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【製作年 : 2000年代 抽出】 >> 製作年レビュー統計
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1.  キプールの記憶 《ネタバレ》 朝方、非常事態宣言下にある無人のイスラエルの街。陽の光の滲む地平線から姿を現すヘリ。 土地の空気を的確に掬い取るレナート・ベルタの撮影がやはり素晴らしい。 本物の雨なので雨滴は画面に映らないが、雨の質感と湿潤の感覚ははっきりと伝わってくる。 ヘリからの圧巻の空撮がある。戦車が残した無数の轍がぬかるみとなって緑の平原に延々と広がっている。 冒頭の絵の具塗りたくりにも相通ずる、緑と茶の網目状模様とその堆積が、戦乱の激しさとともに歴史をも意識させる。 あるいは、数人がかりで負傷者を運ぼうとするがなかなか捗らない様。そのもどかしい時間の重みこそ アモス・ギタイの伝えんとするものだ。[DVD(字幕)] 7点(2015-11-18 23:56:11)《改行有》

2.  ギフト(2000) 「隠された事実というのはサスペンスを引き起こさない。」だから「謎解きにはサスペンスなど全くない。」そして「(一種のパズル・ゲームに過ぎない)謎解きはある種の好奇心を強く誘発するが、そこにはエモーションが欠けている。」(ヒッチコック『映画術』) 本作における犯人探しミステリーもまた、ヒロインをめぐるドラマに情動を付与するための一手段に過ぎないのであり、確信的に登場人物を絞り真犯人を仄めかしている作品に「犯人が早々に判る」式の批判は、ナンセンスでしかない。 映画が主眼とするのは非本質的な謎解きなどではなく、ケイト・ブランシェットが担う「映画の感情」なのだから。 地味な普段着で息子達の部屋片付けをする母親像。パーティシーンで鏡を前にふと衣装を気にする女心。床のペンキに滑り、ずっこけるアクションの人間臭さ。キアヌ・リーブスの恫喝や、弁護士の陰湿な追及に対して怯えながらもそれに真直ぐに対峙する気丈さ。そして、ラストの車中の純真な涙。ナイーヴで不器用な中に芯の強さを湛えた表情と芝居が素晴らしい。 彼女とジョバンニ・リビシとが車中で見つめ合う切り返しの「間」と、続いて警察署前での視線を交わすショットは(謎解きが無くとも)その時点で二人がもう再会しないだろうことを確信させる。そこにはエモーションが充溢しているからだ。 物干しに揺れる白いシーツ。霧のかかる池。樫の木の合間に揺らぐ水中の死体など。(『狩人の夜』のよう) イメージショットの数々も美しい。 [DVD(字幕)] 8点(2012-04-29 00:35:30)《改行有》

3.  96時間 序盤の平穏な生活の場面では落ち着いた固定ショットが中心。誘拐場面では、手持ちカメラの微妙な揺れが心理を表し、後半のアクション場面では鋭利なカッティングが主人公の機知・技量・意志を印象付けていく。常套的ながら、感情に沿った撮影と編集によって物語自体も明快かつエモーショナルになっている。アクション場面のせわしない編集は半面でまやかしであり、特に中盤・終盤のカーチェイスは雑で脈絡ない繋ぎ合わせによって偽のスペクタクルに堕しているが、格闘場面の編集は小手返しや手刀といった最小限の身体動作による一撃速攻技が中心の為か許容範囲に納まっている。優しさと非情さ、冷静さと荒々しさの同居した主人公のキャラクター造形と、それを小道具類の活用によって描写していく手口も鮮やかである。同様に、彼からみた娘の無邪気で幼いイメージを冒頭のVTR映像と彼女の走り方程度で簡潔に印象付ける語り口の巧さも光る。そのヒロインの幼さ=弱さの強調も、グリフィス的な「最後の瞬間の救出」のドラマが盛り上がる所以だろう。[映画館(字幕)] 8点(2009-09-22 14:01:49)

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