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【製作年 : 2010年代 抽出】 >> 製作年レビュー統計
1. 君の名は。(2016) 《ネタバレ》 クオリティが半端なく高くて、万人に愛される理由はよくわかりますし、私ものめりこむシーンや展開がいくつかあったのですがどうもひっかかるところも。 前評判の高かった背景は緻密に描かれていて力が入ってるのは分かります。ただ明るいばかりでどぎついというか。 音楽もイマイチ。 ただ組みひもをギミックに使った展開はよくできてるし、物語に緩急があってグイグイ引き込む力はものすごいものがありました。 80年代の大林宜彦のように、恋愛したい盛りの若者の時代を代表するラブストーリーになる力のある映画になるのではないでしょうか。 時代を越えて愛される作品になるかどうかは分からないですが、2016年の「若者」のこんな恋愛してみてぇをストレートかつ巧みに描いた傑作です。 しかし自分の好みかというとなんともいえないのもまた事実。[映画館(邦画)] 7点(2017-01-14 01:35:57)《改行有》 2. キッズ・リターン 再会の時 《ネタバレ》 ぜったいに続編を作らないほうがいい映画ってこの世にはあると思うんですよ。 続編作品だけでなく1作目まで台無しになる。 まさにそのリスクを背負ってしまった本作。 この不利な状況でたけしっぽい画面作りをしつつ丁寧に、作られてます。 シンジとマサルが丸くなってしまってちょっと物足りない気がしますがそのぶん、チンピラの彼と彼女がいい味だしてます。 前作に劣らずボクシングシーンもしっかりしてる。 ラストは前作と違って爽やかな終わり方。 観た後ガッカリするかなと思ったんですが悪くないです。 続編を作るならこの形以外ありえない。[DVD(邦画)] 7点(2016-02-14 08:09:57)《改行有》 3. 桐島、部活やめるってよ 《ネタバレ》 小説も読んでたんですが、学校カーストとか懐かしいなくらいの感想しかありませんでした。 映画は映画ならではの切り口や表現、台詞回しが良くできていてかなり楽しめました。 登場人物全員もやもやとした欲求不満を抱えながらラストの屋上のシーンでの立ち回り。 高校の頃は超体育会系かつ映画好きだったんでどっちの気持ちもわかるなぁ。 高校の頃はロメロとかヤコペッティとかフルチとか好きで、知らないやつらは損してると思ってたけどそんなことは全然ないんだなぁ。 部活動も自分たちにとっては絶対的なものだけど、広い世界からみたらほんとちっぽけでたいしたことじゃないんだよねぇ。 どんな高校生活を送ってきたかによって、この映画の観方が変わってくると思いますが、僕は高校の頃を冷めた目で観ることができました。[CS・衛星(邦画)] 8点(2015-12-30 09:20:18)《改行有》 4. キック・アス 《ネタバレ》 前半と後半でまるで違う映画のような雰囲気やけどビシっと一本筋が通っている脚本がすばらしい! 使い古されたネタをあの手この手でおもしろくしている細かい演出も見逃せない。 あまり人におすすめできないけど一人でニヤニヤしながら見たい映画ですね。[DVD(字幕)] 8点(2011-06-19 02:57:00)《改行有》
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