みんなのシネマレビュー |
|
【製作年 : 1920年代 抽出】 >> 製作年レビュー統計
1. 吸血鬼ノスフェラトゥ(1922) 観たことは観たんですが、私が観たのはジョルジオ・モロダー版「メトロポリス」みたいなレストア版(?)。もちろんサイレントのモノクロ作品ですけど、背景が赤・青・黄等の原色で着色されて、ビートの利いた激しい音楽がステレオで付けられてました(一部、日本語のBGMもかかる)。従って、印象としてはポップ・アート作品を観てる様な感じで、とてもじゃないけど不気味さは伝わってこない。それでもマックス・シュレックの異様な風体の迫力は感じられました。ノスフェラトゥの演技の基本は「活動」写真の中に於いて「動かない」こと。普通に動いてる登場人物と対比されると、この演出は結構怖い。だから逆に、ノスフェラトゥの動くシーンが滑稽に映るんだと思います。そんなことで正当な評価は出来ませんが、取り敢えず7点献上。[CS・衛星(字幕)] 7点(2006-10-22 00:02:07)
|
Copyright(C) 1997-2024 JTNEWS