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【製作年 : 2010年代 抽出】 >> 製作年レビュー統計
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1.  桐島、部活やめるってよ 《ネタバレ》 タイトルがもう、気になって気になって。『桐島くんが出てこない映画』って情報は入ってたけど、他は何も知らない状態。やっぱ永年指名手配の桐島聡から名前持ってきたのかなぁ?なんて思っていたところ、先日聡の方が出てきたので鑑賞。 同じ時間を、違う人物の目線で、何度も何度も繰り返す。なんか面白い。さっき声掛けたのはこの子達だったのか。みたいな多面的な捉え方だけでなく、あの場面をどんな気持ちで観ていたのか?とか。他人の目線では分からなかった本人の気持ちがよく分かる。上手い。 スクール・カースト上位・下位という大きなククリだけでなく、グループ内にも上位・下位があり、その表現がまた妙に生々しくて。私とは世代は違うんだけど『当時そういう気持ちになったわぁ~』と学生時代が懐かしく思い出される。 カースト下位の者が、上位の者の気持ちを汲み取り、機嫌を損ねないように気を使うところ。実果が表向き沙奈に気を使い、かすみには本音を話す。沙奈はトップの梨紗の親友ポジションを自負してるから、それを維持するための下位への行動が、まるで中間管理職。 カースト最底辺の映画部部長が、吹奏楽部部長と戦うところ。カーストの上下が曖昧どうしの戦いは、ある意味異種格闘戦のよう。その場所じゃなきゃダメな亜矢の言い分は、まるでCGアニメのピーピング・ライフのような可笑しさを感じた。 ちょっと顔が怖いのに優しい野球部キャプテン。カーストの上下がひっくり返ってる宏樹との関係も、どこか可笑しい。 桐島がキャプテンだったバレー部。戦力ダウンの責任を同じリベロの風助に擦り付け、練習名目で鬱憤をぶつける。 桐島がもたらせた衝撃。彼が並ぶ者の居ないカーストの絶対的トップなのが伝わる。自分の彼女にも親友にも事情を伝えず、突然全てを決めた桐島。本人不在のカースト下位たちが、勝手に右往左往しだす。 そして、思っていたのと全然違うスケールの結末に、この映画が大好きになった。あ、この映画の主人公は宏樹でなく前田だったんだ。 野球部キャプテンが宏樹に掛けた最後の言葉。一番に屋上を後にする風助の言葉。映画を撮り続ける前田の言葉。出来るのにやってこなかった宏樹のこれからが始まる。主題歌もまた良いんだわこれが。[DVD(邦画)] 8点(2024-02-03 19:00:11)《改行有》

2.  キック・アス 《ネタバレ》 “kick ass”ケツを蹴る≒『ボコる』って名前のヒーロー名。 特殊能力を持たないへなちょこヒーロー映画。まぁ痛みを感じないのも特殊能力と言えばだけど。 映画観る前にYou Tubeでヒットガールのアクション動画を観てしまったわ。躍動感のあるスピーディな銃撃戦とクロエのカッコ可愛さに魅了されました。 “本編はもっと凄いんじゃないか?”って思って観た結果、やっぱオイシイところはヒットガールが持って行ってしまったかな? 主役のキックアス。マーベル&DC系ヒーローとは違って、普通の人が普通のままヒーローになるっていうのが、なんかすごく馴染める設定。日本はアメリカ以上にヒーロー大国。ライダーとか戦隊とか以外にも、地方自治体や企業のマスコットとして、ゆるキャラ並みにたくさんのご当地ローカルヒーローが存在する。私の地元だとホワイト・ストーンズってのが…まぁそんなローカルヒーローと、ビッグダディたちリアルヒーローが融合する妙は楽しめました。ギャングにボコられるチンピラを勇気を出して助ける姿はカッコよかったわ。普通の人らしいカッコいい戦い方。 キックアスが、最後まで努力と勇気だけで悪に挑むへなちょこヒーローだったら…私はそっちを期待していたんだろうか? 凄い可愛い彼女と普通にラブラブしてるデイブ。ゴミ箱にティッシュの山を作るオタク丸出しのオープニングからは想像できないリア充っぷりに、なんか調子が狂ってしまった。事前に観てしまったヒットガールの活躍は本作の最後を飾るメインアクションとも言えるシーンで、ここにどうキックアスが絡んでくるか期待したところ、まさかの空飛ぶガンキャノン。もう普通のヒーローじゃん。これビッグダディ(脇役)の登場のしかただよなぁ。メイン(キックアス)とサブ(ヒットガール)の活躍のしかたが入れ替わってる。 へなちょこヒーローが本当の(悪く言えば普通の)ヒーローになってしまうと、やっぱ『ヒットガールが良かったね』って感想に落ち着いてしまうかな。[DVD(字幕)] 6点(2023-12-16 15:13:02)《改行有》

3.  君の名は。(2016) 《ネタバレ》 八月の末、友だちと長万部町の水柱を見てきました。飯生神社の敷地内から突如吹き上がった、高さ30mもの水柱。「ブフワッ!!ブフワッ!!」と轟音とともに吹き上がる姿は、神々しくもあり、また意味不明なところが、どこか可愛らしくもありました。 突如50日目に止まった水柱。…一体何がしたかったんだろう??50日もの間吹き出し続けた大量の温泉水と天然ガス。あれ、もし吹き出さずに一気に大爆発とかしてたら、大変な大惨事になってたりしないかな?もしかしたら創社250年ほどの飯生神社の神様が、町の住人を救うために、頑張って奇跡を起こしたのかも?…なんて。 さて、映画だけを観た私の解釈書きますね。この映画はきっと、瀧が過去を変える物語ではなく、三葉の未来が変わる物語です。もっと言うと、宮水神社の御神体が、糸守町の住人たちを守るために、めっちゃ頑張った物語。 でもいくら神様とは言え、住人を守りたいからとは言え、郷社か村社クラスの神社の神様なので、彗星の軌道を変えたりは当然無理。人の意識をちょっと変えるくらいは出来るみたい。 巫女である三葉に対しては普通の人よりスゴい奇跡が起こせて、まだ中学生の瀧に組紐を渡したことで、未来の瀧と入れ替わりが起こせるようになった。三葉に瀧の体を通して彗星が落ちた未来(瀧から見て過去)を見せる。だけど三葉だけ未来の大惨事に気づかせても住人は救えない。だからあの瞬間の“奇跡の避難訓練”のために、ちょっとずつ小さな偶然(奇跡)を起こしていったんだろう。 瀧と三葉の連絡手段はスマホのメモ機能。この時代、手っ取り早く自分に電話を掛けたり、名前をモトに相手がフェイスブックやミクシィ(懐)やってないかとか調べるのにGoogle検索も使わない謎。神様ともなると、無意識に通話や検索は使おうと思わないよう、2人を仕向けることくらいは出来たんじゃないだろうか?入れ替わっている間だけ、テレビの情報番組やカレンダーを無意識に見ないようにする、日付と曜日のズレを気にしない(でも口噛み酒を奉納に行く朝、休日なのに制服着てしまうなど、体内時計と曜日のズレが生じてる)など、神様だったらきっと、それくらいは出来るだろう。奇跡って言うより、偶然とか、たまたまとかのレベル。 克彦がオカルト好きで時限式ダイナマイトを仕掛ける知識があったのも、克彦の父がダイナマイトを簡単に盗める場所においてたのも、早耶香が放送部員だったのも、三葉の父が宮水神社の巫女である母(二葉)を愛し、その後神主にはならず、住人が認める町長になったのも、あの日の“偶然という名の奇跡の避難訓練”の下地作りだったように思う。 三葉と入れ替わりが無くなった瀧は、記憶の中の風景を絵に描いて、飛騨まで出掛けて足で探す。スマホの時代になんて原始的な。でも1000歳以上の神様のさせることだから… そして瀧はたった3年前の彗星の事を忘れてるんだけど、飛騨まで行って、町中聞きまわって、3年前の大惨事のヒントも無い…なんて事あるかな?ラーメン屋で「糸守って、まさか、あの彗星の?」ってミキ先輩と司の会話で、記憶を引っ張り出すかのごとく思い出す。というか思い出したのか?ミキ先輩たちも“糸守”って聞くまで思い出さなかったのか?飛騨まで行って?実はここで、大惨事の記憶を刷り込まれてないだろうか?瀧(たち)は大惨事を忘れてたんでなく、知らなかったんじゃないだろうか? …ここ、自分でもあまり整理出来てないけど、2回め観たとき、この3人の飛騨旅行からかたわれ時までくらいが、大惨事があった時間軸に思えた。だからこの時間軸だけには犠牲者名簿とか存在する。のかなぁ?とか。 かたわれ時に2人は出会う。三葉たちにはまだ走り回ってもらうけど、ここでもう神様の奇跡は成就、住民が助かる未来に変化したんだろう。 ここで瀧の過去に彗星の大惨事で死んだ三葉は存在しなくなり、三葉の未来に大惨事が起きた時間軸の瀧は居なくなる。お互いの過去(未来)に存在しないから、お互いの大切な名前を忘れる。 “忘れる”ことと“無かった”ことは違う。瀧が入れ替わってから6年後。三葉が入れ替わってからは、なんと9年も後。すれ違う電車でたまたまお互いの目が合う。きっとこのくらいが、小さな町の神社の神様が、本来起こせる精一杯の奇跡。 点数、ちょっと甘めです。“天気”より上にしたらこの点数に…。ただジブリ以外のオリジナルアニメ映画の将来への期待と、それに見合う成果を残した作品なので、ひとまず。[地上波(邦画)] 9点(2022-11-11 00:26:38)《改行有》

4.  キャタピラー 《ネタバレ》 -CATERPILLAR- “芋虫・毛虫” 寺島しのぶのベルリン映画祭最優秀女優賞受賞が印象深くて、この映画のタイトルはよく覚えている。トレーラーのインパクトから、機会があったら観てみようと思って、今回ようやく。 やたらと連呼される「御國のために」と、イチイチ映される天皇皇后両陛下の写真に、何か監督の伝えたいことが詰まってる気がした。 言葉の使い方から「御國のために」が「御國(天皇)のせいで」って脳内変換される作りになっている。 誰かのせいにするのは一番簡単な逃げ道。あの戦争を『御国(天皇)のせい』にしておけば気持ちが楽になるのかな。婦人会の人なんかも、面倒を人に押し付けるとき「御國のためだから」。自分は悪くないし、被害者の立場にもなれる。便利な言葉かもしれない。 映画は日中戦争、主人公久蔵による中国人女性のレイプ(殺人)から始まる。痛ましい映像だけど、安っぽい作りと、レイプに至った背景を描かないのは疑問。背景もなしに“戦争中こんな酷い事が起きてました”って部分だけを映像化しても、それでは説明のない死体写真を見せられてるのと変わらない。 そして久蔵はモトからシゲ子に暴力を振るうような、今で言うDV夫だった事がわかる。その久蔵が戦地でも最低なことをしていて、手足を失って帰ってきても、シゲ子に命令して食ってヤッて寝るだけ。別に戦争で理性を失ったとかはなく、モトから最低な男。 時代は日中戦争から太平洋戦争に突入して、原爆投下、敗戦と続く。久蔵とシゲ子の立場が逆転したように、久蔵が中国人女性にしたことがフラッシュバックするように、日本が中国にしてきた酷いことを、今度はアメリカから受けることになる。って事だろうか? 黒川家とは無関係の原爆はもちろんだけど、B・C級戦犯の絞首刑まで入れるのは詰め込みすぎ。それに呼応するかのように久蔵の自殺。 クマとシゲ子が「戦争が終わった。バンザイ!」と笑顔。負けた。でなく、終わった。クマはともかくシゲ子はどんな感情で笑っていたんだろう。 余談だけど、小学校3年生の頃の担任を思い出しました。道徳の時間に、戦争の悲惨さというか、日本軍の非道な行為を詳しく教えてくれました。なんか、そのまんまな考えの映画でした。[インターネット(字幕)] 2点(2022-02-10 14:52:20)《改行有》

5.  岸辺の旅 《ネタバレ》 ピアノ講師として生活していた瑞希。突然3年前に失踪した夫が死人となって現れる。 失踪中、優介が世話になった思い出の地に旅立つ瑞希。 死後も新聞配達を続ける島影。廃墟となった彼の事務所に、瑞希はどう思ったのか。…この辺で“瑞希も実は死人なのでは?”と思った人もいるのでは? 教え子の母親にダメ出しされ、孤独な死を迎えた彼女に、死んだ優介が会いに来る。旅の途中、優介が話しかける駅員も、電車の親子も死人。 死を受け入れていない瑞希は、島影の事務所が廃墟になっているのが見えて驚く。だけどそれを優介に問いただしたりしない。 …それだと、何となく辻褄が合うかな?と思ったら、次の中華料理屋は「俺と違って瑞希と同じだ」という。生きている人? 死者と生者が共に暮らす世界だとしたら、どうして優介は3年も戻らなかったのか? 瑞希の寝起きから始まる帰宅、どれだけ家を留守にしたのか、貯まった手紙に枯れた植物。なぜ、手紙も見ずに寝たのか? 朋子に「優介は生きている」と嘘を言う瑞希。「想像通りの奥さんで拍子抜け」朋子の憎たらしさ。 農村で突然、光だビッグバンだの科学の話。…面白いかもしれないけど、あんな多くの老若男女が興味を持つ話題だろうか? 滝で父親が言う「アイツがお前にしたことと言ったら…」「あの男の事は忘れろ」???? これは、やはり瑞希も死んでいるんじゃないだろうか?死者と生者の話ではなく、すべて死者なのでは? 死を受け入れていない地縛霊と、優介のように受け入れても成仏できていない霊たちの話だとしたら… そして行き先が、簡単に言えば天国と地獄があって、中華料理屋の夫婦は、瑞希と一緒で天国に行ける地縛霊。 優介や朋子、農家の息子はきっと、地獄に行く地縛霊。中華料理屋の妹や瑞希の父は、もう成仏した霊。 瑞希が死なないと優介は現れる事ができなかった。瑞希の帰宅が寝起きから始まる=霊の移動はバスとかでなくても出来る。 優介は、農家の息子が妻にしたように、瑞希を自分の行く地獄(?)に連れて行こうとした。 だけど心変わりをする。あれ程拒んでいた性行為は、別れの儀式的なものとか。 …と考えれば、このモヤモヤした話はストンと落ちないだろうか?生と死の別れの話でなく、死後の天国と地獄の別れの話。 …こんな時間にお酒飲みながら書いてるから、自信は無いけど、“岸辺の旅”の岸辺って、三途の川の川岸の事とか。[CS・衛星(邦画)] 5点(2021-05-30 02:36:48)《改行有》

6.  機動戦士ガンダムNT 《ネタバレ》 ガンダムUCの外伝的作品だけど、ゾルタンの引き起こす被害予想はコロニー落としよりかなり大きく、外伝という小さな枠に収まらない、宇宙世紀の歴史的に大きな事件になっていた。 ガンダムにはトンデモ科学が結構出てくるが、この映画ではガンダム屈指の謎アイテム、サイコフレームに焦点が当たっている。 サイコフレームを介して死者とも意思が通わせるようになるかもしれない…ミノフスキー粒子やサイコミュといった未来の技術っぽい兵器に比べて、かなりオカルト寄りなアイテム。そんなサイコフレームと関わったヨナ、ミシェル、リタの三人の、死を乗り越えた友情を描いた物語。セリフによる説明が丁寧で多いので、これが初めてのガンダム作品でも、意味が分からず置いてきぼりにはならないと思う。 物語の途中でリタは既に死んでいる事が暗示されていて、それを確かめるかのようにストーリーは進んでいく。もしリタが生きてる体で物語を引っ張って、最後に『実は死んでました』とオチに持ってきていたら、きっと興覚めしていたと思うので、この作品単体の仕掛けとしては充分に納得出来るものになっていると思う。 死者の魂が無人のモビルスーツをメンテナンスも補給も無しに動かし、最後は光速に近い速度で飛び去る…宇宙世紀の物語としては急に技術が飛躍しすぎている気がする。 アムロが死んだララアと話したり、地球に落ちるアクシズをモビルスーツで押し返したり、グフの腕から太い鞭が出てきてガンダムの足の甲を切ったり…不思議だけど、何とかギリギリ説明出来そう…な気がするのが宇宙世紀の技術。フェネクスにもそんな余地は残してほしかった。 最後にヨナとバナージが話すところとか、ライトノベルやSFファンタジーもののようだけど、40年も続くガンダム世界の色々な試みの一つとして、こんなガンダムもアリなんだと思う。[CS・衛星(邦画)] 4点(2021-01-19 23:26:29)《改行有》

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