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プロフィール
コメント数 2290
性別 男性
年齢 47歳
自己紹介 好きなジャンル【 SF、アクション、サスペンス、ホラー、ミステリー 】
見たあと面白かったと思える映画は、ドラマ系、実話系、裁判ものが多いかもしれません。
サクセスストーリーが一番好きです。
見た後元気になれるし、夢があるから。

みんシネで面白そうな映画をチェック⇒映画を見る⇒レビューを見る⇒自分のレビューを書く
だいたいこんな感じで映画ライフを楽しませてもらっています。

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【製作年 : 2000年代 抽出】 >> 製作年レビュー統計
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1.  逆境ナイン 《ネタバレ》  もう自分とは全然合わない映画。  バカ映画は嫌いではないんですが、ちょっとギャグが過剰でついていけないレベルです。  突き抜けた野球バカというより、むしろ野球をバカにしているかのような演出、ストーリー構成が嫌いです。  野球そのものは真剣にやるのかと思ったら、全然そんな感じでもない。真剣に野球に打ち込んでいる人達に『逆境』がふりかかるのならまだしも、適当に野球をやっている人たちなんだから逆境もなにもあったもんじゃないです。  不戦勝で浮かれる野球部にドン引き。  大会をすっぽかして遊園地に行く不屈にドン引き。  どれだけ寒いギャグを連発しても、野球に一途であればまだ許せたのですが。  はっきり時間の無駄と言える作品でした。  ちなみに、原作のことは全く知りません。  『それはそれ。これはこれ。』の名言に1点。  堀北真希に1点。  堀北真希があんまりかわいいので、つい最後まで見ちゃいました。  もし彼女の存在がなければ、途中で観るのをやめてレビューを書くこともなかったでしょう。[DVD(邦画)] 2点(2021-04-11 11:26:45)《改行有》

2.  96時間 《ネタバレ》  元CIAの父親が、娘のために有無を言わさぬ鉄拳制裁。これこれ、こーゆー痛快アクションが見たかったのです。  ブライアンは絶対正義というわけではなく、とにかく『娘を助ける』これ一本。そのためには手段を選ばない姿勢がすがすがしい。  スパイとしての能力は抜群に高く、絶対に捕まりません。アクションは圧勝。射撃も凄腕。これだけスーパーマンだとさすがにブライアンの心配はしませんが、なにしろ目的は娘キムの救出。キムと一緒にいたはずのアマンダの変わり果てた姿が焦燥感を募らせます。『はたして娘は無事なのか。』なのでそれなりにハラハラできます。  それにしてもブライアンのぶれない姿はしびれます。人身売買と利害関係にあった元同僚であり友人、その人の奥さんはまったく事情を知らないのに、友人に口を割らせるため撃っちゃうという非道ぶり。人質をとる主人公。今までこんなアンチなヒーローがいたでしょうか。公平とか正義とか、そんなの関係ねー。娘を助ける。ただそんだけ。なのにこんなに面白い。  序盤の冴えない父親と仕事モードのギャップがあつい。  今作は完全に単独でしたが、昔の仲間も優秀そうだったので、チーム戦も見てみたいですね。  [ブルーレイ(字幕)] 8点(2019-12-16 14:08:58)(良:2票) 《改行有》

3.  キングダム/見えざる敵 《ネタバレ》  オープニングの時間差テロ。このシークエンスの衝撃は凄い。休日のソフトボール大会を狙った無差別テロ。それだけでも凄惨なのに、救助に集まってきた人々を狙う大爆発が本命。この映画を見るにあたっての心構えは、このオープニングで強制的に完成されます。  惜しいのはその先。『リアリティ』『臨場感』、そういったものを重視しすぎてしまったのか。ちょっとだらだら。中だるみ。もうちょっとテンポよく見せてほしい。人の緊張ってそんなに長く続きません。オープニングで得られた張りつめた緊張感がぷっつりと切れてしまうのが残念。  FBIのスペシャリストチーム。それぞれの専門分野で大活躍。と思いきや、捜査が犯人逮捕に効果的には結びつかない。やたら捜査を強調していたので、そっち方面も期待しちゃいましたが、『捜査もの』としての面白さはほとんどなさそう。  最後に、オープニングほどではないですが、ラストのFBI襲撃は本作の見所のひとつ。そこからクライマックスまでは目が離せません。急がなければ仲間が殺されてしまう中、四面楚歌状態での市街戦は緊張感抜群です。仲間を救って一安心、からの、ビー玉⇒指のない指導者の発見、ありきたりだし予想はついてもやっぱり驚くサプライズ。サスペンスアクションとしてはなかなか良かったと思います。  とまあ、一見社会派っぽいけど、その実体はわりと単純なサスペンスアクション。あくまで娯楽作品として、単純な思考で鑑賞するのが正しいのかもしれません。[ブルーレイ(字幕)] 6点(2019-09-08 02:37:52)《改行有》

4.  消えた天使 《ネタバレ》  雰囲気は凄く良い。緊張感、不安感を煽る導入部分も文句なし。面白くなりそう。でも実際はあんま面白くならない。いや、面白いことは面白いんですが、期待値より上には上がっていかない感じ。  エロルは性犯罪者たちに対して暴力的。それは彼の過去と関係がありそうだ。でもその過去は、教えてくれそうで教えてくれない。なんとも不親切。  また、ミステリー調にしておきながら、たいしたミステリーにしないという外し具合。その一方でグロ描写だけはしっかりあります。  『グレン・カーティスの潜伏先のアンダーグラウンドな世界』『寝室にいつの間にか入り込んでいる猛犬』などなど、突然の非現実的な展開、描写、演出にはやや戸惑いを覚えます。  どちらかというとドラマ重視の作品のよう。サスペンスやミステリーを期待しすぎると肩透かしをくらうようです。  私も先入観のある状態で見てしまったので、いまいち物語に入り込めず。でも映画としては悪くない出来栄えかもしれません。『性犯罪』のみに絞った題材も意外と珍しいですしね。  リチャード・ギアは歳を重ねても圧巻の存在感です。キャストの配置は完璧だと思います。[DVD(字幕)] 6点(2019-07-09 14:44:57)《改行有》

5.  機械じかけの小児病棟 《ネタバレ》  ありそーでなさそーな、しっかり系病院ホラー。しっかり系ってなんでしょうね。なんかストーリーとか設定とか、細かい部分が真面目に『しっかり』作られているということです。  舞台となる病院はとても良い雰囲気。何か起こりそうな雰囲気ぷんぷん。夜の病院、夜の学校はこうでなくては。対照的に、昼は人が多く、なんか明るい雰囲気。夜とのギャップがあって良い感じ。で、昼には何も起こらないだろうと思って油断していると、とんでもない。しっかり怪奇現象が、しかもエレベーターという閉鎖空間で起こってくれるから怖いですね。  それにしても最後まで見ると、少年の足を折ったのも、エレベーターを操作したのも、すべては『転院なんてさせるものか~』という一心で起こしたものだから、シンプルながらもよくできたシナリオだと感心。無駄な伏線は一切なし。ちゃんと辻褄が合っているんですね。  更には、『死期が迫った人間にはその姿が見える』というありがちな設定も、この作品ではかなり効果的。この設定のおかげで、『見た人』がいる一方で、長く働いているのに『見たことがない人』がいるという事実を自然に受け入れられるわけです。うまいなー。  実際のところ、恐怖演出は抑え気味なんですが、雰囲気作りが最高にイカしているので、ちょっとしたことが3割増しくらいで怖く感じます。  キャストも良いですね。エイミーを演じるキャリスタ・フロックハートは『アリーmy love』というドラマの主演女優さん。ドラマはそんな面白くなかったんですが、笑顔がとても可愛くて魅力的。ラストはこの人も死んじゃうのかって哀しくなったのですが、思いがけない結末でちょっと良かったです。  ホラーでよくある『この恐怖はまだ終わってないよ』的なバカな終わり方じゃなくてホント良かったです。  ミステリー要素あり、ドラマ性あり、好みで言えばこれくらいの点数ですが、バランスのとれた良作でしょう。[DVD(字幕)] 7点(2018-04-20 01:24:16)《改行有》

6.  キューティ・バニー 《ネタバレ》  雑誌『プレイボーイ』のモデルたちが住むマンション。シェリーはそこのトップモデル。でも27歳という年齢を理由にマンションから追い出されてしまう。あてもなく街をさまよっていたら、つぶれかけの学生寮『ゼータ』に出会う。つぶれかけの理由は入居者がみんなダサくて人気がないから。これは元トップモデルの自分の出番だと、女の子たちを変身させていく物語。  王道の学園系サクセスコメディ。よくある話。でも安定した面白さが約束されています。だから気軽に見れるし、気楽に楽しめます。  女の子たちの変身は面白いのですが、それに伴う人気の上がり方は異常。逆に面白みや盛り上がりに欠けます。少しずつ人気が出て行く様子を、もう少し見せてくれたほうが自然で良かったかも。  ライバル寮の『ミュー』も力不足。ただの意地悪姉ちゃんどまり。ライバル寮の人気に少しずつ追いついていって、最後は逆転、って構成のほうが盛り上がりそう。結局『ミュー』に見せ場は全然なくて、最終的には『ゼータ』への入会希望者に出す招待状をゴミ箱に捨てるという禁断の技を使ってしまう。これは反則技の中でも胸糞が悪くなるタイプの反則。  最終的には軽めのどんでん返しを含む逆転で、きっちり30人集まって、まあまあの爽快感を感じ面白かったと素直に思えます。  ですが、ゼータに入会を希望していた人たちは結局招待状はもらえなかったわけで、本当のハッピーエンドとは言い難い気がします。[DVD(字幕)] 7点(2018-04-09 14:18:55)(良:2票) 《改行有》

7.  キング・コング(2005) 《ネタバレ》  『キング・コング』という映画を今まで見たことがない私にとって、これが『キング・コング』初鑑賞。正直、巨大ゴリラに興味は無かったのですが、『髑髏島』と『恐竜』に心引かれて見ちゃいました。結果、すんげー面白かったです。  私は、映画のジャンルによって求めるものが違います。ドラマにはストーリー。アクションには爽快感。法廷劇には勧善懲悪的カタルシス。そしてSFやアドベンチャーに求めるものは、何といっても映像です。そーゆー意味では、この作品は最高にファンタスティックでエキサイティングでスリリング。コングも良いけど、恐竜が良い。そして何と言っても昆虫軍団がアツイ。暗くじめじめした場所での昆虫軍団の猛攻はマジでキテます。T-Rexから逃げたこんだ木の中にいる巨大ムカデ。大型草食恐竜の大群にまじって襲い掛かってくる小型の肉食恐竜。逃げ隠れたかと思いきや、上の茂みから顔を出す新手の小型肉食獣。こーゆー芸の細かさがたまらない。この監督さん、クリーチャー好きが何を見たいのかがちゃんとわかっていらっしゃる。こんなにオタクの心の隅々まで満たしてくれるような映像の数々をありがとう。もはやビッグネームな監督さんなのに、こんなにオタクまっしぐらな映像つめこんじゃうなんて、尊敬に値します。  この映画は、一部、万人向けではないのかもしれません。でも『気持ち悪い生き物』や『恐竜』に心躍らせちゃうような一部のマニアには絶対ウケる作品ですね。  映画として、ストーリーや細部の設定につっこみ所は多々あり。『最初の一時間が長すぎる。』『デナムが自分勝手すぎて感情移入できない。』『ドリスコル⇒ダロウ。ダロウ⇒キングコングのような恋愛感情や親愛の情が生まれるプロセスが説得力不足。』などなど。『ダロウ⇒キングコング』にいたっては、もはやストックホルム症候群の一種と言えるかもしれません。  でもそーゆーところを踏まえても、この映画は面白い。こーゆーSFパニックアドベンチャーが大好きです。[ブルーレイ(字幕)] 8点(2018-04-08 23:25:24)(良:3票) 《改行有》

8.  キンキーブーツ 《ネタバレ》  『サクセスストーリー』というワードに惹かれ鑑賞。結論から言えば、期待していたような作品ではなかったです。  『経営危機の靴工場の再生』というわくわくするストーリー。それは良いのですが、思っていたより『同性愛』『性同一性障害』の割合が大きい。それに対する偏見・差別といったものを、かなり真面目に取り上げてるので、結果映画のリズムが悪くなっているように感じます。  また、『従業員との衝突』『婚約者との衝突』など、困難が多いのはわかるのですが、その困難に立ち向かうには、チャーリー・プライスに魅力とパワーが足りません。  更に、チャーリーが『いかに靴と父親と工場を愛していたかがわかるエピソード』が、劇中ではあまり描かれません。この作品の最大の問題点は説得力の欠如です。それでもチャーリーが靴工場再生に向け、もっとなりふり構わない姿勢を終始見せてくれていたら、もっと印象は変わったかもしれません。  チャーリーは、『ミラノのステージのため、自宅を抵当に入れる。』『父が売却の話をしていたかどうかは関係ない。私にとって従業員は他人ではなく仲間だ。』などと熱い一面を見せます。この作品のプロットからいけばファインプレーでしょう。  ですがそれ以外の面はどうでしょう。私には彼の公私混同の面がやたら目につきます。最も大事なときに、婚約者の裏切りでささくれた気持ちをローラにぶつけるなんてのは、その最たる例。主人公に魅力が無いサクセスストーリーは、『偶然が重なった結果オーライの産物』にしか見えず、爽快感も何もあったものじゃない。  また、『ニッチの市場に活路を見出した靴工場に再び各企業から注文が殺到する』というのがゴールだと思っていたので、私としては、この作品はストーリーの途中でエンディングを迎えています。  更には婚約者とは理解しあえないまま、とゆうか理解してもらう努力すらせず、新しい彼女とくっついてしまう主人公。  冒頭でクビにされたままの15名の従業員。  どこまでが実話なのかわかりませんが、『実話』にのっかって、工夫と創作努力を怠った凡作だと思います。  ゲイバーの人達の脚をアップで写しての一言、『見て、ニッチの市場よ』。ミラノでの逆転ステージ。従業員達のカムバック残業。などなど、見所も多いだけにもったいない作品です。[ブルーレイ(字幕)] 5点(2017-05-21 14:22:47)(良:1票) 《改行有》

9.  キャビン・フィーバー(2002) 《ネタバレ》  大変良い。  身の程をわきまえた地味なストーリー。  小規模なフィールド。  こじんまりとしたパーティー。  ゾンビも殺人鬼もモンスターも出てきません。それでいてちゃんと怖い。  疑心暗鬼になる人々。  いざとなったら自分以外の人間を、見限り、見捨て、必要であれば殺しも厭わない。  そんな人間の性(サガ)を、こんなB級作品でもしっかり堪能できます。  サバイバル感もあり、パニックムービーとして大変面白いです。  ホラー映画ならではのスプラッタ描写も、適度なバランスで良いと思います。悪趣味になる一歩手前ですね。  パンデミックを予感させる終わりかたも、お約束ですが大変良いです。  パニックホラーのエンディングはこうでなくては。  古き良き昭和の香り漂う、エンタメホラームービー。なかなかの良作だと思いマス。[DVD(字幕)] 7点(2017-03-28 06:58:36)(良:1票) 《改行有》

10.  ギャザリング 《ネタバレ》  周りの人たちから見えているのか見えていないのか。とても曖昧な存在『ギャザリング』=『集まる人たち』。  でもどうやら見えているっぽいし、触れることもできるみたいですね。ただ不死身。  その正体は『キリストの処刑をただ娯楽として傍観してしまったがために、呪いを受けた人たち。』です。  人類の苦悩の瞬間に必ず立ち会わなければいけない運命。  この『ただ見ているだけの人たち』の存在感がなかなかで、肌がざわつくような恐怖感を感じることができます。  設定、雰囲気、なかなか良いですね。ミステリー色も強く好み。  ただどうしてもホラーというにはパンチが弱く、もの足りません。特に、こーゆータイプは、いったんネタが割れてしまうと、最早行く末を見守るだけになってしまいがちです。まあ、それはどのミステリー系ホラーの作品にも言えることですが・・・。  また、ディテールが粗く、アイデア先行の作品には違いないので、そのアイデアが活かしきれていない印象もあります。  とは言え、気にならない程度。やはり、この設定、この雰囲気、そしてクリスティーナ・リッチ、個人的に大好きなので良作です。  最後まで飽きずに見ていられます。[DVD(字幕)] 7点(2017-03-12 02:56:52)(良:1票) 《改行有》

11.  キス・オブ・ザ・ドラゴン 《ネタバレ》  怒りをアクションで体現できるジェット・リーの本領発揮。  かなり理不尽なストーリー展開が続くため、ラストの警察署殴りこみは否が応にもテンションが上がります。  黒人のボクサーくずれ。二人組みの足技使い。百人組み手。敵もバラエティに富んでいて申し分ない。大変見応えがあるアクションばかり。  ジェット・リー演じるリュウはカンフーの達人というだけでなく、『針』を使って相手の動きを封じる技も使えます。  タイトルにもなっている『キス・オブ・ザ・ドラゴン』がまさか北斗の拳の『秘孔』みたいなやつだとは、だれが想像できましょう。  カンフーアクションを散々見てきたのに、凄く面白かったので、目が肥えた人たちの鑑賞にも応えられる名作かもしれません。  ブリジット・フォンダ演じるジェシカが、かなり自分勝手で被害者意識が強すぎたのが、やや作品のバランスを崩している気がしますが、まあささいな事でしょう。  ひさしぶりの上質な娯楽カンフームービー。  ジェット・リーは最高っす。  [DVD(字幕)] 8点(2016-10-30 12:19:51)《改行有》

12.  ギフト(2000) 《ネタバレ》  ホラーとミステリーが融合した、『シックス・センス』や『アザーズ』に近いテイストのサスペンスドラマ。  精神不安定な修理工、DV夫婦、弁護士、曲者揃いのキャストのなかで、最も無害で協力的な人物が実は犯人ってのは、この頃ではお約束になりつつあるのでばればれ。ただ、犯人の予想はついても、確信は持てないわけで、最後まで引き込まれるストーリー展開になっていて目が離せません。  殺人鬼ミステリーものとしても十分面白いこの作品。そこに、オカルト要素を加える徹底ぶり。  しかしオカルトをゴリ押しするわけではありません。  あくまでストーリーの中で、必要最低限に、ここぞというところで効果的に挿入されています。この辺りのバランス感覚はさすがサム・ライミ監督というところでしょうか。  犯人が捕まったあと、更にもう一段オチを用意しているところなんか、さすがとしか言いようがありません。  そしてこの切なくも、何故か心温かくなるオチが、この作品の締めくくりとしてはベストな気がします。  『幽霊はあくまで幽霊で、実体化しちゃだめでしょ。』なんて、ちょっと残念なつっこみポイントもなくはないのですが、そんな粗をつつく気にもなれないほどの迫力がある作品。主人公のもっている『ギフト』が、自由自在に使えるようなそんな便利な代物ではないってところも、重要なポイントですね。  プロットだけを見れば、決して後味が良い作品とは言えないかもしれませんが、個人的には文句のつけようのない面白さでした。[DVD(字幕)] 8点(2016-01-28 13:20:56)(良:1票) 《改行有》

13.  ギャングスター・ナンバー1 《ネタバレ》  主人公が思っていたより大分いかれていました。  爽快なタイプのサクセスストーリーをイメージしていたので、あまりにキレている主人公に唖然。  ただそのぶれない『いかれ具合』が最高にかっこいい映画でもあります。  また、ストーリーテラーは普通まともなキャラの人がすることが多いのですが、よりにもよって一番頭がおかしい人を主人公に据え置き、さらにストーリーテラーまでさせちゃうもんだから、ストーリーそのものに狂気の雰囲気が漂っちゃっているのがまた良いんですよね。  残念なのは、主人公だけ30年後の役者が変わってしまうこと。  他のメンツが老けメイクをしているのに対し、主人公だけはポール・ベタニーからマルコム・マクドウェルにチェンジ。いや、悪くはないんですけど、ポール・ベタニーの狂気が滲み出るあの『目線』だけは彼にしか出せないので、役者が代わってしまうと最早別人。どうしてもマルコム・マクドウェルが演じるギャングスターは普通の人が無理している感じがして同じ人とは思えませんでした。  もうひとつ付け加えるなら、フレディ・メイズもギャングスターが憧れる対象としてはちょっとパンチが弱いというか、カリスマに欠ける気がします。なんかヴィジュアルが『東京03』の飯塚に似ているんですよね・・・[DVD(字幕)] 7点(2015-11-23 03:07:50)《改行有》

14.  キューティ・ブロンド 《ネタバレ》  都合の良さに批判はあるかもしれませんが、『努力している人間に運が巡り、協力者が現れる』、そういうストーリーは、『頑張っちゃいるけどなかなか芽が出ない人たち』の活力剤になると思います。映画が夢や希望を感じられるツールの一つだとすれば、この作品は至極真っ当に、健康的に夢を追体験できる作品だと思います。  個人的には、リース・ウィザースプーンを美人だとは思いません。ですが、非常に愛嬌があって魅力的だと思います。そんな彼女に本作のエル・ウッズは、はまり役。一見お馬鹿そうに見えるけど、芯があり努力を惜しまない人間を演じさせれば、彼女ほど応援したくなる人物もそうそういないかもしれません。  また、『派手でおしゃれな人たち』=『意地悪で嫌味で排他的で差別的』というステレオタイプを逆手にとって、『派手でおしゃれ』なのに、『親切で頑張り屋さんでプラトニック』、更にはハーバードで逆に周囲から仲間はずれにされるという設定は斬新で面白いです。  コメディとしても大変センスが光る名作。コテコテのコメディを売りにしている映画より、ストーリーコメディとして抜群のセンスを感じます。『ビデオ論文』『香りつき履歴書』『アリバイの真相』なんかは、その最たるものでしょう。  また、パッケージや邦題から予想されるようなラブストーリー全開でないのが逆に良いですね。むしろ恋愛要素が思いの外控えめなのが、この作品が万人に愛される理由の一つだとも思えます。  今作は、明日への活力をもらえる作品。自分も頑張ろうと思える作品。勉強を前向きに楽しんで頑張るってかっこいいじゃんって思える作品。努力を努力と思わず、自然体で実行に移す姿には大変共感できますね。[DVD(字幕)] 9点(2015-05-19 13:23:53)《改行有》

15.  君のためなら千回でも 《ネタバレ》 第一部 アミール・ハッサン幼少編  第二部 アミール青年編  第三部 アミール・帰郷編  と見るか、 第一部 アフガニスタン平和な時代編  第二部 アメリカ編  第三部 アフガニスタン・タリバン時代編 と見るかで、 映画に対するイメージが大分変わります。 僕もはじめは、アミール・ハッサンの関係が微笑ましくて、二人の友情を中心に見ていました。ただハッサン親子が出て行き、ソ連が侵攻してからは、戦争・歴史のイメージが強くなります。 衝撃的だったのは、やはりカブールに侵入して、街の様子や家の様子が大きく様変わりしてしまっていたこと。後半は特に、反戦のメッセージを強く受けてしまいました。 かなり重い内容をふまえている割には、見やすい映画だと思います。 [DVD(吹替)] 6点(2011-10-15 05:46:33)《改行有》

16.  きみに読む物語 《ネタバレ》 ストレート一本勝負のラブストーリー。 波乱があり、障害もありますが、二人のお互いへの気持ちは最初から一度も変わりませんでした。 「君がしたいことは何?」とはじめに尋ねたノアと、一度も尋ねなかったロン。ロンはすばらしい人です。総合力ではロンのほうが上かもしれません。ですが、ノアとロンに唯一差があったとすれば、その一点に尽きます。ノアははじめから「アリー」を見ていましたが、ロンが見ていたのは「アリー・ハミルトン」だったのかもしれません。ノアが、二人の約束の家を完成させた写真をアリーが見たとき、アリーは思い出したようにロンに言います。 「私は絵を描きたい。」 原作が小説のためか、美しいセリフにもたびたび心動かされます。 「ママは最愛の人だ。ママのいるところが私の家だよ。」[DVD(字幕)] 9点(2011-07-24 14:24:22)《改行有》

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