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1. キャプテン・アメリカ/ザ・ファースト・アベンジャー
《ネタバレ》 だ、第二次世界大戦ですよね??視聴におけるリアリティのラインをどこに置いたらいいのかわからない。しかしテンポは良いのでなんとなく乗せられる。まあ面白かったな。おっと続編用の「引き」が始まった?
と思ったらこの時点でまだ半分なのか!結局続きは翌日観ました。きれいに半分で別れてるのでこの観方はおすすめです。しかしあいかわらず第二次大戦ファンタジーには乗れない。大した威力もない青色LEDと光線銃、要るか?敵味方の「ひみつきち」ももっと1940年代にしようよ。時代考証ばっちりの戦勝シーンがかえって浮いてるぞ。
造形や設定に関しては原作のせいもあるだろうが、キャストにトミー・リー・ジョーンズやヒューゴ・ウィーヴィングのような「いかにも」な顔が出てくるのでやはり観る側としては没入感をそがれる。徹頭徹尾「演劇的」。それ自体は悪いことではないが、荒唐無稽な話を着地させるにはちょっとその方面の努力が足りないのではないか。
2年後に『ウルフ・オブ・ウォールストリート』に出るケネス・チョイがこの時は痩せてて渋い。そして翌年から『ゲーム・オブ・スローンズ』に出るナタリー・ドーマーがやはり肉食系女を演じてる。俺もこんな女に喰われたいから筋トレ始めようかな?[インターネット(字幕)] 5点(2023-01-03 23:22:17)(良:1票) 《改行有》
2. キャプテン・マーベル
《ネタバレ》 『アベンジャーズ・エンドゲーム』を観るのにこれを予習しとかないといけないっぽいので観てみた。
一言で言うといろんなジャンルの寄せ集めみたいな映画。まあアメコミ映画は設定上そうなりやすいんだが、これは何の映画なのか?という大枠が2時間の間に3回変わる。最初にMCUらしいSFファンタジー、次に地球に降りてのサスペンス編、そして敵味方虚実どんでん返し&感動ストーリーに、最後は頭カラッポにして観るハイパワースーパーヒーローアクション。
最初のパートは正直面白くはないんだが、初めて見る世界や設定やキャラを説明最小限で飲み込ませる映画的表現が上手い。そして地球でのサスペンス編は一転して面白くて、MCU関係なくこれだけで1本の映画にしてほしいと思った。次のパートは物語としては面白い(がらせるところ)だろうが、あのエイリアンが人間ぽすぎるしそれまでの描写と合わない。しかし親友の娘との絡みが良すぎるので持っていかれる。さらにこのへんからニルヴァーナが唐突にかかったりして映画のコンセプトも変わる。そして最後のスーパーパワーを発揮する所ではカタルシスと言うよりあ、そういう話だったのねっていう。
ディテールには魅力が満載なんだが、やはり全体はお話の都合が優先されるという感じ。あと主演のブリー・ラーソンの容姿や演技に文句はないんだが、この人アクションできないんでしょ?ならトレーニングとかしようよ。強い人は普通に歩いていても強そうに見える、その説得力を映像で見たいんだよ。
追記:トレーニングはかなりしたようですね。見た目には伝わらなかったけど演技には生かされたんでしょう。[インターネット(字幕)] 6点(2021-08-23 22:01:14)(良:1票) 《改行有》
3. キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー
MCUに疎かったので時系列で順に観ていっているところですが、これは出色の出来では?とにかく隙がない。
まずアクションが良い。撮り方も良くて、きっちり見せるところとカメラワークでごまかすところの配分が絶妙。全体的にマーシャル・アーツ的で全員同じ競技やってるのか?という感はあるが。西洋カンフー映画?
この映画は無駄な説明をしないのが小気味良い。僕みたいな門外漢には理解できないところもそりゃあるが、いわゆる映画的表現てやつで、絵と演技で「これは何かあるんだな」と分からせる。
全部のシーンが良く出来た隙のない映画だが、個人的に気に入っているのは冒頭でキャプテンを迎えに来るナターシャのバカ女ぶり。部外者に重要任務と悟られないためだな、とちゃんと分かるスカジョの演技。あと「隣のナース」役エミリー・ヴァンキャンプはめちゃくちゃ可愛いな。[インターネット(字幕)] 8点(2021-03-22 21:08:55)(良:1票) 《改行有》
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