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プロフィール |
コメント数 |
1408 |
性別 |
男性 |
自己紹介 |
投稿にあたっては ①製作者の映画愛を信じて基本的に0点は付けていません。 ②レビュー作品の「あらすじ」は率先して書いています。
※「ぽこた」からニックネームを変えました。サブネームの「(ぺいぺい)」は継続です。(2024.2.28) |
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1. 金星ロケット発進す
《ネタバレ》 スターウォーズ風に流れる冒頭のタイトルとクレジット。1959年ですよ。スターウォーズの1作目は1977年製作。本作の方がだいぶ先輩です。
CGや特殊効果が現在のようにふんだんに使われていなかった時代、今の目線で見てしまえば学園祭レベルのクオリティかも知れませんが、アイディア勝負、デザイン勝負のセットやミニチュアモデルの造形は素晴らしいものばかりですし、あくまでも当時目線という前置き付きではありますが、全編を通じてSF作品としての魅力が満載です。しかも、きっちり人間ドラマも盛り込まれている。
そして、東西冷戦時代、大国が核開発に鎬を削っていた時代を背景に、地球侵略を目指していた金星人が核開発に失敗し絶滅してしまうという明確でシニカルな反核テーマが語られます。
1950年代から60年代に思いを馳せつつ、現代にも通じる物語を楽しめる贅沢な作品。日本初の国際派女優と称される谷洋子さんが主役級で出演している貴重なSF作品ということで、+1点の8点献上します。
それとこの邦題のセンス、かなり好きです。[インターネット(字幕)] 8点(2023-11-27 14:16:55)(良:1票) 《改行有》
2. 禁断の惑星
《ネタバレ》 幼い頃からSF好きだった私。リアルタイムで映画館では鑑賞できなかったものの、テレビで放送された時に夢中になって観た記憶があります。全編を彩る電子音楽のBGMと電磁波に浮かび上がるイドの怪物は幼心に怖さを植え付け、その後現在に至るまで断片的ながら強い印象が残っていました。
いつかまた観たいと思っていた作品。先日リマスター版がBSで放送され、ついに再会出来ました。
素晴らしい。これぞスペースオペラ。娯楽一辺倒の壮大な宇宙活劇でもなく、哲学一辺倒の難解な作品でもない優れたストーリー。当時としては先の先を行く特殊撮影技術。セットから小物に至るまで後の作品たちに強烈な影響を与えているであろう独創的なデザイン。どれを取っても当時の水準からすればトップクラスであったことは間違いないでしょう。
ロビーっぽいブリキのおもちゃを持ってました。長きに渡ってロボットの標準タイプでしたね。「宇宙家族ロビンソン」のフライデーは走行メカ以外ソックリです。勿論フライデーも大好きでした。
地下に拡がる巨大構造物は、様々な作品で既視感を抱かせてくれました。
宇宙船に空飛ぶ円盤タイプを採用したのは、まだまだ宇宙開発が進まない時代においては極めて順当な選択だったと思います。光の速度を超えるには、ロケット噴射じゃダメだろうというところですね。
ヒロインのミニスカ姿や全裸水泳は少なからずサービスカット的な側面はあるかもしれませんが、何せ父親とロボットと動物たちとしか会ったことのない純粋無垢な乙女。リンゴを齧る前の状況なのですから仕方なし。それを騙そうとする男たちの欲望は、まさに発展途上の文明における未熟さゆえの愚行。作品世界から浮いたエピソードとは言えないでしょう。
自らの潜在意識を消し去れなかった博士が、短絡的に超古代文明の遺産を消し去ってしまったのも、いくら知能を倍増させても所詮は地球人。付け焼刃は付け焼刃ということなのでしょうね。
60年以上昔にこの作品が制作されたことは将に脅威的。「2001年」が製作されるまで、私にとってのベストSF作品でした。10点献上し、1000件目のレビューとして投稿させていただきます。[CS・衛星(字幕)] 10点(2022-04-25 00:15:04)(良:1票) 《改行有》
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