みんなのシネマレビュー |
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81. キャッツ&ドッグス ま、これまた完璧なお子様映画であり、それに云々言うつもりは毛頭ありません。むしろ馬鹿馬鹿しい猫と犬の暗躍を最新技術とCGを駆使してしっかりと描き、最後まで子供を飽きさせない様に作り込んであるのには感心します。しかし、これまたいつも思うのは、どうして「親が仕事にかまけていて寂しがっている子供」という設定でなければいけないのかという事。家族の為に一生懸命仕事する事が、さもいけない事の様に描かれるのは大いに不満です。本作も子供が精神的に成長する訳じゃないし、最後まで甘やかされっぱなし。これじゃガキも勘違いしちゃいますヨ、3点献上。3点(2004-01-04 12:26:24) 82. キラークラウン 馬鹿馬鹿しさと同時に、仕事とは言え、こんな映画でも(特に後半サーカス・テントに入ってから)一生懸命演技しなければならなかった、主演(?)の三人の役者さん達に悲哀を感じてしまいました。原題の“from outer space”という部分からも判る様に、これは昔の宇宙人侵略物のパロディ…の筈なのに、宇宙人がピエロというだけで、映画自体がちっとも弾けてないから凄く寒いよ…。(↓)そう、確かにこの手の映画で満足出来る事って非常に稀ですよね、3点献上。3点(2003-08-14 05:12:10) 83. CUBE2 基本的なプロットは前作と全く同じ。立方体が連なる謎の構造物に閉じ込められてしまった人達の七転八倒。しかも今作では残酷描写が影を潜めたばかりか、人物描写まで一本調子。悪そうな人は悪いまま、馬鹿そうな人は馬鹿なまま、何者をも裏切らない間の抜けた展開。更に今回のキューブは物理法則をも無視した何でも有りの摩訶不思議空間。これじゃ緊張感も何もあったもんじゃない。ラストも、どーしてこーゆー古臭い所に持ってくかなぁ?という落とし方。とにかく今作はどこにも利を見出せないどーしょーもない出来です、3点献上。3点(2003-05-13 07:27:24) 84. キャリー2 まるっきり同じストーリーで作り方も一緒。何の為に作ったのか解らん。こっちは「超能力を持ったいじめられっ子が最後にいじめっ子どもを皆殺しにする」というストーリーを知ってる訳だから、何か足すなりスケール大きくするなり思わなかったのかね?(しかも前作はデ・パルマなんだから) 肝心の「RAGE」も描き方が短いし、殺し方も今どき生ぬるいから復讐のカタルシスも小さい。唯一の違いは、今度のキャリーは怖いのではなくカッコイイってコト(しかも個人的には好みです)。「アメリカン・ビューティー」のバラの女子高生も出ています。主人公に免じて3点献上。3点(2001-10-19 18:55:00) 85. 宮廷料理人ヴァテール これほど見事に私の嗜好と合わなかった映画も珍しい。これはストーリーや出演者、テーマ性等の前に、純粋に私とこの映画が合わなかったんだと思う。エピソードと言えば、厨房の喧騒とアクシデント、そして馬鹿貴族共の理不尽な振る舞いばかり。それに、何の説明も無く3日間(前日と1・2日目)のドタバタを描くだけなので、歴史に不案内な私は時代やヴァテールという人物の背景等が掴み辛く、だから、とにかく退屈で退屈で仕方なかった。英語劇だったのも白けた一因。この饗宴は史実に基づいてるそうですが、細かなエピソードはどこまでが事実なんでしょうか…、2点献上。[DVD(字幕)] 2点(2005-05-01 00:06:27) 86. 銀河鉄道の夜(1985) つまらない、本当につまらない。アニメーションでここまで退屈な映画は初めて観た。児童文学を原作にしながら、小さな子供がこの冗長さに耐えられるとはとても思えないし、少年に夢や勇気や興奮を与えられるとも思えない。成人が観て、この演出や美術・技術・作画レベルに満足できるとは思えない。従って、一体誰に向けた映画なのかさっぱり判らない。どっちが高尚とかいう問題ではないですけど、宮沢賢治の文学を松本零士のマンガ以下に確実に貶めてると思う。そもそも別役実に脚本を書かせているのが解らない。こういうのを企画倒れと言うのだと思います、2点献上。2点(2004-10-09 00:36:53)
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