煖の登場シーンで勝利に水を差された感があり、単作として後味の良い映画とはなっていません。その部分は次作への予告だとしても減点です。
あと、上映前の映画予告編で「沈黙の艦隊」が出てきました。
なぜ今、沈黙の艦隊?というのと、主人公の海江田を演じるのが大沢たかお!「全軍、前進」とか言いそう。[映画館(邦画)] 7点(2023-07-30 21:04:38)《改行有》
2. 君たちはどう生きるか(2023)
《ネタバレ》 ジブリの新作、今日から公開だよと教えて貰って行ってきました。
空襲の中、主人公が駆けていく画のレベルが高くてびっくり。
話し的には色々詰め込み過ぎてしまって、考えながら観ると置いて行かれてしまうかもしれません。
結局、この世界観が好きか嫌いかの映画です。
大監督も晩年は哲学的になってしまう傾向にあり、痛快娯楽作を期待してしまうとガッカリだと思います。[映画館(邦画)] 6点(2023-07-15 23:25:24)《改行有》
3. 銀河鉄道の父
《ネタバレ》 以前、花巻を訪れた際にご家族の映像を拝見したことがあり、この家族に囲まれている中での賢治であったのだなと感じたので、今回、家族に囲まれる賢治をみてきました。
期待を背負って生まれてきた賢治でしたが、自意識は高いものの何者にもなれず、苛立ちが高まる中、妹の死、自らの死を見つめるようになって紡ぎ出された珠玉のものがたり。
当時、結核は不治の病で、身体は衰えていくものの精神は研ぎ澄まされ、「永訣の朝」などに結晶していきます。
映画ではやや乱暴な賢治だったので、穏やかな作風との違和感をちょっと感じてしまいましたが、暖かい家族愛の映画です。
街のロケ地は岐阜県恵那市とのことですが、高台から見た一面の畑は花巻の風景のようでした。[映画館(邦画)] 6点(2023-05-09 22:36:05)《改行有》
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